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基本性能を高めた「うるさら7」と天井に設置する「ココタス」も発表

空間演出できるデザインエアコン! カラーや質感で選べるダイキン「risora」誕生

ダイキンから、デザイン性にとことんこだわった新シリーズ「risora(リソラ)」と、最上位機「うるさら7」の新モデル、そして小空間マルチカセット形エアコン「ココタス」が登場。発表会で見てきた3製品を紹介します。

居住空間との調和するデザインエアコン「risora」

“理想の空間・空調”という言葉から名付けられた「risora」は、多様化するインテリアにあわせられるように質感やカラーバリエーションが豊富に揃えられています。ダイキンはデザイン性を追及したエアコン「UXシリーズ」を2016年に発売していますが、このモデルはヨーロッパからの逆輸入して日本国内でリリースしたものでした。今回発表された「risora」は、日本発。UXシリーズよりも日本の居住空間に調和するように設計されているのがポイントです。

7つのカラーバリエーションが用意されていますが、家電量販店向けは「ラインホワイト」と「グレイッシブラウンメタリック」のみで、冷房能力2.2〜7.1kWの8機種をラインアップ(残る5色は住宅設備向け)。2018年3月30日発売予定で、市場想定価格は4.0kWタイプが20万円前後です(家庭量販店向け)

risoraは居住空間の雰囲気を損なわないようにエアコン(室内機)の薄型化が図られ、業界最薄の奥行185mmというスリムボディを実現。ただ、薄型にするとファンと熱交換器が近接し、熱交換器を通過した風の乱れがファンと干渉して耳障りな風切音が発生しやすくなるのが課題でした。そこで、ファンの連結数を従来の11個から20個に増やした「多連結ソウエッジクロスフローファン」を搭載。このファンにより、風切音の発生が分散され、静音化されたといいます。また、ファンの翼部分にノコギリ刃のような切り込みを入れ、風が吹き出す際の整流化を行い、異音の発生も抑えているとのこと。

両サイドに丸みを持たせることで圧迫感を抑え、空間になじみやすいデザインにしているのだそう

両サイドに丸みを持たせることで圧迫感を抑え、空間になじみやすいデザインにしているのだそう

従来のファンよりも連結部を増やし、ファンの翼にスリットを施した「多連結ソウエッジクロスフローファン」は静音性だけでなく、送風効率の改善にも役立っているといいます

そして、risoraのパネルカラーにも注目していただきたい! 7色で展開されているだけでなく、表面加飾パネルを5層に重ね合わせることで、プラスチック樹脂とは思えないような質感を表現しています。

「ソライロ」と「フォレストグリーン」は、カラーの主張が強い分、マットな質感で落ち着いた仕上がりに

複数の色を重ねることで深みを持たせた「グレイッシブラウンメタリック」。木目のインテリアとの相性がいいブラウンながら、メタリックな質感はアクセントにもなり、和洋どちらの雰囲気ともマッチしそうです

白系は2種類あり、光沢のある「ラインホワイト」(上)と壁紙や椅子やソファの張地を表現したという「ファブリックホワイト」(下)がラインアップ

編み込み模様が入った「ツインゴールド」は、ゴージャスな雰囲気のあるシャンパンゴールドをベースとしながら、落ち着きがある質感。周囲のインテリアとも相性よく調和しそうです

主張が強いブラックに木目の質感をくわえることで、無機質さを抑えたやわらかい雰囲気とした「ブラックウッド」。シックな空間以外にもなじみそう

risoraのデザイン性のこだわりは、ここまで紹介してきたような停止時の外観だけではありません。運転中も美しいフォルムを維持できるように、吹出口やルーバー、パネルの開き方も美観を損ねないよう細かな配慮が施されています。なお、risoraには、暖房時の気流を真下に放出し、壁から床へと沿わせて足元からあたためる「垂直気流」や、冷房時の気流を上方へ送り、天井に沿わせて冷気が直接身体に当たらないようにした「天井気流」を搭載。人と床の表面温度を検知する「人・床センサー」も装備されているので、冷暖房性能も上々です。

運転中は垂直方向にパネルが上がります。パネルが開いた際に見える送風口も、外観のデザインとマッチするように工夫しているのだそう

冷房時に上方向に気流を放出する「天井気流」(上)や、暖房時に真下に暖気を吹き出す「垂直気流」(下)でも、メカメカしさを感じさせません

センサーやリモコンの受光部は、本体底面の目立たない部分に配備されています

センサーやリモコンの受光部は、本体底面の目立たない部分に配備されています

機動力がアップした「うるさら7」

無給水での加湿も行える「うるさら7」は、気流やコンプレッサーの制御技術を向上させる「ブースト制御」で冷暖房の立ち上がりを強化したマイナーチェンジとなります。暖房時には、運転開始とともに天井に向けて室温よりも温度の高い気流を大風量で放出させるとともに、圧縮機の回転数を制御する「ヒートブースト」制御を採用。これにより、設定温度に達するまでの時間は従来より約20%短縮しました。さらに、外気温が低い場合、室外機側の冷媒は液体の割合が高くなるため圧縮機の運転が妨げられ、温風が出るまでに時間がかかっていましたが、外気温が0℃以下の時には室外機側のガス状の冷媒を室外機側に送り込み、圧縮機が一度に圧縮できる冷媒量を増やす「低温ブースト」制御も装備。-10℃の 低外気温時でも、すぐに暖かい風を吹き出すことができるようになったといいます(吹き出すまでの時間は従来より45%短縮)。いっぽう、冷房時の「クールブースト」制御は温度だけでなく湿度もモニタリングし、湿度が高い時には圧縮機を高回転させて除湿量をアップ。湿度60%に達するまでの時間は従来よりも約40%短縮化できたといいます。温度と同時に湿度も下げることで、同じ室温でも体感温度が下がるため、より素早く涼しい環境にできるのだそう。

「うるさら7」は、冷房能力2.2〜9.0kWの11機種がラインアップされています。2017年11月1日発売予定で、市場想定価格は23万円前後〜42万円前後

2畳の小空間にも設置できるカセット形室内機「ココタス」

最後に紹介するのは、小空間マルチカセット形エアコン「ココタス」です。ココタスは天井に設置するタイプの室内機で、2畳の空間や半間幅の廊下でも照明に干渉しないサイズにまで小型化されたのが特徴。サニタリールームやキッチン、玄関、書斎といった壁面スペースのない空間にも設置できます。

380(幅)×175(高さ)×460(奥行)mmという業界最小サイズを実現した「ココタス」の定格能力(冷房/暖房)は0.8kW /1.0kW。2018年2月27日発売予定で、メーカー希望小売価格は14万円(税別)です

高さ175mmの本体にはドレンポンプを内蔵。これにより、既存住宅の天井裏の梁や野縁といった躯体部分に干渉せずに取り付けできるようになりました

小型化できたヒミツは、新開発された「ダウンサイジングターボファン」にあります。従来の家庭用天井埋め込みカセット形エアコンでは「クロスフローファン」を採用していましたが、風量を確保するために吸い込み部分の開口を大きくしなければなりませんでした。これに対し、ダウンサイジングターボファンは開口を縮小しても必要風量を確保できる設計を実現。さらに、ダウンサイジングターボファンの周りにコの字型形状の熱交換器を高集積に配置したことも、小型化に貢献しているといいます。

一般的な家庭用天井埋め込みカセット形エアコンのターボファン(右)比べると、ココタスに採用されたダウンサイジングターボファン(左)がいかに小さいかがわかります

サニタリールームに「ココタス」を設置したイメージ。素早く設定温度にしてくれる「パワフル運転」と不在時にムダな運転を抑える「ひかえめ運転」も搭載しています

吹出口はコの字状のフラップが装備されており、小型ながら効率よく気流を足元まで届けられるようになっています

なお、1台の室外機にココタスだけでなく、壁掛形や天井埋込カセット形の室内機、床暖房ユニットなどダイキンの居室向けのエアコンを3台まで接続できます。無線LAN機能も標準搭載されており、スマートフォンのアプリを利用し、外出先から遠隔操作することも可能。

神野恵美

神野恵美

雑誌記者・編集者などを経て、2004年に渡仏。2006年に帰国後はさまざまな媒体において、家電をはじめ“ライフスタイル”的切り口で多ジャンルの記事を執筆。

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