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初めてでもタンパーを使ったタンピングが気軽に楽しめる! 小さくなったグラインダー付きエスプレッソマシン

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デロンギ「ラ・スペシャリスタ・アルテ」

エスプレッソの抽出は自動、コーヒーの粉を押し固める「タンピング」は手動という“全自動じゃない”デロンギのグラインダー付きエスプレッソ・カプチーノメーカーに新モデル「ラ・スペシャリスタ・アルテ」が登場。既存モデルとは異なる“簡単にタンピングできる”新しい仕組みにより、淹れるまでの過程をさらに楽しめるようになりました。

ブラック(EC9155J-B)とホワイト(EC9155J-W)の2色展開。市場想定価格は128,000円(税込)で、2024年4月26日発売予定です

ブラック(EC9155J-B)とホワイト(EC9155J-W)の2色展開。市場想定価格は128,000円(税込)で、2024年4月26日発売予定です

コンパクトになったグラインダー付きエスプレッソ・カプチーノメーカー

グラインダー付きエスプレッソ・カプチーノメーカーは、コーヒー豆を挽く「コーヒーグラインダー」と、抽出する「エスプレッソメーカー」を組み合わせたコーヒーマシンです。ミルされたコーヒー粉が出る部分に「フィルターホルダー」をセットして粉を入れ、フィルターホルダーに入ったコーヒー粉をタンピングしたら、給湯口にフィルターホルダーを移し替えて抽出。ミルや抽出は自動ですが、フィルターホルダーの付け外しとタンピングは手動という、あえて全自動にしないことでコーヒーを淹れるプロセスも楽しめるようにしています。

電動コーヒーグラインダーとエスプレッソメーカーが一体化した構造。コーヒー豆をミルした粉が出る「コーヒー粉出口」と、お湯が出る「給湯口」があります。サイズは285(幅)×370(奧行)×400(高さ)mmで、消費電力は1,450W

電動コーヒーグラインダーとエスプレッソメーカーが一体化した構造。コーヒー豆をミルした粉が出る「コーヒー粉出口」と、お湯が出る「給湯口」があります。サイズは285(幅)×370(奧行)×400(高さ)mmで、消費電力は1,450W

ミルしたコーヒー粉を入れる「フィルターホルダー」。抽出するコーヒーの量に合わせて「1杯用フィルター」「2杯用フィルター」を取り付けて使います

ミルしたコーヒー粉を入れる「フィルターホルダー」。抽出するコーヒーの量に合わせて「1杯用フィルター」「2杯用フィルター」を取り付けて使います

自分自身でタンピングするのは、バリスタのような気分を味わえて楽しそうですが、均一に圧力をかけるのは結構難しいもの。ばらつきがあると、お湯の浸透に差が出てエスプレッソの味に影響が出るため、タンピングは非常に重要な工程です。そこで、2022年6月に発売されたグラインダー付きエスプレッソ・カプチーノメーカーの1号機「ラ・スペシャリスタ・プレスティージオ」は、機械の力を使って技術的なハードルを解消。レバーを引くだけで均一に圧力をかけられる仕組みを採用し、初心者でも簡単に理想的なタンピングができるようにしました。

最初に登場したグラインダー付きエスプレッソ・カプチーノメーカー「ラ・スペシャリスタ・プレスティージオ」には、本体側面に「タンパーレバー」を装備

最初に登場したグラインダー付きエスプレッソ・カプチーノメーカー「ラ・スペシャリスタ・プレスティージオ」には、本体側面に「タンパーレバー」を装備

タンパーレバーを手前に引くと、フィルターホルダーの中にあるコーヒー粉が均一にタンピングされます

タンパーレバーを手前に引くと、フィルターホルダーの中にあるコーヒー粉が均一にタンピングされます

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コーヒーを淹れる過程も愉しめるエスプレッソ・カプチーノメーカー
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コーヒー豆を挽き、バリスタのように自分でタンピングして抽出する、デロンギ「ラ・スペシャリスタ・プレスティージオ(EC9355J-M)」を発表会で見て、体験してきました。
2022/05/27 20:30

新モデル「ラ・スペシャリスタ・アルテ」は、“レバーを引くだけでタンピングできる”仕組みを搭載していないのが大きなポイント。レバーなどがなくなったことで、本体サイズがコンパクトになりました。

既存モデル「ラ・スペシャリスタ・プレスティージオ」のサイズは385(幅)×370(奥行)×450(高さ)mm。それと比べ、新モデル「ラ・スペシャリスタ・アルテ」は幅が100mm、高さが50mm小さくなりました

既存モデル「ラ・スペシャリスタ・プレスティージオ」のサイズは385(幅)×370(奥行)×450(高さ)mm。それと比べ、新モデル「ラ・スペシャリスタ・アルテ」は幅が100mm、高さが50mm小さくなりました

初心者でもタンピングを楽しめるサポートツールを用意

レバーなどの構造がなくなったため、「ラ・スペシャリスタ・アルテ」でのタンピングは、フィルターホルダーを取り外し、レベリング(コーヒー粉を平らにならす工程)した後、タンパーで押し固めという一般的な方法で行います。

フィルターホルダーの側面を軽く叩いてコーヒー粉を平らにし、タンパーで均一に圧力をかけるのが、一般的なタンピングの方法

フィルターホルダーの側面を軽く叩いてコーヒー粉を平らにし、タンパーで均一に圧力をかけるのが、一般的なタンピングの方法

理想的なタンピングには慣れが必要なので、「ラ・スペシャリスタ・アルテ」は初心者にはハードルが高そう……と思うかもしれませんが、安心してください。タンピングをサポートするバリスタツールが用意されています。

タンピングをサポートするツールが付属

タンピングをサポートするツールが付属

レベリングした後に、タンパーを使って押し固めるという一連の工程は同じですが、フィルターホルダーに「タンピングガイド」を取り付け、「タンピングマット」の上でタンピングすることで均一に圧力がかけられるそう。

コーヒー粉をミルする前に、フィルターホルダーに「タンピングガイド」を装着。カメラのレンズを付けるような感じの操作性です

コーヒー粉をミルする前に、フィルターホルダーに「タンピングガイド」を装着。カメラのレンズを付けるような感じの操作性です

タンピングガイドを取り付けたフィルターホルダーを、コーヒー粉が出てくる部分にセットすると自動でミルが始まります(下の動作参照)

タンピングガイドを取り付けたフィルターホルダーを、コーヒー粉が出てくる部分にセットすると自動でミルが始まります(下の動作参照)

ミルが終了したら、フィルターホルダーを取り外してコーヒー粉をレベリングします。通常は、トントンと叩いて平らにするときに粉がこぼれる可能性がありますが、タンピングガイドがあるので力加減を気にしなくてOK

ミルが終了したら、フィルターホルダーを取り外してコーヒー粉をレベリングします。通常は、トントンと叩いて平らにするときに粉がこぼれる可能性がありますが、タンピングガイドがあるので力加減を気にしなくてOK

レベリング後、タンパーマットの上にフィルターホルダーを置き、タンパーで押します

レベリング後、タンパーマットの上にフィルターホルダーを置き、タンパーで押します

タンパーガイドがあるおかげでタンパーがまっすぐ押し込まれ、均一にコーヒー粉に圧力がかかります

タンパーガイドがあるおかげでタンパーがまっすぐ押し込まれ、均一にコーヒー粉に圧力がかかります

この後、抽出の工程に移りますが、その前にタンパーガイドは外します。クルッと回して簡単に取り外せるので、タンピングしたコーヒー粉が崩れるなどの心配はありません

この後、抽出の工程に移りますが、その前にタンパーガイドは外します。クルッと回して簡単に取り外せるので、タンピングしたコーヒー粉が崩れるなどの心配はありません

なお、コーヒー豆の引き具合は8段階で設定可能。低速回転で摩擦熱を抑えながら均一に挽くコーン式グラインダーを採用しています。粒度を変えたいときは、フィルターホルダーをセットする前に設定しておきましょう

なお、コーヒー豆の引き具合は8段階で設定可能。低速回転で摩擦熱を抑えながら均一に挽くコーン式グラインダーを採用しています。粒度を変えたいときは、フィルターホルダーをセットする前に設定しておきましょう

抽出は設定したとおりにマシンが実行

抽出は、既存のモデルと同じ。フィルターホルダーを給湯口にセットし、「OK」ボタンを押したら抽出が始まります。抽出温度と蒸らし時間は3段階で設定可能。エスプレッソとアメリカーノ、給湯の3メニューが用意されています。

給湯口には、タンピングガイドを外さないとセットできません

給湯口には、タンピングガイドを外さないとセットできません

今回はエスプレッソカップを使っていますが、「エスプレッソカップ受け」を取り外せば、高さのあるカップもセットできます

今回はエスプレッソカップを使っていますが、「エスプレッソカップ受け」を取り外せば、高さのあるカップもセットできます

デロンギの全自動コーヒーマシンで淹れたものと遜色ない、細かいクレマのあるエスプレッソが完成。タンパーを使ってタンピングしたことのない筆者も試しましたが、理想的なクレマができたので、タンピングガードやタンピングマットの効果はあると思います

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圧力計で抽出圧を確認可能。抽出までの調整具合で抽出結果が変わるので、抽出工程を追求できるのが“全自動”ではない「ラ・スペシャリスタ・アルテ」の魅力です

圧力計で抽出圧を確認可能。抽出までの調整具合で抽出結果が変わるので、抽出工程を追求できるのが“全自動”ではない「ラ・スペシャリスタ・アルテ」の魅力です

このほか、手動で牛乳などを泡立ててフォームミルクが作れるフロッサーを搭載。スチーム管から出るスチームで、牛乳などを温めながら泡立てます。

ミルクジャグも付属しているので、カプチーノやカフェラテなどのミルクメニューがすぐに楽しめます

ミルクジャグも付属しているので、カプチーノやカフェラテなどのミルクメニューがすぐに楽しめます

中村真由美(編集部)
Writer / Editor
中村真由美(編集部)
モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。気づけば15年以上、生活家電の情報を追い、さまざまな製品に触れています。
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