「いまさら聞けない!? パソコンとスマホの基本ワザ」は、パソコンやスマートフォンに関する基本ワザや知っておくと便利な機能をていねいに紹介する連載です。“超”が付くほど簡単な使い方や、中上級者でも知っておくと役に立つ情報をお届けしていきます。第30回は、パソコンの壁紙が知らない間に変わってしまうのを防ぐ方法を紹介します。
設定もしていないのに、いつのまにか壁紙が変わってしまって困った――。1人で2台、3台のパソコンを使っている人なら、こんな経験をしたことがあるのではないだろうか? これは、複数台のWindows10/8.1パソコンを同じ「マイクロソフトアカウント」で使っていると、それらのパソコンの間で、壁紙などの設定が同期されてしまうことがあるためだ。
複数台のパソコンを利用する場合に、パソコンごとに設定を変えずに済むので、こうした設定の同期は便利な機能と言える。ただし、プライベートで使っているパソコンの設定と、人目につく場所で使っているノートパソコンの設定が同期されてしまうと困ることもある。そんな場合は同期の設定をオフをしよう。逆に、複数台のパソコンで設定を統一したい場合は同期の設定をオンにしておけばいい。設定のオン・オフは、「設定」にある「アカウント」で行う。
アクションセンターを開いて「すべての設定」をクリックするか、スタートメニューを開いて歯車型の「設定」ボタンをクリックする。「設定」が開いたら「アカウント」をクリックする
「アカウント」が開いたら、左側の一番下にある「設定の同期」をクリック
「設定の同期」が表示される。ここで「同期の設定」のスイッチをオン・オフすることで、同期する・しないをまとめて切り替えられる
「個別の同期設定」のスイッチで、項目ごとに設定することも可能
なお、同期を完全に切りたいなら「同期の設定」のスイッチをオフにすればいいが、完全に同期しない設定にすると意外と不便なこともある。ここはオンにして、下の「個別の同期設定」のスイッチで設定するほうがいいだろう。
「テーマ」は、テーマ、ロック画面、スタートメニューなどが同期する。分かりにくいのは「その他のWindowsの設定」だ。これはエクスプローラーのフォルダーオプション、マウス、プリンターなどの設定が同期される。