今回紹介するのは、電動ホチキスでありUSBハブでもある、USB電動ホチキス ハブ「USSTPHUB」です。
そもそもどうして電動ホチキスとUSBハブが一体化しないといけないのかが結構謎ですが、その話はちょっと置いておいて、まずは機能を確認していきたいと思います。
ホチキスとしても、USBハブとしても結構な大きさがあります
まず、そもそも電動ホチキスって何? って思う人もいるかと思います。まあ、読んで字のごとく、電動のホチキスなんです。笑
電動なので、ガチャンとホチキスを押さえつける必要がなく、原稿挿入口に原稿を入れ、奥にあるスイッチを押すと、自動的にホチキスで綴じてくれるという感じです。
電動なので、力加減が均一ですし、きれいに綴(と)じられるのが利点ですね。ただ、電動だと力も強そうなイメージですが、推奨の枚数が5枚綴じまでなので、意外と少ない感じに思われるような。でも、何部も綴じなくてはならない状況ではかなり役立つ感じです。
針はちょっと大きめの幅11.5×6mmを使います。市販品がそのまま使えますが、いつも使っている針よりもひと回り大きいので、別途購入する必要があるかもしれません。
原稿挿入口です。ここに原稿を入れると奥のスイッチにあたり、自動的に綴じてくれます
本体の背面部。miniUSB端子でPCなどと接続します。上の銀色のボタンを押すと、ホチキスの針の入れ替えができます
うしろのボタンを押すと、針を入れる収納が出現します
説明するまでもないですが、ホチキスはこのように使います
しっかり綴じてくれました
次はUSBハブです。本体とPCをつなぐUSBはminiUSBを使用しており、ハブとして利用するUSB端子はUSB Standard Aが4つ搭載されています。タイプは2.0となっています。
特に可もなく不可もなく普通のUSBハブとして利用ができます。
この2つが合わさっている意味合いはなにかというと、それは“省スペース”にほかならないですね。電動ホチキスだと、普通のホチキスとは違い、据え置きで使用することが多いので、PCに接続しっぱなしになるUSBハブとして使っても特に不具合はない感じです。それが1つになったので、省スペースになったってことですね。
USB端子は左右に2か所ずつ、計4か所あります。端子の種類はUSB2.0です
とりあえず、USBメモリーを挿してみました。どちらもちゃんと認識しています
そういう意味では地味に使えるっていうのがちょうどいい表現かもしれません。ただ、1つ惜しいのは、電動ホチキスが単4形乾電池3本を利用することです。電動ホチキスとして使用するにもPCとUSB接続するように設定されているので、USB給電でよかったんじゃないかなって思ったり…。そうしたらさらに小型化できたんじゃないですかね。
とにかくオフィスでUSB端子が足りずにUSBハブを欲しており、よく書類をホチキスで綴じないといけないような仕事をしている人にはおすすめですよ。
ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランス・ライターに。現在は、デジタル機器を中心にWebや雑誌、Mookなどで活躍中。近著に『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)。