「いまさら聞けない!? パソコンとスマホの基本ワザ」は、パソコンやスマートフォンに関する基本ワザや知っておくと便利な機能をていねいに紹介する連載です。“超”が付くほど簡単な使い方や、中上級者でも知っておくと役に立つ情報をお届けしていきます。第19回は、「Windows 10」のデスクトップを広くする方法を紹介します。
Windows 10のタスクバーにはスタートボタン、検索ボックス、小さいアイコンが並んだタスクトレイがあり、画面の解像度が1366×768程度のパソコンだと、かなりきゅうくつに見える。アプリケーションのアイコンもたくさん並べられない。タスクバーとそこに並ぶアイコン(ボタン)を「設定」で小さくすると、表示できるアイコンの数を増やせる。タスクバーを小さくする(低くする)と、デスクトップも少しだけ広く使えるようになる。デスクトップが狭いと感じている人はぜひ試してみてほしい。
通常のWindows 10(Anniversary Update適用済み)のデスクトップ。これは解像度1366×768のパソコンだが、デスクトップが狭く感じる
タスクバーを小さくしてみよう。まずアクションセンターかスタートメニューから「設定」を起動する。起動したら「個人用設定」をクリックする
ウインドウ左側にある「タスクバー」をクリックする。この手順以外に、タスクバーを右クリックして「設定」を選ぶ方法でもよい
ウインドウ右側にタスクバーの設定項目が表示される。ここで「小さいタスクバーボタンを使う」をクリックして「オン」にする
「小さいタスクバーボタンを使う」を「オン」にしたデスクトップ。タスクバーの背が低くなってアイコンも小さくなり、多くのアイコンを並べられるようになった
タスクバーのカスタマイズをもうひとつ紹介しよう。Windows 7以降、初期状態ではタスクバーにはアプリのアイコン(ボタン)のみが表示されるようになった。タスクバーに多くのアイコンを並べて一覧できるメリットはあるが、アイコンだけではどんなアプリかわかりにくい。また、どのファイルを開いているのか、ひと目で分からないといった難点もある。
これを、Windows XPやVistaまでのようにタスクバーのアプリアイコンを横長のボタンにして、ソフト名と開いているファイル名などを表示させることができる。XPの使い勝手が好みという人は試してみよう。
起動中のアプリやタスクバーに登録しているアプリは、そのアイコンのみがタスクバーに表示されている。これをXPのようなスタイルに変えてみよう
「設定」の「個人用設定」を開き、ウインドウ左側で「タスクバー」をクリックすると右側にタスクバーの設定項目が表示される。ここで「タスクバーボタンを結合する」をクリックしてプルダウンメニューを開いて、項目を選んでクリックする。おすすめは「タスクバーに入りきらない場合」だ
タスクバーに並ぶアプリアイコンのうち、起動中のものは表示が横長のボタンになり、アイコンと開いているファイルやWebサイト名などがいっしょに表示されるようになる