「話のネタになる最新ITニュースまとめ」は、主に海外のIT業界やインターネットで先週話題になったニュースを紹介する連載です。知っておいて損はない最新情報から、話のネタになりそうな事柄まで、さまざまなニュースをお届けしていきます。
NVIDIAは、仮想通貨のイーサリウムに対するマイニング性能(ハッシュレート)を制限したGPU「GeForce RTX 3080/3070/ 3060 Ti」を出荷すると発表しました。
品薄状態が続くGPU「GeForce RTX30」シリーズ
NVIDIAは最新のアーキテクチャー「Ampere」を採用したGPU「GeForce RTX30」シリーズを2020年後半に発売しましたが、新型コロナウイルス感染症の影響による世界的なチップ供給不足に加えて、仮想通貨のマイニング需要の増加により、品薄状態が続いていました。
「RTX30」シリーズは本来ゲーミング用途のGPUであり、NVIDIAとしては多くのゲーマーに届けることを望んでいるとのことです。こういった理由から、イーサリウムのマイニング性能を制限した「GeForce RTX 3080/3070/ 3060 Ti」を出荷するという措置にいたりました。
マイニング性能が制限されたGPUには、「Lite Hash Rate」または「LHR」と表記されます。出荷開始時期は2021年5月下旬ごろ。日本でも、6月ごろからは品薄状況が改善される可能性があります。
ソース:NVIDIA
クアルコムから、5Gスマートフォン向けの最新SoC「Snapdragon 778G 5G」が発表されました。
「Snapdragon 778G 5G」は、「Snapdragon 768G」の後継モデルとされるSoCです。CPUとGPUの性能が向上し、「Snapdragon 768G」と比較して処理性能が最大40%アップ。また、AIエンジンも6世代目となり、2倍以上の性能向上を達成しています。
Snapdragon700番台のSoCとしては、「Snapdragon Elite Gaming」の一部機能に初めて対応し、「Variable Rate Shading」(可変レートシェーディング)や「Qualcomm Game Quick Touch」(タッチ応答速度20%アップ)をサポートするなど、ゲーミングに対する性能も向上しています。
通信は、5Gのミリ波とSub6の両方に対応。「Snapdragon 778G 5G」を搭載するスマートフォンは、2021年第2四半期登場予定です。
ソース:クアルコム
アップルは、音楽配信サービス「Apple Music」にてロスレス、ハイレゾ楽曲の配信を2021年6月からスタートします。このロスレス再生のサポートページが公開され、その中で「HomePod mini」と「HomePod」が今後のソフトウェアアップデートにてロスレス再生に対応することが明らかになりました。
「HomePod mini」と「HomePod」は「Apple Music」のロスレス再生に対応へ
ロスレス楽曲にはALAC(Apple Lossless Audio Codec)というコーデックが使用され、16ビット/44.1kHzから最大24ビット/48kHzまでのロスレス楽曲や、24ビット/192kHzのハイレゾロスレスが提供される予定です。サポートページによると、「HomePod mini」と「HomePod」はロスレス楽曲の再生が今後のアップデートにて対応予定とのこと。アップデートの配布時期については明らかにされていません。
また、「Apple TV 4K」に関してはロスレス再生のみで、ハイレゾロスレスには対応しません。アップルによれば、ハイレゾロスレスを再生する場合は、多くのデバイスにおいてUSB-DACを使用する必要があるとしています。
なお。ワイヤレスイヤホン「AirPods」シリーズやヘッドホン「AirPods Max」については、Bluetoothを利用するためロスレス楽曲の再生には対応していません。
ソース:アップル
最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。