ノートパソコンを買いたいけど、どれを買えばいいかわからない。そんなあなたに向けて、これさえ選べば安心のおすすめノートパソコンを厳選して紹介! ノートパソコンに関する知識や選び方なども解説します。
ノートパソコンの選び方と厳選モデルをご紹介。ノートパソコン選びは、使用目的を明確にすることがまずは大事です
ノートパソコンを買う際にまず考えてほしいのが、ノートパソコンで何がしたいかです。メインの用途は何なのか? たとえば、Web閲覧や動画鑑賞ができれば十分、仕事や勉強用に資料作成、Web会議を快適に行いたい、カメラで撮影した動画を編集したいなど、みなさんいろいろな要望をお持ちだと思います。
なぜ目的をはっきりさせておく必要があるかというと、ノートパソコンで何をやるかによって、チェックすべきスペックや予算が大きく変わってくるからです。でも、目的別にスペックを調べるのって結構大変なんですよね。
そこで、本章では目的別に、これを買えば快適にできるというモデルを厳選しました。
メーカーサイトよりも、割引された価格で購入できるのが「価格.com限定モデル」です。さらに、コスパの高いカスタマイズが施されていたり、オプション特典が付属していたりと、ノートパソコンをよりオトクに購入できます。「価格.com限定モデル」は、以下のリンク先から検索できます。
初めてノートパソコンを買う人の中でも、Web閲覧や動画鑑賞といったカジュアルな使い方を考えている人には、低スペックのノートパソコンはあまり推奨できません。そういったノートパソコンは、小さなトラブルがつきもので、どちらかというとPCに興味や知識がある人向けです。初心者の人は、ある程度のスペックのモデルを持つ高コスパモデルがおすすめです。
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完全初心者向け おすすめスペック
・画面サイズ:13〜15インチ
・CPU:Core i5〜i7/Ryzen 5〜7/Core Ultra 5〜7
・メモリー:8GB〜
・ストレージ:256GB〜
価格帯:70,000〜90,000円
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十分なスペックを持つ6万円台の高コスパモデル
デル「Dell 15 Ryzen 5 7530U」
価格.com「ノートパソコン」カテゴリーの売れ筋ランキングで上位をキープする人気の15.6インチモデル。7万円台の価格ながらCPUに「Ryzen 5 7530U」を採用し、メモリーは16GB、ストレージは512GBと十分なスペックです。一般的な用途なら何でも快適にこなすスペックを備えていると言えます。
画面サイズ:15.6インチ
CPU:Ryzen 7 7530U
メモリー:16GB
ストレージ:512GB
重量:1.63s
外部インターフェイス:HDMI×1、USB3.2 Gen1 Type-A×1/Type-C×1、SDメモリーカードスロット×1
14インチで持ち運びもできる初心者向け高コスパモデル
レノボ「Lenovo V14 Gen4」価格.com限定モデル
14インチ/1.43sと持ち運びに対応しており、自宅だけでなく外出先でも使いたい人向けです。性能はミドルクラスで、一般的な作業なら快適に行えるモデル。Dolby Audio対応スピーカーを搭載するなど、事務作業から音楽、動画鑑賞までカバーできるのも特徴です。
画面サイズ:14インチ
CPU:Ryzen 5 7430U
メモリー:16GB
ストレージ:512G
重量:1.43kg
外部インターフェイス: HDMI×1、USB3.2 Gen1 Type-A×1/Type-C×1
自宅で使用するノートパソコンを探しているなら、15インチ以上の大きな画面を備えるノートパソコンがおすすめです。基本性能を押さえたエントリーモデル、ある程度の作業が快適に行えるミドルスペックのおすすめモデルをピックアップしました。
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自宅用 おすすめスペック
・画面サイズ:15インチ〜
・CPU:i3〜i5/Ryzen 3〜5/Core Ultra 5
・メモリー:8GB〜
・ストレージ:256GB〜
価格帯:80,000〜120,000円
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Office搭載ながら10万円切りの高コスパモデル
HP「HP 15」価格.com限定モデル
ミドルクラスの性能を備える15.6インチフルHDモデル。「Microsoft Office Home & Business 2024」が付属しながらも、10万円を切るという驚きのコスパを実現しています。指紋認証センサーも搭載。自宅用のパソコンにピッタリの1台です。
画面サイズ:15.6インチ
CPU:Ryzen 5 7530U
メモリー:16GB
ストレージ:512GB
重量:1.63kg
外部インターフェイス:HDMI×1、USB3.1 Gen1 Type-A×2/Type-C×1
15.6インチで鮮やかな「スーパーファイン液晶」搭載のATOK付き高コスパモデル
富士通「FMV LIFEBOOK AHシリーズ」
こちらも「Microsoft Office Home & Business 2021」が付属しながらも10万円台の価格を実現した高コスパモデル。スペックも十分高く、自宅で行うクラスの作業ならサクサク動作します。また、日本語入力アプリ「ATOK」が付属するのも魅力のひとつです。
画面サイズ:15.6インチ
CPU:Ryzen 5 5500U
メモリー:16GB
ストレージ:512GB
重量:2kg
外部インターフェイス:HDMI×1、USB3.2 Gen1 Type-A×2/Type-C×1、SDメモリーカードスロット×1
DVDドライブ搭載の人気15.6インチモデル
NEC「LAVIE Direct N15」価格.com限定モデル
NECの15.6インチモデルのなかで特に人気の高い機種。「Ryzen 7 7735U」や16GBメモリーなど十分な性能を備えるうえ、「Microsoft Office Home & Business 2024」も付属します。有線LANポートやDVDスーパーマルチドライブも備わっており、多彩な使い方に対応できる1台です。
画面サイズ:15.6インチ
CPU:Ryzen 5 7735U
メモリー:16GB
ストレージ:512GB
重量:2.1kg
外部インターフェイス:HDMI×1、USB3.2 Gen1 Type-A×2/Type-C×1
仕事でいろいろな場所に持ち運び、資料作成やWeb会議などをひんぱんに行う人は、13〜14インチのモバイルノートがおすすめ。作業中にもたつくと業務を妨げる原因になるので、スペックはミドルクラス以上のものを選ぶべきです。また、外で使うことが多い場合はバッテリー駆動時間もチェックしましょう。
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仕事用 おすすめスペック
・画面サイズ:12〜14インチ
・CPU:Core i5〜i7/Ryzen 5〜7/Core Ultra 5〜7
・メモリー:8GB〜
・ストレージ:256GB〜
・バッテリー駆動時間:12時間以上
価格帯:120,000〜170,000円
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コンパクト、軽量、スタイリッシュと3拍子揃ったモバイルノート
マイクロソフト「Surface Laptop Go 3」
コンパクト、軽量、スタイリッシュと3拍子揃ったマイクロソフトのモバイルノート。とにかく持ち運びにすぐれており、取り回しが非常に簡単です。外出先での作業や、出張など、外で使う機会が多い人におすすめです。
画面サイズ:12.4インチ
CPU:Ryzen 5 7530U
メモリー:16GB
ストレージ:512GB
重量:1.38kg
外部インターフェイス:HDMI×1、USB3.2 Gen1 Type-A×2/Type-C×1、SDメモリーカードスロット×1
バッテリー駆動時間:15時間
超軽量、最大29.5時間駆動で外でも使いまくれるモバイルノート
富士通「FMV LIFEBOOK UH90/H1」
14インチモバイルノートで、重量約0.848kgを実現した超軽量モデル。それでいてバッテリー駆動時間は最大29.5時間と、1日作業しっぱなしでもバッテリー切れの心配がありません。外出先で作業することが多い人は必見のモデルです。
画面サイズ:14インチ
CPU:Core i7-1360P
メモリー:16GB
ストレージ:512GB
重量:0.848kg
外部インターフェイス:HDMI×1、USB3.2 Gen1 Type-A×2/Type-C×1、microSDメモリーカードスロット×1
バッテリー駆動時間:29.5時間
高校生や大学生でノートパソコンの購入を考えているなら、軽量なモバイルノートがおすすめです。教科書など何かと荷物が多いので、ノートパソコンは軽いものがベター。また、予算も多くないと思うので、なるべくコスパが高いものを選びましょう。ただし、大学生は学部によって推奨スペックがあるので、そちらもチェックしたほうがいいです。
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高校や大学の勉強用 おすすめスペック
・画面サイズ:12〜14インチ
・CPU:Core i5〜i7/Ryzen 5〜7/Core Ultra 5〜7
・メモリー:8GB〜
・ストレージ:256GB〜
価格帯:80,000〜10,000円
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薄くて、軽量でどこでも持ち運べる高コスパモバイルノート
マイクロソフト「Surface Laptop Go 3」
仕事向けで紹介したモデルから若干スペックを落としたぶん、高コスパを実現したマイクロソフトのモバイルノート。とは言っても、勉強をするには十分なスペックを満たしており、オンライン授業から課題まで快適に行えます。ストレージが128GBと少なめのため、クラウドストレージとの併用がおすすめです。
画面サイズ:12.4インチ
CPU:Core i5 1235U
メモリー:8GB
ストレージ:128GB
重量:1.13kg
外部インターフェイス: USB3.1 Type-A×1、USB3.2 Type-C×1
十分な基本スペックでマルチタスクのOKな高コスパモデル
HP「HP 14」価格.com限定モデル
CPUはミドルクラスなのに対して、メモリー16GB、ストレージ512GBを用意するHPの高コスパモバイルノート。オンライン授業を受けながら資料を作るなど、少し重ためのマルチタスクもこなせます。加えて、Bluetoothマウスが付属するのもお得感たっぷりです。
画面サイズ:14インチ
CPU:Ryzen 5 7530U
メモリー:16GB
ストレージ:512GB
重量:1.39kg
外部インターフェイス:HDMI×1、USB3.1 Gen1 Type-A×2/Type-C×1
仕事やプライベートで使いつつも、動画編集もやりたいというニーズは年々高まっています。快適に、そして効率よく作業したいのであれば、ある程度のコストをかけてでもなるべくハイスペックなモデルを選ぶほうが、後悔せずに済むのでおすすめです。また、画面サイズもノートパソコンとはいえ大きな14インチ以上、きれいな有機ELディスプレイを選ぶほうが、作業は行いやすいでしょう。
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動画編集用 おすすめスペック
・画面サイズ:14インチ〜
・CPU:Core i7/Ryzen 7/Core Ultra 7
・メモリー:16GB〜
・ストレージ:512GB〜
価格帯:170,000〜230,000円
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専用GPU搭載&16インチ大画面で作業がはかどるノートパソコン
レノボ「IdeaPad Pro 5i Gen 9」
動画編集を効率的に行う専用GPUを搭載するノートパソコン。約2kg近く重量がありますが、そのパワーは専用GPUなしのマシンでは味わえないものがあります。外出先に持ち出さず、自宅メインでの運用を考えているのであれば、高コスパな1台になるでしょう。
画面サイズ:16インチ
CPU:Core Ultra 7 155H
メモリー:16GB
ストレージ:512GB
重量:1.94kg
外部インターフェイス:HDMI×1、USB3.2 Gen1×2、USB3.2 Gen2×2 Type-C×1、USB Type-C/Thunderbolt4兼用×1、SDメモリーカードスロット×1
グラフィック:GeForce RTX 3050
高品位ディスプレイを採用する14インチ高性能モデル
マウスコンピューター「DAIV Core Ultra 7 155H」
外部GPUに「GeForce RTX 4060」を搭載する高性能ノート。アスペクト比16:10/2880×1800ドットのハイクオリティな14インチ液晶を採用するのも特徴で、高いグラフィック性能と美麗なディスプレイで動画編集も快適に行えます。
画面サイズ:14インチ
CPU:Core Ultra 7 155H
メモリー:16GB
ストレージ:500GB
重量:1.76kg
外部インターフェイス:HDMI×1、USB3.1 Gen1 Type-A×1、USB3.1 Gen2 Type-A×1/Type-C×1、Thunderbolt4×1、microSDスロット
グラフィック:GeForce RTX 4060
ゲームを遊びたいけど、デスクトップPCはちょっと……という人におすすめなのがゲーミングノートパソコンです。ハイスペックなことはもちろんのこと、冷却性能が高いため、ハイパフォーマンスを長時間持続するように設計されています。
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ゲーム用 おすすめスペック
・画面サイズ:15インチ〜
・CPU:Core i7/Ryzen 7/Core Ultra 7
・メモリー:16GB〜
・ストレージ:512GB〜
価格帯:130,000〜160,000円
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ハイエンドCPU搭載の格安モデル
ドスパラ「GALLERIA RL7C-R35-5N」価格.com限定モデル
インテルのハイエンドCPU「Core i7 13620H」を搭載しながら11万円台の価格を実現した格安ゲーミングノート。ディスプレイは15.6インチフルHDで、165Hzのリフレッシュレートに対応しています。
画面サイズ:15.6インチ
CPU:Core i7 13620H
メモリー:16GB
ストレージ:500GB
重量:2.1kg
外部インターフェイス:HDMI×1、miniDisplayPort×1、USB3.2 Gen1×2、USB3.2 Gen2 Type-C×1、SDスロット
グラフィック:GeForce RTX 3050
GPU搭載で美麗なグラフィック&滑らか表示のミドルクラス
レノボ「Lenovo LOQ」
グラフィック性能が高く、フルHD〜WQHDクラスまで対応可能なスペックを備えゲーミングノート。コスパ優秀で、PCゲーム初心者にピッタリです。最新ゲームでも画質やフレームレートを調整すれば存分に楽しめます。
画面サイズ:15.6インチ
CPU:Core i7 13650HX
メモリー:16GB
ストレージ:512GB
重量:2.38kg
外部インターフェイス:HDMI×1、USB3.2 Gen1 Type-A×3、USB3.2 Gen2 Type-C×1
グラフィック:GeForce RTX 4060
今の時代は小学生がタブレットやノートパソコンを学習に使うのは当たり前。文科省によるWindows端末向けの「学習者用コンピュータ最低スペック基準」というのも定められています。ここでは、文科省の基準を満たした、高コスパでおすすめの学習用ノートパソコンをピックアップしました。
おすすめスペックは文科省の基準に準じています。詳細はコチラからご確認ください。
2in1で大人気のデタッチャブル対応モデル
Dynabook「dynabook KZ20/Y」
学習用ノートパソコンはコストが抑えられているため、Chrome OSを採用するモデルが多いなか、珍しく「Windows 11 Pro」がインストールされています。また、子どもが使うことを想定して、頑丈な設計で壊れにくいのもポイント。子どもの学習用にピッタリなモデルになっています。
画面サイズ:10.1インチ
CPU:Celeron N4500
メモリー:8GB
ストレージ:256GB
重量:590g
外部インターフェイス:USB 3.2 Gen1 Type-C×2/Type-A×1、イヤホンジャック、microSDカードスロット
Windows搭載ノートパソコンもいいけれど、やっぱりアップルの「MacBook」にあこがれる! そんな人も多いと思います。パソコンで何をするのかいまいち決まっていなければ、オシャレなイメージの「MacBook」を選んでも性能的には大丈夫。高価なイメージの「MacBook」シリーズですが、「MacBook Air」なら掘り出し物もあるんです。
なるべく安く手に入れたいならコレで決まり!
アップル「MacBook Air Late 2020」
「MacBook」が欲しいけどなるべく安くすませたいならば、「MacBook Air Late 2020」がおすすめです。現在販売されている「MacBook Air」シリーズの中でも最安クラスで、基本スペックも一般的な作業レベルなら問題ありません。ただし、3年以上前に発売されたCPUのため、負荷の高い最新アプリをごりごり動かしたいのであれば、もう少し上のクラスを狙いましょう。
画面サイズ:13.3インチ
CPU:M1
メモリー:8GB
ストレージ:256GB
重量:1.29kg
外部インターフェイス:Thunderbolt/USB4×2
安くて性能も高めの「MacBook Air」
アップル「MacBook Air Mid 2022」
安く済ませたいけど、ある程度の性能も求める人におすすめの1台。採用されているCPU「M2」は、最新ではないとはいえ高いパフォーマンスを発揮してくれます。動画のエンコード/デコード専用回路を備えており、カジュアルな動画編集作業であれば十分効率的に取り組めるでしょう。
画面サイズ:13.6インチ
CPU:M2
メモリー:8GB
ストレージ:256GB
重量:1.24kg
外部インターフェイス:Thunderbolt/USB4 Type-C×2
性能を妥協しない最新モデルでも最安クラス
アップル「MacBook Air Mid 2022」
「MacBook Air Mid 2022」に1万円ほど追加すれば、2024年発売の最新モデル「MacBook Air Early 2024」に手が届きます。処理性能が非常に高く、高性能なGPUによりゲーミングやCG関連の作業もこなしてくれるでしょう。「せっかく買うなら最新モデルを!」という人にはピッタリな1台です。
画面サイズ:13.6インチ
CPU:M3
メモリー:8GB
ストレージ:256GB
重量:1.24kg
外部インターフェイス:Thunderbolt/USB4 Type-C×2
ノートパソコンを選ぶメリットは、設置スペース、携帯性です。デスクトップパソコンと比べると、モニターなどが必要ないため設置スペースが非常に狭く、膝の上で作業できるほど。重量との兼ね合いになりますが、外出先に持ち出せる高い携帯性というメリットもあります。場所を選ばず作業を行いたい人は、デスクトップパソコンではなく、ノートパソコンを選ぶとよいでしょう。
ノートパソコンを購入する際に、知っておきたいポイントをまとめました。
ノートパソコンを選ぶときに、まず考えたいのがOSです。OSとは、パソコンのシステムを動作させるためのソフトウェアのこと。マイクロソフトの「Windows」、アップルの「macOS」、Googleの「Chrome OS」というOSが有名です。OSによっては、UI(見た目や操作方法)や対応ソフトウェアが異なったりすることがあります。
Windowsは、多くの企業で採用されており、社会人なら慣れておいて損はありません。逆に、macOSに慣れすぎていると、仕事でWindowsを使う場合に困ることも。アップルよりもラインアップが多いため、自分にピッタリなモデルが選べる半面、モデルが多すぎて選びにくいというデメリットもあります。また、アップルとは違い低価格なモデルが揃っているのも特徴です。
Windowsは低価格から高価格までさまざまな製品が揃っているのがポイント
ひと昔前まではアップルはクリエイター向けというイメージが強かったのですが、macOSでMicrosoft Officeが利用できたり、「Pages」「Numbers」「Keynote」などのmacOS向けソフトもWindowsとの互換性があるため、ビジネス用途でも大きく心配する必要はありません。
どちらを選ぶべきかは、ユーザー次第。プロ目線でお話すると、やはりiPhoneユーザーはアップルのUIに慣れ親しんでいるため、「macOS」が使いやすいと思います。ただし、ラインアップが少なく、高価というデメリットがあるのは覚えておきましょう。
「macOS」はiPhoneユーザーが親しみやすいUIです
Chrome OSは、Chromebookなどに搭載されているOSです。Chrome OSはスペックが高くないChromebookに採用されているため、低スペックでも起動が早く、アプリなどの動作もスムーズという特徴があります。ただし、Officeソフトなどを使うには、Web版を使う必要があります。
CPUは、ノートパソコンの頭脳に当たるパーツです。CPU性能が低いと、動画編集などの高度な作業を行う際に、カクカクしたり、フリーズしたりする原因となります。CPUにはさまざまな種類があり、発売時期によっても性能が異なるため、初心者には難しいパーツです。
よくわからなければ、インテル「Core i3」、AMD「Ryzen 3」は避け、インテル「Core i5/i7」「Core Ultra 5/7」、AMD「Ryzen 5/7」を選びましょう。
ノートパソコンを机にたとえるなら、メモリーは机の広さと言えます。机が広ければ広いほど、いろいろな書類を並べて作業がしやすいですよね。メモリーも一緒で、大きければ大きいほど、いろいろなソフトウェアを同時に起動して作業しやすいということになります。Webブラウジングしながら資料を作成する程度であれば8GB、複数のソフトウェアをサクサク使いたいなら16GBを目安にしましょう。
ストレージは机の引き出しに当たる部分です。引き出しが大きければ大きいほど、たくさんのものを収納できます。ストレージの場合は、大きければ大きいほど、たくさんデータを保存できるということになります。画像や動画はスマートフォンで管理する人は256GBあれば事足りるでしょう。画像や動画、アプリを多く使用する人は512GB以上あると安心です。
ディスプレイは大きいほど見やすくなりますが、本体サイズや重量もそれにともない大きく、重くなります。外出先での使用がメインであれば13インチ前後、自宅でも外出先でも使う場合は14インチ前後、自宅メインで使う、外でも大きな画面で作業したいのであれば15インチ以上を目安にしましょう。
15.6インチ、14インチ、13.3インチのサイズ目安
また、ディスプレイには大きく分けて液晶と有機ELの2種類があります。後者のほうが画質がキレイな半面、価格が高くなります。事務作業程度であれば液晶で十分。動画や映画を楽しみたい、写真や動画をキレイな画質で編集したいといった人は有機ELが候補に入ります。
学生や社会人であれば、「Word」「Excel」「PowerPoint」が利用できる「Microsoft Office」は必須です。ただし、「Microsoft Office」のあり、なしだと、約2万円という決して安くない差額が発生します。旅行の日程を作る、家の家計簿を作る程度であれば、Googleの「Googleドキュメント」「Googleスプレッドシート」などで運用することも検討するのもアリです。
また、「Microsoft Office」には、月額あるいは年額で利用できるクラウド版も用意されています。加えて、1回の支払いで終わる買い切り型には、ノートPCに始めから用意されている「プリインストール版」に加えて、「ダウンロード版」「POSAカード版」もあります。「プリインストール版」は購入した製品のみ、「ダウンロード版」「POSAカード版」は新しいパソコンに移行する際も無料で再インストールできることを理解しておきましょう。
CPUやメモリー、ストレージについてもっと詳しく知りたい人は、以下記事内の「ノートパソコン選びの基本」で詳しく解説しています。
せっかくノートパソコンを買うなら見た目も“かっこいい”に越したことはありません。出張先や出先のカフェでパソコンを使うことが多い人なら、使用目的や値段以上に見た目が気になる人もいるのではないでしょうか。
洗練されたかっこいいデザインのノートパソコンの代名詞と言えば、なんといっても「Macbook」が人気ですが、最近はWindowsパソコンでもデザインが特徴的で見た目にこだわった製品が増えています。
以下の記事ではそんな「MacBook以外にもカフェでサマになる」「とにかく見た目がかっこいい」ノートパソコン5選を紹介しています。見た目重視でノートパソコンを選びたい場合はぜひ参考にしてください。
続いて、主要パソコンメーカーの特徴を簡潔にまとめておきます。
価格.com「ノートパソコン」カテゴリーのメーカー別シェア率を示すグラフ(2025年8月15日時点)
レノボ(Lenovo)
世界有数のパソコンメーカーで、コストパフォーマンスにすぐれるものから高性能なものまで揃えています。キーボードなど、しっかりとした作りにもこだわっています。
レノボ「ThinkPad」シリーズ
デル(Dell)
米国に本社を構える、世界有数のパソコンメーカー。コストパフォーマンス優先で低価格なものが多いいっぽうで、ゲーム向けの高性能なものも手掛けています。
デル「Inspiron」シリーズ
NEC
30年以上にわたってコンシューマー向けのPCを開発してきた老舗の国内メーカー。最近は、スペックよりも、デザインやキーボードなどの品質を重視する傾向が強いです。
NEC「LAVIE」シリーズ
HP
世界有数のパソコンメーカー。どのジャンルのノートパソコンを調べても必ずと言っていいほどHPのモデルがリストにあがるほどのラインアップを誇ります。一部のモデルは日本国内で生産されており、品質の高さでも定評があります。
HP「Pavillion」シリーズ
Dynabook
質実剛健な良品が多い国内メーカー。ハイスペックながら価格を抑えているものを揃えています。現在はシャープの完全子会社になっています。
Dynabook「dynabook」シリーズ
富士通
NECと並んで長い歴史を持つ、国内の老舗メーカー。最近は品質・性能にこだわったノートパソコンをいくつも商品化しています。
富士通「FMV LIFEBOOK」シリーズ
ASUS(エイスース)
パソコン以外にも幅広いコンピューター機器を展開する、台湾の大手メーカー。デザインに特徴があり、ノートパソコンも個性的な外観のものが多いです。
ASUS「Vivobook」シリーズ
パナソニック
堅牢性にすぐれたビジネス向けの「Let's note」シリーズが有名です。「初めてのパソコン」としては選びにくいかもしれませんが、寿命の長い良質なパーツで構成するなど、品質の高さは確かなものがあります。
パナソニック「Let’s note」シリーズ
MSI
どちらかというと高性能なモデルに力を入れている、台湾のメーカー。ゲーミングPCでは世界有数のシェアを誇ります。
MSI「Thin」シリーズ
Acer(エイサー)
豊富なラインアップを揃えつつ、個性的なスペックのノートパソコンを商品化するのがうまい台湾のメーカー。ハマる人にはハマる通な製品が多い印象です。
Acer「Aspire」シリーズ
VAIO
旧ソニーの「VAIO」ブランドを源流に持つメーカー。ソニー時代からのデザイン性のよさを受け継いだ高品質なノートパソコンに力を入れています。
VAIO「VAIO」シリーズ
マウスコンピューター
低価格なものからハイスペックなものまで多彩なラインアップを揃える国内メーカー。意外な掘り出しモノが多いのと、カスタマイズ性の高さに特徴があります。
マウスコンピューター「mouse」シリーズ
マイクロソフト
誰もが知る「Windows」を開発しているメーカー。デザイン性の高さが魅力の「Surfaceシリーズ」というノートパソコンを商品化しています。オフィスアプリ「Office」が標準で入っているのも特徴です。
マイクロソフト「Surface Laptop」シリーズ
価格.comには、最新の人気製品がわかる「人気売れ筋ランキング」が製品カテゴリーごとに用意されています。2025年8月のランキングをチェックしてみましょう。
価格.com「ノートパソコン」の人気売れ筋ランキング
また、発売時点から大きく値を下げた激安製品がひと目でわかる「ノートパソコン 大幅値下げランキング」も用意しています。こちらでは、直近1年・6か月・3か月で絞り込み期間を変えてランキングをチェックできます。