美容にも健康にもイイ“飲む点滴”、甘酒を手作りしよう

甘酒メーカー「糀美人」なら、温度管理不要で甘酒作りが簡単!

このエントリーをはてなブックマークに追加

数年前から、とくに美容に関心の高い女性の間で人気が高まっている甘酒。美肌効果があるとされるコウジ酸や、代謝を助けるビタミンB群、食物繊維などが豊富に含まれ、その美容・健康効果の高さから、“飲む点滴”と呼ばれることも。筆者も遅ればせながら興味を持ち始めたのですが、習慣的に飲むとなると、お手頃価格のものは砂糖の量や保存料が気になります。とはいえ、質のよいものはそれなりのお値段。となれば、自分で作るしかない! そこで目をつけたのが、マルコメ「プラス糀 甘酒メーカー糀美人MP101」(以下、糀美人)。甘酒を作る際にめんどうな温度管理をおまかせできるので、おいしい甘酒を簡単に作ることができるそうです。

甘酒には、糀を発酵させて作るものと、酒粕に砂糖を加えたものがありますが、「糀美人」で作れるのは前者。米糀から作られる甘酒は酒粕で作るものに比べてカロリーが低く、アルコール分も含まれていないため、美容や健康のために飲むなら、こちらがより適していると言えます。子供や妊娠中の女性でも安心して楽しむことができますね

「糀美人」は甘酒だけでなく、塩糀、しょうゆ糀、ヨーグルトなどの調理も可能。くわしくは記事の後半で!

<目次>
・まずは甘酒作りの大変さを体験!
・「糀美人」を使うと甘酒作りが簡単すぎる
・完全にほったらかしでもおいしくできる?
・塩糀や醤油糀、ヨーグルトも作れる
・まとめ

温度管理との戦い!? 甘酒を鍋で作るのは、相当めんどうくさい

さて、さっそく「糀美人」で甘酒を作ろう! と思ったのですが、筆者は甘酒作り初挑戦。「糀美人」が甘酒作りにいかに便利かを肌で感じるべく、まずは鍋とコンロを使用したアナログな甘酒作りを体験してみることにしました。製品の性能とは直接関係ないので、甘酒作りの大変さをすでにご存知の方は飛ばしてください。

甘酒の作り方を簡単に説明すると、お湯とごはんと米糀を混ぜ、それを50〜60℃の温度に保ちながら8時間ほど熟成・発酵させるというもの。簡単なことじゃないかと思われそうですが、「50〜60℃の温度で保ちながら」の部分がやっかい。めんどうというか、「温度が低すぎると雑菌が繁殖しやすく、温度が高すぎても酵素が働かなくなり糖化しない(甘くならない)」らしいので、けっこうプレッシャーを感じます。しかも、2時間おきくらいにかき混ぜる必要まであるらしい……! 筆者は朝から晩まで外で働いているので、「じゃあ、私はいつ寝たらいいんでしょうか?」と思いながらもチャレンジしてみました。

甘酒の材料は、ごはん(おかゆでも可)、お湯(おかゆを使う場合は水)、そして米糀だけとシンプル。今回使用した「プラス糀 国産米使用 米こうじ」(マルコメ)100gの場合、ごはんは200g必要になります。甘酒作りの要は温度管理なので、温度計は必須

汚れや雑菌が糀の酵素の働きを鈍らせないよう、調理に使用する道具を熱湯消毒する必要があります。めんどうですね

鍋にごはんと70℃くらいのお湯を加えて混ぜ、米糀を入れてさらに混ぜ、米糀を入れると温度が下がるので、とろ火で温めながら60℃くらいの温度にします。さっそく温度に気を使う

保温の方法は、鍋にふたをして毛布にくるむという原始的な手法をあえて選択。温かければよいというわけではないというところがまたやっかいで、1時間ごとに温度を確認して必要があれば加熱をし、50〜60℃の範囲を保ち続ける必要があります。

実際、加熱は1時間半に1回くらいでよかったのですが、要領を得ないため、30分に一度は温度を確認していたので、そのたびに毛布で包み直すのがおっくうでした

作り始めたのが夜だったため、熟成を開始して5時間ほどのところで寝てしまいました。翌朝、鍋の中身の温度は30℃くらいになってしまっていたのですが、ちゃんと甘くておいしい甘酒が完成していました。やさしい甘さに癒されます

初挑戦、しかもあえてもっともめんどうな鍋を使用した方法でもまずまずの甘酒が完成したものの、これが毎回となると正直いやです。保温ジャーや炊飯器で作る方法もあるらしいので、それらを使えばここまで大変ではないかもしれませんが、やはり温度が気になってソワソワしてしまうのではないでしょうか。

温度管理の心配から開放されると、甘酒作りは劇的に楽になる

甘酒作りの大変さを実感したところで、「糀美人」の出番です。「糀美人」は、保温機能とタイマー機能によって、先ほどもっともやっかいだと感じた「温度管理」を請け負ってくれるとのこと。しかも、マルコメといえば味噌。発酵食品メーカーのノウハウが生かされているのかも、と思うと、期待が高まります。

本体サイズは約20.0(幅)×17.0(奥行)×21.5(高さ)mm。重量は約860gと軽く、手軽に扱えるサイズです。コードの長さは1.0m

本体のほかに、2サイズの調理容器(1,500 ml、1,300ml)、水切りヨーグルトを作る際に使用する水切りかごが同梱されています

「糀美人」を使用する場合も、材料はごはんとお湯と米糀。ごはんとお湯を混ぜ、60℃くらいの温度になったところで米糀を入れてさらに混ぜるという作業が必要なので、引き続き温度計が必須となります。

使用する容器や道具を熱湯消毒しておくのも同じ。このあたりは仕方ないようです

使用する容器や道具を熱湯消毒しておくのも同じ。このあたりは仕方ないようです

使用する容器や道具を熱湯消毒しておくのも同じ。このあたりは仕方ないようです

温度に気を配りつつ材料を混ぜ、ふたをして本体にセットする。ふたはかぶせておくだけでロック機能などはないので、転倒には気をつけましょう

温度は20〜55℃(1℃刻み)、タイマーは1〜48時間(1時間刻み)で設定できます。甘酒の場合は、55℃で8時間セット

ここまでくれば、あとはおまかせ! 好みの甘さになるまで熟成・発酵させるだけです。タイマーの設定時間が終了すると、「ピッピッ」というアラームが鳴って知らせてくれます。ちなみに、動作音はほとんどありません。

といっても、完全に放置していてよいわけではないので注意。熟成中は、1時間後、2時間後、4〜5時間後の3回程度かき混ぜることで、熟成具合にムラがなくなるそうです。

1時間後、2時間後、5時間後の様子。5時間熟成したものはだいぶトロトロになってきて、甘みも十分。甘すぎないものが好みの方は、5時間程度で切り上げてもよさそう

調理中は内ふたに水滴がたっぷり付きます。ふたを取るたびに台が濡れる心配があるので、濡らしたくないものの上では作業しないほうがいいかも

8時間熟成して、完成。徹底した温度管理のたまものか、鍋で作ったものと比べてみると、トロトロ加減が全然違う!「もしかして鍋で作った甘酒って失敗だった?」というレベルで、「糀美人」で作った甘酒のほうが見るからにおいしそう

飲んでみると、鍋で作ったものよりも甘みがかなり強い。甘みをやわらげたい場合は、お湯(牛乳や豆乳でもおいしい!)で薄めたり、しょうがを入れると飲みやすくなります。米粒は残っているものの、完全にやわらかくなっているので、舌の上で簡単に溶かせます

米粒の触感が気になる場合は、ブレンダーにかけるとなめらかになります

米粒の触感が気になる場合は、ブレンダーにかけるとなめらかになります

途中でかき混ぜなくてもおいしくできる?

「糀美人」を使用すると、確かにそこまで手間なくトロットロで甘〜い甘酒が完成し、かなり満足です。温度管理の手間やソワソワ感から開放されるだけで、だいぶ負担が少ないですね。でも正直、もっと簡単なほうがいい。欲を言えば、寝ている時間に甘酒を作っておきたいので、途中でかき混ぜなくて済むとうれしいのです。そこで、混ぜ合わせた材料を、一度もかき混ぜずに熟成・発酵した場合、どのように仕上がるのか試してみることに。

8時間熟成した甘酒は筆者にとっては甘すぎたので、今回はタイマーを5時間に設定。5時間放置した材料は、熟成前に比べ米粒がふっくらとした感じ

できた甘酒をかき混ぜると、説明書どおりにかき混ぜながら作ったものと同じくらいトロトロに。正直、味の違いも感じません。ブラインドテストされたら当てられない自信があります

「甘酒を作るには、2時間置きくらいにかき混ぜる必要がある」と聞いた時は、「糀美人」に自動かくはん機能が付いたらなぁとも思いましたが、そうなるとおそらく本体の価格も重量も上がってしまうので、コスパも使い勝手も悪くなってしまうでしょう(動作音も大きくなりそうですし)。かき混ぜなくても上々の仕上がりになって安心しました。

ただ、筆者は味の違いは感じなかったものの、味覚の繊細さには個人差がありますし、横着した分、完成した甘酒に含まれる体にいい成分の量にも差が生じる可能性もないとは言えません。余裕がない時だけ、「まぁ、ほおって置いても大丈夫だし」くらいの気持ちで気楽に使うのがよさそうです。

「糀美人」で作った塩糀や醤油糀、ヨーグルトも美味

「糀美人」では、塩糀や醤油糀、ヨーグルトといった発酵食品も作ることができます。調理容器は2つ付属するので、「甘い系」「しょっぱい系」で使用する容器を分ければ、におい移りも気にならないでしょう。どれも混ぜて本体にセットするだけなので、超簡単。ただし、塩糀としょうゆ糀は甘酒と同様、熟成中何度か混ぜる必要があります。

塩糀

数年前のブームが記憶に新しい塩糀。糀と塩、水を混ぜて発酵・熟成させた調味料です。塩の代わりとして肉や魚の下味付けなどをするのに便利で、パサつきがちな鶏むね肉も、塩糀に漬けておくとしっとりやわらかくなります。

材料は米糀、食塩、お湯(70℃くらい)

材料は米糀、食塩、お湯(70℃くらい)

米糀と食塩をよく混ぜ合わせたところにお湯を加えて、さらに混ぜれば準備は完了

米糀と食塩をよく混ぜ合わせたところにお湯を加えて、さらに混ぜれば準備は完了

55℃で8時間タイマーをセットし、途中で3回ほど全体をかき混ぜながら熟成すればできあがり。旨味がぎゅーっと詰まっているので、筆者はたまに、お酒を飲みながらそのままちびちび食べてしまいます

鶏むね肉に塩糀をまぶしてひと晩つけてソテーに。写真だとわかりにくいですが、肉の繊維がほろほろになって、長時間煮込んだもののようにやわらかくなりました。片栗粉をまぶしてカリッと焼き上げた外側の食感とあいまって、おいしすぎる!

しょうゆ糀

しょうゆ糀は、米糀をしょうゆに漬けて熟成・発酵させた調味料。塩糀と違って、下味ではなく最後の仕上げとして炒め物や煮物に加えるのが一般的なよう。「旨味はしょうゆの10倍」と言われることもあり、料理に加えるとコクと深みが増しておいしくなります。

材料は米糀、しょうゆ、食塩、お湯(70℃くらい)

材料は米糀、しょうゆ(70℃くらいに温めておく)、食塩

米糀と食塩をよく混ぜ合わせたところにしょうゆを加えて、さらに混ぜるだけ

米糀と食塩をよく混ぜ合わせたところにしょうゆを加えて、さらに混ぜるだけ

塩糀と同じく、55℃で8時間タイマーをセット。途中で3回ほど全体をかき混ぜます

塩糀と同じく、55℃で8時間タイマーをセット。途中で3回ほど全体をかき混ぜます

しょうゆの代わりに手軽に使えるので、持て余すことはなさそう。筆者のおすすめは納豆に薬味と卵黄、しょうゆ糀の組み合わせ。納豆の付属のタレを入れるよりずっとおいしいと感じます

塩糀、しょうゆ糀ともに、米糀100gで200g程度できました。冷蔵庫で保存すれば3か月ほどはおいしく食べられると言われていますが、なるべく早く使い切りましょう

ヨーグルト

最後に、ヨーグルトを作ります。ヨーグルトは材料を混ぜ合わせて「糀美人」にセットしたら、あとは放っておくだけなので最高に簡単です。発酵時間を調整すればカスピ海ヨーグルトやケフィアヨーグルトも使用可能。また、牛乳でなく豆乳でも作れるのがうれしいです。

今回はプレーンヨーグルトと成分無調整の牛乳でベーシックに作ります

今回はプレーンヨーグルトと成分無調整の牛乳でベーシックに作ります

ヨーグルトと牛乳を混ぜ合わせて本体にセットし、40℃で5時間(牛乳500mlの場合)発酵させれば完成

ヨーグルトと牛乳を混ぜ合わせて本体にセットし、40℃で5時間(牛乳500mlの場合)発酵させれば完成

同梱の水切りかごを使用して、水切りヨーグルトを作ることもできます

同梱の水切りかごとキッチンペーパーなどを使用して、水切りヨーグルトを作ることもできます

まとめ

「糀美人」は、最初の準備さえしっかり行えば、甘酒の出来を左右する温度管理の心配がいらないため、非常に気軽に甘酒を作ることができました。調理道具の消毒や、数時間おきにかき混ぜるなど、省略できない手間こそあるものの、その作業もそこまで神経質にならずともおいしい甘酒が完成するので、失敗することはほぼないと言っていいはず。

気になるコストパフォーマンスですが、「糀美人」のレシピでは、米糀100gで500mlほどの甘酒ができます。今回使用した「プラス糀 国産米使用 米こうじ」は100gが150円程度で手に入りますし、お米はタダというわけではありませんが、ごはん200g分くらいであれば特別な出費と感じることもなさそう。また、「糀美人」の消費電力は27Wなので、8時間使用したとして1回の電力コストは6円以下(1kWh 単価 27円で計算)。つまり、500mlの甘酒を作るコストは160円程度ということになります。本体の価格は5,899円(税込、2017年2月6日時点での価格.comの最安価格)ですが、市販の米糀由来の甘酒は900mlで1,000円程度のものも多くあるので、わりと早い段階で元は取れるのではないでしょうか。

温めて飲むものというイメージが強い甘酒ですが、冷やして飲んでもおいしいです。夏バテ防止にも役立ちそうですね

今回使用した米糀はコチラ
→「プラス糀 国産米使用 米こうじ」(マルコメ)

大泉瑠梨(編集部)

大泉瑠梨(編集部)

美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。

紹介した製品の最新価格・クチコミをチェックする
このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
レビュー最新記事
レビュー記事一覧
2017.5.19 更新
ページトップへ戻る