毎日寒い日が続きますが、皆さん、羽毛布団と毛布の正しい使い方ってご存じでしょうか? 実は羽毛布団の上から毛布を掛けて、冷気をシャットアウトするというのが正しい重ね方だそう。ところが、筆者の羽毛布団、上から毛布をかぶせても、ちっとも暖かくないんです。それどころか、羽毛布団1枚の方が暖かいという始末。なんと、毛布の重みで羽毛布団が潰れているのが原因でした! 羽毛布団は、体温であたためた空気の層で、外の寒気を遮断するから暖かいのです。重厚な毛布や布団によって、ぺしゃんと押しつぶされた羽毛布団だと、暖かくなりません。2枚重ねの分厚いアクリルマイヤー毛布で外の寒気をシャットアウトすれば、もっと暖かくなるだろうと思っていたのが、大きな間違いでした。しかも、重い毛布のせいで、寝返りが打ちにくく、朝起きると疲れが抜けるどころか、全身がこわばっている始末。
今回毛布を新調するにあたり、検索に検索を重ね、ついに究極の1枚に辿りつきました。それがこちらです。
まず素材。毛布を探すと、さまざまな素材が出てきます。某カシミヤタッチのものなども候補に挙がったのですが、最終的にウールに決めました。というのも実は、ウールって、暖かいだけではなく、吸湿率もいいんです。なんとポリエステルの37倍、綿と比べても2倍の吸水率。汗や熱気をさっと吸い取ってくれ、暖かいのに、さらっとさわやかな肌触り。寝汗が凄い人も、ウールの毛布ならさわやかに使えそうじゃないですか。
また、帯電性が低いため静電気が起きにくく、汚れやホコリが付きにくいのもウールの特徴。今まで、勝手にウール=パチパチすると思っていましたが、これは偏見だったんですね。
そしてウールは動物性繊維なので、万一火がついても、一気に燃え広がったり、ドロッと溶けたりせず、有毒ガスも発生しません。繊維の端に焦げた球ができるだけとか。
これらの理由から新しく買う毛布はウールしかない! と思った訳です。ちなみにこちらのブランケット、100%ノルウェーのウールを使用しています。
こちらのブランド、実はスウェーデンのジーンズブランド。2009年創業なので、まだ比較的新しいブランドです。
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ブランドタグはこちらです |
その物づくりに対するこだわりは半端なものではありません。昔ながらの質のいい素材を使用し、可能な限り最高な方法で、ヨーロッパの地にて生産することをモットーとしています。もちろんデニム以外のアイテムにもそのこだわりは踏襲されており、こちらのブランケットは、デニム同様にこだわり抜いたプロセスで仕上げられた、最高級の非常に柔らかなプレミアムウールを使用。ノルウェーの小さな村で一点一点手作りされ、希少価値の高いハンドメイドの風合いが上質な雰囲気を醸し出しだす逸品。使い込むほどに風合いが出てくるとか。
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ハンドメイドならではの温かみが感じられます |
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悩んだ末に筆者が選んだのは、ロゴ×藍色のINDIGOFERA PRIMA感満載の1枚 |
このふわっと軽いウールブランケットなら、薄手の羽毛布団でも押しつぶすことなく、暖かに眠ることができました。しかも、寝返りもラクラク。これで今年の冬はバッチリ! これは「ライナスの毛布」になること間違いなしです。
(回遊舎/番場由紀江)
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