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「iPhone X」11/3発売開始! はたしてどれくらいの人気? ユーザーの評価は?

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注目度は「iPhone 8/8Plus」以上。フリークの本命は「iPhone X」

アップル「iPhone X」

アップル「iPhone X」

2017年11月3日、アップルの「iPhone」シリーズ10周年記念モデルである「iPhone X」が発売された。今年に関しては、従来路線の新型モデル「iPhone 8/8 Plus」がすでに9月に発売されているが、それとは別に、約1か月半ほど遅れてこの特別モデルがリリースされた形となる。この発売スケジュールの影響もあってか、先行発売された「iPhone 8/8Plus」の人気は、かなり低めにとどまっており、多くのiPhoneフリークの本命は、むしろこの10周年記念モデル「iPhone X」と言われてきた。そんな注目モデルがついに発売されたわけだが、まずはそのインパクトのほどを、「価格.comトレンドサーチ」のデータから紐解いてみよう。

図1:「スマートフォン」カテゴリーのアクセス推移(過去3か月)

図1:「スマートフォン」カテゴリーのアクセス推移(過去3か月)

図1は、過去3か月における「スマートフォン」カテゴリーのアクセス推移を示したもの。これを見ると一目瞭然であるが、9月に一度ピークを迎え、その後11月初旬にかけて、さらに大きなピークが来ている。9月のピークは、9月22日の「iPhone 8/8 Plus」の発売によるもの。そして11月初旬のピークは、11月3日の「iPhone X」の発売によるものだ。

図2:「スマートフォン」カテゴリーにおける主要5メーカーのアクセス推移(過去3か月)

図2:「スマートフォン」カテゴリーにおける主要5メーカーのアクセス推移(過去3か月)

この状況を、少し違う確度から見てみよう。図2は、「スマートフォン」カテゴリーにおける主要5メーカーのアクセス推移を示したものだが、図1のピークと、アップルのアクセスの盛り上がりがほぼ一致していることがわかるだろう。このほかのメーカーでは、10月26日に「Galaxy Note8」を発売したサムスンのアクセスが上がっているが、その他のメーカーのアクセスはほぼ横ばいの状態が続いており、スマートフォン市場におけるアップル・iPhoneシリーズの影響はいまだにかなり強いことがわかる。

図3:「スマートフォン」カテゴリーにおける主要5メーカーのアクセス推移(過去2年)

図3:「スマートフォン」カテゴリーにおける主要5メーカーのアクセス推移(過去2年)

なお、過去のiPhoneシリーズに比べたときの、今年の「iPhone 8/8 Plus」および「iPhone X」の盛り上がりはどうなのかという点だが、図3を見ればわかるように、少なくとも昨年の「iPhone 7/7 Plus」発売時のピークよりは若干低めだ。ただし今年は、前述のように「iPhone 8/8 Plus」と「iPhone X」の発売日に間が空いたため、ピークが分散している。両方を足し上げれば昨年以上の盛り上がりになるため、全体として見れば、今年のiPhoneシリーズの人気は、昨年同等レベルであると言えそうだ。

図4:今年発売のiPhoneシリーズ主要5モデルのアクセス推移(過去3か月)

図4:今年発売のiPhoneシリーズ主要5モデルのアクセス推移(過去3か月)

では、iPhoneシリーズにおける「iPhone X」の人気はどのようなものであろうか。図4は、今年の秋に発売されたiPhoneシリーズのうち、主要5モデルのアクセス推移を示したもの。9月22日に発売された「iPhone 8/8 Plus」に関しては、例年ほどの盛り上がりを見せずに推移しているが、11月3日に発売された「iPhone X」のほうは、256GBのSIMフリーモデルを中心に、256GBのドコモ版、256GBのau版ともに高いアクセスを集めており、ユーザーの注目も、ほぼこちらの「iPhone X」のほうに集中していると言っていい状況だ。

図5:「スマートフォン」カテゴリーにおける人気5モデルのアクセス推移(過去1か月)

図5:「スマートフォン」カテゴリーにおける人気5モデルのアクセス推移(過去1か月)

さらに、Android勢も含めたスマートフォン全体における、「iPhone X」の注目度を見てみよう。図5は、過去1か月における「スマートフォン」カテゴリーの人気ランキング上位5モデルのアクセス推移を示したもの。安定した人気を保ってきた、ファーウェイ「P10 lite」と、ソニー「Xperia XZ Premium」(ドコモ)については、ほぼ変わらないアクセスを集め、横ばいで推移しているのに対し、10月26日に発売されたサムスン「Galaxy Note8 SC-01K」(ドコモ)と、11月3日に発売されたアップル「iPhone X」(256GB・ドコモ)がこの2機種にからむ動きを見せ、2位グループを形成。これらよりも頭ひとつ抜けて首位となっているのが、SIMフリー版の「iPhone X」(256GB)となっている。9月の「iPhone 8/8Plus」発売時には、Android勢の人気機種に追いつかなかった今年のiPhoneだが、「iPhone X」は、これら人気モデルと同等か、それ以上の注目を集めているという点で、非常に印象的だ。

やはり11万円を超える価格がネック? 厳しい評価も目立つ

図6:iPhone人気5モデルの満足度推移(過去1か月)

図6:iPhone人気5モデルの満足度推移(過去1か月)

このように好調なスタートを切った「iPhone X」であるが、ユーザーの反応はさまざまだ。図6は、図4と同じく、今年の秋に発売されたiPhoneシリーズ主要5モデルの満足度推移を示したものであるが、「iPhone X」3モデルの満足度は、3.21〜4.31と、かなり開きがある(2017年11月8日時点)。もっとも高いのは、au版の256GBモデルで、もっとも低いのはSIMフリー版の256GBモデル。ドコモ版の256GBモデルはその中間くらいに位置している。なお、先行して発売された「iPhone 8」については、3.93〜4.31となっており、振れ幅は「iPhone X」ほどではないが、似たような評価傾向にある。カテゴリー平均が4.08であることを考えると、全体的にはやや低めの評価と言える。

ただ、その評価コメントを見てみると、その内容はさまざまだ。5点満点の人もいれば、1点をつける人もいるなど、相当に極端に振れている。もともと、iPhoneシリーズは、ユーザーが多く、新モデルへの期待値も高いため、あまり高い満足度は出づらい傾向にあるのだが、それにしても、今回の「iPhone X」に対する評価は激しく割れている。

厳しめの評価をつけた人のほとんどは、「製品としては悪くないが、高すぎる(価格に見合ったものではない)」という意見だ。「価格が大迫力。まだ半日しか触って無いけど正直自分のお金では買いたくはない」「会社のスマホを変えられる機会があったので購入しましたが、パソコンを越える価格の割に機能はそれほど向上していません」「斬新感・所有感・満足感と日常的な操作上のストレス、他のiPhoneとの価格差を勘案し、しばらく従来のiPhoneに戻すことにします」など、11万円(256GBモデルは14万円)を超える高額な製品の割に、期待外れだったという声が多い。

逆に、高めの評価をつけた人は、「これまでとはレベルの違う新世代のiPhoneだ」という意見が多い。「7→8はそんなに欲しさを感じませんでしたが、Xは絶対に買おうと思ってました。6以降そんなに進化を感じませんでしたが、これに関しては正常進化したなって思います」「7からの変更で唯一ネガティブな印象なのが、ズッシリと重くなったこと。それ以外では全て、Xが凌駕していると思った」など、最近目立った変化のないiPhoneシリーズの中では、大きく進化した本機を評価するという声がある。しかし、そのいっぽうで、「iPhoneの今後10年の方向性を探るチャレンジングな端末だと思います。質感や操作感はiPhoneのアイデンティティを貫いておりApple信者なら間違いなく買いですが、14万以上という高価格を考えると一般ユーザーはまだ「待ち」でいいのではないかと思います」のように、高評価を与えつつも、万人向けではないとする意見もあるなど、高額な製品ということもあって、こちらもなかなか評価は難しい様子がうかがえる。

元々、iPhone10周年記念モデルという特別な製品として登場した「iPhone X」だが、やはりネックとなるのは、その価格に見合った製品であるかどうかというところのようだ。現在、各携帯キャリアは半額負担キャンペーンなどを行い、機種変更時のユーザー負担を低く設定しているが、それでも、ほかのAndroidスマホなどに比べると、割高感はぬぐえない。良くも悪くもバツグンの注目度でスタートした「iPhone X」であるが、フリーク以外の一般ユーザーからの評価はやや厳しいものとなったようだ。

鎌田 剛(編集部)

鎌田 剛(編集部)

価格.comの編集統括を務める総編集長。パソコン、家電、業界動向など、全般に詳しい。人呼んで「価格.comのご意見番」。自称「イタリア人」。

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2017.11.23 更新
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