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塵も積もれば山となる

もっと安くしたい! ○○と「一緒」がお得な格安SIM


MVNO(仮想移動体通信事業者)の「格安SIM」で最大の魅力は何かといえば、やはり月額料金の安さです。毎月よほど大量に通信しない限り、大手携帯キャリアで同じデータ利用量の料金プランを契約するよりも、格安SIMのほうが月額料金は安いのです。

それだけでも満足なのですが、実は格安SIMでも大手携帯キャリアのような固定通信サービスとのセット割引を受けられたり、家族でキャリアをまとめることでさらに通信コストを節約したりできるのです。

そこで今回は、何かと「一緒に使う」ことでお得になる格安SIMをピックアップしてみたいと思います。

固定通信サービスと一緒で安くなる格安SIM

大手携帯キャリアほど大幅な割引ではありませんが、固定通信サービスと格安SIMの事業者を揃えることで、月額料金が安くなる場合があります。

たとえば、「IIJmioモバイルサービス(みおふぉん)」を提供するIIJでは、光回線を使った固定通信サービスの「IIJmioひかり」または「ビック光」と一緒に契約することで、IIJmioひかり/ビック光1回線につき毎月648円の割引が受けられる「mio割」を提供しています。

ほかにも「NifMo」を提供するニフティでは、固定通信サービスに加えて電気やガスもニフティで契約すると割引額が増える「まるっと割」を用意。NifMoとニフティの固定通信サービスを組み合わせると毎月最大216円割り引かれますが、電気が加わると割引額は毎月最大486円に増えます。ここにガス(日立市を除く東京ガスの都市ガス提供エリアで契約可能)も加わると、毎月最大594円が割り引かれます。

また、UQコミュニケーションズでは、同社の「UQ mobile」と「WiMAX」を一緒に契約することでUQ mobileの月額料金から毎月324円が割り引かれる「ギガMAX月割」の提供を、2019年3月1日から開始します。こちらも通信サービスの提供元を揃えることで割引を受けられるケースの一例です。

固定通信サービス等とのセット割引が受けられる格安SIMの例

固定通信サービス等とのセット割引が受けられる格安SIMの例

家族みんなで一緒に契約するとお得な格安SIM

1人1人が個別に契約するよりも、家族で一緒のMVNOを選ぶことで、トータルコストを安くできる場合もあります。

NTTコミュニケーションズの「OCN モバイル ONE」では、どの料金プランでも最大4つ(合計5つまで)のSIMカードを追加して、データ利用量をシェアできます。追加するSIMカード1枚あたりの月額料金は、音声通話SIMは1,188円、データ通信SIMは432円です。

たとえば、OCNモバイル ONEで毎月3GBのプランを契約すると、1人あたり1,944円掛かります。2人家族が個別に契約すれば合計3,888円、3人家族なら5,832円になります。

ところが、2人家族なら毎月6GBのプラン(月額2,322円)に音声通話SIMを1枚追加すれば、月額料金は3,510円です。3人家族の場合も、毎月10GBのプラン(月額3,240円)に音声通話SIMを2枚追加すれば5,616円で済むのです。

1つの契約にSIMカードを追加できる格安SIMは、このほかにもIIJmioモバイルサービス(みおふぉん)、BIGLOBEモバイル、イオンモバイル(シェア専用の料金プランを用意)などがあります。

注意点は、家族それぞれが必要とするデータ利用量次第では、かえって割高になってしまう場合もあること。月額料金が合計いくらになるのかを、乗り換える前に試算することをおすすめします。

SIMカードの追加オプションがある格安SIMの例

SIMカードの追加オプションがある格安SIMの例

ほかにも、家族で契約すると月額料金が直接割り引かれる格安SIMもあります。

ソフトバンクのサブブランド「ワイモバイル」やUQ mobileでは、2回線目以降の月額料金がそれぞれ毎月540円ずつ安くなる家族割引を提供しています(どちらも最大9回線目まで割引)。

また、ケイ・オプティコムの「mineo」では、最大5回線までの月額料金が毎月50円ずつ割り引かれます。同じeoID(各契約者が持つユーザーID)で契約している回線に適用される「複数回線割」は申し込み不要ですが、異なるeoIDで契約している回線向けの「家族割」は申し込みが必要です。

家族向けの割引サービスがある格安SIMの例

家族向けの割引サービスがある格安SIMの例

ポイントサービスとの連携がお得な格安SIM

料金が直接安くなるわけではありませんが、連携するポイントサービスを一緒に利用することでお得になる格安SIMもあります。

楽天が提供する「楽天モバイル」は、同社の「楽天スーパーポイント」との連携がお得です。楽天会員が楽天モバイルを契約すると、月額料金、通話料金、一部オプション料金を対象に100円につき1ポイントが貯まります。楽天モバイルの利用料金をポイントで支払うことも可能です(端末の割賦払い代金を除く)。

さらに、楽天会員が楽天モバイルの音声通話SIMを契約していると、それだけで楽天市場でのポイント付与率が2倍プラスされます。楽天のヘビーユーザーほど、楽天モバイルを契約することでお得になるでしょう。

また、LINEの格安SIM「LINEモバイル」では、月額料金1%分のLINEポイントが貯まります。貯まったポイントは利用料金の支払いに使えますし、決済サービス「LINE Pay」の残高に変換して、お買い物に利用することも可能です。

少額な割引でも積み重なれば家計の節約に!

格安SIMの割引サービスは大手携帯キャリアに比べれば少ない金額ですが、もともとの料金が安いので、割引率を考えれば無視できない価格です。

たとえば、IIJが提供する固定通信サービスとのセット割引である「mio割」の場合、1年間では合計7,776円が割り引かれますが、これはIIJmioモバイルサービス(みおふぉん)における毎月3GBの料金プラン(月額1,728円)4か月半の金額と同じです。

また、サブブランドが家族向けに提供している子回線の割引では、年間6,480円が割り引かれます。ワイモバイルや  UQ mobileで毎月2GB使えるスマホ向けの料金プランは月額3,218円(1年目は2,138円)なので、2か月分(1年目なら3か月分)が無料になるのとほぼ同じ。サブブランドの料金プランは通話料割引がセットになっているぶんほかの格安SIMよりも割高なので、家族で複数契約しているなら是非割引を申し込みたいところです。

塵も積もれば山となる。格安SIM選びに迷ったら、まずは自宅で契約している固定通信サービスのプロバイダーが提供しているものからチェックするのがいいでしょう。家族単位で乗り換えるなら、キャリアを1つにまとめることもお忘れなく。

松村武宏

松村武宏

信州佐久からモバイル情報を発信するフリーライターであり2児の父。気になった格安SIMは自分で契約せずにはいられません。上京した日のお昼ごはんは8割くらいカレーです。

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