イベントレポート
「なんばスカイオ」に象印の常設食堂ができた

“お高い炊飯器”のご飯は本当においしいの? 大阪にオープンした象印食堂で体験してきた!

象印食堂初の常設店となるご飯レストラン「象印食堂」。オープン前にひと足先に体験してきました!

常設店となる“ごはんレストラン”「象印食堂」。オープン前にひと足先に体験してきました!

近年、炊飯器メーカー各社から「よりおいしいご飯」が炊飯できる高級炊飯器が開発・発売されています。とはいえ、製品によっては10万円近いものもあり、なかなか気軽に購入できるものではありません。

このため、最近は各メーカーが「実際に高級炊飯器で炊いたご飯を食べられるイベント」を開催することが多くなりました。今年に入って高級圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」を発売した象印マホービン(以下、象印)もそのひとつ。数年前から、同社の高級炊飯器で炊いたご飯を楽しめるイベント「象印食堂」をオープンしてはいましたが、従来までの象印食堂は2週間などの期間限定イベント。ところが、ついに2018年10月17日、その象印食堂が大阪で“常設”オープンしたのです。どんな食堂になっているのか、さっそくチェックしてきました!

オープン前の「なんばスカイオ」に潜入!

常設オープンとなる象印食堂は、大阪中央区にある南海なんば駅直通の「なんばスカイオ」6階に出店されます。じつはこのなんばスカイオ、10月17日にオープンしたばかりの新しい商業施設。飲食店や専門店など41店舗が出店している、できたてホヤホヤの新施設です。今回は象印食堂の取材のため、オープン前のなんばスカイオに入らせていただきました!

なんと、象印食堂は南海なんば駅直通の商業施設、なんばスカイオのオーブンと同時に開設

なんと、象印食堂は南海なんば駅直通の商業施設、なんばスカイオのオーブンと同時に開設

さっそく象印食堂へ向かってみると、お店の雰囲気は、正面入り口奥に多くの炊飯器が並べられていることを除けば、高級な和食レストランのようです。また、おもしろいのが店舗正面で物販などの販売もしていること。象印食堂で使用しているお米や、飲み物の温度をキープするマグやタンブラーなどが購入できます。さらに、ほうじちゃラテなどのドリンクのテイクアウトやお弁当の購入も可能です。

一見すると物販スペースのある一般的な和食レストランのような外観。のれんの下にズラリと並べられた炊飯器がなかなか壮観です

象印マホービンらしく、入り口ではステンレスマグやタンブラーも販売されています。ラテなどの飲み物のテイクアウトにも対応

象印食堂で提供される「健康応援米」が購入できるのも便利。横にある象の人形は予約席に置くリザーブド札。ちょっとした小物に象印らしいテイストがあるのが楽しいですね

店頭では持ち帰り可能なお弁当も販売。今回は試食できませんでしたが、象印の炊飯器が「冷めてもおいしい」かチェックするのにもよさそう

店内に入ってみると、こちらも少し高級な和食レストランといった雰囲気。「炊飯器メーカーがご飯の試食用に作った店舗」といったイメージはなく、落ち着いた雰囲気でゆったりと食事ができそうです。

おもしろいのが、店内には一般的なテーブル席のほか、少し高さのある囲われたサロンスペースがあること。今回はプレス向けのお披露目ということで、サロンスペースには象印食堂で提供されるメニューが並べられていましたが、普段は料理教室やセミナースペースとして利用できるそうです。

落ち着いた雰囲気の店内。店舗面積は約200uで、座席数は59席あるそう

落ち着いた雰囲気の店内。店舗面積は約200m2で、座席数は59席あるそう

小あがりのようになっているサロンスペース。今回は象印食堂で提供されるメニューが展示されていましたが、普段は料理教室などを開催するそう

メニューはやさしい味わいの和食で、バラエティ豊か!

店内をチェックしたら、いよいよ試食タイムです。メニューは基本的に開店11時から15時までのランチタイム(ラストオーダー14時半)と、17時から23時閉店までのディナーメニュー(ラストオーダー22時半)が用意されます。ランチは、おかず5品にだし巻き卵、ご飯のお供、あおさの味噌汁が1,000円(税別)で楽しめる「花籠膳」のなどのセットを用意。ディナーメニューも肉や野菜をバラエティ豊かに揃えた「今宵の晩餐 みおつくし膳(1,980円・税別)」から、食前酒と一の重、二の重までついた「吟醸蒸し御膳(3,800円・税別)」などバラエティ豊か。このほか、ご飯にピッタリのアラカルトメニューも用意されていました。ちなみに、これらのメニューは季節により年4回ほど変更されるそうです。

テーブルに置いてあったメニュー。各メニュー大きな写真入りで内容がわかりやすいのがうれしいですね

テーブルに置いてあったメニュー。各メニュー大きな写真入りで内容がわかりやすいのがうれしいですね

サロンスペースに展示されていた「和食御膳(2,800円・税別)」。小鉢が多くチョコチョコつまめるのは女性にはうれしい。日本酒のつまみにもよさそう

個人的に一番食べてみたかったのがこちらの「鯛茶漬け御膳(2,400円・税別)」。こちらはランチとディナー両方で提供されるメニューとのこと

ちなみに、今回のプレス向けの試食会で提供されたのは、ランチの「象印御膳(1,600円・税別)」のメニューでした。こちらはおかず4品と主菜、ご飯のお供にあおさの味噌汁、さらにひと口デザートまでついたセットとなっています。

おもしろいのは、主菜が4品から選べるようになっていることで、鮭の西京漬け焼きと豚角煮、蟹入り湯葉クリームコロッケ、蒸籠仕立ての海老焼売の4品から好きなメニューが選択できるそうです。

プレス向け試食会では各テーブルにランダムに料理が提供されましたが、筆者には「蒸籠仕立ての海老焼売」が配られました。こちらは焼売が3個入っているのですが、1つひとつがかなり大きめ。普通の焼売の2〜3倍くらいの大きさはありそうです。さらに、副菜も揚げ出し豆腐や根菜の煮物など、品数が多いので結構ボリューミー。これなら男性でもお腹いっぱいになれそうだと感じました。

今回のプレス向けのお披露目で提供されたランチメニュー「象印御膳」。主菜は4種類から選べますが、筆者には「蒸籠仕立ての海老焼売」がきました。焼売が大きくてびっくり。左下にごはんが2膳あることにも注目

さすが象印! 2種類から「選べるご飯」がうれしい

そして、もちろん何よりも注目したいのが「ご飯」。実は象印食堂では毎日3種類のご飯を炊いているそう。ひとつが普通の白米を炎舞炊きの「ふつう」モードで炊いたもの。もうひとつが同じ白米を「もちもち」あるいは「しゃっきり」で炊いたもの(日によっていずれかひとつ)。そして最後に「健康応援米」と呼ばれるプレミアム玄米を炊いたものです(「健康応援米」の銘柄は月によって異なります。取材時は「金のいぶき」でした)。

象印食堂で御膳を頼むと、この3種類のごはんから2種類を選んで食べることができます。たとえば「ふつう」と「しゃっきり」を選べばモードを変更するだけで、どれだけご飯の味や食感が変わるかが実感できますし、健康応援米を頼めば炎舞炊きで炊いた玄米のおいしさがわかるというわけです。

今回の試食会では「ふつう」のご飯と健康応援米の2種類が提供されました。ちなみに、象印食堂では一膳に約120gのご飯がよそわれるそう。一般的にお店で提供されるご飯は200g前後なので、最初に出てくる2膳食べても「普通のお店よりちょっと多め」くらいの量ですね。もちろんお替わりも自由にできるそうです。

毎回3種類のなかから2種類選べる「ごはん」2膳。左が「ふつう」で炊いた白米、右は健康応援米。健康応援米は玄米なのにモサモサせず、かなり食べやすい!

ごはんはふっくらとしていて甘みがあり、香りも爽やか。少しもっちり系の食感だったので「しゃっきり」モードで炊いたご飯と食べ比べてみたいと感じました

今回はプレス向けの試食会ということで、レシピを考案した料理家の吉田麻子氏も来場。試食中はレシピについて歓談することもできました。吉田氏によると、今回のレシピは「自宅で使用する炊飯器の味を確認できる店向け」ということで、毎日食べても飽きず、健康的な和食を中心に考案したそう。ただし、コロッケや豚の角煮などボリュームがあり、家で作るのにひと手間かかるレシピを加えることで「お店で食べる」楽しさもプラスしていると言います。

また、象印食堂で提供されるメニューの一部は、象印の公式サイトにてレシピが公開される予定だそうです。気に入ったメニューを自宅でも作れるのはうれしいですね。

試食中に料理について説明する吉田氏。企業のメニュー開発行うほか、和食を中心とした料理教室「吉田麻子料理教室」を東京と大阪で主宰されています

象印の炊飯器「炎舞炊き」内部パーツの展示も

ところで、象印食堂はおいしくて手の込んだメニューと落ち着いた内装のおかげか、基本的に「象印の炊飯器の味を試すための食堂」という雰囲気はほぼありません。店の前やカウンターにたくさんの炊飯器が置かれていることと、御膳メニューにご飯が2膳ついてくる点は少々特殊ですが、そこまで変わったポイントではありません。

カウンターに置かれていた炎舞炊きの一升サイズタイプ。最大で29台の炊飯器を一度に炊飯させられるといいます

ただし、唯一「家電」を感じさせるのが、席に着くまでの通路沿いに展示されている炎舞炊きの内部パーツ。実は炎舞炊きの最大の特徴とも言えるのが、IHヒーターのコイルを3つのパーツに分けて、それぞれを独立制御できること。このため、一般的なIH炊飯器に搭載されているコイルはおおきなひとつの円形ですが、炎舞炊き内部のコイルは小さな円状の3パーツに分かれています。

この各パーツを一部分だけ加熱する「ローテーションIH構造」を採用することで、かまどのような「炎のゆらぎ」までを再現しているのが炎舞炊きなのです。また、パーツを3つに分けることで一部のコイルにだけ通電させ、単位面積あたりの火力を従来の4倍以上という大火力にできるというメリットもあります。

店内に飾られていた炎舞炊きシリーズのIHコイル。一般的な「円状」に巻き付けられたコイルとは一線を画した形状をしています

高級炊飯器のご飯を「いつもの食べ方」で楽しめる

象印食堂で試食をした感想は「とりあえず行ってみるべき」というもの。とにかくご飯がおいしいので、特に炊飯器の買い替えを考えていなかった人も、もしかすると象印食堂をきっかけとして炊飯器を買い替えたくなるかもしれません。

また、最近は10万円を超えるような高級炊飯器も多く発売されています。毎日のご飯がおいしくなれば、それだけ生活のクオリティが高くなるもの。とはいえ、ごはんは「食感重視」「甘み重視」など個人的な好みもあるので、一般的に評価が高い炊飯器といえど、自分の好みに合っているかはわかりません。こういった場合に、実際に一食分をたっぷりと食べて「自分好みの味」か確認できる象印食堂はかなりうれしい存在です。

もちろん家電量販店などでも試食イベントを行っていることはありますが、多くの場合はプラスチックの容器やスプーン、あるいはラップでくるんだ「ご飯」だけをひと口試食できるというもの。食事は五感を使って味わうものなので、実際にお茶碗とお箸をつかった味とは印象が異なる可能性が高いです。

また、一般的に「ご飯」は副菜と食べるものなので、おかずとの相性がチェックできる点もメリットだと感じました。場所は南海なんば駅直通でアクセスもよいので、近隣の方にとっては気軽に立ち寄りやすいのもポイントです。

東京や名古屋でも期間限定出店!

ちなみに大阪のような常設ではありませんが、東京や名古屋などの全国4か所でも象印食堂が期間限定で出店します。なんばスカイオ店と同じく、料理家の吉田氏が監修したメニューが用意されるのですが、それぞれの店舗で内容が少し異なるのがポイント。

東京・表参道の店舗では、新米と旬の食材を使った「炎舞炊き御膳」(1,000円・税別)が数量限定で提供されるほか、札幌・名古屋・福岡の店舗では各地の人気飲食店とコラボしたご当地限定メニューが登場予定です。「炎舞炊き」で炊いたご飯のおいしさを、その土地ならではのメニューで味わうことができます。

東京の開催地となるのは、表参道「ベーカリーカフェ 426」。昨年も同じ場所で期間限定出店されていました(写真は2017年開催のときのもの)

▼東京都・表参道「炎舞炊き 象印食堂」
・開催期間:2018年10月26日〜11月4日
・時間:11:00〜16:00(ラストオーダー15:30)
・場所:ベーカリーカフェ426(東京都渋谷区神宮前4-26-18 原宿ピアザビル1F・M2F)

▼北海道・札幌「象印食堂 Powered by 蔵元直営 千歳鶴 吉翔」
・開催期間:2018年11月9日〜11月18日
・時間:11:00〜14:30(ラストオーダー14:00)
・場所:蔵元直営 千歳鶴 吉翔(北海道札幌市中央区北1条西4-2-2 札幌ノースプラザビルB1)

▼愛知県・名古屋「象印食堂 Powered by 豆家別邸 しびかま 本店」
・開催期間:2018年11月9日〜11月18日
・時間:11:30〜14:30(ラストオーダー14:00)
・場所:豆家別邸 しびかま 本店(愛知県名古屋市中村区名駅3-22-5)

▼福岡県・博多「象印食堂 Powered by 博多 かんべえ 本邸・別邸」
・開催期間:2018年11月9日〜11月18日
・時間:11:30〜14:30(ラストオーダー14:00)
・場所1:博多 かんべえ 本邸(福岡県福岡市博多区中洲5-4-23-1F)
・場所2:博多 かんべえ 別邸(福岡県福岡市博多区中洲5-4-10 グランエターナ福岡天神橋2F)

倉本 春

倉本 春

パソコン雑誌編集者からドッグカフェオーナーという、異色の経歴を経た家電ライター。家電を活用することで、いかに家事の手を抜くかに日々頭を悩ませている。

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