1年前に買ったiPhone 7 Plusユーザーだけど欲しい!!

「iPhone X」を1週間使って感じた、いいところと気になるところ

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2017年11月3日に発売されたアップルの新型スマートフォン「iPhone X(テン)」。これまでのiPhoneとは一線を画す、“次世代のiPhone”として注目されている。価格.comの「スマートフォン」カテゴリーでは、SIMフリーの256GBモデルが1位、NTTドコモの256GBモデルが3位、auの256GBモデルが5位と、トップ10に3機種が入っている(2017年11月10日時点)。価格.comマガジンでは、発売前にファーストインプレッションを公開しているが、今回は1週間ほど使って感じた、iPhone Xのいいところと気になるところをレポートしたい。

iPhone誕生10周年を記念するiPhone Xは、デザインや操作性が大幅に変わっている

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「iPhone X」のいいところ

まずはiPhone Xのいいところから紹介したい。基本的には満足度が高く、ホームボタン廃止による操作方法の変化にも不満はない。

大画面なのにコンパクト! 絶妙なサイズ感

iPhone Xは5.8型有機ELディスプレイを搭載するが、ホームボタンを廃止し、ベゼルレスデザインを採用することで、コンパクトなサイズを実現している。5.5型の「iPhone 7 Plus」を愛用している筆者にとって、iPhone Xは一回り小さくて片手でホールドしやすい。ポケットにもすっきりと収まる。サイズを気にして4.7型の「iPhone 8」や「iPhone 7」を使っている人にとっても、iPhone Xのサイズ感は許容できるのではないだろうか。どんなケースを使うかでサイズ感は変わってくるが、iPhone Xの“大画面なのにコンパクト”というサイズ感は多くの人に歓迎されるはずだ。

左から5.5型のiPhone 7 Plus、5.8型のiPhone X、4.7型のiPhone 7。iPhone Xは、画面サイズは一番大きいが、iPhone 7 Plusよりもコンパクトで、iPhone 7に近いサイズ感となっている

コンパクトなiPhone Xは片手で持ちやすい。ベゼルレスデザインなので、ディスプレイだけを持っているような感覚を味わえる

ポケットにもすっきり収まる

ポケットにもすっきり収まる

超美麗なディスプレイ

iPhone Xは、iPhoneとして初めて有機ELディスプレイを搭載。2436×1125で458ppiの解像度とドットピッチを持ち、100万:1のコントラスト比を誇る。フルHDだったiPhone 7 Plusと比べると、精細感やコントラストがアップしているのを実感できる。特に黒が締まっているので、iPhone Xのほうがクリアでキレのある表示だ。スマートフォンのディスプレイとしては最高クラスなのは間違いない。人によっては、色味が液晶と違うと感じるかもしれないが、個人的にはiPhone Xのほうが好みだ。

有機ELディスプレイは自然な色味で写真を表示するのにも適している

有機ELディスプレイは自然な色味で写真を表示するのにも適している

HDR(HDR10、Dolby Vision)にも対応しており、対応コンテンツならより高画質で楽しめる

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「2X」選択時の画質がアップ

iPhone Xのメインカメラは、iPhone 7 PlusやiPhone 8 Plusと同じ、広角と望遠のデュアルカメラ仕様。大きな違いは、望遠カメラに光学式手ブレ補正機構が付いたのと、レンズがF2.8からF2.4に明るくなっている点だ。iPhone 7 Plusと撮り比べてみると、画質は少しだけ派手に感じるが、嫌な感じはない。iPhone 7 Plusでは「2X」にしても、状況に応じて広角カメラのデジタルズームを使うことがあるが、iPhone Xでは望遠カメラに光学式手ブレ補正機構が付いたことで、望遠カメラが使われる機会が増えていると感じている。その結果、「2X」時でより高画質な写真を撮れるようになっているのだ。

iPhone Xのメインカメラは、F1.8/約1200万画素の広角カメラとF2.4/約1200万画素の望遠カメラというデュアルカメラ仕様。ケースなしで使う場合はカメラ部分のでっぱりが気になる

同じ被写体を「2X」をタップしてから撮影した写真。左がiPhone X、右がiPhone 7 Plus。iPhone Xは望遠カメラ、iPhone 7 Plusは広角カメラのデジタルズームが使われている。一見すると、iPhone 7 Plusのほうが明るく撮れているが、デジタルズームなので、よく見ると線がシャープではない。少しだけ暗いが、iPhone Xのほうがきれいだ

こちらも左がiPhone X、右がiPhone 7 Plusで撮影した写真。微妙な違いだが、緑やゴールドを見ると、左のiPhone Xのほうが鮮やかだ

「Touch ID」から「Face ID」への移行は思った以上にストレスなし

iPhone Xで一番注目されているのが、指紋認証機能「Touch ID」に代わって搭載された顔認証機能「Face ID」だろう。「兄弟だとロック解除された」というニュースもあるが、個人的には気に入っている機能の1つだ。まず認証精度が非常に高く、ほとんど失敗することがないのがいい。Touch IDも便利だったが、夏は汗で、冬は乾燥でうまく認証できないことがあった。

画面をタップするかサイドボタンを押して画面をつけて、顔認証して、画面の下からスワイプするという手間が多い、という意見も聞かれるが、iPhone Xは本体を持ち上げると自動で画面がつくので、操作はスワイプだけというのが実感だ。ロック画面の鍵が開くのを待つ必要もないので、慣れればすばやくロックを解除できる。これからの季節、手袋をしたままでもロックを解除できるのはうれしい。

Face IDは認証精度が高く、ストレスなく使えている。暗いところでも問題ない。唯一、寝起きの目が開いていないときはうまくいかないことがある

Face IDは目、鼻、口の3か所が重要なようで、マスクをしていると認証できない。マスクをする機会が増えるこれからの季節は、パスコードを使うことが増えそうだ

「iPhone X」の気になるところ

価格以外気になるところはなし、と言いたいところだが、1週間ほど使っているうちに、発表時から話題になっていた“あの部分”が気になりだした。

あの切り欠きはやっぱり気になる

発表時点から話題になっていた前面の切り欠き部分。ここには、インカメラのほか、赤外線カメラ、投光イルミネータ、ドットプロジェクタなど、「TrueDepthカメラシステム」が収まっている。

最初は違和感なく使えていたが、1週間使っているうちに地味に不便な点が気になってきた。まず、スペースの関係からか、バッテリー残量を常時%で表示できない。上部右端から下にスワイプし、コントロールセンターを表示すれば確認はできるが、長く%表示をしていた筆者としては%で見たいのが正直なところ。また、アラームや「AirPods」(Bluetoothヘッドホン)も表示されない。アラームをかけ忘れていないか、すぐに確認できないのも地味だが不便だ。

もう一点、全画面表示をする場合に限るが、動画視聴時にも、この切り欠きが気になる。通常は切り欠きに重ならないサイズに調整されているので気にならないが、字幕を大きくしたい、細かいところを見たいと思って全画面表示にすると、切り欠きが邪魔になる。

切り欠き部分は、スペースの都合でバッテリー残量を%表示できない。%表示したいときはコントロールセンターを表示しなければならない

将来が不安! 有機ELディスプレイの焼き付き

有機ELディスプレイといえば、長時間使うと発生することがある焼き付きが気になるところ。アップルによると従来の有機ELディスプレイの課題を克服しているとしているが、「静止画像を最大輝度で長時間表示し続けることは避けてください。iPhone X を特に使っていないときでもディスプレイをオンのままにしておく App がある場合は、コントロールセンターを使って明るさを一時的に低くしておけます。」と注意している。焼き付きが心配な人は気をつけたい。

【関連情報】
・iPhone X の Super Retina ディスプレイについて(アップル)

スマホに10万円はお財布にはやさしくない

正直、価格は高い。SIMフリーの256GBモデルは税込みで14万円以上、64GBモデルは12万円以上する。キャリアの割引を考慮しても、NTTドコモの場合は256GBモデルが86,832円、64GBモデルが68,472円と、それでもなかなかの価格だ。月額料金のイメージは、8,793円から(NTTドコモ、データ容量は2GB)。「AppleCare+ for iPhone X」(税別22,800円)へ加入するともっと高くなる。

まとめ

iPhone 7 PlusからiPhone Xへ乗り換えて1週間。最初はホームボタンが恋しくなるかと思ったが、今のところそんなことはない。Face IDにも、ホーム画面に戻るために、画面下の黒いバーを上にスワイプするのにも慣れてしまった。コントロールセンターを表示しようとして、下からスワイプする(正しくは右上から下にスワイプ)という誤操作をときどきしてしまうが、大きな問題ではない。

筆者の周りには、iPhone Xに乗り換えた人が何人かいるが、新しい操作方法には全員好意的だ。筆者が気になっている切り欠きについては賛否両論。かっこ悪いという人もいれば、まったく気にならないという両方の意見があった。

個人的には、iPhone Xのポテンシャルはまだまだ発揮し切れていないというのが素直な感想だ。iPhone Xの画面アスペクト比に対応していないアプリが多く、TrueDepthカメラシステムを活用したものも「アニ文字」や「Clips」などに限られる。ベゼルレスデザインのiPhone Xは、アップルが力を入れている拡張現実(AR)との相性もいいので、面白いアプリの登場に期待したいところだ。

iPhone Xは、iPhoneの最上位モデルにふさわしい、すぐれたデザインと機能、それにスペックが凝縮された1台だ。「最近のiPhoneは、あまり変わっていない」と感じていた人にぜひ手にとってもらいたい。「これはどうするんだろう、あれはどうするだろう? 」とはじめてiPhoneを使ったときのような、ワクワク感を久しぶりに味わえるはずだ。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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2017.11.17 更新
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