師走ですね。大掃除の準備はお済みでしょうか。最近の流行は市販の洗剤を使用しないナチュラルクリーニング。
重曹や以前ご紹介したクエン酸で家中大掃除ができます。、実は重曹はお家の大掃除だけでなく、自分の身体も大掃除できるってご存じですか? 今回はそのやり方をいくつかご紹介します。
まず、ボディの大掃除。入浴剤として使用すると、余分な角質や皮脂汚れをおとし、つるすべの肌に。また、オイルなどに混ぜてペースト状にした重曹で気になる毛穴ケアやピーリングもできるそうです。
そして、何よりもおすすめしたいのが、お口の中の大掃除に重曹を使うこと! 重曹を口に!? と驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、元々食品添加物としても使用されるものなので、口に入れても大丈夫。
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3gずつの分包タイプでした  | 
その1 重曹ブラッシング
重曹を歯磨き粉のかわりに使います。歯ブラシのブラシ表面に重曹を付着させ、そのままいつもどおりにブラッシング。最初は粒子感が気になりますが、すぐに気にならなくなります。味は、しょっぱ苦い感じ。でもそれほど嫌な味ではありません。ブラッシングが終了したら、普通に口をゆすいで終了。
いつもよりもスッキリ感が強く、歯の表面もツルツル。泡でごまかされないためか、磨き残しも少ない(当社比)です。歯磨き粉のような後味もありません。ただし、こちらの重曹ブラッシング、研磨効果が強く、歯茎を傷めてしまうこともあるため、毎回するのはNGだそう。1〜2日置きにしましょう。
その2 重曹マウスウォッシュ
作り方は簡単。500mlの水に、3gの重曹を溶かすだけ。食後や歯磨き後、寝る前、朝起きた時などに口をゆすぎます。重曹のアルカリが口中のphを中和し、虫歯になりにくい環境にしてくれるそうです。
かすかに塩味と苦みを感じますが、普通のマウスウォッシュに比べたら、マイルドです。ブラッシングはデイリーの日課にできませんが、こちらなら毎日でも大丈夫。習慣にしたら、いつの間にかステイン(着色汚れ)がなくなっていました!
この重曹ブラッシング&マウスウォッシュ、歯を白くし、虫歯を予防するだけではなく、なんと初期状態の虫歯が改善されるという噂も。口中をアルカリで中和することで、虫歯の出す酸によって歯が溶ける時間が減り、その分再石灰化の時間が増えるからだそうです。とはいえ、痛くなった虫歯は、重曹パワーだけでは歯の再石灰化が追いつきませんので、きちんと治療を。また、歯茎の奥に潜む歯石の除去などは、自分では難しいので、3か月に1回は歯科医で定期クリーニングを受けましょう。
重曹パワーでおうちもお口もピカピカ間違いなし。ただし、身体や口の中に使用する場合は、お掃除用の重曹ではなく、料理にも使用できる食品グレードのものを使用しましょう。なお、医師の指示で、塩分摂取制限のある方には、重曹ブラッシング&マウスウォッシュはおすすめできません。
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左はいつも使っていた掃除用、右が今回購入したもの。粒子が細かい! さすが食品グレード  | 
(回遊舎/番場由紀江)