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音声通話SIMが大幅に安くなったIIJmioの新料金プラン「ギガプラン」徹底解剖

インターネットイニシアティブ(IIJ)は格安SIMサービス「IIJmioモバイルサービス」において、2021年4月1日から新しい料金プラン「ギガプラン」の提供を始めます。

「ギガプラン」では、大手キャリアの「ahamo」「povo」「LINEMO」といった新料金ブランドとデータ利用量が同じ毎月20GBのプランが月額2,068円(税別、以下同様)で利用できるほかに、データ利用量が最も少ない毎月2GBのプランは月額858円と安く、節約志向のユーザーでも選びやすいのが特徴です。

ただし、これまで提供されてきた追加SIMがギガプランでは用意されないなど、現行のプランとの違いもあります。そこで今回は「ギガプラン」のサービス内容をチェックしつつ、現行プランとのコストを比べてみたいと思います!

※記事中の価格は特に表記がない限り税込です。

新料金プラン「ギガプラン」のサービス内容は?

それでは「ギガプラン」のサービス内容をチェックしてみましょう。最初に「ギガプラン」のデータ利用量と月額料金を以下にまとめました。

mineo新料金プラン「マイピタ」のサービス内容

mineo新料金プラン「マイピタ」のサービス内容

「ギガプラン」ではデータ利用量を毎月2GB、4GB、8GB、15GB、20GBの5種類から選ぶことができます。ネットワークはNTTドコモの「タイプD」とauの「タイプA」から選択可能です。ただし、SMS機能なしのデータ通信SIMおよび物理的なSIMカードが用意されないeSIMでは、選べるのはドコモのネットワークのみとなります。

IIJmioの現行プランで提供されているのは「ミニマムスタートプラン(毎月3GBまで)」「ライトスタートプラン(毎月6GBまで)」「ファミリーシェアプラン(毎月12GBまで)」の3種類なので、データ利用量の範囲を中容量に拡大しつつ選択肢が増えた形です。

音声通話SIMの月額料金は、前述のようにデータ利用量が最も多い毎月20GBの「20ギガプラン」が2,068円、最も少ない毎月2GBの「2ギガプラン」は858円です。SMS機能が付かないデータ通信SIMは毎月20GBが1,958円、毎月2GBが748円で、音声通話SIMとの差額は110円です。

いっぽう、現行の「ミニマムスタートプラン」の場合、音声通話SIMは月額1,760円、SMS機能なしのデータ通信SIMは月額990円で、差額は770円です。具体的なコスト比較は後述しますが、IIJmioではデータ通信SIMを基準として音声通話機能やSMS機能を追加する形になっているため、「ギガプラン」では音声通話機能の付帯料が大幅に安くなったことになります。

なお、現行プランでは毎月20GB(月額3,410円)もしくは毎月30GB(月額5,500円)を追加する「大容量オプション」が提供されていますが、「ギガプラン」には提供されません。大容量オプションは2種類を同時に契約することもできるため、現行プランでは最大で毎月62GBのデータ利用量が得られますが、「ギガプラン」では毎月20GBが上限となります。

続いて「ギガプラン」で利用できるオプションをチェックしてみましょう。主なオプションの内容を以下にまとめました。

「ギガプラン」で利用できる主なオプション

「ギガプラン」で利用できる主なオプション

現行プランでは最大10枚のSIMカードでデータ利用量を分け合える「追加SIM」が提供されており、音声通話SIMは毎月1,210円、データ通信SIMは毎月440円で追加することが可能です(ファミリーシェアプランの2枚目と3枚目に限り音声通話SIMは770円、データ通信SIMは無料)。

いっぽう「ギガプラン」では追加SIMが提供されず、代わりに「ギガプラン」の回線同士でデータ利用量をシェアできる「データ容量シェア機能」と「データ容量プレゼント機能」が2021年6月以降に提供される予定です。

「データ容量シェア機能」は現行プランの追加SIMに相当する機能で、同じmioID(IIJmioのユーザーID)で契約している最大10回線のデータ利用量を合算した上で共有することができます。現行の追加SIMは親回線に子回線がぶら下がっていましたが、「ギガプラン」ではおのおの独立した回線をまとめ上げる形に変わりました。もうひとつの「データ容量プレゼント機能」は、データ利用量を合算していない同一mioIDの回線へ必要に応じて容量を移すことができる機能です。

また、「ギガプラン」は4Gに加えて5Gのネットワークにも2021年6月以降に対応することが発表されています(タイプDのSMS機能付きデータSIMおよびeSIMは対象外)。5Gネットワークは追加料金なしで利用可能で、5Gと4Gのどちらを使うかはユーザーが任意に切り替えられる予定です。

音声通話SIM向けの通話料割引オプションは、現行プランと同じ「みおふぉんダイアル」が引き続き提供されます。みおふぉんダイアルでは30秒あたり22円の通話料が半額の11円になるほかに、月額660円で各通話最初の3分(同一mioID間は10分)が、月額913円で各通話最初の10分(同一mioID間は30分)が無料になる有料オプションも用意されています。

新料金プラン「ギガプラン」と現行プランのコストはどのくらい違う?

続いて「ギガプラン」と現行プランのコストを比較してみましょう。音声通話SIMとSMS機能なしデータ通信SIMのデータ利用量と月額料金を以下にまとめました。なお、現行プランについては大容量オプションを追加した場合のコストも併記しています。

「ギガプラン」と現行プランのデータ利用量と月額料金(音声通話SIM)

「ギガプラン」と現行プランのデータ利用量と月額料金(音声通話SIM)

「ギガプラン」と現行プランのデータ利用量と月額料金(データ通信SIM)

「ギガプラン」と現行プランのデータ利用量と月額料金(データ通信SIM)

「ギガプラン」ではデータ利用量の選択肢が増えると同時に区切り方も変わります。現行プランから移行する場合はデータ利用量を増やすか減らすかの選択が必要となりますが、データ利用量を大幅に増やさない限りコストは安くなります。

たとえば現行プランで音声通話SIMを契約しているユーザーが毎月6GBの「ライトスタートプラン」を利用している場合、月額料金は2,442円です。「ギガプラン」の月額料金は「20ギガプラン」でも2,068円なので、データ利用量を現行プランの3倍以上に増やしたとしても毎月374円安いことになります。もしも毎月の通信量が4GB以内におさまっていれば、月額1,078円の「4ギガプラン」に移行することで毎月1,364円のコストカットが実現します。

現行プランで大容量オプションを利用している場合はどうでしょうか。「ギガプラン」では大容量オプションが提供されませんが、提供予定の「データ容量シェア機能」を利用すればデータ利用量をまとめることができます。そのため、追加SIMを利用して家族の回線をひとつにまとめているような場合でも、「ギガプラン」に移行することでコストを安く抑えられます。

たとえば現行プランにおいて毎月42GB(ファミリーシェアプラン+大容量オプション30GB)を3回線の音声通話SIMでシェアしている場合、コストは月額10,626円となります。これに対し、毎月15GBの「15ギガプラン」を3回線契約した場合(合計で毎月45GB)のコストは半額以下の月額5,544円で済みます。

総務省によると、ユーザー1人のデータ利用量は約9割が毎月20GB以下とされています。「ギガプラン」で選べるデータ利用量の上限は毎月20GBなので、現行プランを契約するユーザーの多くは「ギガプラン」へ移行してもデータ利用量が不足せずに利用できると思われますし、コストカットのメリットが大きいので積極的に移行を検討するのがよさそうです。

また、大手キャリアの新料金ブランドは「ahamo」が月額2,970円、「povo」と「LINEMO」が月額2,728円ですが、「ギガプラン」は毎月20GBでも2,068円と安く、価格の点では大手キャリアの新料金ブランドよりもお得です。これから格安SIMや新料金ブランドの契約を検討している人は「ギガプラン」も選択肢に含めてみてはいかがでしょうか。

松村武宏

松村武宏

信州佐久からモバイル情報を発信するフリーライターであり2児の父。気になった格安SIMは自分で契約せずにはいられません。上京した日のお昼ごはんは8割くらいカレーです。

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