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最強カメラ搭載の高コスパスマホ! OPPO「R11s」が登場

スマートフォンの世界シェアで、サムスン、アップル、ファーウェイに続いて第4位のOPPOがついに日本市場に参入し、第1弾モデルとして「R11s」を発表した。価格は57,980円(税別)。都内で開催された発表会の様子とともに「R11s」をレポートする。

OPPOの日本市場第1弾投入スマートフォン「R11s」

OPPOの日本市場第1弾投入スマートフォン「R11s」

アジアナンバー1の実績を引っさげて日本上陸

OPPOは、世界第4位、アジア第1位のシェアを誇るスマートフォンメーカーだ。世界で初めてインカメラに美肌機能を実装したり、回転式カメラ搭載のスマートフォンを発売するなど、スマートフォンの中でもモバイルカメラ技術に注力しており、みずからを“カメラフォン”と呼ぶほどだ。

グローバル第4位、アジア第1位と、世界的に見ても勢いのあるOPPO

グローバル第4位、アジア第1位と、世界的に見ても勢いのあるOPPO

このOPPOが、このたび日本市場に参入し、第1弾モデルとして「R11s」を発表する。2017年11月にグローバル向けに発表されたモデルで、ミドルクラスの性能ながらも18:9の6.01型有機ELディスプレイ、デュアルレンズ採用のメインカメラ、AI機能を搭載するインカメラなど、機能面に関してはハイエンドモデルに引けをとらないスペックを備えている。

特にカメラ機能の評判が非常に高く、海外ユーザーからの「プロに撮影してもらったかのような写真が撮れる」「一眼レフのクオリティに近い」といったコメントが発表会で紹介されていた。こういったカメラ機能が評判を呼び、海外では若者を中心に好調なセールスを記録しているとのことだ。

ポートレート撮影では、プロ並みの写真が簡単に撮れるという。このカメラ機能を前面に押し出し、OPPOのスマートフォンは世界中の若者の間で人気が高いとのこと

次項では、「R11s」の実機写真を交えながら、発表会で紹介された「R11s」の機能を紹介していこう

6.01型有機ELディスプレイ搭載のミドルレンジスマホ「R11s」

まずは、「R11s」の外観デザインから紹介しよう。「R11s」の本体サイズは155.1(幅)×75.5(奥行き)×7.1(厚さ)mmで、重量は153g。レッド、ブラック、シャンパンゴールドの3色が用意されている。メタリックな素材を採用し、どのカラーも洗練されたデザインだ。手で持ってみると、本体は非常に薄いのだが、背面が外側に向かってカーブを描く形状になっており、思っていたよりも手にフィットした

6.01型FHD+(2160×1080)のディスプレイは有機ELパネルを採用し、昨今ハイエンドモデルのスマートフォンで主流となってきた18:9の縦長ディスプレイになっている。上下のベゼル幅は非常に狭くなっており、端末の端に向かって滑らかなカーブを描く2.5Dガラスが高級感をかもし出す。また、レッドモデルのみ、上下のベゼル部分にグラデーション加工が施されているのも特徴だ。

左からレッド、ブラック、シャンパンゴールドの各カラーバリエーション

左からレッド、ブラック、シャンパンゴールドの各カラーバリエーション

厚さ7.1mmと極薄ながらも、手の平に吸い付くようなホールド感がある

厚さ7.1mmと極薄ながらも、手の平に吸い付くようなホールド感がある

底面(右)にはmicroUSBポートとイヤホンジャックを備える

底面(右)にはmicroUSBポートとイヤホンジャックを備える

左側面(上)には音量調節ボタン、右側面(下)には電源ボタンを備える

左側面(上)には音量調節ボタン、右側面(下)には電源ボタンを備える

メタリックな背面は、光沢がなくサラサラとした手触りだ。背面中央の上部に指紋認証センサーを搭載

メタリックな背面は、光沢がなくサラサラとした手触りだ。背面中央の上部に指紋認証センサーを搭載

前面上部のベゼル部分にはフロントカメラ以外にも、距離センサーと光センサーが内蔵されており、顔認証の端末アンロックに対応している(端末カラーはホワイト)

通信機能は、nanoSIMカードを2枚同時に使用できるデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)に対応しているが、microSDカードとの排他利用になる。対応バンドはLTEが1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/38/39/40/41で、ドコモ、au、ソフトバンクのVoLTEに対応。3Gは1/2/4/5/6/8/19、GSMは900/1700/1800/1900/2100MHzの各バンドに対応する。無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/acに対応し、Bluetooth 4.2をサポートする。

デュアルレンズのメインカメラとAI機能搭載のフロントカメラ

「R11s」の最大の特徴は高性能なカメラ機能だろう。メインカメラはデュアルレンズ仕様で、それぞれ2000万画素と1600万画素のイメージセンサーを搭載。双方ともに、F1.7のレンズを採用しており、暗いところでも明るく撮影することができる。周囲の明るさを認識して、2つのカメラを切り替えてくれる機能を備えており、光を多く取り込めるシーンでは1600万画素のカメラを使用し、暗いシーンでは2000万画素のカメラを使用してノイズの少ない写真を撮影可能だ。

また、異なる被写界深度で被写体をとらえて、背景にボケ味を加える撮影もできる。発表会に登壇した写真家の角田修一氏は「ボケ味がすごくよく出ているいっぽうで、シャープにディテールをとらえてくれる。一眼レフカメラのクオリティにほど近い」と絶賛していた。

2000万画素と1600万画素のイメージセンサーを搭載するデュアルレンズ仕様のメインカメラ。カメラ部分は、やや出っ張っている

注目のカメラ機能に関しては、今回の発表会ではあまり触る時間がなかった。暗所での撮影やポートレート撮影は、後日実機レビューで確認したいところ

「R11s」はメインカメラだけでなく、フロントカメラにも力が入れられており、自撮りの画像処理にAIを採用した「A.I.ビューティーセンサー」機能が大きな特徴だ。ニューラルネットワーク技術を用いて、顔の254点の特徴から性別や年齢、肌の質感といった情報をデータベース化して学習。そこから最適な処理を導き出し、驚くほど美しく、かつ、自然な自撮りが可能になるという。

発表会で披露された「A.I.ビューティーセンサー」の1例。加工後の写真からは、加工前の写真からほくろや、くすみなどがきれいに処理されているのがわかる

実際に自撮りをしてもらったところ。「A.I.ビューティーセンサー」をオン、オフに切り替えられるのかどうかがわからなかったため、このあたりも実機レビューで確認したい

5分間の充電で2時間の通話が可能な「VOOC フラッシュチャージ」を搭載

「R11s」の基本スペックは、CPUが「Snapdragon 660(2.2GHz×4+1.8GHz×4 オクタコア)」、メモリーが4GB、ストレージ容量が64GB(microSDメモリーカードは最大256GBに対応)。「Snapdragon 660」は、「ZenFone 4」や「AQUOS R compact」などミドル〜ミドルハイクラスのスマートフォンに搭載されているCPUで、マルチタスクから3Dゲームまで不自由なくこなす能力を備えている。

バッテリー容量は3205mAhで、OPPOの低電圧充電技術である「VOOC フラッシュチャージ」に対応し、30分で約60%の急速充電が可能になっている。搭載OSは、「Android 7.1」をベースとしたOPPO独自の「ColorOS 3.2」。実際に試したところ、UIはAndroidというよりかiOSに近い印象で、Androidをずっと使用してきた人は少し困惑するかもしれないが、慣れれば問題ないだろう。もちろん、「Google Play」に対応しており、各種Androidアプリを利用できる。

ホーム画面で下から上にスライドすると設定メニューが表示される。これはAndroid端末ではなかなかお目にかかれないUI。このメニューを見たときは「ひと昔前のiOSですやん!」と声に出しそうになったが、心の中にとどめた

左が「R11s」、右が「iPhone X」で設定画面を開いたところ。アイコンデザインは結構違うが……。これ以上UIデザインをいじるのは大人気ないのでやめておこう

と思ったが、カメラのUIの比較写真もどうぞ! もはやここまできたら、似せ方も気持ちがいいレベルだ

と思ったが、カメラのUIの比較写真もどうぞ! もはやここまできたら、似せ方も気持ちがいいレベルだ

「R11s」は、基本スペックこそミドルクラスだが、ディスプレイやカメラ、デザイン、顔認証といった要素は、ハイエンドスマートフォンにまったく引けをとらない。「R11s」と同じ「Snapdragon 660」を搭載する代表的なスマートフォンは、シャープの「AQUOS R compact」や「ZenFone 4」があるが、前者が76,550円(税込)、後者が54,500円(税込)という価格を考慮すると、57,980円(税別)の「R11s」はコストパフォーマンスが高いと言えるだろう。

水川悠士(編集部)
Writer / Editor
水川悠士(編集部)
デジタル系メディアから価格.comへ。スマホ、スマートウォッチなどのガジェット周り、ゲーム関連を担当。触ってきた製品は数えきれないほど多いです。価格.comマガジンのYouTubeにも出演中。
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