レビュー

1台で全身のムダ毛をケア! ブラウン初の「電動式グルーマー」が優秀過ぎ

P&Gは、小型家電ブランド「ブラウン」から、ブランド史上初となる電動グルーマー「ボディ&フェイスグルーマーPRO X」を、2022年4月8日に発売する。

実売想定価格は、9,980円(税込)。

P&G「ブラウン ボディ&フェイスグルーマーPRO X」(写真は品番「XT5000」)。サイズは、30(幅)×152(高さ)×35(奥行)mmで、重量は約105g

P&G「ブラウン ボディ&フェイスグルーマーPRO X」(写真は品番「XT5000」)。サイズは、30(幅)×152(高さ)×35(奥行)mmで、重量は約105g

パワフルな「4Dブレード」で全身のムダ毛を処理できる!

P&Gによれば、近年、男性によるムダ毛ケアの需要は急速に拡大しており、日本人男性の約3人にひとりは体毛ケアの習慣があるとのこと。ムダ毛ケアを行いたい身体の部位や理想の仕上がりは、個人によって異なるのと同時に、ハサミやT字カミソリといった従来のツールだと、「処理に手間や時間がかかってしまう」、「肌を傷つけてしまう」、「身体の細かな部位を思うようにケアできない」といった満たされないニーズがあるという。

そんなニーズに応えるべく開発された「ボディ&フェイスグルーマーPRO X」は、1台で全身のムダ毛ケアが可能な電動グルーマー。コンパクトで小回りのきく形状で、身体の狭い場所に対しても扱いやすい設計だ。

刃には、4か所で毛をカットするパワフルな「4Dブレード」を採用。水平に寝た毛を持ち上げてカットする「サイドトリマー」と、短くなった毛やあらゆる方向に生えたくせ毛もキャッチする「セントラルトリマー」の2種類のトリマーが2枚ずつ付いており、あらゆる毛に対応しながら、パワフルかつ効率的な剃り味を実現する。

刃の上下端に並ぶギザギザが「サイドトリマー」で、中央で2列に並ぶ穴が「セントラルトリマー」

刃の上下端に並ぶギザギザが「サイドトリマー」で、中央で2列に並ぶ穴が「セントラルトリマー」

写真だと、刃がむき出しのように見えるが、これは「スキンシールド」。実は刃は内部で振動する仕組みで、それをスキンシールドが覆っているため、振動する刃が直接触れず、肌にやさしい設計だ。

またヘッド部は、前後に最大45°駆動する首振り仕様で、肌に密着し、身体の細かな凹凸にも対応する。

ヘッド部は、上下に45°滑らかに可動

ヘッド部は、上下に45°滑らかに可動

本モデルは、そのまま使うこともできるが、付属の6種類のアタッチメントを使い分けることで、毛の長さを調節して身体の部位ごとに理想の仕上がりを実現する。腕や脚といった日常で露出する機会の多い部分に加え、顔や首、脇や胸、さらにはVIOといった普段見えることのないデリケートな部位まで全身に使用できる。

デリケートな部分用コーム(0mm)と、ボディ用コーム(3mm)、そしてボディ&フェイス用コーム(1/2/3/5mm)の6種類のアタッチメントが付属(品番「XT5200」のみ。上記写真の「XT5000」は5種類)。毛を残さずキレイに剃り上げる、自然に見える長さに整えるなど、ニーズに応じたケアが可能だ。なお、右上のケースは保護キャップとなる

デリケートな部分用コーム(0mm)と、ボディ用コーム(3mm)、そしてボディ&フェイス用コーム(1/2/3/5mm)の6種類のアタッチメントが付属(品番「XT5200」のみ。上記写真の「XT5000」は5種類)。毛を残さずキレイに剃り上げる、自然に見える長さに整えるなど、ニーズに応じたケアが可能だ。なお、右上のケースは保護キャップとなる

使用後は、歯ブラシのものに似た保護キャップを装着できるので、安心して管理できる

使用後は、歯ブラシのものに似た保護キャップを装着できるので、安心して管理できる

さらに、浴室での使用やまるごと水洗いも可能な防水設計で、メンテナンスも簡単だ。ゴム製のグリップは、人間工学に基づいた設計で、持ちやすく濡れていても滑りにくい構造を採用している。

ちなみに、刃の交換の目安は、週2回全身ケアに使った場合、6か月ごと。

グリップ部の表と裏には凹凸が設けられており、手が滑りにくい

グリップ部の表と裏には凹凸が設けられており、手が滑りにくい

充電は、専用の電源コードで行い、10時間でフル充電。フル充電の状態で、約45分のグルーミングが行える

充電は、専用の電源コードで行い、10時間でフル充電。フル充電の状態で、約45分のグルーミングが行える

【試用レビュー】剃り心地が滑らかで使いやすい!

実際に自分の脚を剃ってみた!

実際に自分の脚を剃ってみた!

筆者は、水泳をたしなんでいるので、普段から人前で水着姿になることが多い。以前から、ムダ毛の処理には気をつかっており、個人的には、特に脚が大事だと思っている。やはり、伸ばしっぱなしだと清潔感がない。正直、他人の乱雑に生えたすね毛を見て、不快感を得ることさえある(もちろん個人差あり)。

そこで、「ブラウン ボディ&フェイスグルーマーPRO X」を使って、脚を剃ってみることにした。肌に当ててみると、ヘッド部はツルツルの感触で気持ちいい。シェービングを始めてみると、小さな金属の板を肌の上で滑らせている感覚で、シェービングしているようには感じないが、毛はガンガン剃れていく。

本体のハンドリングもしやすかった。“大きめのT字カミソリ”だと思って動かせばよいだけなので、男性はヒゲ剃りでこの動かし方に慣れているのもあるので、誰でも楽にシェービングできるはずだ。

最初は、アタッチメントのコームを付けずに、そのまま左足の毛を剃ってみた。

コームなしで左足のすねの上を1往復した結果。押している時も引いている時も剃れるのがうれしい。もちろん、毛の生えている向きとは反対方向に動かしたほうがより剃れる

コームなしで左足のすねの上を1往復した結果。押している時も引いている時も剃れるのがうれしい。もちろん、毛の生えている向きとは反対方向に動かしたほうがより剃れる

見た目的に、剃り味はかなりよい。しかし、本当にただヘッド部で肌をなでているだけなので、剃っている感じがしないのが不思議だ。

次に、コームの性能を右足で確かめてみた。

シェービング前。恥ずかしながら、伸ばしっぱなしの状態

シェービング前。恥ずかしながら、伸ばしっぱなしの状態

「ボディ&フェイス用コーム」の「5mm」で剃った結果。これだけでも、だいぶスッキリした

「ボディ&フェイス用コーム」の「5mm」で剃った結果。これだけでも、だいぶスッキリした

「ボディ&フェイス用コーム」の「2mm」で剃った結果。さらに3mmカットできたので、だいぶ薄くなった印象。無毛に抵抗がある人は、ここで終わらせてもよいだろう。清潔感は十分だ

「ボディ&フェイス用コーム」の「2mm」で剃った結果。さらに3mmカットできたので、だいぶ薄くなった印象。無毛に抵抗がある人は、ここで終わらせてもよいだろう。清潔感は十分だ

「ボディ&フェイス用コーム」の「1mm」で剃った結果。「2mm」のコームとは1mmの差だが、違いは歴然で、全体的にほんのちょっと残っているだけ

「ボディ&フェイス用コーム」の「1mm」で剃った結果。「2mm」のコームとは1mmの差だが、違いは歴然で、全体的にほんのちょっと残っているだけ

コームなしで剃った結果。触ってみると、多少チリチリ感は感じられたが、見た目には“無毛”

コームなしで剃った結果。触ってみると、多少チリチリ感は感じられたが、見た目には“無毛”

以上のように、コームを使えば、毛の長さを細かく調整できることがわかった。脚の毛に関しては、個人的には無毛が潔くて好きだが、抵抗がある人は、1〜5mmのコームで、好きな長さに切り揃えたい。

なお、両足ともに、コームなしの「0mm」で剃り上げてみたが、ヒリヒリ感や赤みはまったく出なかった。

下の毛も全部剃ってみた!

最後に、「デリケートな部分用コーム(0mm)」を付けて、下の毛を剃ってみた。脚を剃っている時は、コームなしでも肌を傷つけてしまうような気配はまったくなかったが、このコームを付けることで、ヘッド部が覆われるので、より安心してシェービングできた。また、ヘッド部はT字カミソリくらいにサイズが小さいので、細かい部分もガンガン攻められた。これはホント、使い勝手がよい。 特に問題もなく、剃毛完了!

【まとめ】まさに“顔からつま先まで”使える1台!

試用中、特に高評価だったのは、「4Dブレード」。ビックリするくらい滑らかに、安心して、しっかりとシェービングできる。また、パナソニックのメンズ用「ボディトリマー ER-GK81」のように縦に刃を並べず、男性が使い慣れているT字カミソリライクな設計にしたのは大正解だと思う。とにかくハンドリングしやすいのだ。

今回は、脚と下の毛のレビューを紹介したが、腕も手の指の毛も難なく剃れた。また、胸毛やわき毛、ヒゲのトリミングにも利用できるので、まさに“顔からつま先まで”使える1台。露出部分が多くなる夏、毎年ムダ毛処理に手こずっている人は、本機をぜひ使ってみてほしい。

牧野裕幸(編集部)

牧野裕幸(編集部)

月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。

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