ASUS JAPANは2019年3月29日、ノートパソコンの春モデルを4月6日から順次発売すると発表した。テンキー機能付きタッチパッド「NumberPad」を搭載したモバイルノート「ZenBook 13」や画面占有率95%の超狭額縁モデル「ZenBook S13」など4シリーズ11モデルをラインアップする。各モデルの詳細は以下の通り。
モバイルノートの主力モデルで、13.3型液晶を搭載する「ZenBook 13」と14型液晶の「ZenBook 14」をラインアップする。
ZenBook 13のCore i3モデル
ZenBook 13は左右のベゼルが4.5mm、上部が8mmの狭額縁設計で、画面占有率89%を実現。3年前に発売した同じ画面サイズの「ZenBook UX330」と比べると、フットプリント(設置面積)は約21%もコンパクトになっている。重量もCore i3モデルが約1.16kg、Core i5モデルが約1.25kgと軽量だ。
使い勝手の面では、狭額縁設計でありながらディスプレイの上部に92万画素のWebカメラを搭載。ディスプレイを開くと、キーボードが約3°傾斜する「エルゴリフトヒンジ」を備え、快適にタイピングできるほか、冷却性能の最適化も図っている。
タッチパッドにテンキー機能を持たせた「NumberPad」を備えるのも特徴だ。誤動作防止機能を搭載しており、数字を入力しているのか、カーソルを移動させているのかを認識し、誤入力を防いでくれる。テンキー機能はタッチパッドの右上をタッチするだけでオン・オフ可能。
価格も魅力的な設定で、Core i5モデルが129,500円(税別)、Core i3モデルも同じ価格だが、こちらにはOffice Home and Business 2016が搭載される。
面占有率89%の狭額縁設計
3年前に発売した同じ画面サイズの「ZenBook UX330」と比べると、フットプリントは約21%もコンパクトになっている
テンキー機能を備えるNumberPad
Core i5モデルはディスプレイが光沢仕上げ
ZenBook 13 Core i5モデル(カラー:ロイヤルブルー/アイシクルシルバー)
●CPU:Core i5-8265U●グラフィックス:UHD Graphics 620●メモリー:8GB●ストレージ:512GB SSD(PCI Express 3.0 x2接続)●ディスプレイ:13.3型液晶(1920×1080)●無線:IEEE802.11ac、Bluetooth 4.1●バッテリー駆動時間:約14.8時間●OS:Windows 10 Home 64ビット●本体サイズ:約302(幅)×189(奥行)×16.9(厚さ)mm●重量:約1.25kg●市場想定価格:129,500円(税別、以下同)
ZenBook 13 Core i3モデル(カラー:ロイヤルブルー/アイシクルシルバー)
●CPU:Core i3-8145U●グラフィックス:UHD Graphics 620●メモリー:8GB●ストレージ:256GB SSD(PCI Express 3.0 x2接続)●ディスプレイ:13.3型液晶(1920×1080)●無線:IEEE802.11ac、Bluetooth 4.1●バッテリー駆動時間:約14.9時間●OS:Windows 10 Home 64ビット●本体サイズ:約302(幅)×189(奥行)×16.9(厚さ)mm●重量:約1.16kg●ビジネス統合ソフト:Office Home and Business 2016●市場想定価格:129,500円
ディスプレイが14型のZenBook 14は、グラフィックスにNVIDIAの「GeForce M150」を搭載するなど高性能なのが特徴だ。CPUにはCore i7-8565Uを備える。主な仕様は以下の通り。
ZenBook 14(カラー:ロイヤルブルー)
●CPU:Core i7-8565U●グラフィックス:GeForce MX150(Optimus Technology対応)●メモリー:16GB●ストレージ:512GB SSD(PCI Express 3.0 x2接続)●ディスプレイ:14型液晶(1920×1080)●無線:IEEE802.11ac、Bluetooth 4.1●バッテリー駆動時間:約12.0時間●OS:Windows 10 Home 64ビット●本体サイズ:約319(幅)×199(奥行)×15.9(厚さ)mm●重量:約1.25kg●市場想定価格:159,500円
デザインや性能などにこだわったモバイルノートのプレミアムモデル。一番の特徴は画面占有率約95%という超狭額縁設計。左右のベゼル幅は3.5mmしかない。ディスプレイは13.9型液晶(1920×1080)で、sRGB100%の広色域を実現。上部には出っ張りがあり、ここにはWebカメラが搭載されている。
ZenBook S13
13.9型液晶を搭載し、画面占有率は約95%
超狭額縁設計により、本体はコンパクトな仕上がり。13.3型のノートパソコンよりも小型で、重量も約1.16kgの軽さとなっている。厚さも12.9mmとスリムだ。薄くて軽いだけでなく、高性能なのも特徴。CPUにはCore i7-8565U、グラフィックスにはGeForce MX150を搭載する。バッテリー駆動時間も約16.4時間の長さを実現。なお、NumberPadは搭載せず、タッチパッド右上部分に指紋認証センサーを備える。
ZenBook S13
●CPU:Core i7-8565U●グラフィックス:GeForce MX150(Optimus Technology対応)●メモリー:16GB●ストレージ:512GB SSD(PCI Express 3.0 x2接続)●ディスプレイ:13.9型液晶(1920×1080)●無線:IEEE802.11ac、Bluetooth 4.1●バッテリー駆動時間:約16.4時間●OS:Windows 10 Home 64ビット●本体サイズ:約316(幅)×195(奥行)×12.9(厚さ)mm●重量:約1.16kg●市場想定価格:199,500円
15.6型液晶を搭載するスタンダードノート。光学ドライブは搭載せず、スリムで軽量なのが特徴だ。厚さは19.9mm、重量は約1.7kg。狭額縁設計により、従来モデルよりもフットプリントは約13.7%も小型化されている。マイクロソフトやインテルが提唱する「モダンPC」として、売り込む。USB 3.1 Type-C(Gen1)やUSB 3.0、USB2.0、HDMIなど外部インターフェイスが充実しているのもポイント。
VivoBook 15 X512FA
市場想定価格は69,500円からと、手ごろな価格設定。カラーはピーコックブルーとトランスペアレントシルバーの2色が用意される。ASUS Store限定モデルとしてコーラルクラッシュモデルもラインアップする。
ASUS Store限定モデルとしてコーラルクラッシュモデル。Core i7を搭載する高性能なスペックで、価格は139,800円(税込)
X5412FA-826G512(カラー:ピーコックブルー/トランスペアレントシルバー)
●CPU:Core i5-8265U●グラフィックス:UHD Graphics 620●メモリー:8GB●ストレージ:512GB SSD(PCI Express 3.0 x2接続)●ディスプレイ:15.6型液晶(1920×1080)●無線:IEEE802.11ac、Bluetooth 4.1●バッテリー駆動時間:約10.5時間●OS:Windows 10 Home 64ビット●本体サイズ:約357.2(幅)×230.4(奥行)×19.9(厚さ)mm●重量:約1.7kg●市場想定価格:119,500円
X512FA-8265(カラー:トランスペアレントシルバー)
●CPU:Core i5-8265U●グラフィックス:UHD Graphics 620●メモリー:8GB●ストレージ:256GB SSD(SATA3接続)●ディスプレイ:15.6型液晶(1920×1080)●無線:IEEE802.11ac、Bluetooth 4.1●バッテリー駆動時間:約10.5時間●OS:Windows 10 Home 64ビット●本体サイズ:約357.2(幅)×230.4(奥行)×19.9(厚さ)mm●重量:約1.7kg●市場想定価格:109,500円
X512FA-8145(カラー:トランスペアレントシルバー)
●CPU:Core i3-8145U●グラフィックス:UHD Graphics 620●メモリー:4GB●ストレージ:128GB SSD(SATA3接続)●ディスプレイ:15.6型液晶(1920×1080)●無線:IEEE802.11ac、Bluetooth 4.1●バッテリー駆動時間:約9.9時間●OS:Windows 10 Home(Sモード) 64ビット●本体サイズ:約357.2(幅)×230.4(奥行)×19.9(厚さ)mm●重量:約1.7kg●市場想定価格:69,500円
X512FA-EJ121TS(カラー:トランスペアレントシルバー)
●CPU:Core i5-8265U●グラフィックス:UHD Graphics 620●メモリー:8GB●ストレージ:256GB SSD(SATA3接続)●ディスプレイ:15.6型液晶(1920×1080)●無線:IEEE802.11ac、Bluetooth 4.1●バッテリー駆動時間:約10.5時間●OS:Windows 10 Home 64ビット●本体サイズ:約357.2(幅)×230.4(奥行)×19.9(厚さ)mm●重量:約1.7kg●ビジネス統合ソフト:Office Home and Business 2019●市場想定価格:119,800円
ゲーミングノートPCの新モデルとして、NVIDIAのGeForce RTX 2080 Max-Qを搭載した「ROG ZEPHYRUS S GX531GX」とGeForce RTX 2070 Max-Qを搭載した「同 GX531GW」も発表。どちらも4月6日に発売する。
ROG ZEPHYRUS S GX531GX
高性能なグラフィックス性能を誇るGeForce RTX 20シリーズを搭載しつつ、NVIDIAのMax-Qデザインを採用することで、厚さ16.15mmのスリムボディを実現したのが特徴だ。
CPUには6コアのCore i7-8750Hを搭載。メモリーは大容量の24GB。ストレージはGX531GXがPCI Express 3.0 x4接続の1TB SSD、GX531GWがPCI Express 3.0 x2接続の512GB SSDを備える。パフォーマンスモードの変更や、メモリー領域の解放などは、専用アプリの「Armoury Crate」で行える。同アプリはスマートフォンから操作することも可能だ。
ディスプレイは1920×1080の15.6型液晶。リフレッシュレート144Hzの高速パネルで、滑らかな動きを実現している。応答速度も3msと高速だ。左右のベゼル幅が7mmに抑えられているなど、見た目もスマートだ。
「Active Aerodynamic System(AAS)」という強力な冷却機能も特徴で、ディスプレイを開くと、本体後部がわずかに開き、内部に空気を取り込み、薄型ボディながら、強力なエアフローを実現している。そのほかにも、0.1mm厚の極薄放熱フィン、12V動作の強力なファン、スリムなファンブレードなど最新の冷却機能を多数盛り込んだ。可動機構を備えるが、底面にマグネシウムアルミニウム合金などを採用することで、MIL規格に準拠したテストをクリアするなど、堅牢性にもこだわっている。
AASを搭載し、本体後部が開き、空気を取り込む
主な仕様は以下の通り。
GX531GX
●CPU:Core i7-8750H●グラフィックス:GeForce RTX 2080 Max-Q(Optimus Technology対応)●メモリー:24GB●ストレージ:1TB SSD(PCI Express 3.0 x4接続)●ディスプレイ:15.4型液晶(1920×1080)●無線:IEEE802.11ac、Bluetooth 4.1●バッテリー駆動時間:約4.0時間●OS:Windows 10 Home 64ビット●本体サイズ:約360(幅)×268(奥行)×15.35〜16.15(厚さ)mm(突起部除く)●重量:約2.1kg●市場想定価格:399,500円
GX531GW
●CPU:Core i7-8750H●グラフィックス:GeForce RTX 2070 Max-Q(Optimus Technology対応)●メモリー:24GB●ストレージ:512GB SSD(PCI Express 3.0 x2接続)●ディスプレイ:15.4型液晶(1920×1080)●無線:IEEE802.11ac、Bluetooth 4.1●バッテリー駆動時間:約3.7時間●OS:Windows 10 Home 64ビット●本体サイズ:約360(幅)×268(奥行)×15.35〜16.15(厚さ)mm(突起部除く)●重量:約2.1kg●市場想定価格:323,500円