選び方・特集

《2025年》洗濯機おすすめ12選と選び方【ドラム式と縦型、どう選ぶ?】

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洗濯機おすすめ

「汚れがよく落ちるのは縦型洗濯機とドラム式洗濯機のどちら? どっちを選んだらいい?」「水道代や電気代はどのくらいかかる?」など、洗濯機を選ぶ際に困りそうなことをわかりやすく解説。さらに、洗濯に特化した全自動洗濯機(縦型洗濯機)から干す手間いらずのドラム式洗濯乾燥機までおすすめモデルを紹介します。

<監修>家電ライター 倉本春
生活家電を中心に、実機使用によるレビューや比較記事を執筆。専門誌やWebメディアに多数寄稿し、実体験を基にした製品選びのポイントをわかりやすく紹介している。元PC雑誌編集者としての経験から、家電の構造や最新技術の解説にも強みを持ち、仕組みや違いを深掘りして伝えることを得意とする。

洗濯機の種類と売れ筋

ドラム式と縦型が主流! 売れ筋は全自動洗濯機(縦型)

洗濯機には「ドラム式洗濯乾燥機」「全自動洗濯機」「2槽式洗濯機」など種類がありますが、価格.comにおける洗濯機の売れ筋は「ドラム式」と「縦型」が全体の約98%を占めています。

最も割合が大きい「全自動洗濯機」とは、乾燥機能を搭載していない縦型洗濯機のこと。2万円台から購入できる価格の安い製品や、設置しやすいサイズの製品などラインアップが豊富で、ひとり暮らし世帯からファミリー世帯まで幅広い層に売れています。

次点の「ドラム式洗濯乾燥機」は、安い製品でも10万円前後するのがほとんど。全自動洗濯機と比べると5倍近く高いですが、干す手間をなくしたいという需要の増加とともに年々人気が高まっています。

家電ライター 倉本春
家電ライター 倉本春

ドラム式にも乾燥機能を搭載しないタイプがあります。とはいえ、ドラム式の強みは乾燥機能にあるため、乾燥なしの「ドラム式洗濯機」の売れ筋割合は全体の1%以下。「ドラム式洗濯機」をあえて選ぶメリットは少ないので、ドラム式なら乾燥機能を搭載した「ドラム式洗濯乾燥機」をおすすめします。

洗濯機の選び方

洗濯機を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」を紹介します。

(1)ドラム式と縦型、どちらを選ぶ?

乾燥重視ならドラム式! 泥・固形汚れには縦型

ドラム式と縦型は洗い方や乾燥効率が異なるため、得意とする汚れや乾燥の仕上がりが違います。このほかにも、本体サイズ(設置スペース)や本体価格、洗濯物を取り出すときの姿勢、お手入れパーツなど異なる点がたくさん。置き場所や使い方に合わせて選ぶ必要がありますが、種類だけで言うと、子育てや共働きで家事の負担を減らしたい&水道代が気になるなら「ドラム式洗濯乾燥機」干す手間よりも初期費用を抑えたい&お手入れの負担を減らしたいなら「全自動洗濯機」が向いているでしょう。

普及モデルと高機能モデルでは性能が異なる場合もありますが、ぴったりなタイプを選べるように、一般的なドラム式と縦型の違いを順に見ていきましょう。

【洗浄力】洗浄力は互角。でも、それぞれに得意とする汚れがある

皮脂汚れならドラム式! 泥汚れには縦型

ひと昔前は、乾燥を重視するなら「ドラム式」、洗浄を重視するなら「縦型」とよく言われていましたが、今は製品によって性能が大きく異なるため、一概に「縦型」のほうが「洗浄力は上」とは言えません

▼ドラム式
持ち上げた洗濯物を落として洗う「たたき洗い」を中心に、ドラムを左右に小刻みに動かす「もみ洗い」、遠心力で洗濯物を洗濯槽に押しつけて洗う「押し洗い」を組み合わせて洗います。基本的に洗濯物を水に沈める必要がないため、少ない水量で洗浄できるうえ、高濃度の洗剤液で洗えるので皮脂汚れをはじめとした油汚れに強いのが特徴。洗濯物同士がこすれにくく、摩擦による傷みが少ないのもメリットです。

ただし、少ない水で洗うため、縦型と比べると汚れ戻りや色移り、黒ずみが起こりやすい傾向。いっぽうで上位モデルには、こうしたドラム式のデメリットに対応する洗濯コースや機能を搭載した製品もあります。

▼縦型
洗濯槽の底にあるパルセーター(羽)を回転させて発生させた水流で、洗濯物同士をこすり合わせる「もみ洗い」が中心。強力な水流を使って汚れを落とすため、泥汚れなどの固形汚れに強く、洗濯物が沈むくらいの水量で洗濯するので、汚れ戻りが少ないのがメリットです。その半面、洗濯物がからみやすく、ダメージは多め

【水道代】少ない水で洗えるドラム式のほうが水道代は安い

水道代を抑えるならドラム式

たっぷり水を使う縦型は、ドラム式よりも当然水道代がかかります。製品によって異なりますが、1回の洗濯で使用する水量が倍近く違うので、1日に何回も洗濯機を回す家庭で縦型を使う場合、1か月の水道代はドラム式と比べて1,000円以上高くなることも。

【乾燥性能】毎日、乾燥までするならドラム式

乾燥時間が短めで乾燥効率がいいのはドラム式

▼ドラム式
槽を回転させた遠心力で洗濯物を持ち上げ、それが落下する際に勢いよく温風を当てます。洗濯物が大きく広がり、槽内で舞い上がるため、効率よく乾かせるうえ、シワが少ない仕上がりになるのがメリット。

▼縦型
槽が回転する遠心力で洗濯物を持ち上げますが、槽に張り付き、ドラム式のように洗濯物が広がりません。さらに、そこにほかの洗濯物が重なっていくので、シワが付きやすく、温風が当たりにくいため、乾燥に長い時間がかかります。乾き具合が悪く、結局干す手間が発生することも。

【Point!】乾燥方式や排気方法で電気代や水道代に差が出る

「乾燥方式」と「排気方法」をチェック!

洗濯〜乾燥まで行うことが多いなら、電気代などランニングコストに大きく影響する乾燥方式排気方法もチェックしておきましょう。

乾燥方式は、「ヒートポンプ式」と「ヒーター式」の2種類に大きく分けられます。省エネ性能が高いのはヒートポンプ式ヒーター式は、ヒートポンプ式の倍以上電気代がかかります。

▼ヒートポンプ式
エアコンなどに使用されるヒートポンプ技術を使った乾燥方式。空気中の熱を集め、その熱を温風にして洗濯物を乾かし、乾燥の過程で出る蒸気を水に変えて排水します。ドラム式の上位モデルに採用されており、縦型にはありません。
【メリット】
・一般的なヒーター式の半分程度の電気代で乾燥できる省エネ性能の高さ
65度ほどの低温の温風なので熱による衣類の傷みが抑えられる
・乾燥を一時停止して、洗濯物を取り出せるようになるまでの時間が短い
【デメリット】
・しっかり乾くけれど、ヒーター式ほどカラッとした仕上がりにならないことがある
・本体価格が高い
・ヒーター式と比べて本体サイズが大きい

▼ヒーター式
ヒーターで温めた80度ほどの熱風を洗濯槽に送って洗濯物を乾かします。縦型洗濯乾燥機はヒーター式のみ。ドラム式の中には、ヒーター式でも65度前後の低温の温風で乾かす製品もあります。
【メリット】
80度ほどの高温で乾かすのでカラッと仕上がる
・本体価格が安め
・ヒートポンプ式と比べて本体サイズがコンパクト(ドラム式洗濯乾燥機の場合)
【デメリット】
・電気代が高い
・洗濯物が傷んだり縮んだりしやすい
・乾燥を一時停止して、洗濯物を取り出せるようになるまでの時間が長い製品もある

さらに、「ヒーター式」は排気方法も確認しておきましょう。「排気タイプ(空冷除湿タイプ)」と「水冷除湿タイプ」があり、使用水量や快適性に差が出ます。

▼ヒーター式 排気タイプ(空冷除湿タイプ)
洗濯物を温めた熱風をそのまま洗濯機外に排気するため、洗濯機を設置した部屋の温度と湿度が上昇します。

▼ヒーター式 水冷除湿タイプ
槽内の湿った空気を、水道水を使って強制的に冷やして水(結露)に変え、排水口から排出します。「排気タイプ」より水道代がかかりますが、部屋の温度や湿度はそれほど上がりません。

家電ライター 倉本春
家電ライター 倉本春

ヒートポンプ式のほうがヒーター式より本体価格は高いですが、電気代が抑えられる分、長い目で見るとお得。毎日洗濯〜乾燥するならヒートポンプ式がおすすめです。

(2)容量は大きめを選ぶほうがいい

乾燥は洗濯できる量の約半分! まとめ洗いできる大きめがおすすめ

洗濯できる量は「洗濯・脱水容量」、乾燥できる量は「乾燥容量」でチェックできます。乾燥容量は洗濯・脱水容量の半分くらいなので、ドラム式洗濯乾燥機や縦型洗濯乾燥機で洗濯〜乾燥運転を使う人はその点も忘れずに確認しておきましょう。

大人1人の1日分の洗濯物の量は一般的に「約1.5kg」と言われており、「1.5kg×家族の人数」で1日に出る洗濯物の量(目安)が算出できます。3人暮らしなら「3人×1.5kg」で4.5kgですが、2日間洗濯物を溜めると、洗濯・脱水容量8kg以下の洗濯機の場合、1日に2回洗濯機を回すことに。洗濯〜乾燥までするなら3回以上回すことになります。1日で出る洗濯物の量と、どのくらいの頻度で洗濯するのかを考慮して容量を決めましょう

ただ、この計算式を基に算出した洗濯物の量よりも、実際は、もっと多くなるはず。

たとえば、1.5kg分の洗濯物をざっくりまとめると↓このくらい。
・ワイシャツ1枚
・綿パンツ1本
・半袖肌着1枚
・トランクス1枚
・靴下1足
・ハンカチ1枚
・パジャマ上下1着
・タオル2枚

ここにバスタオル1枚が追加されると、1人あたりの目安の量をオーバーします。

家庭や使い方によって必要な容量は異なりますが、1〜2人暮らしは5〜8kgモデル3〜4人家族は8〜10kgモデル5人以上は11kg以上のモデルを選ぶといいでしょう。ただし、洗濯〜乾燥までしたい場合は、3人家族でも11kg以上のモデルを選ぶのがよさそうです。

家電ライター 倉本春
家電ライター 倉本春

洗濯槽が大きいほうが、ドラム式も縦型も乾燥効率が上がり、シワの少ない仕上がりに。さらに、ドラム式はたたき洗いの効果も出やすいです。設置できるサイズと予算の範囲内で、可能な限り大きい容量のモデルを選ぶほうが高い満足度が得られるはず。

(3)設置や搬入できるサイズの洗濯機を選ぶ

搬入経路は通れる? ドアは開く? 設置できるか事前に確認

布団などの大物洗いも自宅でする家庭が増えたため、洗濯機はどんどん大型化しています。設置できるサイズかを確認するとともに、問題なく搬入できるかもチェックをしておきましょう。搬入経路は、本体+10cmの広さがあれば安心。もし、エレベーターに入らないときは階段から搬入することになり、別途料金がかかる場合があります。

設置に関しては、「防水パン」内側の有効内寸に入るかも確認しましょう(室内に設置する場合)。また、排水口が洗濯機の左右にある場合は問題ありませんが、真下にあるときには別途追加の部材が必要になることもあります。さらに、給水用の蛇口が洗濯機本体より高い位置にあるかも確認しておくべきポイント。蛇口が本体で隠れてしまう場合、専用部材が必要になることもあります。

そして、ドアやフタを開くスペースの確認も忘れずに! ドラム式は洗濯機手前にドアを開く余裕があるか、「左開き」と「右開き」のどちらが合うかをチェック。縦型は洗濯機上部にフタを開けるための十分な空間があるかを確かめましょう。

家電ライター 倉本春
家電ライター 倉本春

最近は防水パンがない住宅が増加傾向。しかし、水漏れした際の被害を最小限に抑えたり、結露による水滴から床を守ったりするため、洗濯機を室内に設置する場合は防水パンの使用が推奨されています。

(4)洗濯が楽になる便利な機能を備えたモデルを選ぶ

液体洗剤・柔軟剤自動投入や自動お掃除機能が人気

最近の洗濯機には使い勝手やお手入れの手間を減らす機能、汚れ落ちを高める機能などが搭載されています。主に上位モデルに搭載される機能ですが、一度使うと非搭載モデルにはもう戻れないと言われるほど人気の高い機能なので、こうした機能を備えた洗濯機を選ぶのも賢い方法。

液体洗剤・柔軟剤自動投入

タンクに液体洗剤や柔軟剤を入れておくと、必要なタイミングで洗濯槽に自動で投入されます。洗濯物の重さに合わせて最適な量が投入されるため、洗剤の入れすぎによるムダをなくすことが可能。洗剤や柔軟剤のボトル置き場が必要なくなるのもメリットです。全自動洗濯機にも搭載モデルが続々と登場している、今いちばん注目度の高いトレンド機能

温水洗浄

主に、乾燥機能付き洗濯機に搭載されている機能で、ヒーターで温めた水(洗剤液)で洗います。温水洗浄は特に油汚れに有効ですが、酵素系洗剤の効果が出やすい30〜40度前後、除菌ができる60度前後など、目的に合わせて水温を設定できるのでいろいろな汚れや黄ばみに効果を発揮。なお、縦型洗濯乾燥機は温風を使って洗剤液や洗濯物を40度前後まで温める方法が主流なため、「温水洗浄」ではなく「温風洗浄」と記している製品もあります。

自動お掃除

洗濯や乾燥運転の後、自動的に行われる「自動お掃除機能」は、洗濯機のグレードによって内容が異なります。最も主流な機能は、洗濯後に洗濯槽を水で洗い流し、内槽に付いた洗剤カスなどを流すことでカビの発生を抑制する「自動槽洗浄」。普及価格モデルにも多く搭載されています。そして、ドラム式洗濯乾燥機には、自動槽洗浄に加え、「乾燥フィルター」の自動掃除、送風経路やドアパッキン(窓パッキン)の裏に溜まるホコリを水で流す機能など、乾燥運転の後に必要なお手入れの手間を軽減する機能を搭載したモデルも。送風経路のホコリは省エネ効率を下げる原因にもなるため、自動お掃除機能の有無は電気代にも影響します。

家電ライター 倉本春
家電ライター 倉本春

日立のドラム式洗濯乾燥機をはじめ、いくつかのモデルが、乾燥フィルターのない構造を採用しています。乾燥時に出たホコリなどは洗い流されて排水フィルターに溜まるので、お手入れの手間を減らしたいなら「乾燥フィルターレス構造」のモデルをチェックしてみて!

スマホ連携(IoT)

洗濯機をWi-Fiと接続することで、スマートフォンのアプリで洗濯の進行状況を確認したり、運転終了のお知らせをアプリで受け取ったり、本体に搭載されていない洗濯コースをダウンロードしたりできます。アプリを使うことで、洗剤や柔軟剤の銘柄設定が簡単に行えるのもメリット。メーカーによってできることが異なりますが、外出先から運転を開始できるモデルも多いです。乾燥後に放置してしまうと洗濯物がシワになるので、ドラム式洗濯乾燥機は運転終了時間をリモートで操作できる機能があるモデルを選ぶと便利でしょう。

記事で紹介している洗濯機一覧

製品
価格.com最安価格
画像ショップリンク種類おすすめポイント容量(洗濯/乾燥)乾燥方式液体洗剤・柔軟剤自動投入温水洗浄自動お掃除使用水量(洗濯/洗濯〜乾燥)消費電力量(洗濯/洗濯〜乾燥)運転音(洗濯/脱水/乾燥)本体サイズ
東芝ZABOON TW-127XM4L
東芝「ZABOON TW-127XM4L」ドラム式洗濯乾燥機乾燥容量大きめ! 常温の水道水と通常の洗濯コースで汚れ落ち抜群12kg/7kgヒートポンプ式×洗濯槽/ドアパッキン/乾燥ダクト/熱交換器80L/61L70Wh/1,330Wh32dB/37dB/48dB645(幅)×722(奥行)×1,060(高さ)mm
パナソニックNA-LX127DL
パナソニック「NA-LX127DL」ドラム式洗濯乾燥機洗剤・柔軟剤に加え、おしゃれ着洗剤や酸素系液体漂白剤も自動投入12kg/6kgヒートポンプ式洗濯槽/ドアパッキン/熱交換器83L/55L68Wh/890Wh32dB/41dB/46dB604(幅)×722(奥行)×1,011(高さ)mm
日立ビッグドラム BD-SX130KL
日立「ビッグドラム BD-SX130KL」ドラム式洗濯乾燥機乾燥フィルターのお手入れ不要! 本体サイズを抑えながら大容量13kg/7kgヒートポンプ式×洗濯槽/ドアパッキン/乾燥経路/乾燥フィルターレス構造94L/65L85Wh/1,150Wh34dB/37dB/49dB630(幅)×720(奥行)×1,065(高さ)mm
AQUAまっ直ぐドラム2.0 AQW-DM10R-L
AQUA「まっ直ぐドラム2.0 AQW-DM10R-L」ドラム式洗濯乾燥機コンパクトなヒートポンプ式! 乾燥フィルターの自動洗浄機能付き10kg/5kgヒートポンプ式洗濯槽/ドアパッキン/乾燥フィルター77L/48L55Wh/1,065Wh34dB/46dB/47dB595(幅)×616(奥行)×943(高さ)mm
シャープES-S7K-CL
シャープ「ES-S7K-CL」ドラム式洗濯乾燥機真下排水にも対応&マンションに置きやすい7kg/3.5kgヒーター式(水冷除湿)××洗濯槽/乾燥ダクト57L/80L60Wh/1,600Wh24dB/39dB/88dB640(幅)×600(奥行)×1,039(高さ)mm
日立ビートウォッシュ BW-X100M
日立「ビートウォッシュ BW-X100M」全自動洗濯機おしゃれ着洗いなど好きなコースにつけおきを追加できて便利10kg×洗濯槽103L/−51Wh/−32dB/39dB/−608(幅)×650(奥行)×1,000(高さ)mm
東芝ZABOON AW-10DPB5
東芝「ZABOON AW-10DPB5」全自動洗濯機「ウルトラファインバブル洗浄」だから常温の水でも皮脂汚れが落ちる10kg×洗濯槽119L/−79Wh/−31dB/37dB/−637(幅)×649(奥行)×1,033(高さ)mm
パナソニックNA-FA10K5
パナソニック「NA-FA10K5」全自動洗濯機泡で素早く汚れにアタックする手堅いモデル10kg×洗濯槽103L/−50Wh/−32dB/39dB/−599(幅)×635(奥行)×1,071(高さ)mm
シャープES-GV8K
シャープ「ES-GV8K」全自動洗濯機縦型洗濯機がいいけど水道代が気になるなら、これ!8kg××洗濯槽83L/−67Wh/−35dB/38dB/−600(幅)×597(奥行)×1,009(高さ)mm
東芝AW-7GM4
東芝「AW-7GM4」全自動洗濯機とにかく安さ重視! インバーター非搭載モデル7kg×××113L/−100Wh/−37dB/45dB/−555(幅)×560(奥行)×990(高さ)mm
日立ビートウォッシュ BW-DV80K
日立「ビートウォッシュ BW-DV80K」縦型洗濯乾燥機迷ったら価格.comでいちばん人気のシリーズ8kg/4.5kgヒーター式(水冷除湿)×洗濯槽92L/103L43Wh/1,720Wh32dB/38dB/43dB610(幅)×635(奥行)×1,040(高さ)mm
シャープES-TX8J
シャープ「ES-TX8J」縦型洗濯乾燥機「穴なし槽」だから内フタ なし! 使いやすくて節水性も高い8kg/4.5kgヒーター式(排気)××洗濯槽83L/75L67Wh/1,800Wh35dB/38dB/46dB600(幅)×650(奥行)×1,025(高さ)mm

洗濯機おすすめ12選

洗いたい汚れの種類や生活スタイルに合わせて選べるように、「ドラム式洗濯乾燥機」、「全自動洗濯機(乾燥機能なしの縦型洗濯機)」、「縦型洗濯乾燥機」に分けて、おすすめモデルを紹介します。
※製品紹介文中の価格.com最安価格は2025年8月20日時点での情報を参考にしています。

ドラム式洗濯乾燥機おすすめモデル

容量は10kg以上がほとんどで、最近は12kgが主流。ドラム式は構造上、大容量モデルほど洗浄性能や乾燥性能が高く、シワの少ない仕上がりが期待できるので、設置できるなら12kgモデルを選ぶといいでしょう。なお、ここで紹介しているドラム式洗濯乾燥機は、すべて一般的な防水パン(内寸奧行540mm以上)に設置できます。

東芝「ZABOON TW-127XM4L」
温水洗浄を使わない派に! 常温の水道水と通常の洗濯コースで汚れ落ち抜群

東芝「ZABOON TW-127XM4L」
気に入った点
  • 繊維の奥まで届く「ウルトラファインバブル」
  • 洗濯12kg/乾燥7kgの大容量乾燥
  • 低振動・低騒音設計
気になる点
  • 比較的サイズが大きめ

黄ばみを防ぎたいなら皮脂汚れまで落ちる温水洗浄が効果的ですが、対応しているのは上位モデルがほとんど。メーカーによって異なりますが、非搭載モデルと比べると数千円〜10万円ほど高いです。東芝の場合、価格差は約27,000〜40,000円なので、長く使うことを考えると温水洗浄機能を搭載した「TW-127XP4L/R」や「TW-127XH4L/R」を選びたいところ。でも、初期費用を抑えたい人もいるでしょう。そんな人におすすめできるのが、“常温の水と標準コース”で高い洗浄力を発揮する「TW-127XM4L」です。

東芝のドラム式洗濯乾燥機は、給水と同時に、直径1μm未満の泡「ウルトラファインバブル」を生成して洗うのが特徴。洗剤成分を吸着した「ウルトラファインバブル」が繊維の奥まで入り込み、皮脂汚れまで落とします。これはすべてのコースに対応しているので、汚れに合わせてコースを選択する手間はなし。特別なコースを選ばなくても黄ばみ予防できます。水温が下がる冬場でも洗浄力が落ちないため、温水洗浄に対応していなくても安心でしょう。さらに、水道水を抗菌水に変える「Ag+抗菌水ユニット」も搭載しているので、部屋干し臭の原因菌の繁殖を抑えます。

そして、7kgの乾燥に対応しているのも魅力。洗濯・脱水容量12kgのモデルは乾燥容量が6kgの製品が多いので、本製品なら一度に多くの洗濯物を洗濯〜乾燥できます。

価格.comのユーザーレビュー・クチコミをチェック!

・静か。マンションですが夜そのまま洗濯、乾燥できます
・パナソニックのヒートポンプ式が欲しかったのですが高すぎたので、こちらにしました。この機能でこの価格は妥当だと思います。

※2025年8月20日時点の、価格.com「ZABOON TW-127XM4L」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

パナソニック「NA-LX127DL/NA-LX127DR」
洗剤・柔軟剤だけじゃない! おしゃれ着も漂白剤を使った洗浄も自動投入で手間なし

パナソニック「NA-LX127DL」
気に入った点
  • おしゃれ着洗剤や酸素系液体漂白剤も入れておけるトリプル自動投入
  • 温水つけおき+おしゃれ着洗い
  • スチームでシワ・ニオイ取り、香り付け可能
気になる点
  • 比較的高価格

液体洗剤・柔軟剤自動投入で使用するタンクは「液体洗剤」用と「柔軟剤」用の2つという洗濯機が大半ななか、パナソニックはいち早く、3つタンクを備えた「トリプル自動投入」を採用。手動で入れていた、おしゃれ着洗剤や酸素系液体漂白剤、汚れはがし剤もセットしておけるので、通常の洗剤以外を使う頻度が高いなら「トリプル自動投入」があるほうが便利でしょう。このほか、アウトドアウェアなどの撥水機能をよみがえらせる「はっ水回復コース」、スチームを使ってシワ取り&ニオイ除去するだけでなく、柔軟剤の香りを付けも可能な「シワとり・消臭コース」などの独自機能も魅力です。

洗浄は、泡立てた洗浄液を洗濯物に振りかけるのと同時に、勢いよくシャワー(高浸透バブルシャワー)を噴射することで泡を繊維の奥まで浸透させる「スゴ落ち泡洗浄」を採用。温水洗浄にも対応しており、「約40℃毛布コース」や、温水のスチームを使って黒カビの発育を抑制する「約60 ℃槽カビクリーンコース」などが用意されています。標準コースと比べ洗浄力が落ちる「おしゃれ着洗い」に「温水つけおき」を組み合わせたコースがあるのも心強い!

タッチパネルや「ナノイーX」を搭載した「NA-LX129DL/R」もラインアップされていますが、本製品と比べて50,000円ほど高いので、イオンによる衣類の消臭・花粉抑制・除菌などは不要なら本製品で十分でしょう。ちなみに、監修者の倉本さんが自宅で使うなら最上位モデル「NA-LX129DL」を選ぶとのこと!

価格.comのユーザーレビュー・クチコミをチェック!

・余計なものがないすっきりとしたデザインで好感が持てます。
・泡洗浄や温水洗浄がしっかり効いていて頑固な汚れもよく落ちます。
・驚くほど静か。夜中に回してもまったく気にならず、集合住宅でも安心して使えるレベル。

※2025年8月20日時点の、価格.com「NA-LX127DL」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

日立「ビッグドラム BD-SX130KL/BD-SX130KR」
乾燥フィルターのお手入れしたくないなら、これ!

日立「ビッグドラム BD-SX130KL」
気に入った点
  • 乾燥フィルターレス構造
  • 本体サイズを抑えながら洗濯13kg/乾燥7kgの大容量
  • シワを伸ばしながら乾燥させる「風アイロン」
気になる点
  • ヒートポンプ乾燥方式のなかでは消費電力がやや高め

洗濯できる量も多めがいいなら、洗濯・脱水容量13kg/乾燥容量が7kgの本製品が狙い目! 大容量ながら他メーカーの11kgモデル以下のコンパクトな本体サイズなので、設置にも困りません。液体洗剤・柔軟剤自動投入機能はもちろん、高速風でシワの伸ばしながら乾かす「風アイロン」など、「ビッグドラム」シリーズの人気機能を搭載しています。

そして、最大の魅力は乾燥フィルターがないこと。乾燥運転のたびに必要な乾燥フィルターのお手入れが不要なうえ、 洗濯のたびに、自動で洗濯槽やドアパッキン、乾燥経路が洗い流されます。洗い流されたホコリや糸くずは排水フィルターに溜まるので、約2週間に1回捨てるだけでお手入れ完了。この自動おそうじ機能「らくメンテ」の仕組みを使い、洗濯槽用または衣類用の塩素系漂白剤で時間をかけてしっかり洗浄する「らくメンテ洗浄」コースも搭載されています。


ヒートポンプ式で温水洗浄に対応した「BD-STX130KL/R」もラインアップされていますが、本製品と比べて約10万円高いので利用頻度を考慮して選びましょう。

価格.comのユーザーレビュー・クチコミをチェック!

・乾燥した衣類が以前使っていたものよりシワになりにくくて、本当にびっくりしました。
・いちばんいいのはメンテナンス性(清掃)だと思う。すごく楽。 買ってよかった。

※2025年8月20日時点の、価格.com「ビッグドラム BD-SX130KL」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

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2024/11/18 16:00

AQUA「まっ直ぐドラム2.0 AQW-DM10R-L/AQW-DM10R-R」
コンパクトなヒートポンプ式! 乾燥フィルターのお手入れ頻度は少なめ

AQUA「まっ直ぐドラム2.0 AQW-DM10R-L」
気に入った点
  • ヒートポンプ式ながら比較的手ごろな価格
  • ドラム式としては奥行と高さがコンパクト
  • 乾燥フィルターの自動お掃除機能
気になる点
  • 振動を軽減する「バランサー」が非搭載

乾燥フィルターのお手入れが楽なドラム式洗濯乾燥機はAQUAにもあります。日立とは異なり、乾燥フィルターのある構造ですが、フィルターに溜まった糸くずなどをワイパーでかき集め、シャワー水で洗い流す自動洗浄機能を搭載。洗い流された糸くずやホコリは排水フィルターに溜まるので、ここに溜まったゴミを捨てるだけでOK。ただし、「乾燥補助フィルター」というパーツがあるため、1週間に1回程度、この部分のお掃除が必要です。とはいえ、乾燥運転のたびにお手入れすることに比べたら、断然楽。ドアパッキンの汚れも自動で洗い流されます。

この自動お掃除機能は、現行の「まっすぐドラム」シリーズ全モデル に搭載されています。そのなかでも人気なのが、10kgタイプの本製品。同シリーズの12kgタイプ奥行きが685mmなのに対し、10kgタイプは奥行き616mmとスリムなのがポイントです。高さも943mmに抑えられているので、給水栓が低めでも設置しやすいでしょう。ヒートポンプ式でコンパクトなドラム式が欲しいなら、チェックしてみて!

価格.comのユーザーレビュー・クチコミをチェック!

・奥行61.6cmでヒートポンプ式はすばらしい! 他社製品は奥行70cmオーバーなのでこちら一択でした。
・娘の食べこぼし、襟周りの皮脂汚れもしっかり落としてくれるので大変満足。

※2025年8月20日時点の、価格.com「まっ直ぐドラム2.0 AQW-DM10R-L」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

シャープ「ES-S7K-CL/ES-S7K-CR」
マンションに置きやすい! 真下排水にも対応する奧行がスリムなモデル

シャープ「ES-S7K-CL」
気に入った点
  • 奥行600mmのスリムボディ
  • カラッとした乾き心地
  • プラズマクラスターで除菌・消臭
気になる点
  • 乾燥時の電気代が高い
  • 液体洗剤・柔軟剤自動投入は非搭載

AQUA「まっ直ぐドラム2.0 AQW-DM10R-L/R」よりも薄型のモデルも紹介しておきましょう。洗濯・脱水容量7kg/乾燥容量3.5kgと容量は少し小さいですが、7kgタイプでも、幅もしくは奥行きが640mm前後ある製品が大半。本製品は奧行600mmとスリムなうえ、洗濯機の真下に排水口がある「真下排水」にも対応しています。

エントリーモデルなので、洗浄方法は上位モデルに搭載されている「マイクロ高圧洗浄」ではなく一般的な洗い方。液体洗剤・柔軟剤自動投入機能は搭載されていませんが、乾燥ダクトと排気口に付着した洗剤成分や糸くずを次回の洗濯時に洗い流す自動お掃除機能や、衣類だけでなく革製品やぬいぐるみ、かばん、靴などを、シャープおなじみのイオン「プラズマクラスター」で除菌・消臭する機能が搭載されています。

ただし、乾燥方式はヒーター式(水冷除湿)。「温度センサー」「水位センサー」「重量センサー」「振動センサー」を使って各工程で最適な制御を行い、電気や水のむだを低減する機能を備えていますが、ヒートポンプ式と比べると電気代はかさみます。

価格.comのユーザーレビュー・クチコミをチェック!

・思いのほか静かで、洗浄力も高く感心しました。

※2025年8月20日時点の、価格.com「ES-S7K-CL」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

>>価格.comでドラム式洗濯乾燥機をチェック!

全自動洗濯機(乾燥機能なしの縦型洗濯機)おすすめモデル

最近は、洗濯・脱水容量8kg以上の全自動洗濯機に、液体洗剤・柔軟剤自動投入機能を搭載したモデルが続々と登場。洗濯・脱水容量6kg以下には、静音性や省エネ性にすぐれたインバーターが搭載されているモデルがほぼないので、運転音が気になる人は注意しましょう。

日立「ビートウォッシュ BW-X100M」
好きなコースにつけおきを追加できて便利!

日立「ビートウォッシュ BW-X100M」
気に入った点
  • 液体洗剤・柔軟剤自動投入機能を搭載
  • 高濃度の洗剤液を素早く浸透させ、大流量で洗う洗浄方法
  • いろいろな洗濯コースに追加できるつけおき洗い
気になる点
  • 全自動洗濯機としては高めの価格帯

全自動洗濯機でも洗濯が楽になる、液体洗剤・柔軟剤自動投入機能搭載モデルを推したい! この機能を搭載していないモデル(BW-V100M/BW-V80M/BW-V70M)もありますが、価格差は13,000円ほどなので(10kgタイプでの比較)、それなら自動投入付きのほうがお得でしょう。

そのなかでも狙い目は、10kgタイプの本製品。いちばん容量の大きい12kgタイプ「BW-X120M」に搭載されているスマホ連携機能や、洗い方や時間を自動で調整してくれるAI機能などはないものの、基本的な洗浄方法は同じで6万円ほど安く購入できます。

洗い方は、傷みを抑えながら高濃度洗剤液と強力な水流で洗う「衣類長もち ナイアガラ ビート洗浄」。「標準コース」「おいそぎコース」「おしゃれ着コース」「毛布コース」など、使いたいコースにつけおき洗いを追加する「つけおきプラス」も搭載されています。濡れた衣類を洗濯機に移し替えたり、つけおきの時間を計ったりする手間が省けて便利。おしゃれ着洗いに「つけおきプラス」を使うとやさしく洗いつつ、しっかり汚れが落とせるのでおすすめです。

東芝「ZABOON AW-10DPB5」
常温の水で洗うなら「ウルトラファインバブル洗浄」が強い!

東芝「ZABOON AW-10DPB5」
気に入った点
  • 液体洗剤・柔軟剤自動投入機能を搭載
  • 繊維の奥まで届く「ウルトラファインバブル」
  • 楽に取り出しできる
気になる点
  • 全自動洗濯機としては高めの価格帯

約6年ぶりのフルモデルチェンジで、循環シャワーの流量や給水量がアップ。パワフルな水流との相乗効果で洗濯物を大きく立体的に動かし、洗いムラを抑えてしっかり洗い上げます。これに加え、洗剤を繊維の奥まで届けるナノサイズの泡「ウルトラファインバブル」と抗菌水を組み合わせた洗浄方法「抗菌ウルトラファインバブル洗浄Wダブル」が、高い洗浄効果を発揮。黄ばみが防げるうえに、部屋干し臭の原因菌の繁殖が抑えられます

また、おしゃれ着コース自体は珍しくありませんが、本製品は専用トレーを使うのがポイント。都度、トレーをセットする手間はかかりますが、パルセーターと衣類がこすれるのを防ぎ、デリケートな衣類を傷みや型崩れを抑えながらしっかり洗えます

このほか、大物もスムーズに出し入れできる広い投入口や、槽の底まで手が楽に届く手前が低い設計など、使いやすさも大幅に向上したので、東芝の全自動洗濯機なら最新モデルを選んだほうが快適でしょう。

パナソニック「NA-FA10K5」
泡で素早く汚れにアタックする「泡洗浄」が手堅い!

パナソニック「NA-FA10K5」
気に入った点
  • 液体洗剤・柔軟剤自動投入機能を搭載
  • 泡と水流で汚れを落とす洗浄方法
  • 大物も取り出しやすい広い投入口
気になる点
  • 全自動洗濯機としては高めの価格帯

液体洗剤・柔軟剤自動投入機能を搭載していないモデル(NA-FA10H5/NA-FA8H5/NA-FA7H5)もありますが、5,000円ほど高い程度なので、せっかくなら自動投入機能を備えた本モデルを選んだほうが、手間が省けるうえ、洗剤の過不足がなくなるのでお得。同じ機能を備えた9kgタイプ「NA-FA9K5」、8kgタイプ「NA-FA8K5」もラインアップされています。

洗浄方法は、給水と同時に泡の状態にした洗剤液を洗濯物にふりかけることで、汚れに早くアタックする「スゴ落ち泡洗浄」を採用。専用錠剤を使い、洗濯物と洗濯槽を同時に除菌できる「次亜除菌コース」も搭載されています。

シャープ「ES-GV8K」
縦型洗濯機がいいけど水道代が気になるなら「穴なし槽」モデル

シャープ「ES-GV8K」
気に入った点
  • 洗濯槽に穴がないからむだ水カット&清潔仕様
  • 勢いのある巻き上げ水流でしっかり洗浄
気になる点
  • 袋状の糸くずフィルターは好き嫌いが分かれる

洗濯槽の外側や底面に付いた黒カビなどは、洗濯槽に入る可能性があります。洗濯してきれいにしても、黒カビなどの汚れが混じった水で洗っていると想像するとイヤだな……と思った人は、シャープの「穴なし槽」採用モデルがいいでしょう。洗濯槽に穴がないので外側からの黒カビの侵入がなく、清潔な水で洗濯できます。さらに、洗濯槽と外槽の間にムダな水が溜まらないので高い節水効果を発揮。10kgタイプ「ES-GV10K」、7kgタイプ「ES-GV7K」もラインアップされています。


今回は10万円以下で購入できる「ES-GV8K」をおすすめモデルとして選びましたが、2万円ほど高くてもいいなら、液体洗剤・柔軟剤自動投入機能を搭載した穴なし槽モデル(ES-SW11K/ES-SW10K/ES-SV8K)をチェックしてみて! 安く買いたいなら、5万円前後で購入できるインバーター非搭載の穴なし槽モデル(ES-GE7J/ES-GE6J)もあります。

東芝「AW-7GM4」
とにかく安さ重視! インバーター非搭載モデル

東芝「AW-7GM4」
気に入った点
  • 安い価格
  • インバーター非搭載モデルとしては静か
気になる点
  • インバーター搭載モデルと比べると運転音や省エネ性は劣る
  • 自動お掃除機能がない

洗濯槽の回転速度を細かく調整できるインバーター搭載モデルは、全自動洗濯機でも6万円以上する製品が大半。省エネ性が高く、低騒音・低振動というメリットがありますが、そんなことよりも初期費用を抑えたいならインバーター非搭載モデルを選んでもいいでしょう。そのなかから、3万円台で買えて、洗浄力も期待できそうな東芝製品をおすすめします。

安い製品ですが、2本のシャワーで洗剤液を洗濯物にしっかり浸透させから強力な水流で、ムラを抑えて洗います。長めに脱水して洗濯物を乾きやすくする「部屋干しモード」、洗剤液に1時間つけおきしてから洗濯が始まる「つけおきコース」、1kg以下の洗濯物なら約10分で洗濯できる「スピードコース」などを搭載。

このほかに、「ふろ水ポンプ」が付属しないモデル(AW-6GA4/AW-5GA4/AW-45GA4)もあります。

価格.comのユーザーレビュー・クチコミをチェック!

・静音性が高く、脱水能力もよく満足。

※2025年8月20日時点の、価格.com「AW-7GM4」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

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2025/03/06 15:00

縦型洗濯乾燥機おすすめモデル

縦型洗濯乾燥機は乾燥効率がよくないので、大量の衣類を乾かすのは不向き。ヒーター式なため電気代もかかりますし、乾燥をひんぱんに使うならドラム式洗濯乾燥機を選んだほうがいいでしょう。ただ、温風で洗濯槽を乾かしてカビの繁殖が防げるのはメリットです。

日立「ビートウォッシュ BW-DV80K」
迷ったら価格.comでいちばん人気のシリーズ!

日立「ビートウォッシュ BW-DV80K」
気に入った点
  • 高濃度の洗剤液を素早く浸透させ、大流量で洗う洗浄方法
  • 洗剤液と衣類を温めて洗う温水洗浄
  • 低温や素早い仕上がりなどを選べる乾燥運転
気になる点
  • フタが折りたたみ式ではないため、棚の下に設置できない場合も
  • 液体洗剤・柔軟剤自動投入は非搭載

縦型洗濯機でいちばん人気の「ビートウォッシュ」シリーズは、乾燥機能付きモデルも人気。多くの人に支持されているという点は、安心して選べる製品だと言えるでしょう。洗浄方法は、洗剤を少量の水で溶かして高濃度の洗剤液を作り、洗濯物に素早く浸透させてから水位を上げて強力な水流で洗う「衣類長もち ナイアガラ ビート洗浄」を採用。洗濯物へのダメージを抑えながら、汚れをしっかり落とします。また、温めた高濃度洗剤液を浸透させ、衣類を約30〜40度に温めて洗う「温水ナイアガラ ビート洗浄」を使えば、黄ばみ除去や予防が可能。

乾燥運転は、衣類を舞い上げながら乾かすことで素早く仕上げる「速乾ビート乾燥」や、衣類温度約65度でやさしく仕上げる「低温乾燥コース」、シワを抑える「シワ低減コース」を用意。水で洗えない衣類などに温風を吹き付けて除菌、消臭、ウイルス抑制をする「除菌清潔プラスコース」も搭載しています。

少し高くなってもいいから液体洗剤・柔軟剤自動投入が使いたいなら、10kgタイプ「BW-DX100K」をチェック!

価格.comのユーザーレビュー・クチコミをチェック!

・以前使っていたものより乾燥が格段に静かになりました。
・洗浄力は十分。
・フタが折りたためると設置性がより高まるので、いつか導入してほしい。

※2025年8月20日時点の、価格.com「ビートウォッシュ BW-DV80K」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

シャープ「ES-TX8J」
「穴なし槽」だから内フタ なし! 使いやすくて節水性も高い

シャープ「ES-TX8J」
気に入った点
  • 清潔で節水性が高い「穴なし槽」
  • 内フタがないので洗濯物の取り出しが楽
  • 水を使わないプラズマクラスター除菌
気になる点
  • 袋状の糸くずフィルターは好き嫌いが分かれる
  • 液体洗剤・柔軟剤自動投入は非搭載

清潔な水で洗えることと高い節水性を求めるなら、縦型洗濯乾燥機も「穴なし槽」採用モデルがおすすめ。乾燥時も洗濯槽に穴がないおかげで、槽内の熱が外に逃げにくく、縦型洗濯乾燥機に必要な「内フタ」も不要フタ→内フタと2回開けなくていいので手間が少ないうえに、内フタに引っ掛かからないため、毛布やカーテンなどの大物もスムーズに出し入れ可能。また、フタの裏側にはフックがあり、ハンガーを掛けて衣類を乾かしたり、「プラズマクラスター」で除菌・消臭したりできます。

シャープの縦型洗濯乾燥機は、すべて液体洗剤・柔軟剤自動投入機能は非搭載。温風洗浄対応モデル(ES-PW11J/ES-PW8J)や、ハンガーを掛ける機構やプラズマクラスター機能のない6.5kgタイプ「ES-TX6H」がラインアップされています。

価格.comのユーザーレビュー・クチコミをチェック!

・ドラム式より水は使いますが、遥かにキレイになると思います。
・昔のように洗濯物が絡まって生地を傷めることがないように工夫されている印象。

※2025年8月20日時点の、価格.com「ES-TX8J」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

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人気メーカーの特徴

パナソニックと東芝が首位争い! 日立とAQUAが続く

全自動洗濯機の人気がいちばん高い日立がここ数か月トップでしたが、3位に転落し、パナソニックと東芝が1位と2位に踊り出ました。この2メーカーで全体の5割以上を占める人気っぷりです。

パナソニック

洗剤を泡立ててから槽に投入することで汚れにアタックする面積を増やし、濃密泡で汚れを包んで浮かせ洗い落とす「泡洗浄」が特徴。3つのタンクを備えた液体洗剤・柔軟剤自動投入機能や撥水機能を回復させるコース、温水洗浄できる全自動洗濯機、デザイン性の高いドラム式洗濯乾燥機「Cuble(キューブル)」など、特徴的な機能やモデルが用意されています。

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東芝

水道水にナノサイズの泡「ウルトラファインバブル」を混ぜることで、常温の水&通常の洗濯コースで皮脂汚れまで落とし、黄ばみを防げるのが特徴。上位モデルはマイクロバブルを併用した「抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX」を採用しており、汚れの再付着を抑え、黒ずみを抑える効果も期待できます。低騒音設計で、運転音が静かなのもポイント。

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日立

縦型洗濯機「ビートウォッシュ」をはじめ、高速風でシワを伸ばしながら乾かす「風アイロン」を搭載したドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム」といった、多くの人が認知する人気の高いシリーズや機能が強み。そこに、2022年から乾燥フィルターのない構造を採用したドラム式洗濯乾燥機が登場し、“乾燥フィルターのお手入れいらず”を実現したことで注目を集めています。

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AQUA

洗濯・脱水容量8〜16kgまで幅広い容量の全自動洗濯機に液体洗剤・柔軟剤自動投入機能を搭載。洗剤を泡立ててから投入する「泡フルウォッシュ」洗浄方法を採用した「VP」シリーズや、超音波洗浄ユニットでの予洗いができる「Prette plus」シリーズなど特徴的な製品をラインアップしています。ドラム式は、洗濯槽を水平に配置することでコンパクトなボディを実現した「まっ直ぐドラム」シリーズが人気。乾燥フィルター自動お掃除機能を備えたモデルも用意されています。

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シャープ

縦型洗濯機は洗濯槽外側に黒カビが発生しにくく、節水性能にすぐれた「穴なし槽」が有名。ドラム式洗濯乾燥機は水道水を毎秒100万個以上の微細な水滴にて噴射する「マイクロ高圧洗浄」を採用しており、使用水量を抑えながら頑固な汚れを落とします。エアコンのフィルター自動お掃除機能のような、乾燥フィルターの自動お掃除機能を搭載しているのも特徴。最上位モデルはヒートポンプ式に「サポートヒーター」を組み合わせることで、節電しながらカラッと仕上げます。

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洗濯機の価格.com人気・売れ筋ランキング

2025年8月20日時点の価格.comの洗濯機 人気売れ筋ランキング

2025年8月20日時点の価格.comの洗濯機 人気売れ筋ランキング

価格.comマガジン編集部 中村
価格.comマガジン編集部 中村

縦型(全自動洗濯機、縦型洗濯乾燥機)は6月頃、ドラム式は秋頃に多くの製品がモデルチェンジすることもあり、縦型は型落ちモデル、ドラム式は現行モデルが大きく値下がりしています。特に、東芝「ZABOON TW-127XP4L」日立「ビッグドラム BD-SX130KL」など40万円以上するドラム式が20万円以下になっているので、高機能・高性能モデルが欲しいなら今が買い時!

独断と偏見で選ぶ! 買うなら、この洗濯機

パナソニック「NA-LX129DL」
「トリプル自動投入」とタッチパネル、「ナノイーX」が絶対必要!

パナソニック「NA-LX129DL」
価格.comマガジン編集部 中村
価格.comマガジン編集部 中村

おすすめ製品としてセレクトした「NA-LX127DL/R」ではなく、最上位モデルの「NA-LX129DL」を選ぶんですね!

家電ライター 倉本春
家電ライター 倉本春

まず、洗濯物を干す手間のない「ドラム式」と、電気代が抑えられる「ヒートポンプ式」は絶対譲れないところ。それに加え、我が家はTシャツなどの普段着の一部を「おしゃれ着洗い」するため、おしゃれ着用洗剤も自動投入できる「トリプル自動投入」も外せません。だから、パナソニックのドラム式が第一候補にあがります。

価格.comマガジン編集部 中村
価格.comマガジン編集部 中村

そんなに「トリプル自動投入」は必要ですか?

家電ライター 倉本春
家電ライター 倉本春

洗剤と柔軟剤は自動投入で、おしゃれ着洗剤は手動で……でもいいんですけど、せっかく自動投入で楽になるはずなのに、あと一歩が足りてない。「全部自動投入してよ!」って思ってたので、「トリプル自動投入」で希望がかなう感じです。

価格.comマガジン編集部 中村
価格.comマガジン編集部 中村

それは「NA-LX127DL/R」にも搭載されていますが……。

家電ライター 倉本春
家電ライター 倉本春

洗浄性能や乾燥性能は同じなので、その点では「NA-LX127DL/R」でも十分。ただ、我が家では、おしゃれ着洗いでも汚れをしっかり落としたいので「温水つけおき」後に「おしゃれ着洗い」に進むコースを使用し、タオル類は除菌もできる「約60度の温水につけおき後に洗濯する」コースを使うなど、洗濯物に合わせて細かく洗い分けをしています。だから、パッと選べる、タッチパネルで操作したい!

価格.comマガジン編集部 中村
価格.comマガジン編集部 中村

NA-LX127DL/R」はボタン操作ですもんね。

家電ライター 倉本春
家電ライター 倉本春

コースを多用するんで、直感的に選べるタッチパネルのほうが断然楽なんですよ。

価格.comマガジン編集部 中村
価格.comマガジン編集部 中村

タッチパネルが最上位モデルを選ぶ決め手?

家電ライター 倉本春
家電ライター 倉本春

正直、かなり大きいポイントです。でも、「ナノイーX」も使いたい。いまは違うドラム式を使っていますが、以前、パナソニックのドラム式を試したときに「ナノイーX」の効果を実感しまして。衣類に付着した食べ物やタバコのニオイが30分ちょいで消臭できるので、冬場はコートなどに使ってましたね。

価格.comマガジン編集部 中村
価格.comマガジン編集部 中村

消臭スプレーではダメですか?

家電ライター 倉本春
家電ライター 倉本春

消臭スプレーでも全然いいですよ! でも、消臭スプレーによっては繊維が硬くなることもあるので、私はイオンで消臭しますね。あと、花粉抑制や除菌・ウィルス抑制の効果もありますし。それと、洗濯予約時に入れてある洗濯物のニオイの発生を抑制する「洗濯かご」モードが使えるのもいい! 洗濯物を干した後に漂う深いなニオイの原因菌は、洗濯槽や洗濯かごに入れておく間にどんどん繁殖します。だから、イヤなニオイを防ぐために最初に発生を抑制しちゃうのは効果的! むしろ、やったほうがいい!

価格.comマガジン編集部 中村
価格.comマガジン編集部 中村

なるほどー。倉本さんの使い方だと液晶タッチパネルと「ナノイーX」が必要だから、最上位モデル「NA-LX129DL」になるんですね。

家電ライター 倉本春
家電ライター 倉本春

我が家では多用する機能も必要としない家庭はたくさんあります。パナソニックのドラム式は他メーカーと比べると値下がりしても高価なので、使わないなら最上位モデルじゃなくていい。今回は、洗濯や乾燥の性能をはじめ、使用水量や消費電力量、運転音といった洗濯機選びにおいて重視される基本的な部分が最上位モデルと変わらない「NA-LX127DL/R」を“おすすめ”としましたが、10年使うと考えたらちょっと高くても最上位モデルを選んでもいいかもしれません。

よくある質問と回答[Q&A]

Q.洗濯機が安く買える時期はいつ?

A.縦型洗濯機(全自動洗濯機、縦型洗濯乾燥機)は5〜6月、ドラム式洗濯乾燥機は10〜11月に新モデルが発売されることが多く、その直前は旧モデルの価格が下がりやすいです。また、年末年始や3月・9月の決算セールでも値引きされることがあるため、買い替えを検討しているならこの時期を狙うのがおすすめ。

Q.洗濯機の寿命はどれくらい?

A.一般的に洗濯機の寿命は6〜10年程度とされています。使用頻度や設置環境によって異なりますが、異音・水漏れ・エラーの頻発・乾燥性能の大幅な低下などが見られたら、買い替えのサインかもしれません。なお、メーカーの補修用部品の対応期限は、製造終了から6〜7年後までが目安です。

Q.液体洗剤・柔軟剤自動投入機能は本当に便利? デメリットは?

A.毎回の計量や投入が不要なので便利。一度使うと、この機能なしの洗濯機はもう考えられないという声も多いです。洗剤の入れすぎや不足も防げるため、最適な洗浄効果が得られるうえ、ボトルの保管スペースが不要になるのもメリット。そのいっぽうで、性能を維持するため、3〜6月ごとにタンクの洗浄運転を行う必要があります。また、泡立ちの多い洗剤には対応していない場合や、水30Lに対して30mLを超える洗剤(高濃度タイプ)を使えない製品があるので注意が必要。おしゃれ着用洗剤に対応していないことも多いです。

Q.液体洗剤・柔軟剤自動投入機能があると決まった洗剤や柔軟剤しか使えない?

A.液体洗剤・柔軟剤自動投入用のタンクとは別に、洗剤や柔軟剤を手動で投入することも可能。衣類や気分で、タンクに入れた以外の洗剤や柔軟剤も使えます。

Q.夜間に使える静かな洗濯機が欲しい

A.一般的にドラム式は縦型よりも静音性にすぐれています。深夜の使用が多い家庭では、運転音40dB以下のモデルや「ナイトコース」などを備えたモデルを選ぶといいでしょう。全自動洗濯機はインバーターを搭載していないと運転音や振動音が大きくなるので、音が気になるなら少し価格は高くてもインバーター搭載モデルを選んだほうが安心です。

中村真由美(編集部)
Writer / Editor
中村真由美(編集部)
モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。気づけば15年以上、生活家電の情報を追い、さまざまな製品に触れています。
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