さらに、「ブラーバジェット240」ならではの特徴として、スマホアプリ「iRobot HOME」に対応。「iRobot HOME」はスマホからルンバ(ルンバ900シリーズ)を操作できるアプリで、これをダウンロードすれば、自宅のWi-Fi(Bluetooth)を経由してスマホと接続。このアプリを使えば、掃除のスタートやストップ、設定の変更などができる。例えば、念入りに水拭きをするウェットモップモードは、床の材質によってはやや水が多すぎるという場合がある。そんなときにスマホを使って水の量を調整することができる。
ただ、便利なようで、タイマー機能はないし、遠隔操作ができるわけでもないので、正直あまり重要性は感じなかった。おそらくこのあたりは、今後さらに進化するのではないかと期待している。
iRobot HOMEアプリをスマホにダウンロードする。Bluetoothにつなぎ、CLEANボタンを押せば、掃除が開始する
スマホで各種サポートの内容を確認することができる。しかし、タイマー機能があるとか、遠隔操作ができるというわけではないので、あまり必要性を感じなかった
最後に、ズボラタイプには気になるお手入れだが、ブラーバはルンバのようにゴミやホコリを吸いとるものではないので、それほど汚れる心配はない。ときどき、底面の段差センサーやパッド感知センサー、車輪についたゴミやホコリを塗れた布で拭いてあげるだけ。これならできそう!
段差センサーやパッド感知センサーなどの掃除能力を保つために、定期的に水を湿らせた布で拭き手入れをする
欲しい! 買っちゃおうかなー。日頃からいろいろな製品のレビュー記事を書いている筆者だが、本気で欲しいと思ったモノというのは、実はわずか。でも、「ブラーバジェット240」はわが家で活躍してくれること間違いナシなので、今、本気で購入を考えている。
「ブラーバジェット240」の魅力はなんといってもそのコンパクトさ。もしこれがルンバと同じ大きさだったら、たぶん選ばないだろう。わが子の弁当箱よりも小さく、どこにでも収納ができてしまうところがいい。にもかかわらず、仕事はきっちり丁寧。掃除が終わった後の裸足で歩いたときの気持ち良いこと! この気持ちよさを一度味わってしまうと、毎日拭き掃除をしなきゃ!と反省してしまう(現在3日に一度くらい)。でも、自分が毎日拭き掃除をするなんてありえない。だからこそ、「ブラーバジェット240」の出番なのだ。
いるかいないか分からないくらいおとなしいブラーバなら、原稿を書いているときもまったく気にならないし、夜間でもお隣の気を使うことなく使えそう。もし仮に買うとしたら、著者はたぶん使い捨てタイプのバッドを使うと思うが、使い捨てバッドなら使ったあとポイッと捨てるだけという気楽さもいい。
そんなわけで、ほぼほぼ買う気になっているのだが、唯一気になるのが、今後のカラー展開。数年後にモデルチェンジしてカラーバリエーションが増えたら、きっと悔しがるだろう。白はシンプルでいいけれど、これだけコンパクトでかわいいなら、水色とか黄色があってもいいのになー。