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乾燥フィルターのお手入れ不要な「ビッグドラム」が進化!洗濯機内部を強力洗浄する新コース搭載

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エントリーモデル「BD-SG110K」から温水洗浄にも対応したフラッグシップモデル「BD-STX130K」まで、日立のドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム」シリーズの2024年モデル全5機種が出揃いました。このうち、乾燥フィルターレス構造を採用した4機種は洗濯機内の清潔性を高める新機能を搭載。さらに、上位モデルの「BD-STX130K」と「BD-SX130K」には乾燥時間を短縮する新制御や食べ物の油汚れに強い新コースも搭載されました。新型「ビッグドラム」の進化ポイントを紹介します。

「BD-SG110K」以外の4機種は乾燥フィルターレス構造を採用。上位2機種「BD-STX130K」と「BD-SX130K」のみ、乾燥方式がヒートポンプ式で、ほかの3機種はヒーター式(水冷除湿タイプ)です

「BD-SG110K」以外の4機種は乾燥フィルターレス構造を採用。上位2機種「BD-STX130K」と「BD-SX130K」のみ、乾燥方式がヒートポンプ式で、ほかの3機種はヒーター式(水冷除湿タイプ)です

自動おそうじ機能「らくメンテ」を使った洗浄コースを新搭載

「ビッグドラム」シリーズの上位モデルには高速風と大風量でシワを伸ばしながら乾かす「風アイロン」など多くの特徴がありますが、なかでも、2022年モデルから搭載されている自動おそうじ機能「らくメンテ」は革新的でした。ドラム式洗濯乾燥機は乾燥運転のたびに乾燥フィルターを取り外してゴミを取り除く必要がありますが、「らくメンテ」を採用したモデルは乾燥フィルターのない構造とすることで、乾燥フィルターのお手入れいらずを実現。

一般的なドラム式洗濯乾燥機は本体上部に乾燥フィルターがあります。乾燥運転した後は必ず乾燥フィルターを取り外して中のホコリや糸くずを捨てるほか、乾燥フィルターを取り出したところにある乾燥内部フィルターのお手入れも必要

一般的なドラム式洗濯乾燥機は本体上部に乾燥フィルターがあります。乾燥運転した後は必ず乾燥フィルターを取り外して中のホコリや糸くずを捨てるほか、乾燥フィルターを取り出したところにある乾燥内部フィルターのお手入れも必要

「らくメンテ」搭載のモデルには乾燥フィルターがありません。なお、本体上部左側にあるのは「液体洗剤・柔軟剤自動投入」で使用するタンクなどを収めた部分

「らくメンテ」搭載のモデルには乾燥フィルターがありません。なお、本体上部左側にあるのは「液体洗剤・柔軟剤自動投入」で使用するタンクなどを収めた部分

乾燥フィルターレス構造の日立のドラム式洗濯乾燥機では、乾燥運転時に出るホコリや糸くずは、自動で洗い流され「糸くずフィルター」に溜まります。洗濯槽やドアパッキンも自動洗浄され、そこで出たホコリや糸くずも糸くずフィルターで捕集するので、お手入れは糸くずフィルターに溜まったゴミを捨てるだけでOK。糸くずフィルターの容量も大きいため、約2週間に1度のお手入れで済みます。

「らくメンテ」採用モデルでは、すすぎの後のきれいな水を使って洗濯槽の裏側などを洗い流す「洗濯槽自動おそうじ」、ドアパッキン裏側を洗い流す「ドアパッキン自動おそうじ」、乾燥ダクトの手前にある2つの保護フィルターや熱交換器など乾燥経路を洗い流す「乾燥経路自動おそうじ」という3つの自動お掃除機能で洗濯機内部を清潔に保ちます

「らくメンテ」採用モデルでは、すすぎの後のきれいな水を使って洗濯槽の裏側などを洗い流す「洗濯槽自動おそうじ」、ドアパッキン裏側を洗い流す「ドアパッキン自動おそうじ」、乾燥ダクトの手前にある2つの保護フィルターや熱交換器など乾燥経路を洗い流す「乾燥経路自動おそうじ」という3つの自動お掃除機能で洗濯機内部を清潔に保ちます

洗濯槽、乾燥経路、ドアパッキンを自動お掃除する「らくメンテ」の詳細は、2022年モデルの紹介記事でチェック!
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2022/12/13 09:00
自動おそうじ機能で洗い流されたホコリや糸くず、洗濯中に発生する糸くずはすべて糸くずフィルターに溜まります

自動おそうじ機能で洗い流されたホコリや糸くず、洗濯中に発生する糸くずはすべて糸くずフィルターに溜まります

新モデルは糸くずフィルターが箱型形状からラウンド形状に変わりました。箱型形状では四隅に溜まったゴミが掃除しにくかったのですが、ラウンド形状にすることでそうした手間を軽減。なお、この糸くずフィルターは乾燥フィルターレス構造のモデルに採用されているものです

新モデルは糸くずフィルターが箱型形状からラウンド形状に変わりました。箱型形状では四隅に溜まったゴミが掃除しにくかったのですが、ラウンド形状にすることでそうした手間を軽減。なお、この糸くずフィルターは乾燥フィルターレス構造のモデルに採用されているものです

「らくメンテ」はお手入れの手間や回数を大幅に減らすだけでなく、乾燥効率の低下も抑えます。そんな「らくメンテ」を利用し、洗濯機内部を洗浄する「らくメンテ洗浄」コースが、乾燥フィルターレス構造のモデルに搭載されました。通常の「らくメンテ」は「次の洗濯運転時に自動で水で洗い流す」のに対し、「らくメンテ洗浄」コースは「洗濯槽用または衣類用の塩素系漂白剤を使って、手動で実行する」というもの。約4時間かけてしっかり洗浄するため、普段の「らくメンテ」では落とし切れなかった汚れが落とせるほか、除菌も可能だそう。

「らくメンテ」と「らくメンテ洗浄」コースの洗浄経路は同じですが、洗浄液を使うことと、4時間かけてしっかり洗う点が大きな違い。なお、「らくメンテ洗浄」コースでも熱交換器は水で洗浄します

「らくメンテ」と「らくメンテ洗浄」コースの洗浄経路は同じですが、洗浄液を使うことと、4時間かけてしっかり洗う点が大きな違い。なお、「らくメンテ洗浄」コースでも熱交換器は水で洗浄します

防食剤配合塩素系漂白剤を使って洗濯槽を洗浄する「槽洗浄」に、「らくメンテ洗浄」が加わりました

防食剤配合塩素系漂白剤を使って洗濯槽を洗浄する「槽洗浄」に、「らくメンテ洗浄」が加わりました

「らくメンテ洗浄」コースはいつでも実行できますが、手入れしたほうがいいタイミングを使用状況に応じて操作パネルで知らせてくれます

「らくメンテ洗浄」コースはいつでも実行できますが、手入れしたほうがいいタイミングを使用状況に応じて操作パネルで知らせてくれます

賢く洗濯する「AIお洗濯」が乾燥時にも作動

日立の洗濯機の上位モデルには、複数のセンサーを使って最適な洗い方や時間に調整する「AIお洗濯」機能が搭載されています。新モデルでは乾燥時にもこの機能が作動。乾きやすい化繊衣類が多い場合は乾燥時間を短くし、時間や電気代を節約します。

「AIお洗濯」機能をオンに設定しておけば、標準コースの洗濯工程で作動します

「AIお洗濯」機能をオンに設定しておけば、標準コースの洗濯工程で作動します

高濃度洗剤液で油汚れをより強力に落とす新コース

そして、上位モデル「BD-STX130K」と「BD-SX130K」では、「アリエールMiRAi高濃度洗浄コース」という新しいダウンロードコースが使えます。「ビッグドラム」シリーズは、洗い始めに高濃度の洗剤液を洗濯物に浸透させてから洗う洗濯方法「ナイアガラ洗浄」を採用しており、元々、洗浄力は高いのですが、「アリエールMiRAi高濃度洗浄コース」では、高濃度の洗剤液で洗う工程の時間を標準コースより長くすることで、さらに高い洗浄力を発揮。落ちにくい食べ物の油汚れに効果的だそう。

「アリエールMiRAi高濃度洗浄コース」で洗浄した衣類。衣類に付いたカレーはきれいに落ちていました

「アリエールMiRAi高濃度洗浄コース」で洗浄した衣類。衣類に付いたカレーはきれいに落ちていました

なお、「アリエールMiRAi高濃度洗浄コース」はP&Gの洗濯洗剤「アリエールMiRAi」の洗浄力をより強力に引き出すコースです

なお、「アリエールMiRAi高濃度洗浄コース」はP&Gの洗濯洗剤「アリエールMiRAi」の洗浄力をより強力に引き出すコースです

【まとめ】

「ビッグドラム」シリーズは2022年から「らくメンテ」機能を搭載し、2023年には上位モデルにヒートポンプ乾燥を採用するなど、この数年で大きく変化しています。そういった変化と比較すると、今年の新機能は比較的地味な機能が多いという印象を受けるかもしれません。ただ、洗濯槽や乾燥経路をはじめとする洗濯機内部の汚れは、蓄積すると洗濯機の性能が低下する原因となります。そうしたことから、新搭載された「らくメンテ洗浄コース」は長く使い続けることを考えると、かなり重要な機能であることは間違いありません。

倉本 春
Writer
倉本 春
パソコン雑誌編集者からドッグカフェオーナーという、異色の経歴を経た家電ライター。家電を活用することで、いかに家事の手を抜くかに日々頭を悩ませている。
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中村真由美(編集部)
Editor
中村真由美(編集部)
モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。気づけば15年以上、生活家電の情報を追い、さまざまな製品に触れています。
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