話のネタになる最新ITニュースまとめ
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Googleの新AIが独学で囲碁界の頂点へ。「アルファ碁」相手に100戦無敗

「話のネタになる最新ITニュースまとめ」は、主に海外のIT業界で先週話題になったニュースを紹介する連載です。知っておいて損はない最新情報から、話のネタになりそうな事柄まで、さまざまなニュースをお届けしていきます。

GoogleのAI「アルファ碁ゼロ」。独学で学習し囲碁界の頂点へ

Google傘下のDeepMindが開発しているAI「アルファ碁」。2016年3月にはトップ棋士のイ・セドル九段との5局勝負を4勝1敗で勝利し、2016年末から2017年年始にかけて囲碁サイトの「東洋囲碁」と「野狐囲碁」で世界チャンピオンを含む棋士たちを相手に60連勝を達成。さらに、2017年5月には中国囲碁界で最強と呼ばれていた柯潔(か・けつ)九段との3局を全勝し、囲碁界の頂点へと上り詰めました。

柯潔九段との勝負の後、DeepMindは「アルファ碁」を囲碁界から引退させることを発表。その後も「アルファ碁」の研究は続けられていたのですが、2017年10月19日に新バージョンとなる「アルファ碁ゼロ」の開発が明らかにされました。

新しく公開された「アルファ碁ゼロ」は独学で囲碁界の頂点にたどり着く

新しく公開された「アルファ碁ゼロ」は独学で囲碁界の頂点にたどり着く

従来の「アルファ碁」は、これまでに行われてきた何千局もの対局データをニューラルネットワークに読み込ませる「教師あり学習」という機械学習の一種が用いられ、ある程度のレベルに達すると自分自身と対局して学習する「強化学習」により腕前を磨いていきました。

「教師あり学習」というのは、AIに質問と答えを同時に教える方法です。たとえば、人間が大量の“猫”の画像をAIに読み込ませ(質問)、こういった特徴がある画像は“猫”だ(回答)とAIに教えます。これによりAIは、「こういった特徴(データ)が照合する画像は猫である」と学習するわけです。特徴を分析する元になるデータは、多ければ多いほど画像認識の正確性が高くなります。このため、「教師あり学習」には膨大な量のデータを持つビッグデータが使われます。

いっぽう、「強化学習」は、「教師あり学習」とは違い質問や答えをAIに提示しません。「強化学習」では、AIに環境が与えられ、その環境の中でとる連続的な行動に対する結果を最大化させるように学習させます。

たとえば、料理を想像してみてください。料理における連続的な行動は調理で、結果は味になります。塩を加えたり、焼いたりなど調理におけるさまざまな行動に対して、味という結果が出ます。味を最大化する、つまり“おいしく”するためには、どのような調理方法がベストなのかをAIが自分自身で判断するというわけです。そのためには途方もない数の料理をこなす必要があります。

囲碁に置き換えると、連続的な行動は打ち方、結果は勝利に当たります。「教師あり学習」によりある程度の実力をつけた「アルファ碁」は、数千万回におよぶ自分自身との対局で「どのような打ち方をすれば最終的に勝利を得られるのか」を学習し、人間の棋士を凌駕するほどの腕前になったのです。

自分自身と対局して学習する「強化学習」を囲碁に応用

自分自身と対局して学習する「強化学習」を囲碁に応用

「アルファ碁ゼロ」の何がすごいのかというと、「強化学習」のみで開発されたという点です。人間が教えたのは、囲碁の基本的なルールだけ。後は「強化学習」による自分自身との対局のみで打ち方を自己学習しました。最初はむちゃくちゃな打ち方をしていたそうですが、学習を始めてからわずか3日後には「アルファ碁」を相手に100勝無敗を達成。そして40日後には、柯潔(か・けつ)九段を倒した「アルファ碁マスター」を圧倒するレベルに到達したとのこと。

自己対局中には、人間が編み出せなかった独自の定石までも発見。ビッグデータを使わなかったことにより、人間がこれまで発見できなかった打ち方をも編み出しました。DeepMindは、「アルファ碁ゼロ」の成功により、ビッグデータなしでもAIを驚異的なスピードで成長させられることを証明。同社は、環境問題や健康問題など人間が解決できない大きな社会問題をAIの力で解決する目標を掲げていますが、「アルファ碁ゼロ」は大きな前進と言えるでしょう。

ソース:DeepMind

マイクロソフトが新型ハイエンドマウスを発表。最大3台のPCとペアリングが可能

マイクロソフトは、ハイエンド2in1「Surface Book 2」に合わせて、新型のマウス「Surface Precision Mouse」を発表しました。Blutoothと有線接続の両方に対応し、最大3台のPCと同時接続できる機能を備えています。

Surfaceブランドの新マウスが登場

Surfaceブランドの新マウスが登場

「Surface Precision Mouse」は、モバイル向けに発売されている他のSurfaceブランドのマウスとは違い、デスクトップPC向けに開発されたハイエンドマウスです。左右のクリックボタンとホイールに加え、親指側の側面に好きな機能を割り当てられる3つのボタンを搭載。また、サムレストも備えており、長時間の使用にも耐えうる設計になっています。

microUSBポートを搭載し有線接続で利用できるほか、Bluetooth Low Energyの4.0/4.1/4.2に対応。ただし、Bluetooth接続はWindows 7搭載のPCでは使えないとのこと。最大の特徴は、同時に最大3台までの端末と同時接続できる「Smart Switch」機能で、マルチタスクの作業効率を高めてくれそうです。

内蔵リチウムバッテリー搭載で、満充電時最大3か月駆動。アメリカで11月16日発売予定。価格は99.99ドルとなっています。日本での発売については未定です。

ソース:マイクロソフト

即完売した新品「Mac」の香りがするアロマキャンドルに新バージョンが登場

購入したばかりの製品を箱から取り出したときにする新品特有の香り。なぜかはわかりませんが、思わず鼻でかいでしまうほどいい匂いに感じることがあります。アメリカでは、アップルの「Mac」を開封したときに漂う香りを再現したアロマキャンドルが以前に発売され、即完売するほど人気だったのですが、このアロマキャンドルに新バージョンが登場し話題になっています。

新品の「Mac」を開封したときの香りを再現した「New Mac Candle」

新品の「Mac」を開封したときの香りを再現した「New Mac Candle」

アップル製品のアクセサリーを販売するTwelve Southから2016年に発売された「New Mac Candle」。新品の「Mac」を箱から取り出したときの香りを再現したというのが注目を集め、発売後に即完売するほど人気を得ていました。

Twelve Southは「New Mac Candle」の新バージョン「Inspire [mac candle N°2]」を発売。ベルガモット、ヨモギ、レモン、タラゴン、琥珀、ムスクをブレンドしているのですが、新バージョンは「Mac」の香りを再現したのではなく、「Mac」のように“創造性を刺激する香り”になっているとのこと。

かつて、スティーブ・ジョブズはコンピューターのことを「知の自転車」と表現したことがあります。これには自転車が人間の能力を拡張するツールであることから、コンピューターは知性にとっての自転車であるという意味がこめられています。Twelve Southは、ジョブズの言葉をイメージし、ユーザーの創造性を拡張させられるような香りを「Inspire [mac candle N°2]」に込めたそうです。前バージョンとは少し方向性が異なりますが、「Inspire [mac candle N°2]」を点けて仕事をすると、いいアイデアを思いつくかもしれませんね。

「Inspire [mac candle N°2]」を使うとクリエイティブになれるかも!?

「Inspire [mac candle N°2]」を使うとクリエイティブになれるかも!?

ソース:Twelve South

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

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