エンタメから資料作成までお任せ! 3.2K高精細ディスプレイ搭載の11インチタブレット
シャオミは、11.2インチのタブレット「Xiaomi Pad 7」を2024年3月13日に発表しました。3.2Kの高精細ディスプレイと、ミドルクラスのSoCによる処理性能により、動画鑑賞などのエンタメから、資料作成やイラスト作成などにも対応できるタブレットです。
シャオミ「Xiaomi Pad 7」、市場想定価格54,980円〜(税込。以下同)、2025年3月13日発売
※本記事は検証機でのレビューを掲載しているため、実機とは詳細が異なる可能性があります。
本機の特徴は大きくて高精細なディスプレイ。11.2インチで、かつ3:2というアスペクト比のディスプレイは、アプリやWebサイト、動画が非常に見やすくなっています。
Chromeでは基本的にPC版のWebページが表示されます
Webページのように縦のスクロールが長いコンテンツは縦表示のほうが快適
画面が大きいため、写真や動画が非常に見やすいです
また、最大144Hz駆動のリフレッシュレートやDolby Vision、Adaptive HDR対応など、特に動画やゲーム向けのスペックが高く、タブレットの主な用途がエンタメ関連という人にはピッタリ。4つのスピーカーはDolby Atmos対応。立体的に感じられるサウンドが楽しめます。
動画や映画、アニメを見たり、ゲームをタブレットで遊ぶことが多い人は、質の高い視聴環境が得られるのがメリット
また、作業効率という面では、大きな画面を活用した資料作成、アプリの分割表示なども楽に行えるでしょう。
本体は6.18mmと薄型で、重量は500g。余計なものをそぎ落としたシンプルなデザインで、メタルのボディからは高級感もあります。ただし、カメラ部がせり上がっているため、デスクなどに背面を下向けに置いた場合に安定しません。ケースやスタンドを併用したほうがよいでしょう。
本体背面はマットで高級感あり。薄型なので、持ち出しも楽に行えます
カメラ部がせり出しているので、直置きするとガタついて操作しにくくなります
個人的に気に入ったのは、Googleの生成AI「Gemini」がワンボタンで起動すること。アプリを起動することなく、調べ物などを行う際にスムーズに「Gemini」を使えるのは便利です。
「Gemini」は本体右側の電源ボタン長押しで起動。すぐにアクセスできるのはイイですね
カメラは背面のメインカメラが1300万画素、フロントカメラが800万画素。ここは同じタイミングで発表された上位モデル「Xiaomi Pad 7 Pro」からスペックが削られている部分になりますが、タブレットにカメラを求めない人であれば必要十分。フロントカメラでWeb会議を行うのにも問題のない品質です。
性能を左右するSoCは「Snapdragon 7+ Gen 3」。どちらかというとミドルハイクラス寄りのパフォーマンスで、一般的な作業を行う分には問題なし。負荷のかかるゲームを高画質で楽しみたい、長尺の動画を編集したいといった高度なクリエイティブ用途でなければ問題ないでしょう。
「Xiaomi Pad 7」をレビューした印象は、ハイスペックなディスプレイを備えるミドルハイクラスのタブレットという感じ。薄型のボディでシンプルなボディは、持ち出しやすく、かつ、万人受けするデザインです。
Androidタブレットの中では高価な部類に入りますが、ミドルクラスのスマートフォンと同等と考えるとむしろお得感があります。自宅や外出先で使う見やすいタブレットを探している人はチェックして損はないでしょう。