皆さまお仕事などで日々パソコンを使っていると思いますが、手首とか痛くなりませんか? 特に、マウスの使いすぎで腱鞘炎になる方もいらっしゃると聞きます。かくいう筆者も仕事中にマインスイーパーをしすぎて手首を痛めたというしょうもない過去が…。そんな手首の痛みでお悩みの方に、今回は腱鞘炎予防マウスというものをお持ちいたしました。これなかなかいいマウスだと思いますよ。
ドイツ製のエルゴノミクスマウスでございます
お持ちしたのはペリックス社の「PERIMICE-608 エルゴノミクスマウス」です。エルゴノミクスとは人間工学という意味で、使用時の手首の負担を和らげるために、ちょっと不思議な形状をしているマウスなのですよ。
ワイヤレスなので、USBアダプターが付属しています
まずは横からご覧ください。なんでしょうこの形!?
まるで『スター・ウォーズ』に出てくる乗り物のような変わった形状をしています。これ通常のマウスと持ち方が異なるんですね。普通は手首を上にして、上から握るようにマウスを持ちますよね。このエルゴノミクスマウスは手首を横にして支えるように持つスタイルなんです。まずは全体図と普通のマウスと比較した写真をご覧ください。
正面から見ました。かなり傾斜していますよね
うしろから見ると、その高さに驚きます
通常のマウスと比較すると、やはりかなり大きく見えます
傾斜具合も一目瞭然。これで使えるのでしょうか?
実際に使ってみましょう。本製品はワイヤレスのオプティカルマウスとなっており、マウス本体に単4形電池2本を使用します。しかし重さは159gと思ったより重くありません。小型のUSBアダプターが付属しており、これをPCなどのUSB端子に接続すれば準備OK。特別なソフトをインストールせずともすぐに使用が可能になります(残念ながら本製品はWindows PC専用の表記しか書かれておらず、公式サイトでもmac対応の表記は見当たりませんでした)。握り方はマウスの傾斜にそって指をそえるだけ。自然に手首が横に向いた状態になります。
普通のマウスは上から握るように使いますよね
このマウスは手首が横向きになる感じで握ります
写真のように、マウスを握った際に自然に手首が体に対してやや横を向く感じになり、無理に手首を表向きにしていた状態に比べてかなり負担が減るようになっています。最初はこの状態でマウスを動かすことに違和感があるのですが、慣れてくるとかなり快適に操作できますよ。傾斜にそって付いている、左クリック、右クリック、ホイール操作も楽ちんです。親指側には「進む」「戻る」ボタンも付いていて、web操作も楽になります。ただ、この親指側ボタンは、使用時に親指をちょっと上げなくてはいけないので、操作しづらいところもありました。手の小さな女性だとやや慣れが必要かもしれません。
左クリックは人さし指の側面を使って押すような感じになります
この独特な形状で握った際にうまく手に収まるようになっています
この記事を書くにあたり、1週間ほどこのマウスを使用してみましたが、通常のマウスを使っていたときに比べ、仕事中に「あー手が疲れたー」みたいな感じが確実に減りました。10年くらい前に仕事場でマイクロソフト社製のこのような形状のマウスを使っていたときがあるのですが、その際も手首の負担は激減され、とても使いやすかった記憶があります。残念ながら廃盤となり(異なるタイプの新商品は発売されています)、ちょうどこのようなマウスを探していたんです。
クリック感もよく、また800/1200/1600 dpiに切り替えも可能です
腱鞘炎予防マウスというジャンルはかなり多彩な商品が販売されており、いずれも独特の形状をしております。価格が高いものもありますが、今回紹介した商品は、通販サイトなどでかなり格安に購入できるのでおすすめしてみました。最初の操作の違和感だけ克服してしまえば、かなり快適に使えるようになると思いますよ。手首の負担を軽減したい皆さまにはぜひチャレンジしていただきたい商品です。
趣味も仕事もゲーム漬けだった人生から脱却を図り模索中。ホビーや生活雑貨記事などを書かせていただきます。