パソコンやスマートフォンに関する基本ワザや知っておくと便利な機能をていねいに紹介する連載がスタート。“超”が付くほど簡単な使い方から、中上級者でも知っておくと役に立つ情報をお届けしていきます。第60回は、Amazon .co.jpを外出先で使うときにしておきたい設定を紹介します。
何かと便利でつい買い物をしてしまうAmazon.co.jpだが、ちょっと困ってしまうこともある。ログインするとトップページに、これまでの買い物など傾向から判断した「おすすめ商品」を表示してくれる機能だ。
超便利なレコメンド機能に罪はないが、自宅で周囲に誰もいない環境ならともかく、オフィスやカフェなど誰かに画面を見られる恐れのある場所で、うっかり「おすすめ商品」が表示されてしまうと、そこにちょっと恥ずかしい品々が並んで大変困ったことになる人もいるはずだ。
Amazon.co.jpは注文履歴を削除できない仕様だが、おすすめ商品や最近閲覧した商品などの表示をコントロールすることはある程度できる。
まず、「おすすめ商品」に影響を与える商品をカスタマイズしよう。Amazon.co.jpのトップページで検索ボックスの下に「マイストア」という項目があるのでここをクリックする。するとおすすめ商品などが一覧できるページに移動する。ここで検索ボックスの下にある「おすすめ商品を正確にする」をクリックする。これまで購入した商品や視聴済みビデオなどが表示されるので、おすすめ商品に反映したくないものの「おすすめ商品に使わない」にチェックを入れる。これで「おすすめ商品」にその商品に関連したものが表示されにくくなる。リストをさかのぼって、おすすめ商品に表示されたくないジャンルの商品に、どんどんチェックを入れていこう。
検索ボックスの下にある「マイストア」をクリック
「おすすめ商品を正確にする」をクリック
商品一覧の右端にある「おすすめ商品に使わない」にチェックを入れる。ぺージ左側で「購入済みの商品」「視聴済みのビデオ」などを切り替えられる
Amazon.co.jpでは、注文履歴は削除できないが、表示履歴は削除できる。これまで見てきた、ちょっと人には言いづらい商品を“見なかったこと”にすれば、おすすめ商品にそれらに関連した商品が表示されにくくなる。この設定も「マイストア」から行う。
前述の手順で「マイストア」を開いたら、「表示履歴」をクリックする
これまで表示してきた商品が一覧表示される。ここで「履歴を管理」をクリックする
「履歴を管理」をクリックすると、「すべての項目を削除」「閲覧履歴のオン/オフ」が表示される。また、商品の下にはそれぞれ「削除」ボタンが表示される。その商品を表示した過去を消したいのならその「削除」ボタンを押す。すべての表示履歴を消したいのなら「すべての項目を削除」をクリックしよう。その端末で表示履歴を使わないようにしたい場合は「閲覧履歴のオン/オフ」を「オフ」にすればいい。
これまで表示してきた商品が一覧表示される。見なかったことにしたい場合は商品の下にある「削除」を押す
すると、「削除」を押した商品が閲覧履歴から消える。それに関連するおすすめ商品も表示されにくくなる
閲覧履歴をまとめて削除するには、「すべての項目を削除」を押す