分厚いステーキ肉を両面から焼き上げたり、生地はカリッ&チーズはとろりとしたピザを焼き上げたり、普通に焼肉を楽しんだり、本格的なグリル調理からトーストや揚げ物の温め直しなどにも使える「マルチグリル7(CG7040)」をブラウンが発表。3つのスタイルで調理できる「マルチグリル7」をプレス向け発表会で見てきました!
「マルチグリル7」には平型プレートと、食材の脂を落としながら焼ける波型プレートが各1枚付属しており、メニューに応じて、上下に装着するプレートを選択できます。プレートはヒーターと一体化した構造なため、温度ムラが起きにくく、精密な温度コントロールが可能。上下のプレートは、1面ずつ温度設定できます。
サイズは370(幅)×320(奧行)×170(高さ)mmで、重量は5.5kg(プレートを含む)。市場想定価格は43,780円(税込)。2024年4月18日発売予定です
平型と波型のプレートが1枚ずつ付属します。プレートのサイズはそれほど大きくなく、重量も700g程度と比較的軽量なので交換や洗浄も楽々
2枚のプレートは上下どちらにも装着可能。別売のプレートを購入すれば、上下とも波型にするといった使い方もできます。プレートの価格は平型が5,500円(税込)、波型が6,600円(税込)
プレートにヒーターを内蔵しているため、一般的なホットプレートに比べ、設定温度に到達した後の温度が一定に保ちやすいそう(下のグラフ参照)
1,400Wというハイパワーなので、立ち上がりが早いのも強み
プレートはそれぞれ60〜230度の範囲で温度設定が可能。60〜140度は20度刻み、140〜230度は10度刻みで設定できます
時間を設定し、お知らせ音を鳴らすタイマーも搭載。10秒〜90分まで設定できますが、あくまでもお知らせ音が鳴るだけなので、設定した時間が経過しても調理は自動で終了しません
2面で調理できるだけでなく、食材を上下で挟んで焼いたり、上から温めながら焼いたり、調理スタイルを切り替えて使えるのが「マルチグリル7」の最大の特徴。その3つのスタイルを順に見ていきましょう。
180度に開き、2面のプレートで調理するスタイル。1面ずつ温度調整できるので、異なる料理を同時に楽しめます。
片面で焼いて、もう片方の温度を低温にし、保温スペースとして使うのもよさそう。「BBQポジション」時のサイズは370(幅)×590(奧行)×105(高さ)mmです
上下のプレートで食材を挟んで加熱します。食材を裏返す必要がないだけでなく、両面から加熱するため、一般的なホットプレートより短時間で焼き上げられ、分厚い肉を焼くときも肉汁が逃げにくいのでおいしく焼き上がるそうです。
ステーキなどの肉料理だけでなく、魚や野菜のグリルにも最適とのこと
トーストやホットサンド、冷めてしまった揚げ物の温め直しもできるそうです
「コンタクトポジション」に似ていますが、「グリルポジション」は上のプレートを食材から離して加熱するスタイル。オーブンのような調理ができるので、チーズをトッピングしたピザなどを焼くのに最適です。
上プレートの高さは5段階で調節可能
発表会の会場では、3cmほどの厚みがある牛ランプステーキ肉の調理が実演されました。
予熱からスタート。ステーキを焼くときは上下プレートとも230度に設定します
予熱が完了したら塩を振ったステーキ肉を載せ、上プレートを閉じます。ちなみに、厚みのある肉は、側面をたこ糸で縛ると型崩れしにくくなるそう。このくらいの肉なら4分くらいで焼き上がるとのことですが、今回はステーキの両面にクロスして焼き目を付けたいので、まず2分強加熱します
2分程度で焼いたら、焼き目がクロスになるように少し肉を動かして、再度、上プレートを閉じて2分程度加熱します
計約4分でこの焼き色! このまま食べてもかまいませんが、ステーキをもっとおいしくするため、もうひと手間追加します
焼き上がったステーキをプレートから下ろして4分ほど休ませ、その後、1分、上下プレートで挟んで焼くとステーキが艶やかな仕上がりになるそう
裏返すことなく、見事なステーキが焼き上がりました。今回は見栄えのために途中で肉の向きを変えましたが、上下で肉を挟んだ後4分加熱し続けるだけでもOK(最後の仕上げの1分もお好みで)
本格的な肉料理だけでなく、グリルしただけの野菜も普段よりおいしい! 「コンタクトポジション」で調理すると、野菜とプレートが密着するため野菜から余分な水分が出ず、旨みをギュッと閉じ込めらるそう。
焼き野菜も「コンタクトポジション」で調理。210度の設定温度で焼きます。野菜のみずみずしさは残っており、甘みと旨みがより際だった印象。野菜の色も鮮やかで、仕上がりがきれい
このほか、「コンタクトポジション」で温め直したパンも試食しましたが、硬く、ボソボソとしていたパンのしっとり感が復活。「マルチグリル7」は使い方次第で幅広く活躍してくれそう。
パンの温め直しは230度で、時間は1分くらいでOK
チョコレートが生地に練り込まれたパンだったので、チョコレートが溶けてベチャベチャになるのではないかと思っていましたが、パンはほんのり温かくなったものの、チョコレートが手に付くことはありませんでした。ふっくら&しっとりとしていて温め直しは上出来です
レシピブックが付属するので、レシピを参考にして、「この食材なら○分でよさそう」などといろいろ試してみて!
プレートが冷めたら取り外し、洗剤で洗浄可能。ヒーターが内蔵されており、裏面には接触部があるため、裏面をザブザブ洗うのは避けたほうがいいですが、表面を洗うのに水がかかるくらいは問題ないとのこと。また、ステーキや焼肉など脂が出る調理をした際には、「油受けトレイ」も取り外して洗いましょう。
裏面が濡れないように気を付ける感じもなく表面を洗浄していたので、それほど神経質にならなくても大丈夫そう
「油受けトレイ」は本体側面から簡単に引き出せます
ちなみに、「マルチグリル7」にはロック機能が付いているので、縦置きもできます。
ちょっとした隙間にも収納しやすそう