レビュー
実家の親に買ってあげたい1台

階段もラクラク! とにかく軽いシャープのコードレスキャニスター掃除機

家中を掃除する掃除機を選ぶなら、絶対パワーが欲しい! でも、軽さや取り回しやすさも大事。そんな風に考えたときに注目したいのが、コードレス型のキャニスター掃除機です。2017年9月にシャープが発売した「RACTIVE Air(ラクティブ エア) EC-AS500」(以下、EC-AS500)は、キャニスター型でありながらコードレスで、軽さにもこだわったモデル。マンションと一戸建てで使ってみて、その魅力を探りました。

本体を片手で持ちながらでも階段掃除がラクラク! その実力に迫ってみましょう

新しいラクティブ エアは、本体を片手で持ちながらでも階段掃除がラクラク! その実力に迫ってみましょう

【関連記事】キャニスター型なのにこの軽さ! しかもコードレス! シャープ「ラクティブ エア」がスゴい

持ってびっくり。とにかく軽い!

ここ数年、掃除機カテゴリーでは、手軽なコードレススティックタイプが人気です。とはいえ、コードレススティックタイプでは、動力部分などの重さが手元にかかることがあり、その点を不満に感じる人も少なくありません。

モーターなど重い部品を搭載した本体に車輪を備えているキャニスター型は、手元の軽さ、取り回しのよさ、さらにダストカップの大きさなどで根強く支持されています。では、“両者のいいとこどり”ともいえる、コードレスキャニスタータイプのEC-AS500は、どうでしょうか。

EC-AS500は、手元パイプ部に航空機などで使用される軽量素材「ドライカーボン」を採用しているのが特徴。本体、パイプ、ホース、吸込口、バッテリーを含む総質量は、なんと約2.9kgです。実際にパイプなどのパーツを持ってみると、とにかく軽くて驚きます。

コードレスでキャニスター型の新ラクティブ エア。フックに引っかければ自立させられます

コードレスでキャニスター型の新ラクティブ エア。フックに引っかければ自立させられます

本体、パイプ、ホース、吸い込み口を体重計ではかったところ、総重量は約2.9kgでした

本体、パイプ、ホース、吸い込み口を体重計ではかったところ、総重量は約2.9kgでした

パイプやヘッドを個別ではかってみても、とにかく軽量であることがわかります

パイプやヘッドを個別ではかってみても、とにかく軽量であることがわかります

軽いから、階段の昇降もラクラク!

EC-AS500の軽さがどれほど掃除のメリットになるのか、階段と車の掃除で検証してみましょう。まずは階段。本体を片手で持ちながら掃除をするのですが、何しろ軽いので、持っている手にほとんど負荷を感じません。一般的なキャニスター型を手に持つと、重心がずれるのか、手首に重さを感じることが多いですが、ラクティブエアはそうしたこともなく、階段の昇降が楽です。

試しに、筆者の親せき・60代女性にも使ってもらったところ「普段使っているのは10年ほど前に買った紙パック式。階段の掃除をするときはコードの抜き差しや本体を持ち上げるのが面倒だけど、これは持ったまま掃除ができるくらい軽いね!」と驚いていました。

コードがないので取り回しが簡単

コードがないので取り回しが簡単

軽さだけでなく、ボタンが少なくて操作が分かりやすいところも親戚に好評でした

軽さだけでなく、ボタンが少なくて操作が分かりやすいところも親戚に好評でした

下のほうの段は、パイプを取り外してホースに吸い込み口を直接つけるほうが掃除しやすかったです

下のほうの段は、パイプを取り外してホースに吸い込み口を直接つけるほうが掃除しやすかったです

持ち手部分には、折りたたんだ「ベンリブラシ」をセットできます。これは階段の巾木(はばき)の掃除や、棚の掃除などに便利。いちいち付属品を付け替えなくても、「ベンリブラシ」を起こすだけでいいので手間がかかりません。

ベンリブラシは階段の小窓や巾木(はばき)などの掃除に活躍! 使いたいときに起こすだけなので便利です

車掃除はコードレスキャニスターが便利

今度は車掃除です。掃除をする筆者の横で、車の持ち主である親せきの男性は「車用の掃除機を買おうと思うけど、大きなものじゃなくてハンディクリーナーで十分だと思うんだよ」とつぶやいていました。

2段伸縮するスキマノズルを取り付けて、トランク部分を掃除

2段伸縮するスキマノズルを取り付けて、トランク部分を掃除

車では、シートのすき間に入り込んだ小さなゴミが気になるので、2段伸縮スキマノズルを使って掃除に挑戦。シートの下にノズルを差し込んで掃除をしていると、前出の親せき男性が隣で「あ! そうかハンディクリーナーだと頭(ヘッド)が大きいからシートの下に入り込めないけど、これなら掃除ができるんだな」と感心した様子でした。なお、筆者は10分ほどかけて掃除する間、ずっと本体を持っていましたが、重さについては特に苦になりませんでした。持ち上げながら掃除ができるというのはかなり楽です。

ゴミが溜まりやすいシートの下は、ヘッドが小さいほうが操作しやすい

ゴミが溜まりやすいシートの下は、ヘッドが小さいほうが操作しやすい

こんな風に細かいすき間にも入り込めます

こんな風に細かいすき間にも入り込めます

「コンパクト自走式ヘッド」で室内をスイスイ動く

EC-AS500は本体が軽いので、室内で普通に転がした状態でも動かすのが楽です。また、ヘッド部は「コンパクト自走式ヘッド」となっており、ブラシの回転する力でスイスイ進みます。ハンドルをひねると水平にできるので、ヘッドが家具の下に入り込み、奥まで掃除ができました。それに、本体を持ち上げながら掃除ができるので、たとえばエアコンの上など、高い場所の掃除もはかどります。

コンパクト自走式ヘッドのおかげで、スイスイと動かしやすい!

コンパクト自走式ヘッドのおかげで、スイスイと動かしやすい!

手首をひねるとヘッドが水平になるので、低い場所の掃除もクリアできます

手首をひねるとヘッドが水平になるので、低い場所の掃除もクリアできます

本棚のへりにはベンリブラシを使用。掃除する場所にあわせてヘッドやパイプを付け替えて使いこなしましょう

本棚のへりにはベンリブラシを使用。掃除する場所にあわせてヘッドやパイプを付け替えて使いこなしましょう

こちらは付属の「はたきノズル」。角度を調整できます

こちらは付属の「はたきノズル」。角度を調整できます

こんな風に、エアコン室内機の上など手が届かないところも掃除が可能

こんな風に、エアコン室内機の上など手が届かないところも掃除が可能

自動エコモードの吸込力を検証! フローリングの微細なゴミがキレイに

シャープによると、EC-AS500は、同社の電源コード付きキャニスター掃除機とほぼ同等のゴミ取り性能を有するそうです。掃除のモードは、手元のスイッチで切り替え可能。掃除する場所によって吸込力を自動で変える「自動エコモード」、スイッチで切り替える「強モード」「弱モード」、長押しすると切り替わる「フルパワーモード」の4モードを備えています。

掃除のモードは手元のスイッチで切り替えられます

掃除のモードは手元のスイッチで切り替えられます

普段の掃除中に便利なのは、やはり環境に応じて吸込力を調整してくれる自動エコモードですよね。そこで、この自動エコモードでどれくらいゴミを吸い込んでいるのか、フローリングの床にまいた重曹の吸引で検証してみました。

床にまいた重曹を、自動エコモードで吸い込んでみます。写真右は、1回だけ走行させた状態ですが、かなり吸込力が高いことがわかります

フローリングの溝の重曹もしっかり吸い込み、キワもキレイに

フローリングの溝の重曹もしっかり吸い込み、キワもキレイに

1回だけ動かしただけで、重曹がキレイになくなっているのがおわかりいただけるでしょうか?続いて、 畳の上でも同じように試しましたが、こちらも微細なゴミをキレイに吸い込んでいました。

畳の上に重曹をまいて吸引。こちらも1回動かしただけでかなりキレイに!

畳の上に重曹をまいて吸引。こちらも1回動かしただけでかなりキレイに!

アップにしても、重曹がキレイになくなっているのがわかります

アップにしても、重曹がちゃんと吸い取れているのがわかります

パワーが強すぎて、カーペット系はやや苦手?

ちなみに、マイクロファイバーのラグでも、同じように重層をまいて試してみました。およそ2畳分の広さです。ラクティブエアを毛足の長いラグの上で動かすと、コードレスながらパワーが強いため、吸い込み口にくっついてしまって動かしにくかったです。「自動エコモード」から「弱モード」にすれば動かしやすくなりますが、その分動かす回数が増えました。ラグを掃除するときは、ハンドル位置を下げてパイプを寝かせ気味にするなど、操作しやすいように工夫をする必要があります。

新ラクティブエアの吸引力については、製品発表会で行われた以下の検証動画もご参照ください!

バッテリーは取り外せる! エコモードで消費も低減

EC-AS500のバッテリーは着脱式です。充電台はコンパクトなので、部屋の中に置いておいてもインテリアを損なわずに充電が可能。また、バッテリーを単体で取り外して充電できるので、EC-AS500本体の収納場所がコンセント近くに制限されないというのも魅力です。

連続運転時間は自動エコモード時で約20分。実際使ってみると、吸い込み口を床から約4秒離すと自動で一時停止する「アイドリングストップ」機能により、バッテリーの消費が抑えられているのがわかります。ちょっとゴミを拾っている間にムダに動いているということがないので、無駄なく使用でき、筆者の2LDKの部屋の場合は20分で十分キレイになりました。

着脱式バッテリーは手のひらサイズ

着脱式バッテリーは手のひらサイズ

充電台もコンパクトで場所をとりません。充電時間は約80分、運転時間は約20分です(自動エコモード時)

充電台もコンパクトで場所をとりません。充電時間は約80分、運転時間は約20分です(自動エコモード時)

ゴミ捨ても簡単! ダストカップが洗える

EC-AS500はゴミ捨てが簡単な点もポイント。本体の大きな丸いハンドル部を持ち上げると、ダストカップを取り外せます。それから「ゴミ捨てボタン」を押すと底のフタが開いてゴミが落ちる仕組みで、ハンドル部を回すとフィルターについたチリが落ちます。スクリュー部でゴミを圧縮しているからか、ゴミの舞い上がり方が少ないのが印象的でした。

中央の筒型フィルターに髪の毛などが巻きついてしまうことがありますが、ダストカップが分解できるのでしっかり取り除けます。さらにダストカップは水洗いも可能なので、清潔に保つことができ、気持ちよく使えるのもうれしいところ。

グレーのハンドル部を持ち上げて、ダストカップを取り外す構造

グレーのハンドル部を持ち上げて、ダストカップを取り外す構造

取り外したダストカップのゴミ捨てボタンを押すと、下部がパカッと開いて簡単にゴミを捨てられます

取り外したダストカップのゴミ捨てボタンを押すと、下部がパカッと開いて簡単にゴミを捨てられます

ダストカップは分解して洗えます。どれもパーツが大きいので扱いやすい

ダストカップは分解して洗えます。どれもパーツが大きいので扱いやすい

ちなみに、EC-AS500の集じん方法を紙パック式にした「EC-AP500」もラインアップされています。紙パック式支持者はこちらも注目

まとめ:戸建ての家庭にイイ1台!

コードレス掃除機の場合、本体を室内に出しっぱなしにすることが多いですが、上述の通りEC-AS500はバッテリーだけを取り外して充電する仕組みなので、小さな子どもがいる家庭や、掃除機を出しっぱなしにして生活感を出したくないという場合に最適です。

バッテリーだけ買い足すことも可能なので、2個使えば掃除をしている間に別のバッテリーを充電しておくということも! ちなみに、最初からバッテリーを2個同梱しているプレミアムモデル「EC-AS700」シリーズも発売中です。

EC-AS700シリーズ。本体の基本仕様はEC-AS500と共通です。カラバリが異なるほか、最初からバッテリーが2個付属し、布団掃除用ヘッドも同梱されるのがポイント

繰り返しになりますが、EC-AS500はとにかく軽い! コードレスなので家中どこにでも持ち運べる手軽さはスティックタイプ並みで、本体だけでなくパイプやホースなども軽いので、手首に負担がかかりにくいのが魅力です。それでいて、掃除機の基本である吸込力はコード付きキャニスタータイプ並みにしっかり備えています。階段の昇降がある戸建てに住んでいる人や、吸込力があって軽くて扱いやすい掃除機を探している人、フローリングや和室がメインの家にはぴったりな1台と言えるでしょう。

伊森ちづる

伊森ちづる

家電流通専門誌で白物家電と家電量販店と流通に関する取材・執筆・編集を担当。趣味は料理、旅行、舞台鑑賞、米国ドラマ視聴など。クラシック音楽の”現代音楽ファン”というと変人扱いされることが悩み。

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