アップルの新型スマートフォン「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」が今月25日に発売され、約1週間が経過した。今回は1週間使ってわかった最新iPhoneのいいところと気になるところをレポートしたい。なお、アップルは2015年9月28日に新型iPhoneの2モデルの全世界での販売台数が3日間で1300万台以上に達したと発表した。出足としては過去最高のペースとなり、改めてiPhoneの人気の高さを示した。iPhoneの利用者が多いと言われる日本でも、iPhone 6s Plusと新色のローズゴールドモデルが入手しにくい状況となっている。iPhone 6sに関しては、在庫のあるお店が多く入手しやすいようだ。
今回のiPhone 6s/6s Plusは、製品名からわかるように、「iPhone 6」および「iPhone 6 Plus」の改良版なので、見た目とサイズはほとんど変わっていない。重量はiPhone 6sが14g、iPhone 6s Plusが20gほど重くなっている。筆者はiPhone 6 Plusを利用しているが、持ち比べて重くなった印象は受けなかった。多くの人はケースに入れて持ち歩くので、このくらいの重量の増加は気にならないだろう。見た目はそのままだが、より強いアルミニウム合金と丈夫なガラスを採用することで、従来モデルよりも剛性感が高まっている。画面を強く押す「3D Touch」のために、剛性のアップは必須だったのかもしれないが、ユーザーからすれば、少しでも丈夫になったのはうれしいポイントだ。
新色のローズゴールドだが、入荷待ちの店舗が多く人気が高いようだ。アップルのオンラインストアでも出荷時期がほかの色よりも長い。ピンク系の色だが、落ち着いた上品な色味で、アップルらしい高級感のある仕上がりだ。言うまでもないが、女性に人気が出そうなカラーだ。
iPhone 6s/6s Plusには、高級な素材を惜しみなく使われている。細部の作りも精巧で美しい。4.7型のiPhone 6sは金属の凝縮感があって、手によくなじむ。5.5型のiPhone 6s Plusは、少しだけ間延びした印象はあるが、一度大画面に慣れてしまうと小さい画面では物足りなくなるはずだ。ディスプレイの解像度は従来モデルから変わっていない。
外装はグレードの高いアルミニウム合金を使用し、強度がアップしている
ボタンなど細部の作り込みには徹底的にこだわっている
新色のローズゴールドは、上品で高級感のある仕上がり。幅広い年代の女性に受け入れられそうだ
iPhone 6sとホワイトのシリコンケースの組み合わせ。よく見ると黒ではなくグレーのアップルマークと白のコントラストがカッコいい
iPhone 6s Plusとレザーケース。こちらは大人の雰囲気だ