「代官山のオシャレなカフェで少人数制のお料理教室」。ちょっと敷居が高そうな響きですが、このオシャレな教室に1,000円で参加できるイベントが、ハンドブレンダーなどを発売するブラウンハウスホールドにより開催されました。しかも、講師となるのは雑誌やテレビなどでも活躍する料理研究家ふじわらみきさんに中辻健太さん! こんな豪華な講師陣にもかかわらず、参加費はなんと1,000円(笑)。これは行かなくては!
筆者が参加した回の講師は、ふじわらみきさん。毎日ブレンダーを使っているという彼女は「これがあれば時短でも豪華にみえる料理が思いのままです」とコメント
教室が開催された「TENOHA DAIKANAYAMA」。代官山駅から徒歩3分という立地ながら、緑が多く洗練された雰囲気が素敵
今回料理で使用するのは「ブラウン マルチクイックMQ775」(以下、MQ775)です。こちらは、専用開発されたパワフルなモーターを搭載するハンドブレンダー。MQ775は、本体とブレンダーアタッチメントのほか、フードプロセッサー、スライサーや千切り用の刃ツール、こねベラ、泡だて器が付属。これだけ機能があって16,140円(2016年4月13日現在/価格.com最安値)と、かなりお手頃なのが魅力です。
この「ブラウン マルチクイックMQ775」を使って何を作るのでしょうか。楽しみ! ハンドブレンダーはもちろん、フードプロセッサー、スライサー、ニーダー(こね機)にもなります
今回のテーマは、4月ということもあり「洋風お弁当メニュー」。春らしいテーマに、作る前からワクワク! ちなみに今回作るのは、以下の3品です。
・一口煮込みハンバーグ
・にんじんカレーマリネ
・季節のスムージー
スムージー以外は、そこそこ時間がかかりそうなメニュー。とはいえ、教室の時間は1時間30分。この間に「先生の手本」「生徒の実習」「試食」までをこなさないといけません。
この回は生徒が8人。1テーブル4人ずつがグループになり料理を楽しむようになっています。少人数制なので、わからないことも気軽に講師に尋ねられるのがいいですね
まず最初に作るのは、「一口煮込みハンバーグ」。この料理にはMQ775の「フードプロセッサー」アタッチメントを使用します。作り方は簡単で、材料と焼いたベーコンを入れてMQ775で混ぜ、フライパンに入れたソースの材料と煮込む”だけ。本当にこれ以上説明することがないんです(笑)。
一般的なハンバーグは、面倒なみじん切りが必要。さらに、最初に「たまねぎを飴色になるまで炒め、冷やす」などの手間もかかります。しかし、今回の教室では、たまねぎは生のまま塊で入れるだけというレシピ。ほとんど時間がかかりません。「最初に肉の表面を焼かないの?」と思うかもしれませんが、焼けた肉の香ばしさは「焼いたベーコン」で代用。またこのベーコンは、本来ハンバーグに入るはずの「炒めた玉ねぎ」のコクの役割も果たしているのだとか。なるほどー!
ハンバーグは材料を放りこむだけ。つなぎの「パン粉」など、軽いものから入れるとうまく混ざりやすいのだそう。たまねぎも生のままポンポン入れます
そして、ハンバーグに使う肉は「牛肉のコマ」と「豚バラ肉」。フードプロセッサーを使用するのでミンチ肉を購入する必要がありません。薄切りやブロック肉でも利用できるので、冷蔵庫や冷凍庫で余っている肉でハンバーグが作れます。ミンチ肉はカサ増しのために脂身が多いものもありますが、MQ775ならば、ダイエット中は低脂肪な牛モモだけ……という選択もできますね。
冷蔵庫にある肉を適当に使ってもOK。「ハンバーグ作ろう」と思ったときに、わざわざミンチ肉を買いに行く必要がないのは便利
材料を全部入れたらフードプロセッサーをON!「パッ、パッ、パッ」と、断続的にスイッチを入れると材料がかく拌されます。全体的に混ざったら、スイッチをギュッと握って高速で動かします。MQ775のパワーで肉に空気をなじませてフワフワのハンバーグにするそう
MQシリーズは、スイッチを浅く押すと緩やかに動き、ギュッと握るとパワフルな高スピードで回転します。「回転速度を変えるのに、わざわざスイッチを切り替える必要がないうえわかりやすい!」と生徒にも好評
一口ハンバーグの形はアイススクープ(アイスクリームをすくうアレ)で作ります。肉をすくってゆっくりレバーを引くとアッというまにたこ焼きサイズのハンバーグに。「不器用でも同じ大きさのハンバーグが作れる」と好評。ソースが入った鍋にポイと入れフタをして加熱すれば、もう完成!
次に作る「にんじんカレーマリネ」は、フードプロセッサーに「せん切り用カッター(細)」をセットして調理します。じつは、MQ775のフードプロセッサーアタッチメントは、なかのカッターを「フードプロセッサー」や「せん切り(細/太)」「スライサー」「こね機」に変えることで、いろいろな調理に対応。ちなみに、今回のにんじんカレーマリネで使用するのは「せん切り(細)」カッターです。
アタッチメントは今回使用した「せん切り(細)」(写真左)のほか、きんぴらごぼうなどに最適な「せん切り(太)」(写真中央)、そして「スライサー」(写真右)
フードプロセッサーのフタには2つの穴があり、片方に本体、もう1つの穴にはニンジンを放りこみます。本体を動作させながら付属の棒でニンジンを押し込めば、あっというまに千切りニンジンのできあがり。約2本分のニンジン(4人分)が、5分もかからず千切りになってしまいました。あとは、千切りのニンジンにカレー粉とすし酢を入れて混ぜるだけ。フードプロセッサーの中ですべての調理ができるので、洗い物が少ないのもうれしいですね。
にんじんカレーマリネに使う材料はニンジン、カレー粉、すし酢。せん切り用アタッチメントでニンジンを切って混ぜるだけ
右手で本体のスイッチを押しながら、左手でどんどんニンジンを放りこみます。あっという間にできる千切りに「手で切ったら何時間かかるかしら?」というコメントが。できあがった千切りは、非常に細く均一。このクオリティは手では無理……
千切りしたニンジンに、残りの材料をまぜて完成。たくさん作ってもすし酢を使用しているので、冷蔵庫で3日は保存可能。すし酢は和食にも合うし、常備野菜としても優秀!
最後に作ったのは、ハンドブレンダーの王道メニューともいえる「スムージー」。ミキサーだと使用後に洗うのが面倒という人も、ブレンダーならコップの中で野菜や果物を調理できるので便利ですよね。今回は、ルッコラにパイナップル、アボカド、はちみつ、そして水。MQのブレンダーでかく拌すれば、あっというまにスムージー完成です!
材料はルッコラにパイナップル、アボカド、はちみつ、水。アボカドやパイナップルは使う分だけ切って保存。切るとすぐに劣化するルッコラは、手で適当にちぎって入れるため、包丁をほとんど使わずに作れます
野菜を押し込むようにギュッと抑えながら回すと、20秒ほどで滑らかなスムージーが完成。ちなみに、ブレンダーの注意点は「刃を水に漬けて動かす」こと。刃が水から出てしまうと、水が飛び散ることがあるからだそうです
スムージーを作っている最中に、ふじわらさんがブレンダーについて説明。MQ775はブラウンが特許を持つ「チューリップ型をした回転刃カバー」が特徴。このカバー内で食材が高速対流しながらチョップされるので、非常に滑らかになるほか、飛び散りも少ないのだそう
作った料理を盛り付けて、完成! パンにはさまれたハンバーグと、繊細にカットされたニンジンのマリネ、そして緑が鮮やかなスムージー。どこから見ても、カフェで提供されるランチプレートのようなオシャレさですね。驚いたのが、これだけ調理してもほとんど手が汚れなかったこと。生徒側のテーブルには水道がなく、ウェットティッシュが置いてありました。教室開始前に「調理で手が汚れて洗いたくなったら、外に水道設備がありますのでご利用ください」とアナウンスされていたのですが、結局誰も水道を必要とするほど手が汚れることがありませんでした。
最後はパンがのった皿が配られ、各自好きなように料理を盛り付けて終了。ひとつのお皿に盛り付けると、カフェのプレートランチのように華やか! ハンバーグのフワフワ食感に感動!
試食中は、数多くあるアタッチメントから、どれが自分に必要? どのセットが一番お得? といった話題で大盛り上がり。皆、初対面とは思えない和気あいあいとした雰囲気でした
ちなみに、実習にかかった時間は30分ほど。とはいえ、MQが初めてという生徒も多く、質問をしながらの調理だったので、慣れれば15分もあれば作れそうに感じました。時短になりつつ洗い物も少なく、こんなおしゃれなプレートができるなんて、うれしい限りですね。
レッスンの最初にふじわらさんから「ハンドブレンダーが家にある人はいますか?」という問いがあり、約半数が挙手。しかし「週に3度以上使用している人」という問いには、誰一人手をあげませんでした。じつは、日本でハンドブレンダーを購入する多くの割合が「子供の離乳食」用。子供が成長すると、使用するのをやめてしまう人も多いのだとか。とはいえ、今回の教室でわかるように、じつはハンドブレンダーは毎日の料理にも便利な調理器具。時短はもちろん、洗い物や手間も減らせるので、忙しい主婦にこそ本当は使ってほしい調理器具なのだそう。
ふじわらさんによると「“何が作れるか”を知らないという理由で、ハンドブレンダーを使わない人が本当に多い。これは、忙しい主婦にとって本当にもったいないことだと思います。今回のような料理教室が、少しでも多くの人にハンドブレンダーを使うヒントになるとうれしいです」とのこと。ハンドブレンダーが“キッチンの肥やし”になってしまっている人にこそ、ぜひ参加してほしいそう。
講師の軽妙で楽しいトークと美味しい料理、さまざまな料理の時短ヒントと、とにかく盛りだくさんの料理教室。2016年4月12日現在は5月20日まで予約可能なので、ブレンダーをキッチンの肥やしにしている方だけでなく、欲しいなぁと気になっていた方は、この機会にぜひ参加して触ってみては?
ブラウン マルチクイック お料理教室の予約サイト(外部サイト)
http://www.braunhousehold.com/ja-jp/campaign/cooking-general