ニュース

Zen 4アーキテクチャー採用のAMD最新CPU「Ryzen 7000」シリーズは9月27日発売

Zen 4アーキテクチャー採用のAMD最新CPU「Ryzen 7000」シリーズは9月27日発売

AMDは2022年8月29日(米国現地時間)、次世代PC製品を発表する独自イベント「together we advance_PCs」を開催。次世代CPUアーキテクチャー「Zen 4」を採用したデスクトップPC向け最新CPU「Ryzen 7000」シリーズを9月27日に発売すると発表した。

今回明らかにされたSKUは全4種類。各SKUの仕様は以下のとおりだ。

■Ryzen 7000シリーズラインアップ
Ryzen 9 7950X
16コア/32スレッド、合計キャッシュ80MB、ベースクロック4.5GHz、ブーストクロック最大5.7GHz、TDP170W

Ryzen 9 7900X
12コア/24スレッド、合計キャッシュ76MB、ベースクロック4.7GHz、ブーストクロック最大5.6GHz、TDP170W

Ryzen 7 7700X
8コア/16スレッド、合計キャッシュ40MB、ベースクロック4.5GHz、ブーストクロック最大5.4GHz、TDP105W

Ryzen 5 7600X
6コア/12スレッド、合計キャッシュ38MB、ベースクロック4.7GHz、ブーストクロック最大5.3GHz、TDP105W

「Ryzen 7000」シリーズのラインアップと主な仕様

「Ryzen 7000」シリーズのラインアップと主な仕様

「Ryzen 7000」シリーズでは、最新世代のTSMC 5nmプロセスルールを採用している。コア数こそ前世代の「Zen 3」と同じ最大16基となっているが、動作クロックが最大で5.7GHzにまで引き上げられているほか、1クロック当たりの命令処理効率(IPC)も前世代の「Zen 3」に比べて約13%向上し、トータルで約29%のパフォーマンスアップを実現。エネルギー効率も大きく改善し、ワットあたりのパフォーマンスは最大27%向上しているという。

TSMC 5nmプロセスルール採用による動作クロックの引き上げ、1クロック当たりの命令処理効率(IPC)の向上の相乗効果で、トータルで約29%のパフォーマンスアップを実現

TSMC 5nmプロセスルール採用による動作クロックの引き上げ、1クロック当たりの命令処理効率(IPC)の向上の相乗効果で、トータルで約29%のパフォーマンスアップを実現

イベントで披露された「Ryzen 7000」シリーズの最上位モデル「Ryzen 9 7950X」と前世代の最上位モデル「Ryzen 9 5950X」との比較では、ゲーミングパフォーマンスで6〜35%、クリエイター向けパフォーマンスで32〜48%ほど向上。3Dレンダリングベンチマーク「V-Ray 5 Benchmark」では、ライバルのインテルの「Core i9 12900K」を62%も上回るパフォーマンスを達成し、消費電力あたりの性能も47%上回るという。

イベントで披露された「Ryzen 7000」シリーズの最上位モデル「Ryzen 9 7950X」と前世代の最上位モデル「Ryzen 9 5950X」との比較

イベントで披露された「Ryzen 7000」シリーズの最上位モデル「Ryzen 9 7950X」と前世代の最上位モデル「Ryzen 9 5950X」との比較

ライバルのインテルの「Core i9 12900K」を62%も上回るパフォーマンスを達成したという

ライバルのインテルの「Core i9 12900K」を62%も上回るパフォーマンスを達成したという

なお、「CES 2022」のタイミングで行われたイベントですでに明らかになっているとおり、「Ryzen 7000」シリーズではLGAパッケージを採用し、デスクトップ向けRyzen CPUでこれまで採用していたSocket AM4からSocket AM5にソケットが変更されている。Socket AM5では、供給できる電力が230Wまで引き上げられているほか、最大24のPCIe 5.0レーンをサポート。メモリーも最新のDDR5をサポートし、独自のメモリーオーバークロックプロファイル「AMD EXPO Technology」も導入される。メモリー速度は最大DDR5-6400になるそうで、「Ryzen 7000」シリーズの発売に合わせ、ADATA、Corsair、GeIL、G.SKILL、Kingston などから「AMD EXPO Technology」に対応したメモリーが発売される予定とのことだ。

Socket AM5プラットフォームの特徴

Socket AM5プラットフォームの特徴

独自のメモリーオーバークロックプロファイル「AMD EXPO Technology」も導。メモリー速度は最大DDR5-6400

独自のメモリーオーバークロックプロファイル「AMD EXPO Technology」も導。メモリー速度は最大DDR5-6400

Socket AM5プラットフォームに対応するチップセットについては、「X670 Extreme」「X670」「B650 Extreme」「B650」の4種類をラインアップ。「X670 Extreme」と「X670」チップセットを搭載するマザーボードは9月、「B650 Extreme」「B650」チップセットを搭載するマザーボードは10月以降の発売を予定している。

Socket AM5プラットフォームに対応するチップセットについては、「X670 Extreme」「X670」「B650 Extreme」「B650」の4種類をラインアップ

Socket AM5プラットフォームに対応するチップセットについては、「X670 Extreme」「X670」「B650 Extreme」「B650」の4種類をラインアップ

「Ryzen 7000」シリーズの米国での参考価格は、「Ryzen 9 7950X」が699USドル、「Ryzen9 7900X」が549USドル、「Ryzen 7 7700X」が399USドル、「Ryzen 5 7600X」が299USドル。前世代の「Ryzen 5000」シリーズとほぼ同等の価格となっているが、日本では「Ryzen 5000」シリーズ投入の時より円安が大幅に進行していることから、「Ryzen 5000」シリーズのスタートよりも若干高くなることが予想される。

「Ryzen 7000」シリーズの米国での参考価格。前世代の「Ryzen 5000」シリーズとほぼ同等の価格となった

「Ryzen 7000」シリーズの米国での参考価格。前世代の「Ryzen 5000」シリーズとほぼ同等の価格となった

今回はプラットフォームも刷新されるため、導入コストがやや気になるところではあるが、今回披露された内容を見る限り、パフォーマンスは大いに期待できそう。9月27日の発売に向け、国内での販売価格やマザーボードメーカー・メモリーメーカー各社からの新製品情報も徐々に明らかになってくるはずなので、今後も要注目だ。

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン プレゼントマンデー
パソコンパーツのその他のタグ
ページトップへ戻る