ソニーモバイルは、2020年8月18日、同社のAndroidスマートフォン「Xperia 1 II」「Xperia 1」「Xperia 5」のSIMフリーモデルを発表した。各機種のキャリアモデルとの違いに加えて、新たに発表された端末の保証サービス「Xperia ケアプラン」についてもあわせて解説しよう。
「Xperia 1 II XQ-AT42」は、現在NTTドコモおよびauから発売中の5Gスマートフォン「Xperia 1 II」のSIMフリー版だ。3,840×1,644の4K表示に対応する約6.51インチの有機ELディスプレイや、ハイエンドSoC「Snapdragon 865 5G」など基本的な性能はキャリアモデルと共通で、ボディサイズも約72(幅)×166(高さ)×7.9(厚さ)mm、重量も約181gから変更はない。キャリアモデルと異なるのは、メモリーの容量が8GBから12GBへ、ストレージ容量も128GBから256GBにそれぞれ増量されている点と、フルセグ・ワンセグのテレビチューナーが省略されている点だ。
カメラ機能もキャリアモデルから変更はなく、メインカメラは焦点距離70mmの望遠カメラ、24mmの標準カメラ、16mmの超広角カメラ、3D iToFセンサーという組み合わせのクアッドカメラだ(いずれも35mm換算の焦点距離)。画素数はいずれも1,220万画素で揃えられている。フロントカメラは約800万画素だ。なお、専用の高性能カメラアプリ「Photography Pro」は最新バージョンがプリインストールされる。
また、キャリア版とは異なり2基のnanoSIMカードスロットを備えており、5Gではn77/78/79の各バンドに、4GではB/1/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/21/26/28/38/39/40/41/42の各バンドに対応する。
カラーバリエーションは既存のホワイト、パープルに加えて、SIMフリー限定色のフロストブラックが用意される。発売日は2020年10月30日で、直販サイト「ソニーストア」のほか、家電量販店などで発売される。市場想定価格は124,000円前後(税別)。
新色「フロストブラック」は、キャリアモデルのブラックが光沢仕上げなのに対して、マットな質感となっている
「Xperia 1 J9110」は、2019年夏にNTTドコモ、au、ソフトバンクの各社から発売されたハイエンドモデル「Xperia 1」のSIMフリー版。基本スペックはキャリアモデルからおおむね変更はなく、約72(幅)×167(高さ)×8.2(厚さ)mmで、重量約178gのボディに、約6.5インチで3,840×1,644表示に対応した縦横比21:9の有機ELディスプレイを搭載する。SoCは「Snapdragon 855」で、メモリー容量も6GBから変更はない。キャリアモデルとの違いは、ストレージ容量が64GBから128GBに増量されている点と、FeliCaポートとフルセグ・ワンセグのテレビチューナーが非搭載となっている点だ。
カメラ機能もキャリアモデルから変更はなく、メインカメラは焦点距離52mmの望遠カメラ、26mmの標準カメラ、16mmの超広角カメラという組み合わせのトリプルカメラで(いずれも35mm換算の焦点距離)、イメージセンサーはいずれも1,220万画素となる。フロントカメラは約800万画素だ。
こちらも2基のnanoSIMカードスロットを備えており、4GのB/1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/19/20/25/26/28/29/32/34/38/39/40/41/46/66の各バンドに対応している。5Gには非対応。
カラーバリエーションはブラックとパープルの2色となる。発売日は2020年8月28日で、直販サイト「ソニーストア」のほか、家電量販店などで発売される。市場想定価格は79,000円前後(税別)。
「Xperia 5 J9260」は、2019年秋モデルとしてNTTドコモ、au、ソフトバンクの各社から登場したミドルクラスモデル「Xperia 5」のSIMフリー版。こちらも基本スペックはキャリア版からおおむね変更はなく、約68(幅)×158(高さ)×8.2(厚さ)mm、重量約164gのボディに、2,520×1,080表示に対応した約6.1インチの有機ELディスプレイを搭載する。SoCは「Snapdragon 855」で、メモリー容量も6GBのままだ。キャリアモデルとの違いは、ストレージ容量が64GBから128GBに増量されている点と、フルセグ・ワンセグのテレビチューナーが非搭載となっている点だ。
カメラ機能もキャリアモデルから変更はなく、メインカメラは焦点距離52mmの望遠カメラ、26mmの標準カメラ、16mmの超広角カメラという組み合わせのトリプルカメラで(いずれも35mm換算の焦点距離)、イメージセンサーはいずれも1,220万画素となる。フロントカメラは約800万画素だ。
本機も2基のnanoSIMカードスロットを備えており、4GのB/1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/19/20/25/26/28/29/32/34/38/39/40/41/46/66の各バンドに対応している。5Gには非対応。
カラーバリエーションは、ブラック、グレー、ブルー、レッドの4色。発売日は2020年8月28日で、直販サイト「ソニーストア」のほか、家電量販店などで発売される。市場想定価格は69,000円前後(税別)。
上記3製品に対応する新たな保証サービスである「Xperia ケアプラン」も同時に発表された。これは、直販サイト「ソニーストア」で購入した場合に、月額500円(以下いずれも税別)または年額5,000円の掛け金を支払うことで、端末の故障・水濡れ・全損といったトラブルに際して交換または修理のサポートを割安で受けられるというもの。なお、交換にかかる費用は「Xperia 1 II」なら1回10,000円(年2回まで)、「Xperia 1」と「Xperia 5」なら1回7,000円(年2回まで)となる。修理費用は3機種とも共通で、ユーザー負担額の上限が5,000円(回数制限なし)に抑えられる。
FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。