2015年7月29日にドスパラから発売されたスティック型パソコン「Diginnos Stick DG-STK2F」の人気が上昇している。価格.comの「デスクトップパソコン」カテゴリーにおける売れ筋ランキングでは4位という人気。「Windows 10 Home」搭載で16,000円程度で買えるという手軽さが受け、「新OSをちょっと試してみたい」という消費者のニーズをうまく捉えているようだ。
ドスパラ「Diginnos Stick DG-STK2F」は、OSに32bit版の「Windows 10 Home」を搭載したスティック型パソコン。手のひらサイズの本体をテレビやモニターのHDMIポートに接続することで、手軽にパソコンとして使うことができる。従来モデルに対して基板設計を工夫し、日本電産コパル製の冷却ファンを用いることで、高い負荷が連続する状態でも処理速度を維持できるようにしたという。スペック的には、クアッドコアCPUの「Atom Z3735F」を搭載し、メモリーが2GB、ストレージは32GB eMMC。インターフェイスは、HDMI×1、USB×1、microUSB×2(1ポートは給電用)を装備した。無線通信は、IEEE802.11b/g/n対応の無線LANとBluetooth 4.0をサポートする。本体サイズは109(幅)×18(高さ)×40(奥行)mmで、重量は約60g。
「デスクトップパソコン」カテゴリーにおける売れ筋上位5製品のランキング推移
「Diginnos Stick DG-STK2F Windows 10 モデル K 05436-10a」の最安価格推移
「価格.comトレンドサーチ」で見ると、「デスクトップパソコン」カテゴリーにおける売れ筋ランキングでは、本製品「Diginnos Stick DG-STK2F」は、2015年7月29日の発売から1週間後の8月5日に6位にランクイン。直近の8月7日には4位まで順位を上昇させた。なお、8月6日時点での最安価格は、発売時の19,980円より20.0%安い15,984円だった。
「Diginnos Stick DG-STK2F Windows 10 モデル K 05436-10a」のライバルランキング
上の図は、本製品とよく購入比較をされる製品を表したライバルランキングで、図中の「勝率」は、比較された結果、本製品がどれだけの確率で選ばれたかを示している。スティック型パソコンという独自ジャンルの製品だけに競合状況が気になるところだが、これを見ると、ライバル5製品中3製品がスティック型パソコンとなっており、本製品はこれら3製品に高い勝率で勝ち越している。16,000円程度という最安価格の安さや、「Windows 10 Home」を搭載している点が、ほかにはない大きな魅力となっていそうだ。また、ライバル2位の「Diginnos DG-M01IW Windows 10 モデル K05435-10a」は、同じドスパラから発売されている文庫本サイズのミニパソコンで、こちらも同様に「Windows 10」を搭載した製品となっている。
7月29日より正式公開となった新OS「Windows 10」だが、まだ搭載PCの新モデルがさほど出ていないこともあって、新OSをちょっと試してみたいというユーザーにとっては、「Windows 10」を搭載するスティック型PCを購入することが、ちょっとしたブームになっているようだ。