ASUS JAPANは2023年8月18日、ストリートウェアブランドのA BATHING APE(以下、BAPE)とコラボレーションしたノートパソコン「ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition」を発表した。天板やタッチパッドには、BAPEを象徴するカモフラージュ柄が施されている。バッグやフィギュア、ステッカーなど特別デザインの豪華なアクセサリーも見どころだ。
BAPEとコラボした「ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition」。発売は本日8月18日。希望小売価格はCore i9モデルが199,800円(税込)、Core i5モデルが149,800円(税込)と意外とお手ごろ
BAPEは、Nigo氏が1993年に設立した日本発のストリートファッションブランド。カモフラージュ柄が有名で、日本はもちろん、海外の有名アーティストにも愛用されている、日本を代表するブランドだ。
コラボパソコンは珍しいものではないが、今回のコラボはASUSとBAPEの両者の本気をひしひしと感じる。
カラーは「ミッドナイトブラック」と「クールシルバー」の2色が用意されている。外装だけでなく化粧箱やアクセサリー類も本体色と統一されており、「ミッドナイトブラック」がグリーン系、「クールシルバー」がブルー系となる。今回は「クールシルバー」モデルをお借りできたので、その本気度を写真でじっくり見ていきたい。
箱からコラボ全開! カモフラージュ柄とMiloフレンズが全面に描かれており、中央にはBAPEのロゴが配置されている。この箱は捨てずにとっておきたいところ
内箱は同じ模様がカラーで描かれている。ハンドルは紙製で、接着剤も不使用。見た目だけでなく、環境にも配慮した内箱だ
内箱を開けるとノートパソコン本体とBaby Miloのフィギュアが! おもちゃ箱のようで、テンションが上がる
天板はカモフラージュ柄の特別仕様。フォトエッジング加工が施されており、キラキラ光るのが見どころ。右側のバッジもVivobookとBAPEのダブルロゴが入ったコラボモデルならではの特別仕様だ
専用のオリジナル壁紙
カーソルを合わせるとBaby Miloと友だちが現れるライブ壁紙も用意されている
タッチパッドにもカモフラージュ柄が施されている
パームレストにはBAPEのロゴ。Baby Miloが後ろからのぞき込んでいるのがかわいい
背面にもコラボのロゴが配置されている
バッグやワイヤレスマウス、ステッカーなどのアクセサリーが付属
コラボモデルの見どころがアクセサリー類だ。バッグはカモフラージュ柄の特別デザイン。バッグにはノートパソコン本体はもちろん、3つのポケットがあり、ワイヤレスマウスやACアダプターが収納できる。ファスナーの引き手にもBAPEの猿の模様があしらわれており、細部までこだわって作られている。
壁紙と同じ青色系のカモフラージュ柄のバッグ。Baby Miloと友だちも描かれている
バッグにはノートパソコン本体はもちろん、ワイヤレスマウスやACアダプターが収納可能。A4サイズの紙も入る
引き手などにBAPEロゴがあしらわれている
ワイヤレスマウスは壁紙と同じ青系のカモフラージュ柄で、黒色の付け替えカバーが付いている。マウス自体は、2.4GHz帯のレシーバーでの接続とBluetoothでの接続が可能。クリック音が静かで操作性は抜群だ。こちらにもBAPEの猿の模様が入ったストラップが付いています。
ワイヤレスマウスは小型で持ち運びがしやすいタイプ。ASUSはゲーミングマウスも手掛けているので、作りはしっかりしている
Bluetoothだけでなく、レシーバーを使っての無線接続が可能。DPIの調整もできる。ポータブルマウスながら、機能的なマウスだ
付属のフィギュアはBaby Miloとノートパソコン。パソコンを操作しているBaby Miloがかわいい。ノートパソコンの天板は壁紙と同じ青色系の迷彩柄。キーボードステッカーを貼れば、見た目をさらにBAPE仕様にカスタマイズできる。
手のひらサイズのBaby Milo。パソコンを見ている姿がかわいい
キーボードステッカーを使って、よりBAPE仕様にカスタマイズできる
「ミッドナイトブラック」モデル
ノートパソコンとしての基本スペックを見ていこう。
ディスプレイは2880×1620の2.8K OLED(有機EL)。リフレッシュレートが120Hz、応答速度が0.2msの高性能なディスプレイだ。色域はDCI-P3 100%と幅広い色を再現可能。有機ELらしい鮮やかな表示で、写真や動画はもちろん、日常作業も高画質&高精細な画面で行える。
ラインアップは以下の4モデル。Core i9モデルとCore i5モデルで、それぞれ「ミッドナイトブラック」と「クールシルバー」の2色のカラバリが用意されている。
K5504VA-MA262W(ミッドナイトブラック)、K5504VA-MA254AW(クールシルバー)
・CPU:Core i9-13900H
・メモリー:16GB LPDDR5-4800
・ストレージ:1TB(PCI Express 4.0 x4接続)
・希望小売価格:199,800円(税込)
K5504VA-MA253W(ミッドナイトブラック)、K5504VA-MA265W(クールシルバー)
・CPU:Core i5-13500H
・メモリー:16GB LPDDR5-4800
・ストレージ:512GB(PCI Express 4.0 x4接続)
・希望小売価格:149,800円(税込)
本体サイズは359.3(幅)×229.4(奥行)×19.35(高さ)mm、重量は約1.6kg。光学ドライブは非搭載で、15.6型ノートPCとしては薄型軽量のボディだ。バッテリー駆動時間は約14.4時間(カタログスペック)。MIL規格準拠で堅牢性も高い。15.6型ノートパソコンながら、付属のバッグに入れて、積極的に持ち運びたいところだ。
今回試したCore i5モデルの性能を定番ベンチマークで測定してみた。結果は以下のとおり。Core i5-13500Hは、Pコアが4基、Eコアが8基の12コア16スレッド。Pコアの動作周波数は最大4.7GHzとCore i9モデルには劣るものの実力十分なCPUだ。メモリーも16GBなので、画像編集などクリエイティブな作業もサクサクこなせるだろう。
CPU性能を測定する「CINEBENCH R23/R20」の結果。最新世代かつHプロセッサーということで、どちらもハイスコアだ
パソコンの総合性能を測定する「PCMark 10 Professional Edition」の結果。総合スコアは5520と高いスコアを記録した
使い勝手の面では、Windows Hello対応の指紋認証ボタンを備える。Webカメラはプライバシーシールド付き。キーボードは同社のほかのノートパソコンと同じく、印字が大きく見やすいのがいいところ。キータッチは軽めで、打鍵音が静かなのも魅力だ。3列のテンキー付きで数字を入力する機会が多い人にはうれしい。
外部インターフェイスは、Thunderbolt 4(Type-C)、USB 3.2 Type-A(Gen1)、USB 2.0 Type-A、HDMI出力、マイク入力/ヘッドホン出力を備える。
207万画素のWebカメラはプライバシーシールド付き。カメラを閉じているときはカメラ部分がオレンジ色になり、物理的にカメラがオフになっていることがわかる
外部インターフェイスは右側面に集中している
ACアダプターは90Wタイプ。Thunderbolt 4経由での充電も可能
「ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition」はASUSとBAPEの両者の本気を感じるコラボモデルだ。充実のアクセサリー類はしっかり作り込まれており、非常に完成度が高い。ノートパソコン本体も第13世代Coreプロセッサーを採用しており、性能が高く、有機ELディスプレイも高品位だ。15.6型ノートパソコンながら、重量は約1.6kgと軽量なので、付属のバッグに入れて積極的に持ち運びたい。
希望小売価格はCore i9モデルが199,800円(税込)、Core i5モデルが149,800円(税込)と、コラボモデルながらASUSらしい手ごろな価格なのも見逃せない。BAPEファンはもちろん、高コスパなノートパソコンを探している人もぜひチェックしてみてほしい。
ガジェットとインターネットが好きでこの世界に入り、はやいもので20年。特技は言い間違いで、歯ブラシをお風呂、運動会を学芸会、スプーンを箸と言ってしまいます。お風呂とサウナが好きです!