「見た目はクッションなのに、本格的なマッサージができる」というコンセプトが受け、2009年の発売以来、累計700万台以上(2017年春時点)を販売しているアテックス「ルルド マッサージクッション」。実は2014年に、もみ玉の数が2倍のモデル「ルルド マッサージクッション ダブルもみ AX-HCL188」(以下、ダブルもみ)がリリースされているのをご存知でしょうか。「今さら?」という声が聞こえてきそうな気もますが、今回はそのパワーアップしたマッサージ力とともに、「ルルド マッサージクッション」シリーズの魅力に今一度注目します!
今回使用するのは、「ルルド マッサージクッション ダブルもみ」の2017年春夏限定デザイン「プール マ シェリ」。水彩タッチのボタニカル柄で、縁にはゴールドパイピングやタッセルがあしらわれています
「ルルド マッサージクッション」と「ダブルもみ」のもっとも大きな違いは、その名のとおりもみがダブル、つまりもみ玉の数が倍になっていること。また、もみ玉は数が増えただけでなく、その動き方も進化。もみ玉の中心からずれた位置に回転軸を設定することで、身体のカーブに沿うようにもみ玉が回転します。真円ではなく、うねりの加わったランダムな動きをすることで、心地よさも2倍……とまでいくかはわかりませんが、人の手により近いマッサージを実現しているそうです。
サイズは36×14×36 cmで、重さは2.2kg(アダプター含まず)。裏側の頂点が盛り上がった四角錐のような形状によって、マッサージする際に角度をつけやすくなっている
初代「ルルド マッサージクッション」は、大小2つのもみ玉が2対=4つのもみ玉が搭載されています
「ダブルもみ」はもみ玉の倍増と動き方の進化でマッサージ力がアップ
「ルルド マッサージクッション」は、その使い勝手のよさも人気の理由のひとつ。「ダブルもみ」にも、そのシンプルな使い勝手は踏襲されています。
操作はボタンひとつで行え、ボタンを1回押すと「マッサージがスタート」、2回押すと「マッサージ+温感ヒーターもオン」、3回押すと「電源オフ」になります。操作が単純な分、マッサージ性能も超シンプルではありますが、コンセントさえあればいつでもどこでも使用できるので、汎用性はかなりのもの。肩、背中、腰、脚など、身体のあらゆる部位に使用できます。今回もいろいろな場所でさまざまな部位をマッサージしてみました。
ボタン位置を示すマークは刺繍でほどこされているので、クッション風デザインの雰囲気を壊しません。どころか、あまりに本体になじんでいるので、時に見失うことも(汗)
準備は専用のアダプターと接続するだけ。アダプターのコードは2mと長めなので、使用しやすいです。また、別売りの「マッサージクッション専用カーアダプター AX-Z08」(税別762円)を使用すれば、車の中で使用することもできます
マッサージする部位に合わせ、本体を90°回転させて使うこともできます。回転方向が60秒ごとに切り替わることで、自動的に「もみ上げ」「もみ下げ」が可能に
ソファにもたれながら腰のマッサージはもちろん……
やや無理やりな雰囲気はありますが、肩にもフィット! コレかなりいいです。ほんのり四角錘のような形がソファの背もたれと壁の間にうまいこと引っかかって安定します※肩や首周りに使用する際は、ネックレスなどのアクセサリーが引っかからないようご注意ください
足裏にも試してみると、意外といい感じ。足ツボを強力に刺激されるようなマッサージではないので、足ツボが苦手な人でも気持ちいいと感じるはず
上に寝転がって肩に当てると、ソファで使用するよりさらに効きます。このまま眠ってしまっても、15分で自動停止するタイマー付きなので安心
むくんだふくらはぎを上に乗せても気持ちいいです
運転音が静かなので、会社のデスクでも使用できます。デスクで使用する際のコツは、前にもクッションをもうひとつ抱えること。こうすることで姿勢が安定して、猫背になりにくい効果もあるように感じました
「ルルド マッサージクッション ダブルもみ」のもみ心地は、もみ玉の数が増えたのはもちろんですが、うねりが加わった動きのおかげで、患部にグイっと食い込む感じがいいですね。毎日2ターン(30分)使用しても1か月の電気代は約12円(料金単価は27円/kWhで計算)と、超リーズナブルに使用できるのもうれしいです。
「ルルド マッサージクッション」は、性能はシンプルながら汎用性は抜群なので、すでにマッサージチェアやフットマッサージャーがあるという家庭でも、それらの補助として持っていて損はない1台ではないでしょうか。たとえば、ソファに座りながらフットマッサージャーを使用する時に、腰や背中に当たる部分に「ルルド マッサージクッション」をセットして“簡易マッサージチェア風”に、といった使い方もありだと思います。
カバーは取り外して洗えるので清潔さを保てるだけでなく、季節や部屋のインテリアに合わせて替えることもできます
マッサージしない時も、ソファに置いておけば「ちょっと硬めのクッション」として、もたれかかったりできて便利です
美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。