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シャープが、AFと速度性能を強化した「AQUOS R7」と、SD695を搭載する「AQUOS wish2」を発表

シャープは、2022年5月9日、5Gスマートフォンの新モデルとしてハイエンド機「AQUOS R7」と、エントリーモデル「AQUOS wish2」の2機種を発表した。「AQUOS R7」は、NTTドコモとソフトバンクより、「AQUOS wish2」はNTTドコモから発売される。各機種の特徴を紹介しよう。

AF性能とスピードを強化した1インチカメラ搭載機「AQUOS R7」

ハイエンドモデルの「AQUOS R7」は、前機種「AQUOS R6」の特徴でもあった、ライカ監修の1インチセンサーカメラを受け継ぐカメラ機能重視のスマートフォンだ。

サイズおよび重量はまだ公表されていないが、実機の印象はかなり大きめだ。ディスプレイには、2,730×1,260のWUXGA+表示に対応する約6.6インチの有機ELディスプレイ「Pro IGZO OLED」を搭載。ボディは、IPX5/8等級の防水仕様、IP6X等級の防塵仕様に加えて、MIL規格に準拠したタフネス性能を備える(詳細は後日発表)。ヘッドホン端子やFeliCaポートは引き続き搭載されるほか、Qi規格のワイヤレス充電に新たに対応した。バッテリーは容量5,000mAhとなる。なお、生体認証は3D超音波指紋センサーを使ったディスプレイ指紋認証が使われる。

ボディのサイズは公表されていないものの、手にした実機はなかなかのサイズ感だ

ボディのサイズは公表されていないものの、手にした実機はなかなかのサイズ感だ

右側面。デザインもエッジを効かせたものになった。電源ボタンとボリューム調整ボタンが備わるが、前モデルにあったGoogleアシスタントの呼び出しボタンは省略されている

右側面。デザインもエッジを効かせたものになった。電源ボタンとボリューム調整ボタンが備わるが、前モデルにあったGoogleアシスタントの呼び出しボタンは省略されている

本機のディスプレイは、前モデル「AQUOS R6」で採用されていた曲面ディスプレイから一般的な平面ディスプレイに変更されているが、機能面では、「AQUOS R6」同様に2,000nitという最大輝度と、1Hz〜240Hz(残像低減機能付き)の調整幅を持つ可変リフレッシュレートに対応する。また、2,000万:1のコントラスト比や約10億色の色表示、Dolby Visionにも引き続き対応している。新機能として、AIを使った超解像技術やバーチャルHDR、フレーム補間に対応しており、低品質な映像でも高品質な映像として再生できるようになっている。

フレーム補間では、1コマごとに処理を行い、24FPSを48FPSに、30FPSなら60FPSにと、2倍速のなめらかな映像を実現。なお、60FPS以上にはコンバートされない

フレーム補間では、1コマごとに処理を行い、24FPSを48FPSに、30FPSなら60FPSにと、2倍速のなめらかな映像を実現。なお、60FPS以上にはコンバートされない

本機は、SoCに最新世代のハイエンド向け「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載するほか、12GBのメモリーと256GBのストレージ、1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。OSはAndroid 12で、2年間で2回のバージョンアップ保証も継続される。5G通信機能では、AQUOSシリーズとして初めてミリ波に対応したほか、5Gのフル機能を利用できる5G SAモード(5G Stand Alone)にも対応した。また、Sub6とミリ波を同時に利用するデュアルコネクティブに対応しており、下り最大4.9Gbps、上り最大1.1Gbpsの高速データ通信が行える。

発熱の多さが指摘される「Snapdragon 8 Gen 1」だが、「AQUOS R7」は「AQUOS R6」よりも高い熱拡散性能を備えている

発熱の多さが指摘される「Snapdragon 8 Gen 1」だが、「AQUOS R7」は「AQUOS R6」よりも高い熱拡散性能を備えている

注目のカメラ機能を見てみよう。ライカ監修のメインカメラは、約4,720万画素の1インチイメージセンサーと、測距用の約190万画素センサーを組み合わせた、基本的にはシングルカメラだ。この1インチセンサーは新開発のもので、8個のフォトダイオードをひとつにまとめるオクタPD オートフォーカスや、センサー全面で位相差オートフォーカスに対応するなど、ネックだったオートフォーカスの性能が大幅に強化された。これにより、前モデル「AQUOS R6」と比較して合焦速度が2倍に向上したほか、AI処理の性能向上により、人物、顔、瞳の検出速度も1.5倍ほどに高められているという。また、広角撮影時や標準撮影時には4つのフォトダイオードをひとつにまとめて感度特性を確保しつつ、ズーム撮影時には約4,720万画素をフル活用して解像感を両立させている。このほか、動画撮影では、「AQUOS R5G」で対応していた8Kの動画撮影が復活。ただし、SoCが発熱しやすく、1分で保存データが数百MBになるということもあり、1分程度の短時間の撮影を想定しているとのこと。また、静止画ではRAW HDR撮影が可能で、より情報量の多いHDR撮影が可能となっている。

1インチの大型イメージセンサーを搭載。オートフォーカスや応答速度の向上がはかられている

1インチの大型イメージセンサーを搭載。オートフォーカスや応答速度の向上がはかられている

イメージセンサーは全面が位相差オートフォーカスに対応。ネックだったオートフォーカスの精度が高められた

イメージセンサーは全面が位相差オートフォーカスに対応。ネックだったオートフォーカスの精度が高められた

人の姿、顔、瞳の検出速度が前モデル「AQUOS R6」と比較して1.5倍に向上。ごく短い時間でピント合わせが行える

人の姿、顔、瞳の検出速度が前モデル「AQUOS R6」と比較して1.5倍に向上。ごく短い時間でピント合わせが行える

本機の販路と発売日だが、NTTドコモとソフトバンクから2022年7月下旬以降の発売が告知されている。価格は現時点では未定。

「Snapdragon 695 5G」を搭載したマイナーチェンジモデル
「AQUOS wish2」

「AQUOS wish2」は、2021年末に発売された「AQUOS wish」のマイナーチェンジモデルだ。再生素材を用いたボディに、1,520×720のHD+表示に対応した約5.7インチの液晶ディスプレイ、約1,300万画素のシングルカメラを組み合わせるといった基本的な設計はそのままだ。変更点は、SoCが「Snapdragon 480 5G」から最新世代となる「Snapdragon 695 5G」に変更されたこと。これによりCPUの処理性能が約33%、グラフィック性能も約19%の性能向上を果たしている。また、プリインストールされるOSが、「AQUOS wish」よりも1世代新しいAndroid 12となっており、今後2年間で最大2回のバージョンアップが受けられる。

本機は、NTTドコモより2022年6月下旬以降に発売される予定。価格は現時点では未定となっている。

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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