ASUS JAPANは2019年6月14日、キーボード着脱式の17.3型ゲーミングノートPC「ROG Mothership GZ700GX」など、新型ゲーミングPC18製品を6月21日から順次発売すると発表した。超高性能なモデルから、13万円台の手ごろな価格のモデルまで幅広いラインアップそろえる。18製品の中から注目の2製品を詳しく紹介したい。
世界最高性能(2019年6月時点、ASUS調べ)を謳うキーボード着脱式の17.3型ゲーミングPC。キーボードを取り外して、デスクトップPCのように使うこともできる。
「ROG Mothership GZ700GX」
ディスプレイはNVIDIAのG-SYNC対応の4K(3840×2160)。CPUには8コア16スレッドの「Core i9-9980HK」(2.4GHz、最大5.0GHz)、グラフィックスにはNVIDIAの「GeForce RTX 2080」を搭載する。メモリーは64GB、ストレージは3台のNVMe SSD(容量は512GB)をRAID 0構成で搭載した超ハイスペックな仕様だ。無線LANは最新のWi-Fi 6(IEEE802.11ax)をサポート。
冷却面では、一般的な5V動作のファンよりも強力な12V動作のファンなど、すぐれた冷却システムを搭載。本体前面には4つのスピーカーを備えており、大迫力のサウンドでゲームをプレイできるという。
本体サイズはPC側が約410(幅)×320(奥行)×33.5(高さ)mm、キーボードドック側が約410(幅)×284.9(奥行)×9.45(高さ)mm。重量はPC側が約3.65kg、キーボードドックが約1.15kg。バッテリー駆動時間は約4.8時間。
市場想定価格は925,800円(税別)。税込みだと約100万円という、まさにモンスターマシンだ。発売は今年の秋の予定。
BMWグループのDesignworksとのコラボレーションで誕生した、ゲーミングノートPC。同社のゲーミングノートPCの主力シリーズで、市場想定価格13万円台から24万円台(税別)までの9モデルをラインアップする。
一番の特徴はデザイン。左右非対称のディスプレイ部分、独特な形状のヒンジ、2パターンのヘアライン加工を施した天板など、これまでのROGシリーズとは一線を画すデザインのモデルとなっている。
「ROG Strix SCAR III G531GV」
また、ASUS Store限定モデルの「ROG Strix SCAR III G531GV」(7月中旬発売予定)と「ROG Strix Hero III G531GV」(8月中旬発売予定)は、物理キーデバイス「Keystone」を搭載。NFCで本体と通信するKeystoneをセットすると、内蔵ストレージにシャドウドライブを構築でき、Keystoneをセットしたときだけ、このシャドウドライブにアクセスできる。また、パフォーマンス設定やライティング設定を紐付けて、その設定を利用するためのキーとしても利用できる。
内蔵ストレージにシャドウドライブを構築でき、そこにアクセスするための鍵になるKeystone
Keystoneを持ち運ぶ用のホルダーが用意される
また、この2モデルはリフレッシュレート144Hzの液晶を搭載。滑らかな動きでゲームが楽しめる。2モデルの主なスペックは、ディスプレイが1920×1080の15.4型。CPUはCore i7-9750H(2.60GHz、最大4.50GHz)、グラフィックスがGeForce RTX 2060、メモリーが16GB、ストレージが512GB SSDと1TB HDD。2モデルの違いは、本体カラーとキーボード面の柄。直販価格は2モデルとも249,800円(税別)。
デザインスケッチ
デザインサンプルは、より自動車のようなスタイル