炭に火を付ける火おこしの作業は、BBQの準備に欠かせないものですが、慣れないと悪戦苦闘してしまいます。著者も何度か火おこしで手間取った経験があります。今回は、誰でも簡単に火おこしができて、さらに後片付けも楽チンになるという一石二鳥的な道具を紹介します。
火おこし兼用火消つぼ
これはグリーンライフの「火おこし兼用火消つぼ」。煙突効果というものを使って簡単に火をおこせるアイテムです。大きさは、高さが約25cm、直径が15cmです。材質はスチール製で重さは約1kgです。
上下に同じフタ
上下に取っ手付きのフタが付いています。このフタで密閉することで、使用後の炭を消火することができます。
正直、この商品を見ただけでは本当に火をおこせるのか疑問でした。でも使ってみてびっくり! かなり便利だったんです。ではまず火おこしからやってみましょう。
では炭に火を付けます。着火剤を使う方法もありますが、今回は新聞紙だけを使った方法でやってみます。火おこしの際はフタを使いません。
新聞紙は丸めてギュッとねじったものを6本使いました
新聞紙1枚を半分に切ったものを、半分に4回折りねじったものです。
炭は大黒オガ備長炭を使用しました
炭は、一般的な炭よりも火が付きにくいといわれている「大黒オガ備長炭」を使用しました。火が付けば一般の炭よりも高温で、しかも長持ちするといわれている高級炭です。
本体の炭受け皿の上に新聞紙を2本置きます
上に炭を縦方向に入れていきます
このとき、先ほど使った新聞と同じものを炭の間に2本入れました。
炭の量は空気の通り道があれば詰め込んでも問題ないと思います。この炭は真ん中に穴が開いているのでギュウギュウに詰め込みました。
本体の下にも2本新聞を入れます(この上に本体を置きます)
ライターで着火します
画像のように底側面に空気穴が開いているので、そこから新聞紙に着火します。チャッカマンがあると便利です。
これで作業自体は終了!
煙突効果ですぐに燃え上がります
空気穴から燃焼に必要な空気を取り込み、煙突効果でモクモク燃えます! 最初は新聞紙が燃えるので煙もたくさんでます。あとは何もすることはありません。待つだけです!
中をのぞいてみると、炭が赤くなっていることが確認できました。
炭に火が付いた証しです
底付近の確認のために上部の炭をどけました
中は真っ赤に燃えたぎっています。火おこし完了です! 素人の筆者でも、待っているだけで簡単に火をおこすことができました!
火力が安定したら、火バサミ等で炭を出しましょう
火がおきてしまえばもう本体は使わないので、どこかに避けておきましょう。熱が伝わりにくいラセン式の持ち手が付いているので、手で持って移動させることができます。
収納式の持ち手
着火時の様子を動画でご覧ください
せっかくなのでこの炭を使って、焼き肉をしました♪
熱した鉄板で牛ハラミ焼き〜
見た目はいまいちですが、味は最高においしかったです! ごちそうさまでした。…さて、最後は片付けが待っています。
まだまだ熱々の炭
使った炭は何度も再利用できるので、持ち帰りましょう! もちろん危険なので放置も禁止です。しかし、炭はまだ熱々で燃えたぎっています。
炭火の消し方は、専用の火消しつぼを使うか、バケツに水をはり、その中に1つずつ炭を入れて消火する方法があります。ただし水で消火した炭は家に帰って庭やベランダで完全に乾かさなければ再利用できません。面倒ですよね? なので、火消しつぼが簡単でおすすめです。
ここで再び「火おこし兼用火消つぼ」の登場!
そうなのです。この商品は火を簡単におこすだけではなく、火消しつぼにもなるのです。
まずは底にフタをします
次に、中に炭を入れてフタを閉めましょう
以上、完了です! あとは本体が冷めるまで待つだけ。なんて楽なんでしょう!
動画でも確認してください
炭を入れた容器はすぐにさわれないほど熱くなりますので、気を付けましょう! 火が消えて完全に容器が冷めるまでは、約3時間かかりました。
買ったときの箱に入れて持ち運び
パッケージは捨てないほうがいいと思います。多少熱くても持ち運べますし、車に載せるときの炭の灰の飛び散り防止にも役に立つと思います。このまま次回まで保管できますしね。
火おこしと火消しはもちろん、少し手を加えてたき火台やコンロ、燻製器の代用として使っている人も多いとか。今度筆者も燻製を試してみたいな〜と思いました。
BBQ素人でも簡単に火おこしができて、安全に火消しまでできちゃう「火おこし兼用火消つぼ」、筆者はかなり気に入っています。BBQを予定している全国のパパさんたち、いざというときにアタフタしないように用意しておくといいかもしれませんよ! まあ、筆者は1人でやったのですが…(涙)
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