専用バンドと文字盤を備えるコラボモデル

スポーツ用ならこっちが本命! Suicaも使える「Apple Watch Nike+」

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アップルの腕時計型端末「Apple Watch」に、スポーツ用品メーカー大手のナイキとコラボレーションした「Apple Watch Nike+」が登場した。ランニング中の使いやすさにこだわったモデルで、「Nikeスポーツバンド」と専用の文字盤を備える。「Apple Watch Series 2」との違いなどを詳しく見ていきたい。

2016年10月28日に発売されたApple Watch Nike+。価格.com最安価格は42mmモデルが44,053円、38mmモデルが40,813円(2016年11月2日時点)。価格はアルミニウムケースの「Apple Watch Series 2 スポーツバンド」と同じ

ランニングシューズのようなデザインのNikeスポーツバンドが付属

Apple Watch Nike+は、ランニングなどスポーツを楽しむ人のためのApple Watchだ。専用のNikeスポーツバンドが付属し、専用の文字盤が用意されている。

たくさんの穴が並んだNikeスポーツバンドは、通気性がよく、通常のスポーツバンドよりも軽いのが特徴だ。素材はスポーツバンドと同じフルオロエマストマー。サラッとした手触りで、自然な着け心地だ。

カラーは黒と黄色のブラック/ボルト、黒とグレーのブラック/クールグレー、シルバーと白のフラットシルバー/ホワイト、シルバーと黄色のフラットシルバー/ボルトの4色をラインアップする。今回はブラック/ボルトを使ってみたが、ナイキのランニングシューズのような派手なカラーリングで、着けているだけ速く走れそうな感じがした。さすがにビジネスシーンでは派手すぎて使えないかもしれないが、ほかのApple Watchと同じようにバンドを交換できるので心配はいらない。「リンクブレスレット」や「クラシックバックル」など、シンプルなデザインのバンドを購入すれば、仕事中にも使える。

上がスペースブラックステンレススチールケースとブラックスポーツバンドを組み合わせたApple Watch Series 2の42mmモデル。バンドは同じ素材だが、Apple Watch Nike+のほうは穴がたくさん並んでおり、かなりインパクトのあるデザインだ

ブラック/ボールドは、ナイキのランニングシューズとよく似合う

ブラック/ボールドは、ナイキのランニングシューズとよく似合う

専用の文字盤は、ランニング中でも見やすいように、数字が大きくデザインされた「Nike+Digital」と「Nike+Analog」の2種類を用意する。2つの文字盤には、後述する「Nike+Run Club」アプリへすぐにアクセスできるアイコンが配置されている。カラーやデザインは、iPhone上の「Watch」アプリでカスタマイズ可能。もちろん、「クロノグラフ」や「ミニーマウス」「ユーティリティ」など、ほかの文字盤に変更できるのでTPOに合わせて変更するとよい。

Nike+Digital。左側には上からNike+Run Club、アクティビティ、天気が並んでいる。文字盤はカスタマイズできるが、Nikeスポーツバンドを使っている場合は専用の文字盤がよく似合う

Nike+Analog。こちらにもNike+Run Clubのアイコンが用意されている

Nike+Analog。こちらにもNike+Run Clubのアイコンが用意されている

そもそもApple Watch Series 2はスポーツにフォーカス

Apple Watch Nike+は、機能的にはApple Watch Series 2と同じだ。GPSを内蔵しており、iPhoneを持たなくても、距離やルート、ペースを計測できる。GPSを内蔵するスポーツウォッチはほかにもあるが、位置情報を取得するのに時間がかかるという問題点がある。それに対してApple Watch Nike+は、Wi-Fiの電波を利用し、短時間で位置情報を取得できるので、すぐに走り始められるのだ。さらに、50メートルまでの耐水性能も備えているので、水泳中も使える。ランニングだけでなく、水泳もしているアクティブな人にもぴったりだ。

Apple Watch Nike+には、Nike+Run Clubというアプリがプリインストールされている。ナイキが提供しているランナー向けアプリのApple Watch版だ。走行距離や時間を声で教えてくれる音声ガイド付きで、コーチのようにユーザーのランニングをサポートしてくれる。また、SNSでつながったランナー同士で励まし合ったり、「マイコーチ」機能を使ってランニングのスケジュールを立てたりできる。音楽再生機能もあり、「Apple Music」と「Spotify」をサポート。好きな音楽を聞きながらランニングできる。ただ、音楽再生機能は、Apple Watch Nike+単体では使えないので、ペアリングしたiPhoneを持って走らなければならない点には注意したい。

Nike+Run Clubアプリをタップすると、すぐにランニングをスタートできる

Nike+Run Clubアプリをタップすると、すぐにランニングをスタートできる

iPhone側でランニングの履歴を確認できる

iPhone側でランニングの履歴を確認できる

ランニング仲間を見つけて、距離やスピードを競いあったり、励まし合ったりできる。Nike+Run Clubでは、東京都内を中心に定期的にランニングイベントを開催しており、そちらに参加して仲間を見つけてもいいだろう

「Apple Pay」も使える

Apple Watch Nike+は、先月25日に日本で始まったアップルの決済サービス「Apple Pay」にも対応している。クレジットカードや東日本旅客鉄道(JR東日本)の電子マネー付きICカード乗車券「Suica(スイカ)」を登録しておけば、Apple Watch Nike+だけで買い物をしたり、電車やバスに乗ったりできる。ランニング中は、できるだけ荷物を持ちたくないというランナーにとって、GPSを内蔵し、Apple Payが使えるApple Watch Nike+はベストなパートナーになるはずだ。

Apple Watch Nike+でApple Payを利用する方法は、基本的に「iPhone 7」と同じだ。「Watch」アプリを起動し、「WalletとApple Pay」でカードを追加する。Suicaの場合は、サイドボタンをダブルクリックせずに利用できる「エクスプレスカード」に設定されるので、Suicaを使って電車に乗る場合や、買い物をする場合は、基本的に何か操作をする必要はない。試しにファミリーマートで買い物をしてみた。コーヒーを持って「Suicaで」とお願いして、店頭の端末にかざしたところ、すぐに支払いが完了した。電車にも乗ってみたが、Suicaを読み取る機械が右側にあるので、左手に装着した状態では、腕をグッと右側に伸ばさなければならい(左利きの人の苦労がなんとなく想像できた)。スムーズに改札を抜けるには、Apple Watch Nike+を右手に装着するといいかもしれない。

Suicaを登録すれば、Apple Watch Nike+だけで電車に乗れる

Suicaを登録すれば、Apple Watch Nike+だけで電車に乗れる

ちなみに、SuicaをApple Watch Nike+とiPhone 7の両方で使うには、Suicaが2枚(2つ)なければならないが、転送すれば1枚で済む。通常はiPhone 7でSuicaを利用しつつ、ランニングをするときだけ、Apple Watch Nike+にSuicaを転送すればいい。アクティベートに少しだけ時間がかかるが、それほど手間なく転送はできる。

Apple Watch Nike+へのSuicaの追加は、WatchアプリのWalletとApple Payから行う。iPhone 7にSuicaを登録している場合は、そのSuicaをApple Watch Nike+に追加できる

カードを転送するとiPhone側ではSuicaを使えなくなる

カードを転送するとiPhone側ではSuicaを使えなくなる

Apple Watch Nike+からiPhone 7へSuicaを戻す(転送)するには、WalletとApple Payの一番下の「カードを転送」を選ぶ

まとめ

Apple Watch Nike+は、ランナーにぴったりのスポーツウォッチだ。基本的に、Apple WatchはiPhoneとペアリングして利用するものだが、GPSやApple PayなどApple Watch Nike+は単体でできることが増えており、特に、“iPhoneを持たずに走りたい”というランナーにとって、待望のモデルだろう。

iPhoneなしでインターネット通信ができれば、メッセージやNike+Run Clubの応援メッセージを見られて便利そうだが、オフラインの環境だからこそ、ランニングに集中できるという面もある。この辺りは人によって、考え方が違うだろう。日常的にランニングを楽しんでいる人はもちろん、これからランニングをはじめるという人にもApple Watch Nike+はベストなパートナーになるはずだ。スポーツの秋、Apple Watch Nike+をつけて走りに出かけてみてはいかがだろうか。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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2017.10.17 更新
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