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28分の急速充電が魅力のミドルハイスマホ「OPPO Reno10 Pro 5G」登場

OPPO(オッポ)は2023年9月28日、ミドルハイスマホの新モデル「OPPO Reno10 Pro 5G」を発表した。防滴・防塵、おサイフケータイなど国内向けの機能を搭載しつつ、最短28分での急速充電や高品質なトリプルカメラなど、ミドルハイらしい高性能が光る1台だ。その特徴に迫ろう。

最短28分の急速充電が可能なミドルハイスマホ「OPPO Reno10 Pro 5G」が登場した

最短28分の急速充電が可能なミドルハイスマホ「OPPO Reno10 Pro 5G」が登場した

ひと回り大きな「OPPO Reno 9 A」の兄弟機

「OPPO Reno10 Pro 5G」は、2412×1080のフルHD+表示に対応した約6.7インチの有機ELディスプレイを備えたミドルハイスマホ。ボディサイズは約75(幅)×163(高さ)×7.9(厚さ)mm、重量は約185gで、約6.4インチのディスプレイを備えたオッポの定番モデル「OPPO Reno 9 A」よりもひと回り大きい。このディスプレイは、約10億色の表示や120Hzのリフレッシュレートに対応するなどハイエンドレベルの性能を備えている。なお、IPX4の防滴仕様とIP5Xの防塵仕様、おサイフケータイ対応や、マイナンバーカード機能(スマホ用電子証明書機能)など、国内向けの機能もしっかり対応している。

大画面の製品だが、重量が約185gに抑えられているうえ、側面が曲面のエッジディスプレイを使用しており、かなり持ちやすい

大画面の製品だが、重量が約185gに抑えられているうえ、側面が曲面のエッジディスプレイを使用しており、かなり持ちやすい

グローバルモデルがベースだがおサイフケータイに対応している。NFCを使ったマイナンバーカード機能(スマホ用電子証明書機能)も利用できる

グローバルモデルがベースだがおサイフケータイに対応している。NFCを使ったマイナンバーカード機能(スマホ用電子証明書機能)も利用できる

搭載されるSoCは、2021年登場のミドルハイ向け「Snapdragon 778G 5G」で、8GBのメモリーと256GBのストレージを備える。なお、メモリーカードスロットは搭載されない。OSは、Android 13をベースにしたColorOS 13(カラー・オーエス・13)が使われる。なお、OSの機能として最大16GB 相当まで拡張可能な仮想メモリー機能や 、システム劣化防止機能が搭載されており、48か月使ってももたつきなく操作が行える。

メモリーやストレージの容量も十分と言える

メモリーやストレージの容量も十分と言える

通信機能を見てみよう。2基のnanoSIMカードスロットを備えるほか、eSIMにも対応しており、これらのうち2個のSIMを同時に併用できるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)にも対応している。なお、対応する5G専用周波数帯はn77とn78で、NTTドコモの使用するn79は非対応。そのため、NTTドコモのSIMを使った場合5Gのエリアや通信速度に制約が発生する場合がある。

同梱の充電器で80Wの急速充電に対応

本機は4600mAhのバッテリーを内蔵している。製品パッケージに80Wの出力に対応した充電器が同梱されており、最短28分での超高速充電が可能だ。なお、急速充電はオッポ独自の規格である「80W SUPERVOOCフラッシュチャージ」で、汎用の充電器やモバイルバッテリーを使用した場合、上限13.5Wの充電になる。

また、オッポの持つ「BHE(Battery Health Engine)」技術によって、バッテリーの長寿命化も実現。購入当初のバッテリー持ちを4 年間維持できるとしている。

「BHE(Battery Health Engine)」は、バッテリー自体の改良に加えて、ソフトウェアの制御などさまざまな技術を組み合わせたもの。1日1回の充電を毎日4年間行ったとしても、当初の容量の8割が維持できる

同梱の充電器を使うことで80Wの急速充電が可能。なお、スペアの充電器はメーカーの直販サイトで購入できる

同梱の充電器を使うことで80Wの急速充電が可能。なお、スペアの充電器はメーカーの直販サイトで購入できる

ポートレート撮影に強いカメラ。広角カメラは光学式手ぶれ補正に対応

もうひとつの注目点であるカメラを見てみよう。メインカメラは、約5000万画素の広角カメラ(標準カメラ)、約3200万画素の望遠カメラ(35mm判換算の焦点距離は46mmで、広角カメラに対して2倍のズーム)、約800万画素の超広角カメラという組み合わせだ。望遠カメラは一眼カメラでは伝統的な標準画角である50mmに近いうえに、ポートレートモードを使った背景ぼかしも可能なので、被写体を浮かび上がらせた印象的な撮影が行いやすい。

ポートレート撮影に強い望遠カメラを搭載。また、広角カメラも光学式手ぶれ補正に対応しているので暗所撮影のしやすさにも期待できる

ポートレート撮影に強い望遠カメラを搭載。また、広角カメラも光学式手ぶれ補正に対応しているので暗所撮影のしやすさにも期待できる

ソフトバンクで取り扱い、SIMフリー版も用意

最後に販路を解説しよう。本機は通信キャリアではソフトバンクが取り扱う。SIMフリー版はIIJmioやmineo といった格安SIM事業者でも販売される。家電量販店や大手ECサイトでも購入可能だ。なお、オッポの直販サイトにおける価格は86,800円(税込)。

田中 巧(編集部)
Writer / Editor
田中 巧(編集部)
通信を中心にしたIT系を主に担当。Androidを中心にしたスマートデバイスおよび、モバイルバッテリーを含む周辺機器には特に注力している。
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