レビュー
「カラリエ」シリーズらしい使い勝手のよさも完備

家具っぽいデザインのマットレス布団乾燥機! 見た目も性能も兼ね備えた「カラリエ」新モデル

ジメジメとした季節は寝具が湿気や汗を含み、睡眠環境の質が大きく低下します。また、不快なだけでなく、カビが生えたり、ダニが繁殖しやすくなるため、そのままで過ごすのは衛生的にもよくありません。そんな時に役立つのが、布団乾燥機。今回は、最近トレンドのマットレスタイプの中でも人気の高いアイリスオーヤマの「カラリエ」シリーズに2021年2月に登場した、“家具のようなデザイン”の「FK-D1」を紹介します。

布団乾燥機には見えない、オークテイストのデザイン

布団乾燥機は使用しない時にクローゼットなどに収納することが多いためか、乾燥方式の主流がマットを使用しないマットレスタイプに変わっても、デザインには昔ながらの“いかにも”な雰囲気が濃く残っています。今回紹介する「カラリエ FK-D1」は、最近の家電製品の流行であるインテリアと調和するデザインを採用。曲線を持たせた筐体にウッド調の加工が施され、温かみのある家具のような仕上がりとなっています。

曲線型の形状とオークテイストを採用したFK-D1は、一見では布団乾燥機とはわからないデザイン

曲線型の形状とオークテイストを採用したFK-D1は、一見では布団乾燥機とはわからないデザイン

電源コードはまとめて留められるようになっているので、すっきりと収納できます

電源コードはまとめて留められるようになっているので、すっきりと収納できます

こちらは、既存の「カラリエ」シリーズ。FK-D1は別物というくらいデザインが異なります

こちらは、既存の「カラリエ」シリーズ。FK-D1は別物というくらいデザインが異なります

既存の「カラリエ」シリーズや一般的な布団乾燥機を出しっ放しにしておくのはためらわれますが、FK-D1はインテリアっぽいので恥ずかしくない! ただ、フタがないため、部屋に出しっ放しにしておくとホコリの侵入が気になるかも。天面に布をかけるなどして工夫するといいでしょう

既存の「カラリエ」シリーズや一般的な布団乾燥機を出しっ放しにしておくのはためらわれますが、FK-D1はインテリアっぽいので恥ずかしくない! ただ、フタがないため、部屋に出しっ放しにしておくとホコリの侵入が気になるかも。天面に布をかけるなどして工夫するといいでしょう

FK-D1には今回使用する「ナチュラルオーク」(左)のほか、「スモークオーク」(右)も用意されているので、部屋に合わせて選ぶことができます

FK-D1には今回使用する「ナチュラルオーク」(左)のほか、「スモークオーク」(右)も用意されているので、部屋に合わせて選ぶことができます

基本構造は「カラリエ」シリーズを踏襲

デザインは従来の「カラリエ」シリーズとはまったく違うものの、布団乾燥機としての基本構造は同じ。マットレス仕様なので、収納時は内蔵されているノズルを本体から引き出し、布団にセットするだけで準備は完了します。温風が寝具の端まで届くように、ノズルにかけ布団を持ち上げる空間を作るフラップが装備されているのも、既存の「カラリエ」シリーズと同様。コンパクトなサイズながら780Wの出力を有しており、シングルサイズのベッドなら約20分で布団全体を温められるといいます。

「カラリエ」シリーズはコンパクトさも特徴です。サイズは155(幅)×260(奥行)×335(高さ)mmで、重量は3.4kg。取っ手が用意されているので、持ち運びもラクラク

「カラリエ」シリーズはコンパクトさも特徴です。サイズは155(幅)×260(奥行)×335(高さ)mmで、重量は3.4kg。取っ手が用意されているので、持ち運びもラクラク

ベッドで使用する際には、本体を立てた状態でベッドサイドに設置。長辺の中央くらいの位置に置くといいでしょう

ベッドで使用する際には、本体を立てた状態でベッドサイドに設置。長辺の中央くらいの位置に置くといいでしょう

収納されているノズルを引き出します。ノズルが差し込まれているところに手を入れなくても、ノズルに装備されたフックを持ち上げれば引き出せるので、使い勝手はなかなかいい印象

収納されているノズルを引き出します。ノズルが差し込まれているところに手を入れなくても、ノズルに装備されたフックを持ち上げれば引き出せるので、使い勝手はなかなかいい印象

ノズルを引き出したら、ホースの根元を起こしましょう。完全に起こしておかないと、運転が始まらない仕様となっています

ノズルを引き出したら、ホースの根元を起こしましょう。完全に起こしておかないと、運転が始まらない仕様となっています

ホースを伸ばし、敷き布団の中央にノズルがくる位置にセット。ホースは最長80cmまで伸びるので、ダブルサイズのベッドにも問題なく使えます

ホースを伸ばし、敷き布団の中央にノズルがくる位置にセット。ホースは最長80cmまで伸びるので、ダブルサイズのベッドにも問題なく使えます

マットを使わない布団乾燥機は、ノズルから放出される温風を広範囲に届ける工夫が必要。FK-D1はノズルにフラップが用意されており、このフラップを開くことでかけ布団をかけた際に温風が通るスペースが生まれます

マットを使わない布団乾燥機は、ノズルから放出される温風を広範囲に届ける工夫が必要。FK-D1はノズルにフラップが用意されており、このフラップを開くことでかけ布団をかけた際に温風が通るスペースが生まれます

かけ布団をかけると、このように上に開いたフラップがかけ布団を持ち上げます。サイドのフラップは、ノズルを安定させるためのもの

かけ布団をかけると、このように上に開いたフラップがかけ布団を持ち上げます。サイドのフラップは、ノズルを安定させるためのもの

温風を効率よく届けるために、ノズルの前方だけでなく、サイドにも吹出口が設けられています

温風を効率よく届けるために、ノズルの前方だけでなく、サイドにも吹出口が設けられています

かけ布団をかければ準備完了。温風が広い範囲に届くように、ノズル周辺のかけ布団はギュッと押し付けないようにしましょう

かけ布団をかければ準備完了。温風が広い範囲に届くように、ノズル周辺のかけ布団はギュッと押し付けないようにしましょう

ノズル付近に空間を持たせつつ、ホースを差し込んだところは隙間ができないようにするのもポイント。布団の中に温風を閉じ込めるようにします

ノズル付近に空間を持たせつつ、ホースを差し込んだところは隙間ができないようにするのもポイント。布団の中に温風を閉じ込めるようにします

なお、床に布団を敷いている場合でも使用可能。本体を寝かせて、同じ方法で使えます

なお、床に布団を敷いている場合でも使用可能。本体を寝かせて、同じ方法で使えます

あとは、運転モードを選択しましょう。FK-D1には自動設定と手動設定が搭載されていますが、布団乾燥は基本的に自動設定でOKです。自動設定に用意されているのは、高温で乾燥させる「冬」モードと、高温で乾燥したあとに送風で熱気を取り除く「夏」モード、寒い冬に就寝前に布団と温めるのに役立つ「あたため」モード、ダニ対策をする際に使用する「ダニ」モードの4種類。今回は、「夏」モードで乾燥させます。

「冬」モードは高温風を60分放出し、「夏」モードは高温風を60分放出したあと送風を20分放出。「あたため」モードは高温風を20分放出、「ダニ」モードは高温風を100分放出します

「冬」モードは高温風を60分放出し、「夏」モードは高温風を60分放出したあと送風を20分放出。「あたため」モードは高温風を20分放出、「ダニ」モードは高温風を100分放出します

今回は「夏」モードで乾燥させるので、電源を入れたあと「AUTO」ボタンで「夏」を選択し、「スタート/ストップ」ボタンを押します

今回は「夏」モードで乾燥させるので、電源を入れたあと「AUTO」ボタンで「夏」を選択し、「スタート/ストップ」ボタンを押します

「夏」モードは時間がトータル80分かかるので、そのまま放置。写真は20分経過したタイミングですが、マットがないのでかけ布団はふくらんでいません

「夏」モードは時間がトータル80分かかるので、そのまま放置。写真は20分経過したタイミングですが、マットがないのでかけ布団はふくらんでいません

布団乾燥中の布団に変化は見られませんが、サーモグラフィーカメラで撮影してみると温度は大きく変化していました。

運転直後は温風が通るホースが高温になっている程度ですが……

運転直後は温風が通るホースが高温になっている程度ですが……

40分後の様子を撮影してみると、布団の中が広範囲で高温に! 足下中央は少し温風が届きにくいようですが、数年前に使った以前の「カラリエ」よりも性能は格段に向上している印象です

40分後の様子を撮影してみると、布団の中が広範囲で高温に! 足下中央は少し温風が届きにくいようですが、数年前に使った以前の「カラリエ」よりも性能は格段に向上している印象です

運転が終了したあと布団を触ってみると、フワフワで、触り心地もサラサラで気持ちいい!

運転が終了したあと布団を触ってみると、フワフワで、触り心地もサラサラで気持ちいい!

「夏」モードは高温風で乾かしたあと送風が行われるため、仕上がりは熱々ではありません。非接触の温度計で測定してみると26.8℃でした。室温より少し高い程度なので、布団乾燥を終えてすぐに布団に入っても暑苦しくは感じなさそうです

「夏」モードは高温風で乾かしたあと送風が行われるため、仕上がりは熱々ではありません。非接触の温度計で測定してみると26.8℃でした。室温より少し高い程度なので、布団乾燥を終えてすぐに布団に入っても暑苦しくは感じなさそうです

運転が終わっても乾燥や温まり具合が不十分な場所がある時は、必要なところにノズルの位置を移動させて追加運転するといいでしょう。自動設定ほど長時間乾燥させなくていいなら、手動設定を使えば効率的です。

手動設定では、温度と時間が設定できます。温度は高温風/低温風/送風の3段階、時間は15/30/60/120/180分で設定可能

手動設定では、温度と時間が設定できます。温度は高温風/低温風/送風の3段階、時間は15/30/60/120/180分で設定可能

スポット的な衣類乾燥機としても使える

FK-D1は布団乾燥だけでなく、衣類乾燥にも使用できます。本体に収納されている「ノズルハンガー」を引き出し、これでノズルを固定することで洗濯物に温風を届けるという仕組み。手動設定で温度と時間を設定して使います。

ノズルを収納している奥にあるのが、ノズルハンガー。衣類乾燥に使用する際に使用します

ノズルを収納している奥にあるのが、ノズルハンガー。衣類乾燥に使用する際に使用します

ノズルハンガーは3段階で高さが変えられるようになっています。温風を届けたい位置に合わせて、調整しましょう

ノズルハンガーは3段階で高さが変えられるようになっています。温風を届けたい位置に合わせて、調整しましょう

このような感じで衣類乾燥できます。ただ、スイング機能などはなく、スポット的にしか送風できないので、効率よく乾燥させるのは難しそう。普通に乾かした洗濯物の一部が乾ききっていない時に、FK-D1を使うという使い方がよさそうな気がします

このような感じで衣類乾燥できます。ただ、スイング機能などはなく、スポット的にしか送風できないので、効率よく乾燥させるのは難しそう。普通に乾かした洗濯物の一部が乾ききっていない時に、FK-D1を使うという使い方がよさそうな気がします

ノズルハンガーにホースを引っ掛ければ、下方向にもノズルを向けることができます。カーペットなどに液体をこぼして濡れた部分を乾かすのには、役立ちそう

ノズルハンガーにホースを引っ掛ければ、下方向にもノズルを向けることができます。カーペットなどに液体をこぼして濡れた部分を乾かすのには、役立ちそう

まとめ

布団乾燥機は来客中にその場で使用するものではないため、デザインはそれほど重視されていないのかもしれませんが、ひとり暮らしなどで収納スペースがない場合、見えるところに出しっ放しにすることもけっこうあります。そういう人たちに、FK-D1のコンセプトはヒットするはず。もちろん、使用後に片付ける場所があったとしても、使用中もインテリアとの調和を重んじたい人もいるでしょうし、「あたため」モードをひんぱんに使う冬場だけはベッドサイドに置いておきたいこともあるでしょう。そうしたニーズを考えると、家具のようなデザインとしたのは、それだけでも価値があると思います。

それでいて、布団乾燥機としての性能も上々。「カラリエ」シリーズらしいコンパクトなサイズで、温風を広範囲に届けるノズル形状も継承されており、実際に使ってみると温風の広がり具合も数年前のモデルよりも格段によくなっていました。機能も必要最小限で、操作もわかりやすく、使い勝手もいい印象です。ただ、個人的には靴の乾燥ができないのが残念で仕方ない。次のモデルでの改良を望むとともに、現行モデルでも靴乾燥できるように、オプションでアタッチメントが追加されることを期待しています。

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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