トレンドニュース
トレンドニュース

新生活商戦前に動きが活発化する洗濯機。意外な好調ぶり、東芝・洗濯機の魅力とは?

東芝「ZABOON AW-10SD6」

東芝「ZABOON AW-10SD6」

日立、パナソニックの2強に迫る東芝の好調さが目立つ

気がつけばすでに2月も半ば。今年は、強力な寒波の影響で全国的に寒さが続き、とても実感はできないものの、暦の上ではもう春。となれば、やってくるのは、4月からの新生活をにらんだ新生活商戦である。しかしながら、今年の新生活商戦は、寒波の影響もあって、その立ち上がりは例年以上に鈍い。

図1:新生活商戦に関連する主要4カテゴリーのアクセス推移(過去2年)

図1:新生活商戦に関連する主要4カテゴリーのアクセス推移(過去2年)

図2:「洗濯機」カテゴリーのアクセス推移(過去2年)

図2:「洗濯機」カテゴリーのアクセス推移(過去2年)

図1は、「価格.comトレンドサーチ」で、新生活関連主要4カテゴリー(洗濯機、冷凍庫・冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ)の、過去2年間のアクセス推移を示したもの。これを見ると、ほとんどのカテゴリーが例年と比べても横ばいなのに対して、唯一「洗濯機」カテゴリーのみが好調な推移を示していることがわかる。「洗濯機」カテゴリーだけを抜き出した図2を見ると、同カテゴリーはここ1年ほど全体的に右肩上がりの推移となっており、新生活商戦とは関係なく好調を維持しているが、ここ最近、過去2年間で最高レベルのアクセスを記録しつつあり、新生活商戦の中でも際だった動きを示していると見てよいだろう。ちなみに、洗濯機の中でもいわゆる「縦型洗濯機」は、主立った製品が春から夏にかけてモデルチェンジするので、春先のこの季節は各モデルとも販売価格はかなり下がっている状態となり、お買い得と言っていい状況になっている。

図3:「洗濯機」カテゴリーにおける主要5メーカーのアクセス推移(過去2年)

図3:「洗濯機」カテゴリーにおける主要5メーカーのアクセス推移(過去2年)

図3は、その「洗濯機」カテゴリーにおける主要5メーカーのアクセス推移を示したものだ。価格.com上では伝統的に、日立とパナソニックの2社が2トップとして首位を争う展開が続いてきたが、この2年の動きを見ると、パナソニックのアクセスが徐々に下降気味になっており、3位の座にいた東芝が逆にアクセスを上げていることがわかる。直近では、この2社がほぼ同レベルのアクセスで推移しており、首位の日立、2位グループのパナソニック、東芝という展開になってきているのだ。

図4:「洗濯機」カテゴリー売れ筋ランキング・ベスト5製品のアクセス推移(過去3か月)

図4:「洗濯機」カテゴリー売れ筋ランキング・ベスト5製品のアクセス推移(過去3か月)

売れ筋製品の上位の顔ぶれを見ても、その傾向は明らかだ。図4は、「洗濯機」カテゴリーにおける売れ筋ランキング・ベスト5製品のアクセス推移を示したものだが、ベスト5製品はすべて日立製品と東芝製品で占められており、いずれも年明けから好調な推移を示している。パナソニック製品に関しては、2018年2月14日時点でベスト5から外れており、最高位は9位の「パナソニック NA-F50B11」となっている。東芝の好調ぶりが目立ついっぽうで、パナソニックの存在感が以前よりもかなり薄まってきている印象だ。

売れ筋製品の上位の顔ぶれを見ても、その傾向は明らかだ。図4は、「洗濯機」カテゴリーにおける売れ筋ランキング・ベスト5製品のアクセス推移を示したものだが、ベスト5製品はすべて日立製品と東芝製品で占められており、いずれも年明けから好調な推移を示している。パナソニック製品に関しては、2018年2月14日時点でベスト5から外れており、最高位は9位の「パナソニック NA-F50B11」となっている。東芝の好調ぶりが目立ついっぽうで、パナソニックの存在感が以前よりもかなり薄まってきている印象だ。

東芝・洗濯機の好調の理由は、洗浄力の高さと、静音性、洗濯くずの少なさ、そして価格の安さ

このように、人気の日立・東芝と、人気が陰り気味のパナソニックとで明暗が分かれつつあるのには、どんな理由があるのだろうか。

図5:日立、東芝、パナソニック各メーカーの、洗濯容量10kgの縦型洗濯機・主要モデルのアクセス推移(過去6か月)

図5は、日立、東芝、パナソニック3社における、洗濯容量10kgの縦型洗濯機・主要モデルのアクセス推移を示したものだ。これを見ると、昨年2017年9月時点では、この3モデルの間に大きな人気の差はなかった。しかし、まず11月くらいから、東芝「ZABOON AW-10SD6」の人気が急上昇し、その後12月後半に、日立「ビートウオッシュ BW-V100B」の人気が急上昇した。この2モデルは、年明け以降も高い人気を維持しており、実際、売れ筋ランキングの上位にも顔を出しているが(図4)、パナソニック「NA-FA100H5」に関しては、この2モデルほどの人気の伸びにはなっておらず、現時点では結果として大きな差が付いている。

図6:日立、東芝、パナソニック各メーカーの、洗濯容量10kgの縦型洗濯機・主要モデルの最安価格推移(過去6か月)

この人気推移の裏には、販売価格が大きく影響している。図6は、上記3モデルの同時期における最安価格推移を示したものだが、まずは東芝「ZABOON AW-10SD6」が、2017年9月に大きく最安価格を下げ、一気に85,000円のレベルに突入している。ライバルとなる2モデルとはこの時点で1万円近い価格差が出ており、これが同モデルの人気を牽引したものと思われる。これに続くように最安価格が下がったのは、日立「ビートウオッシュ BW-V100B」。10万円前後の価格帯から徐々に下げ、85,000円レベルでいったんは落ち着いたが、その後、年末近くに東芝「ZABOON AW-10SD6」と同等レベルの価格にまで下げており、8万円を切るレベルにまで下がっている。この動きは、上記図5の動きとほぼシンクロしているのがわかるだろう。これに対して、パナソニック「NA-FA100H5」の最安価格は、年末に85,000円レベルまでいったん下げたものの、その後むしろ上昇に転じており、2018年2月14日時点の最安価格は93,999円と、かなり上がっている。ライバル2モデルに比べて、1万円以上の価格差が開いており、これが人気を押し下げた形だ。なお、東芝「ZABOON AW-10SD6」の現時点の最安価格は76,300円で、3モデルの中ではもっとも安い。

図7:日立、東芝、パナソニック各メーカーの、洗濯容量10kgの縦型洗濯機・主要モデルのユーザー満足度推移(過去6か月)

もちろん、人気の理由は価格だけではない。この3モデルのユーザー満足度の推移も見ておこう。図7を見ると、各モデルとも動きは異なるが、現時点でのユーザー満足度はほぼ同じようなレベルでそろってきている。2018年2月14日時点の各モデルのユーザー満足度だが、一番高いのは日立「ビートウオッシュ BW-V100B」の4.76(評価者:4名)、続いてパナソニック「NA-FA100H5」の4.67(評価者:3名)、一番下が東芝「ZABOON AW-10SD6」(評価者:12名)の4.52となっている。評価者の数も異なるため、実質的にはほぼ同じくらいの満足度と言ってよさそうだ。同じくらいの性能であれば、相対的に安い製品のほうに人気が出るのは、自然な流れだろう。

なお、各モデルの特徴だが、日立「ビートウオッシュ BW-V100B」は従来より定評のある洗浄力(ナイアガラビート洗浄)が魅力。パナソニック「NA-FA100H5」は、洗剤を泡立てて洗浄力をアップさせる「泡洗浄」が売り。東芝「ZABOON AW-10SD6」は、ナノサイズの微細な泡で洗浄力を上げる「ウルトラファインバブル洗浄」が特徴で、「価格.comプロダクトアワード 2017」でも洗濯機部門の銀賞に選出された。いずれのモデルも洗浄力にこだわって設計されているが、それぞれのアプローチが異なるのが興味深い。

ユーザー満足度はどのモデルも同じように高いが、なかでも東芝「ZABOON AW-10SD6」の「ウルトラファインバブル洗浄」は、多くのユーザーから好評を得ている。しかし、それ以上に本機で評価されているのは、動作時の静音性だ。

とにかく静かでパワフルですね。洗浄力は申し分なしです。白のタオルが白くなったと思いました。

深夜洗浄でも全く気になりません。

マンションですが夜中に回しても大丈夫そうなくらい振動も少ないです。

また、洗浄後に洗濯くずなどが付着しづらい、洗濯くず自体の量が減ったといった点も、他モデルに比べて高評価の対象になっている。

節水しすぎないのでゴミが洗濯物に付く事もないですし、絡まってないので取り出す時に本当に楽です。

洗濯クズ入れも清掃がとても簡単です。蛇口からほんの少しだけ水を流せば綺麗になります。一切手を使わないでいいので楽です。それと洗濯クズが減りました。

東芝といえば、家電事業自体を中国メーカーに売却したことでいろいろ話題になったが、少なくとも洗濯機に関して言えば、日立、パナソニックという2トップにも引けを取らない人気と実力を獲得しつつあるようだ。販売価格の相対的な安さもあって、ユーザー満足度も上がってきており、今購入するのであれば、日立、パナソニックと並ぶ選択肢のひとつとして入れるのもよさそうだ。

【関連リンク】
《2018年》おすすめのドラム式洗濯乾燥機、縦型洗濯機7選! 本当の狙い目はこれ

鎌田 剛(編集部)

鎌田 剛(編集部)

価格.comの編集統括を務める総編集長。パソコン、家電、業界動向など、全般に詳しい。人呼んで「価格.comのご意見番」。自称「イタリア人」。

紹介した製品の最新価格・クチコミをチェックする
関連記事
ページトップへ戻る