豆乳に次ぐ“第三のミルク”として流行の兆しを見せている“ライスミルク”。もともとアメリカやイタリアをはじめとする欧米の健康志向の高い人々の間で親しまれたということもあり、日本で売られているもののほとんどが輸入品。そんな中、ついに国産メーカーが手掛ける商品がこのほど登場しました。
おしょう油をはじめとする調味料メーカーのキッコーマンから発売されたこちらの商品は、原料は国産玄米を100%使用。砂糖や甘味料などはいっさい添加せず、お米本来の旨みや甘みを引き出して製造されているのが特徴です。調味料メーカーとして、本みりんの醸造で培った“糖化”と呼ばれる製法を応用し、素材が持つ自然な甘みを表現。飲料としてそのまま飲むのはもちろん、シリアルにかけたり、料理やお菓子に牛乳の代用として使用したりと、使い方もさまざまです。
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原材料は“加工玄米(国産)”のみ!純粋に玄米と同等の栄養素が摂れる |
試しに、お料理やスイーツでこちらの商品を使ってみましたが、筆者が特においしいと感じたのは、オムレツとパンケーキ。どちらも牛乳を使用するのと同程度の分量や要領で試してみましたが、どちらも問題なく仕上がります。しかも自然な甘みがあって調味料代わりにもなるため、砂糖を加えなくても料理にほんのりと甘みが出ます。さらに、まるで生クリームを加えた時のようなフワッとした仕上がりになりました。パンケーキは、お米のでんぷん質でもちもちとした食感も加わります。
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中身はピンクがかった白濁色。見た目の色や、酸味と甘みが少し乳酸菌飲料にも似ている |
常温で半年間保存がきくのもメリット。冷蔵で消費期限が短い牛乳に比べると、ライスミルクはストック食材としても便利です。また、原材料が玄米なので、ビタミンB1をはじめ栄養価も高くてヘルシー。お米が主食の日本のメーカーが手掛けた、安心でおいしい待望の商品です。