オクタコアCPUやAndroid 5.0が主流。Windows Phoneも登場!

2015夏のLTE対応SIMフリースマホ7機種ガイド!

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SIMロックのかかっていないSIMフリースマートフォンがますます増加中だ。ここでは、2015年4月1日以降にリリースされた最新のSIMフリースマートフォンの中から、通話エリアや通信速度にすぐれ、実用性の高いLTE対応機種をピックアップして紹介しよう。

※本記事では、LTEバンドの対応表にauの対応状況を記載しているが、auのSIMカードをSIMフリースマートフォンと組み合わせて利用した場合、バンドが適合していてもLTEネットワークとの接続が行えない場合がある。なお、auの回線を使ったSIMカードでは音声通話やSMSは利用できない。

鬼スペックを実現したSIMフリースマホ
ASUS「ZenFone 2」

SIMフリースマホでは定番モデルと言っていいASUS「ZenFone」シリーズに加わった最新モデル「ZenFone 2」。大きな特徴は、1080×1920のフルHD表示に対応する約5.5インチの大画面ディスプレイを備えたこと。これにより、約77.2(幅)×152.5(高さ)×10.9(厚さ)mmで重量約170gという堂々としたサイズになった。なお、このZenFone 2は、RAM、ストレージ、CPUの違いによって3種類のバリエーションが用意されている。

処理性能の向上も著しい。特に上位2機種は、4GBという、通信キャリア製SIMロックスマートフォンでも見かけない大容量RAMを搭載。Android 5.0では、メモリーの消費量が増えるので、大容量RAMの搭載は心強い。ストレージも、最上位機種では64GBの大容量が搭載されており、そのほかのモデルでも32GBが確保されている。

CPUには、インテルのクアッドコアプロセッサーを採用。4GBのRAMを搭載する上位2機種は「Atom Z3580プロセッサー(2.33GHz)」を、3GBのRAM搭載モデルは「Atom Z3560(1.83GHz)」をそれぞれ搭載している。対応するLTEバンドの多さも本機の特徴で、バンド1/2/3/4/5/6/8/9/18/19/28を利用できる。

4GBのRAMや幅広い周波数帯に対応するなど、スマートフォンとしての基本性能の高さが魅力

4GBのRAMや幅広い周波数帯に対応するなど、スマートフォンとしての基本性能の高さが魅力

メインカメラは画素数約1300万に性能が向上。F2.0のレンズと組み合わせている

メインカメラは画素数約1300万に性能が向上。F2.0のレンズと組み合わせている

 

 

限りなくタブレットに近い大型&高性能スマホ
ファーウェイ「HUAWEI P8Max」

フルHD表示に対応する約6.8インチのディスプレイを装備するSIMフリースマホ。約93(幅)×182.7(高さ)×6.8(厚さ)mmで重量約228gというタブレットに近いサイズの大型モデルで、ディスプレイには、「Ascend Mate 7」で好評だったIPS-NEOが採用されている。IPS-NEOパネルは、IPS液晶のネックだったわずかなバックライトの漏れを徹底的に押さえ込んでおり、黒の表現力が高い。

CPUには、ファーウェイのグループ企業であるHisilicon社のオクタコアCPU「Kirin 935」を採用。このCPUは、2.2GHzで動作するA53Xコアを4個、1.5GHzで動作するA53コアを4個内蔵し、本機にインストールされるAndroid 5.0を64bitで動作させることができる。RAMも3GB、ストレージも32GBが確保されており、ハイエンドモデルとして十分な内容だ。
本機のユニークな機能として、メインカメラに搭載される約1300万画素のイメージセンサーに、通常の赤、青、緑に白を加えた4色センサーとなっている点がある。4色センサーは、感度の向上やノイズの削減に効果があり、暗い店内や夜景のような高感度撮影時で、肉眼に近い印象の撮影が可能になる。

なお、本機は、国内で利用できるLTEの対応バンドがバンド1と3の2つだけで、本機と同時に発表されたエントリーモデル「HUAWEI P8lite」で対応しているLTEバンド8/19/28に対応していない点には注意したい。

約6.8インチという大画面ディスプレイを採用する大型スマートフォン。大きなボディを生かし4360mAhという大容量バッテリーを搭載し、2日以上の連続使用を実現している

アルミ製ボディは継ぎ目が少なく質感はかなり高い。また、内部は放熱を重視した7層構造になっており長時間利用しても不快な熱を感じにくくなっている

 

 

高性能DACを搭載し、音楽再生にこだわったオクタコアスマホ
ZTE「Blade S g03」

約5.0インチ(720×1280)のIPS液晶を備える標準的なサイズのスマートフォン。ボディサイズは約70.7(幅)×144(高さ)×7.7(厚さ)mmで、重量は約132gと、5インチクラスのスマートフォンとしては比較的コンパクトにまとめられている。

搭載されるCPUは、オクタコアの「Snapdragon 615 MSM8939」。これは、1.5GHzと1.0GHzで動作するCortex A53コアをそれぞれ4個搭載したもので、64bitアーキテクチャーにも対応している。RAMは2GB、ストレージは16GBだ。OSは、Android 5.0がプリインストールされている。本機の特徴に、サウンド性能のこだわりがある。旭化成エレクトロニクス製のDAC「AK4375A」を採用しており、原音に忠実な音楽再生が可能だ。

なお、本機の兄弟モデルとしてクアッドコアCPU 「Snapdragon 410」や1GBのRAM、8GBのストレージを備え、DACを省略した「Blade S Lite g02」もラインアップされている。

約5.0インチという適度な画面サイズに、オクタコアCPUやAndroid 5.0を組み合わせたBlade S g03

約5.0インチという適度な画面サイズに、オクタコアCPUやAndroid 5.0を組み合わせたBlade S g03

丸められたエッジやフラットな背面など持ちやすさにも配慮されている。メインカメラは約1300万画素でF2.0の明るいレンズと組み合わされている

 

 

「ダブルレンズ」搭載で、ユニークなカメラ機能を実現
ファーウェイ「honor6 Plus」

楽天モバイルから登場しているファーウェイのスマートフォン「honor6 Plus」。本機は、フルHD表示に対応する約5.5インチのIPS-NEO液晶ディスプレイを備え、サイズは約75.7(幅)×150(高さ)×7.5(厚さ)mmで、重量は約165gとなっている。ちょうど「P8Max」と「P8Lite」の中間にあたるサイズと言えそうだ。

搭載されるCPUは、オクタコアの「Hisilicon Kirin 925(1.8GHz×4+1.3GHz×4)」で、32GBのストレージと、3GBのRAMを採用。また、プリインストールされるOSがひとつ前の世代にあたるAndroid 4.4であることが、Android 5.0を採用する「P8」シリーズとの相違点となっている。

本機の特徴は、背面に備わる二眼カメラ「ダブルレンズ」だ。このカメラのうち片方は、被写界深度を計測するためのもので、画像の撮影には使わない。このダブルレンズを使うことで、撮影後にピントの位置を調整したり、ふたつのレンズを組み合わせてノイズの少ない高感度撮影が行える。

フルHD表示に対応する約5.5インチのIPS-NEO液晶ディスプレイを搭載。比較的大きめのスマートフォンだ

フルHD表示に対応する約5.5インチのIPS-NEO液晶ディスプレイを搭載。比較的大きめのスマートフォンだ

メインカメラは2個のカメラを備え、被写界深度を計測する。その情報を使い、ピントの位置を変更して背景をぼかしたり、2個の画像を合成した高感度撮影が行える

 

 

Android 5.0とオクタコアCPU搭載で2万円台を実現!
ファーウェイ「HUAWEI P8lite」

ファーウェイのラインアップでもエントリーモデルに位置づけられる「HUAWEI P8lite」。HD表示に対応する約5.0インチのディスプレイを備え、約71(幅)×143(高さ)×7.7(厚さ)mmで重量約131gという、軽量ボディにまとまっている。

本機は価格.comの最安価格で2万円台という低価格にもかかわらず(2015年7月2日現在)、オクタコアCPUの「Hisilicon Kirin 620」を搭載している。また、RAMが2GB、ストレージも16GBが確保されており、OSも最新のAndroid 5.0がプリインストールされるなど、低価格モデルではあるが基本性能に手抜きが見られない点も好ましい。

なお、国内で対応可能なLTEバンドが1/3/8/19/28と比較的多めだ。特にNTTドコモのプラチナバンドであるバンド19や、サービスが始まった700MHz帯に対応していることは、本機の使い勝手に有利に働くはずだ。

HD表示対応の約5.0インチのディスプレイを採用。約7.7mmという薄型ボディは、上位モデルP8Maxと同じくアルミ製だ

約1300万画素のメインカメラを搭載。背面はヘアライン加工が施されており質感もなかなか良好

約1300万画素のメインカメラを搭載。背面はヘアライン加工が施されており質感もなかなか良好

 

 

4年ぶりに登場したWindows Phone
マウスコンピューター「MADOSMA Q501」

国内では約4年ぶりに登場したWindows Phoneの「MADOSMA Q501」。Windows Phoneは、Officeとの親和性や、企業ネットワークとの親和性が高いなど、ビジネス利用で注目を集めている。ユーザーインターフェイスはWindows 8.1のスタート画面のようにタイルが並び、フォントを巧みに使ったアプリの画面デザインなど、ほかのスマートフォンとは違った特徴あるユーザーインターフェイスとなっている。

本機は、HD表示対応の約5.0型液晶を採用し、クアッドコアCPU「Snapdragon 410 MSM8916(1.2GHz)」、1GBのRAM、16GBのストレージを搭載しており、Windows Phoneとしては標準的なスペックのスマートフォンとなっている。ただ、Windows Phoneは動作が比較的軽快なこともあり、動作はかなりなめらかだ。

OSにWindows Phone 8.1を搭載しているMADSUMAだが、今年の後半に登場が予定されている「Windows 10 Mobile」の対応を見越した設計がなされている。Windows 10 Mobileは、アプリがPC版Windows 10と共通化されるので、欠点だったアプリ不足が改善される可能性がある。

約5.0インチの画面や、クアッドコアCPUを備えた国内では約4年ぶりに登場したWindows PhoneのMADOSMA。この夏以降Windows Phoneは何機種か登場する見込みだ

重量が約125gに抑えられており非常に軽く収まっている。セカンドマシンとして持ち歩くのも苦になりにくい

重量が約125gに抑えられており非常に軽く収まっている。セカンドマシンとして持ち歩くのも苦になりにくい

 

 

auとNTTドコモで、この春から始まった700MHz帯のLTEサービス

最後に、SIMフリーを含めて、スマートフォンを選ぶうえで、知っておいて損のない最新トピックをお伝えしておこう。それは、NTTドコモとauが、新たに700MHz帯を使ったLTEサービスを、限られた地域ではあるが開始したことだ。700MHz帯は、基地局から遠くまで電波が届き、建物の壁を通り抜けたり、物陰を回りこみやすいなど、効率的に通話エリアを広げることができる。また、700MHz帯はLTEバンド28として国際的に標準化されており、北米や太平洋地域諸国で対応エリアが増えている。国内では、ソフトバンクやワイモバイルでも開通予定なので、今後は、国内すべての通信キャリアが対応することになる。

ただし、国内の700MHz帯は、大きな劇場や競技場で使用されているワイヤレスマイク、FPU(テレビ放送用の中継装置)といった機器・設備が今でも使用している。それらの既存の機器・設備が、700MHz帯以外の帯域に移行が完了したエリアでないと、700MHz帯をLTE用途に使うことができない。そのため、700MHz帯のエリア拡大は進むものの、爆発的な速度で進むとは考えにくいが、長い目で見ると、700MHz帯のLTEサービスに対応していることは、スマートフォンの使い勝手を高めることにつながるはずだ。これからのスマートフォン選びでは、バンド28に注目して選んでみてもいいだろう。

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

製品 価格.com最安価格 備考
ZenFone 2 メモリ4GB/ストレージ64GB SIMフリー 25,699 LTE対応SIMフリースマートフォン
ZenFone 2 メモリ4GB/ストレージ32GB SIMフリー 26,999 LTE対応SIMフリースマートフォン
ZenFone 2 メモリ2GB/ストレージ32GB SIMフリー 19,999 LTE対応SIMフリースマートフォン
HUAWEI P8max SIMフリー 46,800 LTE対応SIMフリースマートフォン
Blade S g03 SIMフリー 0 LTE対応SIMフリースマートフォン
Blade S Lite g02 SIMフリー 26,329 LTE対応SIMフリースマートフォン
honor6 Plus SIMフリー 0 LTE対応SIMフリースマートフォン
HUAWEI P8lite SIMフリー 0 LTE対応SIMフリースマートフォン
MADOSMA Q501WH SIMフリー 10,778 LTE対応SIMフリースマートフォン
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2016.12.1 更新
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