レビュー

諦めていたコゲ汚れがピカピカに! 使ってわかった「鬼コゲ」スプレーの得意&不得意

ずっと気になっているけれど、たぶん無理だから見て見ぬふりをしてしまう……そう、台所のコゲ汚れです。「すごく力を入れて磨かなければいけないのだろう」と思うとついつい後回しにしてしまい、数年が経ちました。

我が家のお鍋(写真左)と、IHコンロ(写真右)です

我が家のお鍋(写真左)と、IHコンロ(写真右)です

長く放置しているため余計に落ちづらい気がして、さらに後回しにするという悪循環……。
しかし先日、救世主となりそうなアイテムを見つけたので買ってみました。

パッケージからして強そう。そして、コゲに特化していることが説明書きを読まずともわかります

パッケージからして強そう。そして、コゲに特化していることが説明書きを読まずともわかります

コゲに特化した洗剤&タワシ

「鬼コゲ油剥がし」

「鬼コゲ油剥がし」

まずは洗剤の「鬼コゲ油剥がし」。スプレータイプで、コゲや油汚れに直接吹きつけ、スポンジやタワシなどでこするだけでコゲや汚れが落ちるとのこと。パッケージにはとんでもないBefore→After写真が載っていますが……本当なのかな。

Before→Afterでは、捨てるか迷うレベルのコゲついたヤカンがまるで新品に!

Before→Afterでは、捨てるか迷うレベルのコゲついたヤカンがまるで新品に!

さらに同じシリーズの「鬼コゲタワシ」もあったので、合わせて買ってきました。

「鬼コゲタワシ」

「鬼コゲタワシ」

真っ赤なカラーにキラキララメ入りで、かわいいタワシに見えますが……

真っ赤なカラーにキラキララメ入りで、かわいいタワシに見えますが……

よく見るとステンレス繊維がパイル状に編み込まれています。コゲ落としなどのお掃除以外にも、ゴボウやニンジンなどの硬い野菜の皮剥きにも使えるのだそう。

パイル状に編み込まれたステンレス繊維は研磨力にすぐれていそう

パイル状に編み込まれたステンレス繊維は研磨力にすぐれていそう

こちらの使い方は水かお湯で濡らしてこするだけ。洗剤を使いたくない場合にいいですね。

コゲを4年放置したお鍋は大満足の結果に

道具を買うことでやる気が出たので、さっそくコゲを落としてみましょう。
こちらは4年ほどコゲが気になりながら放置してしまったお鍋です。外側はいいとしても、食材を入れる内側が黒くなってしまったのが気になっていました。

外側がコゲているのはまあいいのですが……

外側がコゲているのはまあいいのですが……

鍋の内側、特に右上あたりが黒くなっており、食材を入れるのに抵抗がありました

鍋の内側、特に右上あたりが黒くなっており、食材を入れるのに抵抗がありました

1度やる気を出してメラミンスポンジでこすってみたのですがコゲはびくともせず、以後やる気を失っていました。
いざ、やってみましょう。

まずは「鬼コゲ油剝がし」を全体にスプレーして10分ほど放置します。パッケージには「噴射後にジェル状になって垂れずに浸透する」と書かれていましたが、しっかり振ってスプレーしてもジェルというよりは液体っぽさが続いているように感じました。

まんべんなくスプレーします

まんべんなくスプレーします

10分後……触っていないのに汚れが浮いてきているように見えます!

コゲが固まって浮いてきているように見える!

コゲが固まって浮いてきているように見える!

「鬼コゲ油剝がし」をふき取りつつ、ペーパーで軽くこすってみると、それだけでもかなりコゲが落ちています。

スプレーして10分後、ペーパーでこするだけでも汚れが落ちる

スプレーして10分後、ペーパーでこするだけでも汚れが落ちる

ただ、それだけでは残ってしまうコゲもあったので、「鬼コゲタワシ」も併用してみると……以前、メラミンスポンジでどんなにこすっても落ちなかった頑固なコゲがほぼ落ちました! ちなみに、筆者は素手でやってしまっていますが、洗剤が皮膚につくと荒れてしまう恐れがありますので、ゴム手袋を着用し、換気をよくして行ってくださいね。

「鬼コゲ油剝がし」と「鬼コゲタワシ」の併用が最強

「鬼コゲ油剝がし」と「鬼コゲタワシ」の併用が最強

最後によくすすいだら完了! 「鬼コゲ油剝がし」と「鬼コゲタワシ」を併用することで、実際にこすっている時間は5分以下でした!

見てください。こんなにキレイになりました。感動です。

気になっていた内側の黒コゲが見事になくなりました!

気になっていた内側の黒コゲが見事になくなりました!

「新品同様」とまではいきませんが、食品を入れるのにまったく抵抗のないお鍋に復活!

「新品同様」とまではいきませんが、食品を入れるのにまったく抵抗のないお鍋に復活!

ただ、外側は同じようにこすってみましたが、多少コゲが残ってしまう結果に

ただ、外側は同じようにこすってみましたが、多少コゲが残ってしまう結果に

IHコンロは白さを取り戻した!

続いてはIHコンロのコゲにチャレンジ。白いためコゲが目立ち、ずっと気になっていました。しかしこちらもメラミンスポンジでこすっても落ちず、諦めてしまっていたのです。

白いから余計に目立つんですよね

白いから余計に目立つんですよね

こちらにも「鬼コゲ油剥がし」をスプレーして10分ほど放置しました。

スプレーした瞬間に汚れが浮いているようにも見える

スプレーした瞬間に汚れが浮いているようにも見える

10分後、ペーパーで「鬼コゲ油剥がし」をふき取ると……。

ふき取った部分が白くなっています

ふき取った部分が白くなっています

ペーパーにコゲが付着し、気持ちいいほど汚れが取れました!

まるでテレビショッピングのよう!

まるでテレビショッピングのよう!

「鬼コゲ油剥がし」を1回スプレー→ふき取った状態がこちら。もう少しキレイになってほしい気がします。

我が家のIHコンロのコゲは、1回では完全に落ちませんでした

我が家のIHコンロのコゲは、1回では完全に落ちませんでした

そこでもう1度スプレーし、今度はメラミンスポンジでこすってみました。するとここまでキレイに!

こちらも新品同様とはいかないものの、かなり白さを取り戻してくれました! 見るたびにうれしくなります

こちらも新品同様とはいかないものの、かなり白さを取り戻してくれました! 見るたびにうれしくなります

高温でコゲ続けたトースターは……

最後はトースターです。本当は使うたび、熱いうちに油汚れをふき取ればいいのでしょうが、気づいたらコゲが付着していました。

トースターの内部は手が入れにくく、お掃除も億劫なんですよね

トースターの内部は手が入れにくく、お掃除も億劫なんですよね

まずは「鬼コゲタワシ」だけで磨いてみたのですが、それなりにコゲつきは落ちるものの、「わー、キレイになった!」というほどは落ちず。
※トースターのお手入れには金属製のたわしなどの使用がNGとされていることもあります。今回は検証のため自己責任で掃除してみました。

手が入れにくく力も入りづらいから?

手が入れにくく力も入りづらいから?

続いて「鬼コゲ油剥がし」をスプレーしたティッシュペーパーを貼り付け10分ほど放置した後、「鬼コゲタワシ」で磨いてみたのですが……。

「鬼コゲ油剥がし」をスプレーしたティッシュを貼り付け10分ほど放置

「鬼コゲ油剥がし」をスプレーしたティッシュを貼り付け10分ほど放置

目立つコゲはかなり落ちたものの、どうしてもこびりついて落ちないコゲがありました。手が入れにくいこと、鍋やIHのように力を入れて磨けないことが理由な気もします。

それなりにコゲは落ちるがまだ少し気になるかも……

それなりにコゲは落ちるがまだ少し気になるかも……

実際に使ってわかった「得意不得意」

さて、3つのコゲ&汚れを「鬼コゲ油剥がし」と「鬼コゲタワシ」で落としてみましたが、「大満足!」と「うーん微妙」の両方の結果がありました。もちろん、大前提としては「4年間ため込んで、全然落ちなかったコゲが落とせた」時点ですごいのですが、得意不得意があるようです。

お鍋は、直接スプレーし放置→力を入れて磨くことができました。しかし、内側はかなりキレイになったものの、外側には少しコゲが残りました。また、トースターは満足できるキレイさにはできず、かなりコゲが残りました。

この結果から考えると、もしかしたら「かなり高温でこびりついたコゲ」は不得意なのかもしれません。
また、トースターのように力を入れて磨きにくい構造のものはどうしても難しいですね。

IHコンロやお鍋のように平面部分が多く、スプレーした液体が浸透しやすい&その後磨きやすい場所への使用は大得意だと感じました! このようなコゲ汚れにお困りの方は、使ってみる価値アリだと思います。
コゲや油汚れは気温の高い夏のほうが落としやすいので、ぜひ今のうちにキレイにしておきましょう!

松本果歩
Writer
松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなど、ジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。
記事一覧へ
しえる(編集部)
Editor
しえる(編集部)
生活雑貨・食品に加え、ウォーターサーバーなど、サービス系商品の記事をメインに担当している2児の母。自称「ポテチマスター」。ポテトチップスを中心に1日3袋のスナック菓子をたいらげるお菓子狂です。
記事一覧へ
記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
SPECIAL
ページトップへ戻る
×