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すぐれたペン入力機能と美しい有機ELパネルを装備。サムスン「Galaxy Note8」が好発進!

バッテリー発火問題により前モデルが販売中止。2年ぶりに登場した大画面スマホの人気モデル

サムスン「Galaxy Note8」

サムスン「Galaxy Note8」

2017年10月26日に、サムスン製の大型スマートフォン「Galaxy Note8」が発売された。まだ発売から1週間程度しかたっていないが、価格.comの「スマートフォン」カテゴリーの人気ランキングでは、ドコモ版の「Galaxy Note8 SC-01K」が2位、au版の「Galaxy Note8 SCV37」が5位という好発進を遂げている(2017年11月1日時点)。

図1:「スマートフォン」カテゴリーにおける主要5製品の人気(注目)ランキング推移(過去3か月)

図1:「スマートフォン」カテゴリーにおける主要5製品の人気(注目)ランキング推移(過去3か月)

図1は「価格.comトレンドサーチ」で見た、「スマートフォン」カテゴリーにおける人気(注目)ランキングの推移を示したものだ。これを見ると、1位のファーウェイ「HUAWEI P10 lite」の人気は揺るがないものの、しばらく不動の2位を誇っていたソニー「Xperia XZ Premium SO-04J」(ドコモ)を、ドコモ版の「Galaxy Note8 SC-01K」が交わして2位になっている。また、au版の「Galaxy Note8 SCV37」も、au系の端末としては珍しい5位という好位置につけた。今週末の11月3日に発売が迫ったアップル「iPhone X」も急激に注目を集めているが、現状では4位止まりで、「Galaxy Note8 SC-01K」のほうが注目度では上に立っている状態だ。なお、9月に発売されたASUS「ZenFone 4」は現状で6位、アップル「iPhone 8」はSIMフリー版の64GBモデルが最高で10位という順位になっており、これらの人気モデルよりも、現状の注目度は「Galaxy Note8」のほうが高い。

図2:「スマートフォン」カテゴリーにおける主要5製品のアクセス推移(過去1か月)

図2:「スマートフォン」カテゴリーにおける主要5製品のアクセス推移(過去1か月)

図2は、過去1か月間における上記5製品のアクセス推移を示したもの。これを見ると、9月26日以降の総アクセス数は、実は「Galaxy Note8 SC-01K」が1位で、現状でも1位をキープ中であることがわかる。この調子でいくと、人気ランキングでも早々に1位になることが予想されており、長らく首位の座にあったファーウェイ「HUAWEI P10 lite」も首位陥落ということになりそうだ。ただ、今週末の11月3日には、アップル「iPhone X」の発売が控えており、ランキング上位の顔ぶれがめまぐるしく変わりそうな1週間となるだろう。

意外に思う方もいるかもしれないが、実を言えば、この「Galaxy Note」シリーズは、以前より価格.comでも比較的人気が高かったシリーズである。その特徴は、6インチを超える大型画面を備えること。最近ではハイエンド系のスマートフォンの画面が6インチに迫る大型化を続けておりさほどの驚きはないが、少し前まではスマートフォンとタブレットとの中間を担う製品であることから「ファブレット」と呼ばれ、一般のスマートフォンとは分けて考えられていたシリーズだ。大画面ならではの画面の見やすさと、情報量の多さから、スマートフォンをヘビーに使うユーザーから一定の支持を得ており、従来モデルも人気を博していた。

もうひとつの特徴は、ペン入力機能を備える点。一般のスマートフォンではペン入力機能を持つものは少ないが、本シリーズは初めからペン(スタイラス)によるペン入力を可能としていた点が、一般のスマートフォンと異なっている。ペン入力は、ちょっとしたメモを取ったり、手書き入力で文字入力を行ったりするのに便利で、特に大画面を備えるこれらの大型スマホでは、実用的と言われてきた。「Galaxy Note」シリーズが採用する「Sペン」も、入力精度の高さでは定評があり、この点も本シリーズが評価されたポイントのひとつとなっている。

そんな「Galaxy Note」シリーズであるが、昨年モデルの「Galaxy Note7」は、バッテリーの発火問題により、全面的に販売停止となってしまった。性能的には、前年モデルの「Galaxy Note5」(国内未発売)からかなりの進化を遂げていたモデルだけに、ファンにとっては非常に残念な結果だったろう。そもそも、「Galaxy Note7」は、日本市場での販売が予定されておらず、日本国内でこのモデルを手にした人はごくわずかだと思われるが、そんなこともあって、本シリーズのファンにとって、今回の「Galaxy Note8」は、実に3年ぶりとなる待望の発売となったのだ。このことが、本製品が、発売と同時に一気に人気を高めた大きな理由と考えられる。

進化した「Sペン」と、高精細な6.3インチ有機ELディスプレイ、6GBの大容量メモリーが特に高評価

・図3:「Galaxy Note8 SC-01K」(ドコモ)のユーザー評価(2017年11月1日時点)

・図3:「Galaxy Note8 SC-01K」(ドコモ)のユーザー評価(2017年11月1日時点)

図4:「Galaxy Note8 SCV37」(au)のユーザー評価(2017年11月1日時点)

図4:「Galaxy Note8 SCV37」(au)のユーザー評価(2017年11月1日時点)

では、今回発売された「Galaxy Note8」は、ユーザーにどのように評価されているのだろう。図3、図4は、ドコモ版、au版、それぞれの製品のユーザー評価だが、2017年11月1日時点では、ドコモ版の「Galaxy Note8 SC-01K」の満足度が4.60(レビュワー10名)、au版の「Galaxy Note8 SCV37」の満足度が4.67(レビュワー7名)となっており、どちらの製品もほぼ同様の高評価となっている。両製品とも、詳細の評価は異なっているが、いずれの場合でも高く評価されているのは「レスポンス」「画面表示」「バッテリー」といった項目になるだろう。

「レスポンス」に関しては、「Galaxy S7の4GBから6GBに上がりました。アプリを複数立ち上げた時に、その余裕さが出てきました。PDFファイル見ながら、ブラウザを立ち上げ、メールを送信。とか、以前だともたついた作業がサクッと行えます」「S7 Edgeまでは、悪い意味で数値的なスペックで判断しづらかったのですが、S8+とこの機種は、数値的なスペックを体感出来るほど快適です」「あんまり期待してなかったですが、いい意味で期待を裏切ってくれました。S7edgeより大幅にパワーアップしてます」「流石スペック番長のノートですw サクサク動いてくれます」など、現時点での最高レベルのスペックを搭載するだけあって、従来のGalaxyユーザーからも、かなりの高評価を得ている。

ちなみに、「Galaxy Note8」の基本スペックは、CPUが最新オクタコアCPUの「Snapdragon 835 MSM8998」で、メモリーは大容量の6GBを搭載している。今年6月に発売されたサムスンの「Galaxy S8+」も、画面サイズは6.2インチと比較的近しい製品で、搭載されるCPUも同じだが、メモリーが4GBとやや少ない(それでも多いほうだが)。「Galaxy Note8」のレスポンスのよさは、主にこの大容量メモリーに起因するところが大きそうだ。

また、本製品は、ディスプレイに約6.3インチの有機ELディスプレイ(1440×2960)を採用しているが、この点も実はほとんど「Galaxy S8+」と同じで、本機のほうがわずかに0.1インチ画面サイズが大きいのみ。当然、画質の評価もよく、「有機ELは鮮やかで美しい。画面消灯していても省電力でAlways on displayで時計表示可能なのが面白い」「有機EL めっちゃ綺麗です。液晶なんかには戻れないほど美しいですよ」「この機種の一番の売りはやはり6.3インチの大画面パネル、Quad HD+ Super AMOLEDで間違いないです。素晴らしいパネルです。タテもヨコも大画面で楽しめます」など高評価だが、いっぽうで「焼き付きが心配」との声もある。ただ、全般的にはGalaxyシリーズの特徴ともなっている有機ELディスプレイ、それも6.3インチの大画面というのは、本機の大きな特徴であり、高い評価を集めている。

「Galaxy Note8」と「Sペン」

「Galaxy Note8」と「Sペン」

これら6GBの大容量メモリー、大画面の有機ELディスプレイと並んで、本機の評価を高めているのが、改良された「Sペン」だ。「ペンを引き出すだけでメモがとれ、LINEやクラウドに簡単に共有できるので、ちょっとしたアイデアやtodoを記憶するのに便利です」「タッチペンはペンみたいな書き心地でびっくりしました。タッチペンを抜くだけでメモができるのも便利だと思います」「何と言ってもSペンのアドバンテージは他機種にはなく、非常に便利で言うことなしです。写真に手書きやライブメッセージをさっと書き、LINEで送る。ノートでしかできない満足感が満ちあふれます」といったように、タッチパネルやスタイラスの書きやすさはもちろんのこと、独自のアプリと連動したメモ機能が、非常に使いやすいという評価が目立つ。この「Sペン」は、モデルチェンジごとに機能がアップしてきている本シリーズならではの特徴的な機能だが、これを使いたいがために、本機を選ぶというユーザーも多いようだ。

逆に、本機で評価が低いのは、独自のAIアシスタント機能「Bixby」の起動ボタンがボディに用意された点と、指紋認証センサーの位置。「Bixbyという独自のシステムのボタンやホーム画面はやめてほしい。ボタンは置き換えアプリ、ホーム画面左のBixby画面はGoogle Launcherで変更」「発売前から言われていますが、指紋認証の位置はありえない。18.5:9という変則的なアスペクト比で、従来端末より縦に伸びているのにも関わらず指紋認証の位置が上過ぎて使えない」など、ボディのデザイン・形状は悪くないのに、インターフェイスの場所などが悪いという声がある。もうひとつ言われているのは、ハイエンドモデルだけに価格が高く、本体価格が10万円を超える点だが、これについては「それなりの価値がある」と感じているユーザーが多いようで、さほど大きなマイナス点とはなっていないようだ。

今週末には、本機のライバルと目されるアップルの「iPhone X」が発売になる。こちらも10万円を超える高価格帯の大型画面を採用する製品であるが、「Galaxy Note8」は独自の「Sペン」によるメモ機能というユニーク性を持っているだけに、直接のライバルというのはほとんど存在していないとも言える。ペンという独自の進化を続ける「Galaxy Note」シリーズが、こちらも独自性を強く打ち出す「iPhone X」とどれだけいい勝負をするのかも気になるところだ。

鎌田 剛(編集部)

鎌田 剛(編集部)

価格.comの編集統括を務める総編集長。パソコン、家電、業界動向など、全般に詳しい。人呼んで「価格.comのご意見番」。自称「イタリア人」。

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