「いまさら聞けない!? パソコンとスマホの基本ワザ」は、パソコンやスマートフォンに関する基本ワザや知っておくと便利な機能をていねいに紹介する連載です。“超”が付くほど簡単な使い方や、中上級者でも知っておくと役に立つ情報をお届けしていきます。第22回は、Windows 10の「クラウド候補」を紹介します。
Windows 10の日本語IMEに「クラウド候補」という機能があるのをご存知だろうか。日本語を入力するときには、変換候補が表示されるが、この候補をパソコンにあるIMEの辞書データから表示するだけでなく、マイクロソフトの検索サービス「Bing」からの候補も表示する機能だ。Bingのデータを使うので、流行語やネットスラングなどが変換候補に現れようになる。こうすると、SNSや掲示板に投稿する文章の入力がやりやすくなるのだ。
この機能は「Microsoft IME」のプロパティか、「設定」から有効にできる。ここではMicrosoft IMEのプロパティから行う方法を紹介する。機能がオフになっている場合は、設定項目をオンにすると利用できる。
こうしたネットを利用して最新用語を変換できるようにする機能は、グーグルの「Google日本語入力」が有名だが、Windows 10標準のIMEでも似たようなことができる。変換候補はそれほど多く現れてくれないが、標準のIMEを使っているなら活用して損はない機能だ。
日本語を入力するときに、タスクバーにIMEの設定を開く「あ」や「A」のアイコンが表示される。これを右クリックする
右クリックメニューで「プロパティ」を選ぶ
「Microsoft IMEの設定」が開いたら、「詳細設定」をクリックする
表示が切り替わったら「予測入力」タブをクリックする
「クラウド候補を使用する」にチェックを入れ、「適用」をクリックする。機能をオフにしたい場合はチェックを外して「適用」をクリックする
この機能が有効になっていると、雲のマークのついた変換候補が現れることがある。これがクラウド候補機能で表示される変換候補だ
機能をオフにしていると、同じ言葉を入力しても変換候補に現れない。
「Microsoft IMEの詳細設定」画面で「クラウド候補を使用する」の下にある「自動的に表示する」のチェックを外すと、雲のマークは表示されても変換候補は直接表示されず、「クラウド候補を使ってみる」をクリックすると表示される