「卵かけごはん」といえば、美味しい手抜きご飯の代表格。最近は「TKG」などというコジャレた名前で呼ばれていることからも人気のほどが伺えます。筆者も時間のない朝は手軽なTKGを食べますが、ちょっと気になるのは栄養面。ごはんに卵、しょうゆ、というシンプルな具材……どう考えても野菜が足りませんね。
そんな「美味しいけど野菜が足りない」というTKGに殴り込みをかけたのが、ブラウン ハウスホールドのハンドブレンダー「ブラウン マルチクイック」。9月に「白身をフワフワに泡立てる進化形TKG」のレシピを発表したところ、公開わずか1か月で1,600件以上の口コミが発生するほどの話題だったとか。そして、この評判の高さを受け、なんと10月28日から11月5日まで南青山の「antenna<>WIRED CAFE」とコラボレーションし、自分で「進化形TKG」を作れる体験イベントを開催しているのです。TKG好きとしては、行くしかありません!
東京都の南青山にある「antenna<>WIRED CAFE」。黄色と白の卵をイメージしたイベント用看板が目を惹きます
店に入ると、まずはプレーンなご飯に、卵の黄身、透明なカップに入った白身が渡されます。ちなみに、この基本セットで300円。なんと300円でトッピングも選び放題! また、ちょっと贅沢したい人は100円をプラスすることで、鳥取のプレミアム卵「天美卵」にランクアップすることも。この卵、一般的な卵に比べてコレステロールが低く、グルタミンが多いのだとか。グルタミンは腸の免疫機能を高めるらしいのですが、40℃以上の熱で壊れてしまうので、TKGが最適な食べ方なのだそう。ただし、天美卵は一日限定50個まで。
メニュー表と基本のセット。トッピングは無料なので、基本的には300円のメニュー一択です。贅沢をしたい人は、プラス100円でブランド卵「天美卵」にも変更可能。筆者はもちろん天美卵を選択
基本セットを受け取ったら、次は卵白と混ぜるトッピングを選びます。そう、進化形TKGは、白身がフワフワなだけではありません。卵に野菜を混ぜることで、見た目も華やかで、栄養満点、さらに味のバリエーションも豊富な「進化」を遂げているのです。トッピングにはオクラや三つ葉、キムチといったいかにもTKGに合いそうなものから、海老にキュウリなどの変わり種も用意。筆者は非常に迷ったものの、パクチーが好きなので、アジアン料理風に「パクチー」「えび」「ショウガ」の3つを選択しました。
基本セットを受け取ったら、卵に混ぜる野菜などを選択します。トッピングは白菜やほうれん草、えび、キムチ、ブロッコリーなど10種類ありました。小さなパックに小分けされています
パクチー好きの筆者が選択したのは「パクチー」「えび」「ショウガ」3種類のトッピング
トッピングが決まったらいよいよフワフワ卵作りです。白身はマルチクイック専用のケースに入っているので、このカップにマルチクイックを差し込んで撹拌をします。慣れていない人にとって、メレンゲ作りはなかなか大変なものですが、マルチクイックを使用すれば1分もかからず白身が「ツノ」が立つ状態までフワフワに!メレンゲが完成したら、選んだトッピングを入れてさらに10秒ほど撹拌。パクチーの緑色がキレイな、黄緑色のフワフワが出来上がりました。
基本セットとトッピングを手に、白身をフワフワに撹拌するコーナーへ!たくさんのマルチクイックが用意されており、自分で撹拌体験ができます
今回は、デロンギ・ジャパンのコミュニケーション&PR部長、北元志保さんに作り方を教えていただきました。会場にはたくさんのスタッフがいて、作り方やおススメトッピングなどを教えてくれます
こちらが白身のメレンゲを作るのに使用した「マルチクイック」。手元のボタンを軽く握れば低速、ギュッと握ると高速で刃が回転
水をいれたカップでマルチクイックを動作させると、刃の下にトルネードが! 「とにかくパワーがあるのが魅力!」だそう
マルチクイックはパワフルなので、刃はあえて鋭くする必要がなく、不用意に刃を触ってもケガしにくいのだとか。なのに、固いカボチャの皮も、30秒で液体になるらしいです。
さっそく撹拌開始。白身に空気を含ませるように、マルチクイックをポンポンと上下に動かしながら使います。30秒ほどで白身がかなりメレンゲ状に。ツノが立つまでフワフワになると、カップを逆さまにしても中身が落ちません
フワフワ白身が完成したら、これをご飯にかけて中央に黄身を落とします。さらに、最後に乗せるトッピングを選択。こちらも「カリカリベーコン」「カリカリ梅」「刻みのり」など、バリエーションが豊富。筆者は枝豆とコーン、のりを選択しました。
あとは、TKGにかける調味料を選択してかければ完成。アジア風の具を選択していた筆者は、スタッフ全員一致のおススメでナンプラーを選択!
出来上がったフワフワに、天美卵の黄身をのせたところ。黄身のオレンジ色が鮮やかで、これだけでも十分美味しそう!
トッピングにはコーン、枝豆、カリカリ梅、刻みのり、カリカリベーコン、粉チーズを用意。食感を重視したトッピングが多いですね。枝豆をのせつつ、「これじゃ緑ばかりだから黄色いコーンものせようか?」と盛り上がります
最後は調味料を選べば完成!一般的な醤油のほか、めんつゆにオリーブオイル、ごま油、塩、コショウ、ナンプラーがありました
いざ実食してみると……これを「卵かけご飯」と呼んでよいのでしょうか。最初はフワフワとした口当たりのメレンゲが、口の中でシュワッととける食感に驚きますが、その後、卵の濃厚な黄身と野菜とエビの香りと旨みが、一気に口の中に広がります。さらに、最後にのせた枝豆とコーンがプチプチとはじけて、色々な食感を味わうことができます。調理時間は2分ほどにもかかわらず、時間をかけて作った一品のような味。とても400円のTKGとは思えません。
トロッとした黄身を崩しつつ、いざ試食! シュワっとした白身と、トロリと濃厚な黄身、口中に広がるパクチーとエビの香りに、プチプチとした枝豆の食感……無言になるおいしさです
こうなると気になるのが、ほかの味。まわりを見渡すとキムチやごま油を使った「韓国風」やブロッコリーにチーズ、ベーコン、オリーブオイルをトッピングした「洋風」など、さまざまなTKGがあります。基本セットのご飯は120gとあえて少なめにしているため、周りを見渡すと「3杯食べた」という猛者もいました。
「これが3杯目」という隣の人のTKG。こちらは白身にブロッコリーを混ぜ、トッピングにカリカリベーコンとコーン、調味料にはオリーブオイルと塩コショウを使用した「洋風TKG」。美味しそう
白身にキムチとキュウリを混ぜた「韓国風」もおススメだそう。トッピングはカリカリベーコンと刻みのり。調味料には塩とごま油を使用
ちなみにInstagramあるいはTwitterで、「(自分で試してみたい進化系トッピング)#進化系 TKG」のコメントと作ったTKGの写真を投稿すると、イベント中に使用できる1杯無料券がもらえます。1食分で2杯食べられるので、色々試したい人は参加するといいですね。
TKG好きな人はもちろん、白身の「にゅるっ」とした食感もないので、今まで卵かけご飯を食べられなかった人にも受け入れられそう。TKG好きの筆者にとっても、かなり革命的な料理でした。
ただし、注意が必要なのがイベントの時間。オリジナルのTKGを作れるのは、イベント開催中の11:00〜14:00のみ。14:00〜22:00は、ブラウンの公式レシピ「オクラの進化形TKG」と「ほうれん草の進化形TKG」、そしてWIRED CAFEとのコラボメニュー「タコライス風進化形TKG」の販売のみになります。また、最終日は14:00までの販売なので気を付けてくださいね。
InstagramあるいはTwitterにハッシュタグをつけて投稿すると「一杯無料券」がもらえるサービスも。2杯以上食べたい人はこれを見逃す手はありません! 会場には、写真用のフレームも置いてありますよ