話のネタになる最新ITニュースまとめ
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「iPhone X」の顔認証「Face ID」の仕組みやセキュリティはどうなっているのか?

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「話のネタになる最新ITニュースまとめ」は、主に海外のIT業界で先週話題になったニュースを紹介する連載です。知っておいて損はない最新情報から、話のネタになりそうな事柄まで、さまざまなニュースをお届けしていきます。

アップルが「iPhone X」の顔認証「Face ID」の仕組みやセキュリティを公開

「iPhone X」には、シリーズ初となる顔認証機能「Face ID」が搭載されています。誰もが気になる「Face ID」について、その詳細を解説するページをアップルが公開。「Face ID」の仕組みやセキュリティは一体どうなっているのでしょうか?

シリーズで初めて搭載された「Face ID」の仕組みとは?

シリーズで初めて搭載された「Face ID」の仕組みとは?

「Face ID」は、「iPhone X」の前面上部に搭載されたフロントカメラや赤外線カメラ、環境光センサー、近接センサー、ドットプロジェクターなどを組み合わせた「TrueDepth」というカメラシステムにより実現されています。

複数のカメラとセンサーを組み合わせたカメラシステム「TrueDepth」

複数のカメラとセンサーを組み合わせたカメラシステム「TrueDepth」

スリープ状態の「iPhone X」を持ち上げたり、画面をタップしたりすることで「TrueDepth」は自動で起動。起動後は、ユーザーが目をきちんと開いて端末を見つめているかどうかを認識します。これは注意知覚機能と呼ばれていて、寝ている間など知らないうちに無断で解除されるのを防ぐための機能です。

ユーザーが目を開いて画面を見つめているのを確認したら、3万以上の赤外線ドットを顔に投影し、このデータを解析することで顔の深度マップ、および2Dの赤外線画像を作成。これらはデジタル署名を行ったうえで、「iPhone X」に搭載されている「A11 Bionic チップ」のセキュリティコプロセッサー「SecureEnclave」に送信されます。そして、「SecureEnclave」内のニューラルエンジンが、受信した深度マップと赤外線画像を数学的モデルに変換し、登録されている顔のデータと照合。これが「Face ID」の大まかな仕組みです。

3万以上の赤外線ドットを投影してデータを読み取る

3万以上の赤外線ドットを投影してデータを読み取る

顔の誤認識により「Face ID」でロック解除をできてしまう確率は100万分の1。指紋認証の「Touch ID」が誤認識する確率が5万分の1だったことを考えれば、誤認識の可能性は大きく改善されたと言えます。ニューラルネットワークを使用した認証技術により、マスクや画像などを使った“なりすまし”にもだまされないとのこと。

また、安全対策として、「Face ID」を試せるのは最高5回まで。5回連続で認証に失敗すると、パスコードを入力してロックを解除できます。また、「電源を入れた直後や再起動後」「48時間以上ロック解除していない」「パスコードでのロック解除を過去6日半しておらず、かつ、Face IDでのロック解除を過去4時間していない」「リモートでのロック解除」などの状況でも、パスコードによるロック解除を行う必要があります。

気になるのは保存された顔のデータですが、暗号化された後にセキュリティコプロセッサー「SecureEnclave」内で保護されます。「SecureEnclave」は、「Touch ID」の指紋データを保存するのに使われているプロセッサーのことで、保存されたデータは端末を離れず、アップルのサーバーに送信されることはありません。もちろん、バックアップ時にiCloudに保存されることもありません。

「Face ID」は、端末のロック解除以外に「Apple Pay」による支払いでも使用可能。サードパーティ製のアプリでも、「Touch ID」に対応していれば自動的に「Face ID」に対応します。ただし、「Face ID」に対応したサードパーティ製のアプリが、顔データにアクセスすることはできないようになっています。

アップルの解説を読むと、かなり高度なセキュリティにより「Face ID」は保護されているのがわかります。しかし、指紋認証の「Touch ID」が登場した際には、複製した指紋で突破する事例がインターネット上に多数報告されたこともあり、「Face ID」についてもセキュリティの懸念を指摘する識者がいるのも事実です。

ソース:アップル(英語日本語

あのアタリが新家庭用ゲーム機「Ataribox」を2018年に発売。価格も判明する

アメリカのゲーム会社アタリが、新しい家庭用ゲーム機「Ataribox」の発売時期や価格をニュースレターで明らかにしました。まずは、2017年秋からクラウドファンディングの「Indiegogo」で出資を募り、2018年の発売を目指すことになります。

ニュースレターで公開された「Ataribox」の画像

ニュースレターで公開された「Ataribox」の画像

アタリは、1970年から80年代前半にかけて家庭用ゲーム機市場を独占するほどの人気を得ていたものの、伝説のクソゲーの呼び名が高い「E.T. The Extra-Terrestrial」を代表とするゲームソフトの販売不振が響き、1985年に会社が分割。その後は、売却や合併をいく度となく繰り返しているアメリカのゲーム会社です。ゲーム黎明期を知っている人であれば、その名前や、大ヒットしたゲーム機「Atari 2600」を聞いたことがあるのではないでしょうか。

アタリは世界最大のゲームイベント「E3 2017」で、新型の家庭用ゲーム機「Ataribox」を発表。アタリの復活を望むゲーマーたちから大きな注目を集めていました。

そして今回、アタリはニュースレターで「Ataribox」の詳細を発表。カスタムメイドのAMD製プロセッサーとRadeon製のグラフィックボードを搭載し、独自にカスタマイズしたUIを備える「Linux」をOSに採用しています。

アタリから昔リリースされたレトロゲームを収録し、他プラットフォームのゲームもプレイできるとのこと。また、家庭用ゲーム機であるとともに、ストリーミングやアプリ、SNS、ブラウジング、音楽といったPCベースのマルチメディア機能を有することも明らかになりました。

家庭用ゲーム機市場は、現状「PlayStation 4」のソニー、「Xbox One」のマイクロソフト、「Nintendo Switch」の任天堂という3社がしのぎを削っている状態。アタリが「Ataribox」で3社の間に割っては入れるのか、注目が集まっています。

ソース:アタリ

アマゾンがAI搭載スピーカーの新「Echo」シリーズを一挙に発表。すべて150米ドル以下

日本ではまだ大きく盛り上がっていませんが、アメリカでは人工知能を搭載したスマートスピーカーが盛り上がりを見せています。グーグルの「Google Home」やアップルの「HomePod」などが注目を集める中で、最も成功を収めているのがアマゾンの「Echo」シリーズです。

アマゾンは、9月27日に発表会を開催し、「Echo」シリーズの新ラインアップ5製品を発表。それぞれの特徴をレポートします。

第2世代「Echo」

第1世代よりもコンパクトになり、デザインを一新した第2世代「Echo」。木目調や布張りなど選択できるカラーが6種類まで増えました。ドルビー対応など第1世代からサウンド面が改善され、ノイズキャンセルや言語処理といった機能も向上し、全体的に性能が強化されています。価格は、前モデルより80米ドル安い99.99米ドルとなっています。

ジュースの缶よりひと回り大きいくらいのサイズに小型化した第2世代「Echo」

ジュースの缶よりひと回り大きいくらいのサイズに小型化した第2世代「Echo」

スマートホーム機能搭載の「Echo Plus」

「Echo Plus」は、第1世代「Echo」と同じデザインながらも、音質が向上したほか、スマートホーム製品を音声で操作するハブ機能が搭載されています。「Echo Plus」と接続して使用できるスマートホーム製品の数は100以上。新機能を搭載しながら、価格は第1世代より30米ドル安い149.99米ドルとなっています。

スマートホームのハブ機能を搭載する「Echo Plus」

スマートホームのハブ機能を搭載する「Echo Plus」

AI搭載のスマート目覚まし時計「Echo Spot」

円形の2.5インチディスプレイを搭載したスマート目覚まし時計「Echo Spot」。目覚まし時計の機能を備えながら、音声アシスタント「Alexa」が天気や交通情報といった情報をディスプレイに表示してくれる機能を搭載。音楽視聴やビデオ会話、動画視聴、ドアモニターの映像を確認するといったことも「Echo Spot」で済ませられます。新型「Echo」にディスプレイが付き、音だけでなく目でも情報を確認できるデバイスという位置づけです。価格は129.99米ドル。

スマート目覚まし時計「Echo Spot」

スマート目覚まし時計「Echo Spot」

このほかにも、「Echo」製品と自宅の電話回線を接続して、自宅回線の電話を「Echo」製品で可能にする「Echo Connect」や、「Echo」製品に接続して早押しクイズゲームのボタンとして使える「Echo Buttons」も発表されました。ただし、発表された「Echo」シリーズの日本市場への投入は未定。2017年内にはGoogleのスマートスピーカー「Google Home」の日本発売が決まっており、「Echo」の日本発売にも期待したいところです。

ソース:アマゾン

追記:2017年10月2日
アマゾンが、2017年内に「Echo」の日本で発売することを10月2日に明らかにしました。購入希望のユーザーには、招待制で「Echo」を購入できるようにするとのことです。「Echo」シリーズのどの製品が発売されるかは、現時点で未定となっています。

ソース:アマゾン

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

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