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Surface Pro 4対抗!? デルから4K対応の12.5型2in1パソコン「Latitude 12 7000 2-in-1」

デルは2016年1月20日、ビジネス向けの2in1パソコン「Latitude 2-in-1」およびタブレット端末「Venue Pro」の新モデルを発表した。いずれも高いセキュリティ性や管理性を備えたビジネス向けモデルだが、4K対応の12.5型液晶ディスプレイを搭載した「Latitude 12 7000シリーズ 2-in-1」など先進的で特徴的なモデルもラインアップする。ここではLatitude 12 7000シリーズ 2-in-1の特徴を紹介したい。

Latitude 12 7000シリーズ 2-in-1は、4Kも選べる12.5型の2in1パソコン。日本マイクロソフトの「Surface Pro 4」に近いポジショニングのモデルだ。参考価格はCore Mモデルが173,980円(税別)から。近日発売予定

「Surface Pro 4」に対抗!? 4Kも選べる「Latitude 12 7000シリーズ 2-in-1」

個人向けの「New XPS 12 2-in-1」をベースとしたビジネス向けの2in1パソコン。モバイルノート並みの12.5型液晶ディスプレイと着脱式キーボードを備えたモデルで、日本マイクロソフトの「Surface Pro 4」に近いポジショニングのモデルだ。薄型・軽量ボディが特徴で、タブレット端末単体の厚さは約8.1mm、重量は約730.7g。スリムキーボード装着時の重量は約1.4kg。ボディにマグネシウム合金を使用しており、ビジネス向けモデルでありながら、質感が高くスマートなデザインなのも見どころだ。さらに、オプションではあるが、Surface Pro 4を上回る3840×2160の4Kディスプレイが選択できる。

キーボードはモビリティバックライトキーボードとスリムキーボードの2種類を用意。モビリティバックライトキーボードはヒンジ部分に装着して、ノートパソコンのように利用できる。スリムキーボードは、Surface Pro 4のようなスタンド付きだ。どちらもマグネットで接続する。

主な仕様は、CPUがCore M/Core M vPro、OSがWindows 8.1/10、メモリーが4GB/8GB LPDDR3、ストレージが最大512GB SSD。ディスプレイは1920×1080と3840×2160の2種類の解像度を用意。前面に500万画素、背面に800万画素のカメラを備える。外部インターフェイスには、USB Type-C(Thunderbolt)端子×2、SDメモリーカードスロットを搭載。「Type C to Type A USB 3.0 ドングル」 が標準で付属する。発売日は未定で、近日発売予定。参考価格はCore Mモデルが173,980円(税別)から。

12.5型の大画面液晶を搭載しながら、タブレット端末単体の重量は約730.7gに抑えている

12.5型の大画面液晶を搭載しながら、タブレット端末単体の重量は約730.7gに抑えている

次世代規格のUSB Type-C(Thunderbolt) 端子を2基搭載する。タブレット端末単体の厚さは約8.1mmと非常にスリムだ

2種類のキーボードを用意。右がモビリティバックライトキーボードと左がスリムキーボード

2種類のキーボードを用意。右がモビリティバックライトキーボードと左がスリムキーボード

スリムキーボードは、Surface Pro 4と同じキックスタンド付き

スリムキーボードは、Surface Pro 4と同じキックスタンド付き

モビリティバックライトキーボードは溝にタブレット端末を装着する

モビリティバックライトキーボードは溝にタブレット端末を装着する

Cherry Trailを搭載したコスパの高いタブレット端末

Venue Proは、CPUに「Atom x5-Z8500」(開発コード名Cherry Trail)を採用しつつ、同社らしい高いコストパフォーマンスを実現。最小構成の直販価格は8型の「Venue 8 Pro 5000シリーズ」が41,980円(税別)から、10.1型の「Venue 10 Pro 5000シリーズ」が55,980円(税別)から。共通の特徴として、Venueシリーズで初めてデータtんそうと充電を兼用するUSB Type-C端子を搭載。VGAやHDMI、LAN(RJ-45)、USB 3.0端子を備えた「USB Type-Cアダプター」(オプション)などと接続できる。2048段階の筆圧を検知できるスタイラスペンもオプションで用意する。

Venue 8 Pro 5000シリーズの主なスペックは、CPUがAtom x5-Z8500、メモリーが2GB/4GB LPDDR3、ストレージが32GB/64GB(eMMC)。ディスプレイは1280×800と1920×1200の2種類の解像度を用意。OSはWindows 8.1 64ビット/8.1Pro 64ビット、Windows 10 Home 64ビット/10 Pro 64ビットから選択できる。本体サイズは130(幅)×216(奥行き)×9.45(厚さ)mm、重量が377.1kg。外部インターフェイスにUSB Type-C端子×1、microSDカードスロットを備える。

Venue 10 Pro 5000シリーズの主なスペックは、CPUがAtom x5-Z8500、メモリーが4GB LPDDR3、ストレージが64GB/128GB(eMMC)。ディスプレイの解像度は1920×1200。OSはWindows 8.1 64ビット/8.1Pro 64ビット、Windows 10 Home 64ビット/10 Pro 64ビットから選択できる。本体サイズは262.6(幅)×175.8(奥行き)×9.85(厚さ)mm、重量は662.1kg。外部インターフェイスにUSB Type-C端子×1、USB3.0(Type-A)端子×1、Micro HDMI端子、microSDカードスロットを備える。オプションでバックライト付きキーボードも選べる。

CPUにAtom x5-Z8500(Cherry Trail)を搭載するVenue 10 Pro 5000シリーズ

CPUにAtom x5-Z8500(Cherry Trail)を搭載するVenue 10 Pro 5000シリーズ

オプションのスタイラスペン。2048段階の筆圧検知をサポートする

オプションのスタイラスペン。2048段階の筆圧検知をサポートする

VGAやHDMI、LAN(RJ-45)、USB 3.0端子を備えた「USB Type-Cアダプター」(オプション)

VGAやHDMI、LAN(RJ-45)、USB 3.0端子を備えた「USB Type-Cアダプター」(オプション)

世界最薄ベゼルの24型液晶ディスプレイ「U2417H」

20日に東京都内で開催された発表会では、世界最薄ベゼルの23.8型液晶ディスプレイ「U2417H」も発表された。上部、左右のベゼル幅が5.3mm、下部も8.3mmと極細ベゼルが特徴だ。前機種の「U2414H」に比べて上部と下部のベゼルが45%も薄くなっており、より快適にマルチモニター環境を構築できるという。DisplayPortの出力端子を備えており、DisplayPortをデイジーチェーン接続して使える。

解像度は1920×1080。IPS液晶を採用しており、178度(上下、左右)の広視野角を実現。色域はsRGB99%をカバー(色補正完了証明書同梱)。13cmの高さ調整、前後傾斜調整(チルト)、左右回転(スイーベル)、縦横回転(ピポット)が可能。USBハブ機能を備えており、周辺機器を直接接続できる。

外部インターフェイスはHDMI入力端子、DisplayPort入力端子、Mini DisplayPort入力端子、DisplayPort出力端子、USB3.0端子×4、オーディオ出力。本体サイズは537.6(幅)×188.0(奥行き)×355.3〜485.3(高さ)o、重量は約6.30kg(ケーブル、スタンド含む)。

上部と左右が5.3mm、下部が8.3mmの極細ベゼルが特徴のU2417H

上部と左右が5.3mm、下部が8.3mmの極細ベゼルが特徴のU2417H

ベゼルが細いのでマルチモニターとして利用した場合も境目が気にならない

ベゼルが細いのでマルチモニターとして利用した場合も境目が気にならない

三浦善弘(編集部)
Writer / Editor
三浦善弘(編集部)
出版社で月刊誌やWebメディアの編集・記者を経験し、2013年にカカクコム入社。「価格.comマガジン」にて、PCやスマートフォン分野を担当。取材歴は20年以上。現在は「価格.comマガジン」全体を統括する。
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