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SIMフリータブレット頂上対決! ASUS「ZenPad 3」VS. Huawei「Media Pad T2」! 「ZenPad 3」が発売から一気に売れ筋1位を奪取!

ASUS「ZenPad 3 8.0 Z581KL」

ASUS「ZenPad 3 8.0 Z581KL」

キャリアアグリゲーションにも対応した本格派のLTE対応SIMフリータブレット

一時期と比べるとだいぶ落ち着いたとは言え、まだまだ人気のタブレット市場に、またもや注目の製品が登場した。ASUSが2016年9月16日に発売した7.9型Androidタブレット「ZenPad 3 8.0 Z581KL」(以下、ZenPad 3)がそれだ。特徴は、2,048×1,536(QXGA)という高解像度を実現した7.9型IPS液晶。表面のガラスには耐久性に定評のある「Corning Gorilla Glass3」を採用するなど、かなりスペックの高いディスプレイを搭載する。CPUには、低価格タブレットに多く採用されるQualcommの「Snapdragon 615(オクタコア)」ではなく「Snapdragon 650(ヘキサコア)」を採用。4GBのメモリーと、32GBのeMMCを備えるなど、処理性能の面でもかなり期待できる内容となっている。

また、タブレット前面に配置されたデュアルフロントスピーカーにより、迫力あるサウンドを楽しめる「DTS HDプレミアムサウンド」に対応。ヘッドフォン使用時には7.1chのバーチャルサラウンドサウンドが楽しめる「DTS Headphone:X」にも対応するなど、サウンド面にも大きな特徴を持つ。さらには、ボディ背面にレザー風のカバーを採用するなど、デザイン面でもこだわりを見せる。通信機能としてはSIMスロットを搭載し、好きなSIMカードを使ってのLTE通信が可能。高速通信が可能なキャリアアグリゲーション(CA)にも対応するほか、音声通話も可能となっており、電話代わりとしても利用できる。バッテリー容量は4,680mAhで、約11時間の駆動が可能だ。なお、搭載OSはAndroid 6.0.1で、日本語入力には「ATOK」が搭載される。

このように、7〜8インチクラスのタブレット端末としては、ほぼ不足のない性能を備えながら、価格.comの最安価格は37,800円(2016年9月27日時点)と、比較的値ごろなのも魅力だろう。

図1:「タブレットPC」カテゴリーにおける人気5製品の売れ筋ランキング推移(過去3か月)

図1:「タブレットPC」カテゴリーにおける人気5製品の売れ筋ランキング推移(過去3か月)

この「ZenPad 3」だが、9月16日の発売からすぐに、価格.com上では大人気となっている。図1は、「価格.comトレンドサーチ」で、「タブレットPC」カテゴリーにおける人気5製品の売れ筋ランキング推移を示したものだが、これを見ればわかるように、「ZenPad 3」は発売からわずか2日後の9月18日には、一気に4位までジャンプアップ。続く19日には2位、さらに21日には首位となり、それ以降1位の座をキープしている。そのスタートダッシュたるや、ものすごい勢いであることがわかるだろう。これによって、これまでこのカテゴリーで7月以来ずっと首位を走ってきたHuaweiの「MediaPad T2 7.0 Pro」が首位陥落、2位に退くという事象が起こっている。

実は、このHuaweiの「MediaPad T2 7.0 Pro」も、以前にこの連載でお伝えしたように、発売開始から猛ダッシュで人気を得た製品。画面サイズは7インチとやや小さく、スペックも全体的には低めであるが、LTE対応のSIMフリーモデルで、23,000円前後の最安価格(2016年9月27日時点)というコストパフォーマンスのよさが好感され、人気を得てきたという意味では、「ZenPad 3」のよきライバル製品と言えるだろう。

図2:「タブレットPC」カテゴリーにおける人気5製品の最安価格推移(過去3か月)

図2:「タブレットPC」カテゴリーにおける人気5製品の最安価格推移(過去3か月)

図2は、「タブレットPC」カテゴリーにおける人気5製品の最安価格推移を示したもの。これを見ると、Huaweiの「MediaPad T2 7.0 Pro」および、10インチモデルの姉妹製品「MediaPad T2 10.0 Pro (Wi-Fiモデル)」がいずれも23,000円前後の最安価格をつけており、価格の安さでは他を寄せ付けないほどの高コストパフォーマンスを見せている。これに比べると、「ZenPad 3」の最安価格は1.5万円程度高い37,800円で、コストパフォーマンス的にはやや不利な気がしなくもない。それにも関わらず、この「ZenPad 3」がここまでの人気を得ているのには、どういった理由があるのだろうか。

Hauwei「MediaPad T2 7.0 Pro」

Huawei「MediaPad T2 7.0 Pro」

やや高めな価格設定ながらトータルバランスで人気を博す。ライバル、Huawei「MediaPad T2 7.0 Pro」とは互角の戦い

図3:「タブレットPC」カテゴリーにおける人気5製品の満足度推移(過去3か月)

図3:「タブレットPC」カテゴリーにおける人気5製品の満足度推移(過去3か月)

図3は、「タブレットPC」カテゴリーにおける人気5製品の最安価格推移を示したもの。これを見ると、まだ発売からさほど日が経っていないせいもあるが、ASUS「ZenPad 3」の満足度は満点の5.00。続いて高めなのは、アップルの「iPad Pro 9.7インチ(128GBモデル)」の4.85と、「iPad Air 2(64GBモデル)」の4.65。Huaweiの「MediaPad T2 7.0 Pro」はやや落ちて4.45、「MediaPad T2 10.0 Pro」にいたっては4.11とやや低めの満足度となっている。もちろん、この評価は今後も変わっていくと思われるが、発売当初の評価としては「ZenPad 3」はかなりいいスタートを切ったと言えるだろう。

図4:ASUS「ZenPad 3」のユーザー評価(2016年9月27日時点)

図4:ASUS「ZenPad 3」のユーザー評価(2016年9月27日時点)

図4は、9月27日時点でのASUS「ZenPad 3」のユーザー評価だ。まだ2名の方のレビューのみなので、かなりブレがある状態だが、それでも大まかな評価内容は確認できる。2名ともが満点の5点をつけているのは、「処理速度」「携帯性」「バッテリ」の3項目。特に処理速度については、「ヌルサクです スナドラ618(編注:650の間違いと思われる)とRAM4の恩恵です」「HD動画なども滑らかに再生され、ストレスなく操作が可能でした」と、「Snapdragon 650+4GBメモリー」という組み合わせによる処理の速さはかなり好評。携帯性についても、「驚きの軽さ 持った時モック品じゃないか心配になりました」「本体が軽いため片手持ちも可能です」と、約320gというその軽量ボディの評価が高い。バッテリーも「非常に優秀」と評価されており、その他、デザイン面も「他メーカーがメタルボディを採用する中 人工革を使ってシックにまとまっています」「高級感があり安っぽさがないですね」と、なかなかの高評価となっている。特徴となっている液晶ディスプレイについては、「よく尿液晶と言われるが そこは調整でなんとか s8.0の液晶は綺麗でしたが3は普通です」「若干他のタブレットより画面が黄色のですが、所謂尿液晶と呼ばれるレベルではなく、また本体の設定で色の調節が可能のため問題なしでした」など、デフォルトでやや黄みがかって見えるようだが、設定で調整可能ということのようだ。

また、総評では、「ASUSさん慌てて出した割に購買層の事をよく見てますね。価格、サイズ、重量、LTE対応 、CA 本当にに迷わせる時期に出してくれました」「(画面が)4:3なので電子書籍端末として最適です。また正面デュアルスピーカー搭載のため音質も素晴らしく音楽、動画視聴にも使えます」といった声が寄せられており、機能面でのベストバランスが本機の評価を押し上げているように思える。特に、このクラスのタブレットではまだ珍しいキャリアアグリゲーション対応のLTE通信機能と、「Snapdragon 650+4GBメモリー」の高速処理性能、フルHDをしのぐ2,048×1,536解像度の7.9型IPS液晶、そして約320gという軽さといったアドバンテージは本機の大きな魅力と言えそうだ。

図5:ASUS「ZenPad 3」のライバルランキング(2016年9月27日時点)

図5:ASUS「ZenPad 3」のライバルランキング(2016年9月27日時点)

図5は、ASUS「ZenPad 3」の購入検討者がどんな製品と比較しているかを示したライバルランキングであるが、これによれば、やはり本機の目下最大のライバルは、Huawei「MediaPad T2 7.0 Pro」となっており、その数も圧倒的だ。しかし、比較のうえ、どちらを購入したかを示す勝率では51%と、かなりいい勝負をしている様子がわかる。上記にあげたメリットは本機の魅力ではあるが、Huawei「MediaPad T2 7.0 Pro」はそれより1.5万円ほども安い価格で購入できるLTE対応のSIMフリー機であり、お互いに譲りがたい魅力がある。購入検討者にとっては、なかなか悩ましい選択と言えそうだ。

鎌田 剛(編集部)

鎌田 剛(編集部)

価格.comの編集統括を務める総編集長。パソコン、家電、業界動向など、全般に詳しい。人呼んで「価格.comのご意見番」。自称「イタリア人」。

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